どうやら初歩的な失態でLCDを飛ばした件

2018-01-08      
 比較的長かった休みが終わります。この休みにはAGC制御部の設計・実験も少しずつ進み、AGCアンプとPIC内AD変換は上手く連携して動かすことができました。外付けDACとのインタフェース(SPI)の組み込みが済めば、ひとまず土俵には乗りそうです。制御アルゴリズムはほぼ構想済みですから、プログラム作りの部分は”力仕事”。少し落ち着いて実験が継続できるようにIFアンプ本体を基板に組んで・・・などなど、まだまだゴールは遠いですが、桜が咲く頃までには何とかしたいですなぁ

 既に”昨年末”となりましたが、休み前に慌てて買いに行ったLCDをぶっ壊したことの顛末について、自戒の念を込めて記しておこうと思います。

 AGC関連の実験では、AD/DA変換の結果を数値として見たい場面が多くなることから、手持ちのI2CインタフェースのLCDを使おうとしたところが見つからず、まぁ複数個あっても良かろうと思い立って秋月の八潮店に買いに行きました。密かに、店舗しばりの特価品の中に何か掘り出し物が・・・という期待もあって行ったわけですが、結局LCDしか買わずに帰ってきました。
 帰宅してPICと接続して動かしてみたものの、初めてのPICのセットアップ(初期化)に手間取り、何度もプログラムの焼き直しをやっていたら、急にPCの挙動がおかしくなりました。このことは既に記事にしていますが、PICkit3を接続したUSBポートの供給電流能力をオーバーしたのが原因でWindowsのドライバがクラッシュし、自動でインストールされたドライバが上手く動作しないという現象で、結果的にWindows自身の再インストールを余儀なくされました。これでほぼ一日浪費・・・。

 PCが復旧した大晦日、LCD表示実験を続けましたがまだ難航・・・そこで5V駆動と3.3V駆動を切り替えたりしながら、ややヤケクソになって実験を継続するも動作せず ここで出し抜けに「あっ、でかいLCDが買ってあったんだ」と思い出し、20x4のLCDを取り出しました。
 このLCDにはI2Cの変換基板が付いていたのでそのまま接続すると、少なくともコマンドが通って先頭文字の部分にカーソルが表示されるではありませんか そこで、このLCDのデータシートを改めて読んでみると4ビット操作であることが解り、チャッチャとプログラムを修正して動かしたら、いとも簡単に正常動作

 では、動かなかった方のLCDはというと・・・8ビット操作に戻して信号線をオシロで見てみると、コマンド自体は正常に通っていることが解りましたが表示は出ず、どうやら壊れてしまったよう。

 邪推するに、どうやら5V駆動と3.3V駆動の切り替えを通電したまま行ったのが不味かったよう。愛用しているサンハヤトの電源のロータリースイッチをゆっくり回転させると、電圧が高い方に振り切ることが確認できました。見かけはショーティングタイプっぽいんですが、やはりギャップがあるようです。マニュアルを読み直してみると、「動作中の電圧調整は御法度」と明記してあり、考えてみたらごもっともな話・・・かなり稚拙なミスでぶっ壊してしまったようです

 550円也が無駄になった本件・・・以後、気を付けたいと思います。

半額になった秋月SMAコネクタ活用のススメ

2017-12-10      
 今週末は久方振りの”フリー”・・・といっても少々の買い物やらはありましたが、まずまずマイペースでのんびりの休日となりました。昨日から例のAGC関連の検討を本格的に始め、特性の取り忘れがあったためちょっとステップバックしたりで実験は継続中なんですが、ちょっと思いついて「戯れ記事」を。

 今回のAGC回路の実験を始め、最近の実験には秋月のSMAコネクタを重用しています。



 左が秋月のSMAコネクタです。4個で200円・・・単価50円という値段でちょっと高い気もしていましたが、秋月に寄る度に1袋ずつ購入していました。右は中華で見つけたコネクタで、これは単価換算で33円くらいでした(購入当時)が、芯線が太くてそのままではユニバーサル基板に刺さらないためあまり活躍せず、少し前に製作した50dBアッテネータに使った以外はケース取付用としてストックしてあります。

