WW WPX CW 2012のまとめ

2012-05-29      
 20mのサーベイを主題に挑んだこのコンテスト、2日目の15mのベストコンディションを逃すという失態はともかく、ナンチャッテ参戦のつもりが、アンテナの課題発見を含めて結構楽しめました

 参加前に、「国内は交信しないこと」「同一プリフィックスの局と交信しないこと」というローカルルールを設定。実はこのコンテスト自体、あまり面白くないものという先入観(プリフィックスがマルチということで、国内QSOもマルチ稼ぎに必要⇒交信相手が全部海外でないと・・・というような感覚)があったため、少しでも楽しめるようにしました。

 初日26日は09時Jからスタンバイしたのですが、スタート時点ではあまりCONDXもパッとしなかったため、寝っ転がってワッチしながらCQ誌をパラパラめくったり、製作中のカップラのコイルを眺めたり、総じてダラダラしていました。20mも近場しか聞こえておらず、ある意味普段と同じような案配・・・。
 漸く午後になって15mであちこち聞こえ始めました。学生時代の初DXだったインドネシア・・・やはり思い入れがあって呼ばずにはいられず「001」を送ったのを皮切りに、東欧が聞こえ始めたことから、とりあえずあちこち呼んで回りました。
 よく聞いていると、やはり普段は耳慣れないプリフィックスがあり、15:06JにOH10XをGet。まぁフィンランドなわけですが、この辺りまで届くのも久しぶりだなぁ・・・とCONDXはまぁまぁ良さ気。とは言え、QRP5Wの悲哀はついて回るわけで、聞こえる局全てに届くわけでもなく、結局自局CallとNRの連打・・・。なんか相手局に申し訳ない感じ
 さらに夕刻となり、漸く本題の20mへ。珍しげなプリフィックスを探してあちこち聞いていると、先日ミドルレターをミスコピーされてゲンナリしたUruguayの局(同一局ではありません)がピークS=9で入感 かなり粘って呼んだものの、やはり初日ということもあって別の局にどんどん先を越されましたが、17:37Jに「CW5Wで」CW5WをGet ただ、この後がなかなか続かず、夕飯後にVE7を40mでGet(バンドNew)した後、23時Jを回ったところで「思いつき釣り竿LW」をセット。その効果で、その後Wを数局+European RusiaとQSO。この間、暗いベランダでアンテナをゴソゴソ調整するほうに忙しく、04時Jを回ったところで一旦納竿して

 翌日27日もやはり14時を回ったころから15mを少しワッチして数局QSOして直ぐに20mへ。アラスカや米国本土が強力に入感、数局QSOしてあちこち聞いていると、負けじとColombiaが入感 迷惑を掛けぬよう、あまりの連呼はしませんでしたが、何回かコールする度に数文字取ってくれずにQSOには至らず そして、もうこの時点では、既に釣り竿LWの方が断然いいことが判っていたため、暗くなるのを待って19時にまたもや竿を伸ばしました。
 まぁとにかく、米国パスがかなりFBでした。5Wでも米国中部まで届くという有様で、さらにS&P(サーチ・アンド・ポーズ)していると先のColombia局を再発見。それも釣り竿効果()でピークS9+ 早速コールすると何とか完全に拾ってくれました。20:00JにHK1NAとQSO成立し、これで南米が2カントリー目
 その後も米国オンパレードが続き、西海岸中心ではあるものの驚異的なレート・・・22時J台に10局/Hを叩き出しました これはちょっとした快挙と自画自賛です そして28日0時Jを回り納竿、QRTしました。48QSOは、ナンチャッテ参戦&多量なロスタイムにも関わらず、軒先のちょっとした工夫での結果であり、ANT>RIGをまざまざと知りました。ただ、この裏で15mが爆発的に良かったことを他の参加局長さんのブログで知り、ちょっと残念な気もしました。

 さて、20mについて・・・なんですが、初日の様子から始めはSSNが60程度では・・・とも思いましたが、やはりハイパワー局が多いことから強く入感してもQSOに至らない場合が多い、ハイバンドとは電離層反射効率が違うという側面はありそうです。一方、バンドの開き具合は流石DXバンド・・・結構長時間安定してオープンしていることなどが体感でき、今後のコンテスト参戦においてもきちんと作戦を練るべきだということが判りました。JIDXでは6局と奮わなかったことから、何となくQRPの限界というか、20mでは通用しないのか・・・と邪推していましたが、このバンドもCONDX次第では結構行けること(20mのQSO数は35)が実証できました。

 次はALL ASIANですね。設備は代わり映えしないと思いますしCONDXがどうなのか・・・でも、今から楽しみです

追記>
 結局南米は、ステルス君流用LWでも交信できており、要はタイミング次第だとも言えると思いますが、釣り竿LWの方が明らかに飛びます。「軒下」と「軒先」は違うってことですね。

40mアンテナのプチ追試

2012-05-29      
 WW WPXの2日目、食後に40mの追試・・・「ステルス君の短縮DP vs ステルス君のエレメントを使ったLW」について、少し詳細に調べました。少々煩雑だったのですが、CQ連呼の海外局(W7)と国内局(1エリアの安定した局)をサンプルに、DPとLWの切替でどの程度変わるか・・・。

 まずは海外局ですが、DPでS=7-9がLWではS9でほぼ安定、QSBの谷間が浅くなる感じです。一方の国内局はDPでS=9に対しLWでもS=9・・・なんですが、LWでは時折+10dBに届くといった感じで、こちらもLWが優勢。直前の記事に記した「+10dB」はあくまで主観的な見方であり、ほぼS=9が平均となる毎度のコンテストの信号強度に比して、LWに切り替えるとS9+10dB程度振ってくる局が増えたという部分が強く印象に残ったということでしょう。

 少なくともLWの方が優勢ということがはっきりしたため、暫く西海岸局を何局か呼んでみましたが応答は貰えませんでした。アンテナの可逆性から考えれば、送信にも有利なはずですが交信ならず・・・40mについてのLWの有効性の実証は、国内コンテストにひとまず譲ることにします。

40m&20mのアンテナあれこれ

2012-05-27      
 昨日からのWW WPXにナンチャッテ参戦していたのですが、何やらアンテナの試行錯誤に突入してしまいました。

 WW WPXでは「20mの様子を中心に探る」というテーマで、現システムのステルス君をLWに見立てた「MIZUHO作戦」で挑むことにしました。

 20mは、夕方から様子見を始めました。苦労した挙げ句UruguayをGetしたりと、まぁ軒下LWにしては飛ぶもんだわい・・・とほくそ笑みつつ夜を迎えたわけですが、どうも呼んでも取って貰えず信号も弱い・・・。そこで、ちょっと遊びでこの竿にビニール線を括り付け、23時過ぎに恐る恐るベランダから斜めに突き出してみました。竿の長さは5.4m、洗濯機の上に置いたカップラまでのエレメントの長さが5m程になり、ほぼ20mの1/4λ・・・これは好都合
 チューニングもバッチリ取れていざRIGの前に戻ると、S7-8程度が多かった各局の信号が軒並みS9 やはり、ベランダアンテナは「建物からできるだけ離して設置するべし」というセオリーを痛感しました。が、やはり20mはパワーで圧してくる局が多く、ハイバンドではS9なら何とか拾って貰えるのに、このバンドでは殆