 基板に直付けする際に邪魔になる白い絶縁材部分は、カッターで切り落として使います。



 ハンダ付けの手間はありますが、端子間(芯線とグランド間)の容量は2pF程度と430MHzくらいまでの良好なコネクションが期待できますし、ワニ口などに比して圧倒的にしっかりとした接続ができます。測定精度の向上ややり直しの軽減など、恩恵はかなりあります
 グランドへのハンダの”ノリ”もかなりいい感じで、30Wのハンダゴテでもちょっと長く加熱すればハンダ付けが可能です。勿論、2mmΦのビス・ナットとタマゴラグを買っておいてもいいでしょう。



 買い込んだコネクタは「食べられません」と一緒に瓶詰めにしています。50個くらいはストックできたようです。

 実はこのコネクタが何と半額になりました 4個で100円、単価25円ですから、単品購入のコンデンサや抵抗などと遜色のない値段で入手できるように・・・これは、活用しない手はありませんよ

ブレッドボードの改良と微小容量測定時のキャリブレ留意点

2017-09-23      
 今朝はかなり気温が下がりました。Tシャツ一枚でゴミ出しに行ったら、暑がりの自分でも流石に涼し過ぎな感じ・・・セミも鳴いておらず、明らかに秋が近づいた気がしました。

 今日はあれこれ片付けながら、合間を見てプチ工作・・・ブレッドボードの改造を行いました。今後のIFアンプの実験で多用すると踏んでの準備です。

 ブレッドボードは大変便利なツールですが、高周波実験ではある程度気を遣いながらの配線が肝要です。ただ、安定に実験を進める上ではそれだけでは少々心許ない感じ・・・グランドに関しては"買ってきたまま"では少々役不足になるように思います。そこで、よく使う小型のブレッドボードの裏にグランドを貼り付けることにしました。



 このブレッドボードの裏にグランドとして0.6mm厚の片面基板をカットして貼り付け、ボード両端の"-"の部分をグランドと直接接続してしまい、グランドへの配線が高周波的に改善するようにします。



 このボードの両端の電源ライン部分は簡単に分離することができます。この部分の金属端子を外して底の部分に小穴を開け、短いスズメッキ線をハンダ付けしておきます。その上で、底面にカットした基板を貼り付ける際にこのスズメッキ線が貫通するように穴を開け、基板を取り付けた後でスズメッキ線とグランドとをハンダ付けして完了です。



 完成後の様子です。四隅のハンダ付けがスズメッキ線と接続した部分です。手前のハンダ付け痕は、実験時に電源のマイナスとの接続が簡単・確実になるようタマゴラグを取り付けたもの。30Wのコテで無理矢理取り付けたためちょっと汚いですが、まぁ裏面ですから見なかったことに

 さて、ここまでできたら前々からやっておこうと思っていた”ブレッドボードのストレー容量測定”を行うことにしました。これは、JA9TTT/加藤OMが既に実施・発表されているものであり、多分同様の結果に落ち着くものと想像していましたが、兎に角自分ので確認することに意味がある・・・ってなわけで実測開始。
 結果は意に反さずほぼ同じ値・・・ではあったんですが、どうも自分の測定結果の方が軒並み0.5pF程度多くなるんです 測定器は氏と同様”DE-5000”を使っており測定前のキャリブレも手順通り行っていますから、拘り症の自分としては納得がいきません。が、コンデンサ容量測定は相当数こなしてきたことから「ひょっとして・・・」とキャリブレの”ある部分”が不味いのでは と考え及びました。

 DE-5000のキャリブレは、測定端子のオープンとショートの状態をそれぞれ30秒間自己測定して行う仕様になっています。ショートの方は直流的に測定端子をショートさせるからいいとして、問題はオープンの方・・・ちょっとスナップを使って説明しようと思います。



 DE-5000の測定端子には、チップ型のデバイス測定に使用するプローブ”TL-22”を使います。このプローブのオープン状態は、このスナップで判るように1cm強の間隔になります。この状態でキャリブレした後に、例えばこのスナップのように隣り合わせのピン接続端子間の容量を測定する場合、プローブ先端が2.5mmくらいに近づきます。すると、このプローブの端子間容量の影響が出てしまい、測定容量が上昇してしまうんです。
 そこで、オープン状態のキャリブレの際に2.5mm程度になるようにしてキャリブレを終えて測定し直すと、期待した(加藤OMの測定した結果に近い)値となることが判りました。

 このことは、キャリブレ中の測定端子間の間隔を”実際に測定する際の間隔”に合わせてキャリブレしないと上手くないという、”自作LCメータでの経験”があったお陰で長時間悩まずに済んだ次第。日々のヘッポコ実験も、こうした部分で役立つわけですな

何だ、このコア!?

2017-09-18      
 ここ数週は休日を含め思いの外忙しくて”工作時間”を割くことができず、漸く今日午後に少し時間を取ることができました。ターゲットはIF回路実験に必要なものに変わりなく、手を染めた”コイル巻き”で躓いてしまったところに決着を付けました。

 必要なコイルは、IF回路の実験で必要となる5-10μH程度の同調コイルなんですが、手持ちが多いHFの低い方用のT37-2では結構な巻数になるため、「FT37-61が使えないか・・・」という実験をしようという試みがきっかけ。フェライト・トロイダルコアは鉄ダストのものより温度特性的には劣りますが、まぁそんなに凄いQが必要でもないと考え、他の用途で使ったことがあるコアの中からそれと覚しきコアを一つ取り出して10回巻き・・・5.5μHを目指して巻いたら、自作LCメータ実測値が何と28μH弱との表示
 それじゃぁ「FT37-43じゃないか」と疑って巻数から計算すると、42μHくらいにならないとおかしい・・・結局このコアが何者なのか特定できずにいました。

 先日、”ホンモノのFT-37-61”()を千石電商さんで入手し、本当は三連休初日に実験 と息巻いていましたが、結局今日の午後までお預けとなりました。こちらはカタログスペック通りにインダクタンス値が整合し、難なく問題なしを確認・・・ひとまず、それ以上の作業はできないものと踏んで元の小袋に収めました。



 見た目では判別できないのはフェライト・トロイダルコアの欠点ですが、#61でも#43でも無さそうなこのコア・・・一体何なんでしょうね。

 10月の真ん中辺りには、またしても「一族的大イベント」が待っています。工作活動はちょっと勢いが減じてしまいそうですが、まぁ気長にやろうっと

ちっこいフェライトビーズ

2017-08-06      
 少し思うところがあって、小さなフェライトビーズを入手しました。RSオンラインから少し前に到着していたんですが、未だ味見してなかったんでプチ実験を敢行。



 どのくらい小さいか、FB801-43との比較スナップを。大きさ的には、FB101-43と同等ですが、違うのが内径・・・つまり穴の直径が大きめであり、何巻かのトランスが作れそう・・・というわけで、位相反転トランスを組んで特性を採ってみました。位相反転トランスは入出力が直流的には分断されますから、このフェライトビーズの素性が判ると思います。

 そうそう、このちっこいFBはFair-Rite社の#43材のものです。1ターンで0.43μH程度のものですから、普通に「ちょっとノイズフィルタ」とか「かなり上の方の発振止め」くらいの用途でしょう。スナップで判る通り案外内径が大きいことから、ちょっとした伝送線路トランスも巻けそうですね。



 上記は、特に低い方(5MHz以下)のロスを測ったものを掲載。小さいフェライトビーズの可能性を探るのは、やはり低い方でしょう。グラフのコメントにも記しましたが、FB801-43はバイファイラの6回巻き、ちっこいFBは7回巻きにしています(線材は0.2ΦのUEW)。流石に親分は0.1-0.2dBの損失に収まっていますが、ちっこいFBも-0.3dB程度とそこそこイケていますね。
 ただ、ちっこいFBはAFまでは流石に無理なようで、1MHz辺りからロスが増えていることが判りますね。SSB変調用のDBMなどには少しキツそう。
 なお、何れもAPB-3の測定限界である40MHzまで同様の特性になっていましたから、HF帯についてはこのちっこいFBも結構使えそうです。

 実はこのちっこいFBは、製作中のクリスタルフィルタの入出力インピーダンスを整えるためのステップアップ/ダウントランスに使えないかと思って購入したんです。クリスタルフィルタ自体を小さく組もうと思うと、どうしてもFB801-43では大きくなってしまうからです。そういう意味では、ホンの0.1-2dBの損失を我慢すれば使えそうであることが判りました。

 まぁ、厳密に考えるとこのコアのIMDも検討しなければならないところではありますが、高い周波数のDBMへの適用など、応用は利きそうです。1個15円という値段にも魅力がありますから、今後のヘッポコ工作にも顔を出すことでしょう。

計画中のミキサー向けトランスの特性

2017-01-15      
 ちょっと勇み足だったようです ミキサー用のトランスに”Quadrifilar”を使ってみようと思い立ち、ちょいと味見をしてみたらそこそこイケそうな感触でご満悦だった当ブログ主、昨夜は酎ハイ を一杯やりながら次はどうするべ・・・と思案していたところ、巻数の多い方の巻き線に「中点」が必要なことを忘れていたことに気付きました。計画していた”Quadrifilar”では、巻数が多い方に3本の巻き線が来るため上手く中点が取れないわけです。結局、トランスの再考ということになりました。

 今回のトランスは、ミキサーの入出力インピーダンスを探って合わせ込む形なんですが、50Ωから概ね200~1000Ωへの変換が必要になります。”Quadrifilar”を採用する時点で、1:9の比率として50Ωから450Ωへのインピーダンス変換でひとまず折り合いを付けようと考えましたが、どうせ巻き直すならと、1:16・・・800Ωへの変換として考え直しました。



 トランスのコアには引き続きFB801-43を使うことにしますが、巻線としては以下のようにします。

 緑色:バイファイラでN回巻く
 水色:単線でN/2回巻く

 これで巻数比が1:4、インピーダンス変換比が1:16のトランスができるはずです。図中のコンデンサは測定時には取っ払いますが、バイアスが必要な場合はこのコンデンサの接続位置に電圧を与える形になります。

 さて肝心の巻数ですが、FB801-43に無理なく巻ける回数での組み合わせは、「バイファイラ6回:単線3回」「バイファイラ4回:単線2回」辺りでしょうか。流石に単線1回というのは心許ないため実験せず。



 実験途中のトランス達です。右のバイファイラ6回巻きは、HFハイバンドの変換損失が大きく(20MHzで-1dB以上、周波数が上がるほど悪化するため)失格とし、左のバイファイラ4回巻き方の特性を採ってみました。



 ”Quadrifilar”の測定時と同様、50Ωの入力に対して800Ωの負荷を接続した場合の損失である「-6.55dB」付近に補助線を引いてみました。これならHF帯全域が-0.7dB以内に収まりそうなことが判りました。まずまずの結果に満足・・・その後少し夜更かしして

 今朝は少しだけ寝坊をしましたが、10時前くらいから「さてと備忘録的記事でも書くか・・・」とブログを見たら、時折コメントを頂くJK1QJSさんから2つ前の記事に「この手のトランスに撚り線を巻く場合、撚り方で特性に影響が出るのかなぁ」というコメントを頂いていました。なるほど、撚り線の密着具合で特性が変わることは自明ですが、その「程度」が判らないとねぇ・・・。ただ、自分で撚り線をこしらえる場合は「ハンドドリル」でキツ目に撚っていますから、これで満足してあまり考慮したことがありませんでした。

 実は、上記のデータ採りをしたトランスはバイファイラの方は「ハンドドリル撚り」ですが、単線の方は後から適当に巻いたもの・・・ある意味「無造作に作った」と言えます。そこで、バイファイラに撚った線に単線を少し巻き付けてから巻いてみました。即ち、バイファイラ巻と単線の結合を密にした・・・というか、まぁ得意のナンチャッテ実験ですね



 う~ん、机が汚い・・・というのは置いといて、こんな風に準備した巻線を巻きました。文書で説明するのは非常に難しいんですが、この線にコアを中心辺りまで通し、順方向と逆方向に必要な回数巻きます・・・って、やっぱり無理か



 出来上がったトランスのスナップです・・・百聞は一見にしかずと思ったんですが、これでも全く伝わりませんね まぁ、ヨシとしましょう。

 さぁ、このトランスで特性を採ってみました。すると・・・



 大喜びするほどではありませんが、全体に渡って0.1~0.2dB程度は改善したようです この辺り、FB801-43のような透磁率が高いコアかつ線路が短い場合は、ラフに作ってもそれほど性能は変わらないものなのかも知れませんが、受信部に採用する場合はこうしたほんの少しのロスも少ない方が有利なことは言うまでもないでしょう。

 このトランスのインピーダンス変換の様子を見てみましょう。50Ωからどのくらいのインピーダンス変換比になったのかは、リターンロスブリッジを使ってAPB-3のインピーダンスアナライザ機能で評価します。



 空中配線そのものですが、HF帯ですからまぁこれで十分でしょう。



 測定したのは820Ω(青)と1000Ω(赤)です。理論値は800Ω・・・青い線の方が理論値に近いので良さそうですが、やはり巻数が少ないため巻数比率通りにはならず、逆に1000Ωへの変換ということになりそうです(インピーダンス変換比として凡そ1:20)。仮に450Ω付近への変換が必要となれば「バイファイラ3回:単線2回」でイケそうですし、その他のバリエーションも幾つかできそうですから、今回の「トランス製作」についてはこの辺で幕引きに。

 さぁ、寒い晩です。温かい夕飯、晩酌で暖まりたいと思います。

Quadrifilarの味見

2017-01-14      
 昨日の天気予報には無かったと思いますが、丁度お昼頃に我が家周辺(千葉県北西部)は「雪模様」・・・窓から外を見ると、強めの風に横殴りの雪が降ってきました。30分程で止みましたがその後気温がグッと下がってきました。「冬本番」といったところかな

 そんな雪模様を尻目に()、朝食を済ませてからユルユルと「Quadrifilar」の味見をすることにしました。

 今回このトランスはミキサーに使うことから50Ω:450Ωの変換をできること、それがHF帯くらいは守備範囲に入る程度に広帯域であることを期待していますが、端的にはこの帯域について「変換損失が大きくないこと」が命題になります。そこで、直前記事のコア・・・FB801-43に0.2mmΦのUEWを4回巻きにしたものを使って特性を採ってみました。

 この特性測定にはAPB-3を使いますので、APB-3の入力を50Ωに設定してノーマライズした上で、50Ωの入力に対して450Ωの負荷を接続した場合の損失である「-4.437dB」との差分を見てみることにしました。



 -4.437dB付近に赤いラインを入れています。HF帯全体(1MHz~30MHz)として、変換損失は凡そ-0.7dB以内には抑えられています。HFの上の方(21MHz以上)或いは50MHz帯までの損失を気にするのであれば、巻き数は3回で良いかも知れません。

 出力インピーダンス(負荷)を450Ωとした場合の入力側のインピーダンスの様子は以下の測定結果で。



 ピッタリ450Ωの抵抗はありませんでした(まぁ、普通は無いね・・・)ので470Ωで終端し、入力側のリターンロスを抵抗値換算していますが、HF帯全体に渡って大凡50Ωになっています。傾向として、一つ前の測定結果同様、HF帯の上の方に向かって少し悪くなる方向のようですが、まぁまぁの結果ですね。
 FB801-43のトランスはとてもポピュラーで定評がありますが、こんな巻き方でもHF帯全域に渡って使えそうです。残念ながら50MHzは上手く測定できていませんが、まぁイケるかな

 ひとまず、計画中のミキサーに使えそうなトランスとして合格としておきましょうかね。ちなみに、案外勿体を付けてしまっているかも知れないミキサーですが、ちょっと古いデバイスを使ったもです・・・念のため

Quadrifilarって「アリ」なん?

2017-01-13      
 寒くなったのかなぁと思いきや、電車内ではコートを着たままだと意外に暑く感じます。それでも今週末はかなり冷え込むらしく、朝晩は氷点下の模様・・・湯豆腐をつつくことになりそうです また飲み過ぎそう

 本命のミキサー回路の実験を進めようとあれこれ考えているんですが、キーデバイスとなる「ご本尊」の周りに配置する必要があるのが「インピーダンス整合用」のトランス。ヘンチクリンなものではなく、FB801-43に普通に巻けるバイファイラ、トリファイラ・・・と思っていたんですが、入出力インピーダンスの整合比率は良いとしてバイアスの仕方などを考えると、「1:9のインピーダンス変換にさらにリンクコイル」といったコイルが必要そう。ということは・・・



 こんな感じのトランスが巻ければ良いわけです。入出力のインピーダンス変換比は1:9になりますから、50Ω入力で450Ω出力になります。また、入出力が直流的には切り離されていることが特長です。単なるトリファイラとは違いますね。実際には巻線を4重にしてコアに巻けばできますが、こんなの巻けるのかなぁ・・・と悩んでいても始まりません。とりあえず、0.2mmΦのUEWを4本よじってFB801-43に巻いてみました。



 もう1,2回は巻けそうですが、少なくと「4回巻き」までは余裕ってことが判りました。これで「自分流のミキサー回路」に一歩近づきました。このトランスの特性採り辺りがスタートラインのようですね

IP表記の決め事など

2016-12-29      
 今日から冬休みに突入 昨晩の納会後の飲み会でやはり飲み過ぎ、午前中はアルコール抜きに専念、その上午後には昼寝までしてしまいましたが、15時過ぎくらいからヘッポコ実験を開始。夕方買い物に出かけたら宵の明星が見事な姿を見せており、今夜はグッと気温が下がりそう・・・などと思いつつ、夕飯を挟んである程度実験結果が揃ったところに少し大きめな地震が発生。会社の安否確認システムが稼働したことから、連絡が取れない社員のフォローをして漸く落ち着いて時計を見たら、もう冬休み初日は終わったではありませんか

 この冬休みの実験は、いわゆる「IP」(インターセプトポイント:正しくは「3次」を前置しなければいけないんでしょうが、まぁこれはいいでしょう)を定量的に測定したいと思っており、受信トップや軽いバッファとしてポピュラーなFETのゲート接地回路と今後使いたいと思っているちょいとレガシーなミキサーについて、今後のモデルデータとしてきちんと取っておくことが目的です。そして、実験データは順次このブログに記していくつもりですが、その前にきちんと決めておきたいことが1つあります。それは、「入力IP」と「出力IP」の明示です。

 IPは、入力に与える二信号による歪みに着目する場合と、出力から出てきた信号の歪みに着目する場合があります。プリアンプや受信トップなどでは前者、送信アンプでは後者になると考えればナンチャナイわけですが、これが案外こんがらがってしまいます(自分だけかも)。今後IPを云々する場合には、是非ともこの2つを「入力IP」「出力IP」という風にきちんと区別したいんですが、ネットの情報を拾ってみると、

 A) IIP/OIP
 B) IPIP/OPIP

とする2種が存在するようです。まぁ、どっちだっていいわけですが、このブログでの表記は「IIP/OIP」にしたいと思います。

 また、IIP/OIPの間には以下の関係が成り立ちます。

 ◆ IIP(dBm) = OIP(dBm) - Gain(dB)

 難しい式ではありませんし理屈もハッキリしていますから、混同したり逆に計算したりはしないと思いますが、念のための備忘録。さぁ、冬休み初日はこんな感じでシュールに・・・

チョークコイルとしての比較

2016-12-15      
 かなり寒い日が増えましたが、自分としては却って過ごし易くなってきました。コートとスーツの上着という「2枚のベール」(ベール)で温度調整の幅が増え、混雑した電車の中からトボトボ歩く帰路まで、自分に合った温度調整ができます。流石にもう少し寒くなるとちょっと厳しくなりますが、そんなときゃさらに「ベスト」を着て達磨の如く歩く・・・って、達磨は歩かないか

 製作中のツートーンジェネレータ(これ、名前が長いな・・・2ジェネぐらいにするか・・・どっかのゲームの呪文みたいだな)を「箱」に収める工程を迎え、電源周りのまとめに取り掛かっています。その中で、2つの発振回路のデカップリングを考える際、いわゆる「チョークコイル」を置いて関係を粗にしなければならないわけですが、必要になる特性は必要に応じて決まってきます。今回の2ジェネでは、7MHzでの性能・・・この周波数で高いインピーダンスが必要になるんで、この点に着目したプチ実験をしてみました。



 右の2つは秋月に売っているマイクロインダクタ、47μHと100μHです。左のものは、FB801-43に8回巻きのインダクタで、実測101μHになりました。これらの周波数特性を測定し、今回の用途に対する優劣を決めようという実験を行いました。



 特に解説する必要は無さそうですね。7MHz辺りで顕著な特性を示しているのが100μHのマイクロインダクタです。今回は「これ、一択」でよさそうですが、マイクロインダクタの傾向として、「優位点がかなり狭いなぁ」と改めて納得。
 一方、序でに測ってみた「手巻きRFC」は、もう少し高い周波数でブロードな特性を示しています。広帯域な回路では、こうした特性が必要だと思います。「ある周波数で3KΩのインピーダンスを確保すれば(50Ω換算で)-30dBが保証される」という観点から考えれば、今回の巻き方で作れるRFCもそこそこ使えそうですね。

 平日の実験としてはこれが限界・・・土日を待ちましょうかね。
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どよよん無線技士

Author :どよよん無線技士
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アパマンというハンデにさらにQRPまで課し、失敗連続のヘッポコリグや周辺機器の製作・・・趣味というより「荒行」か!?

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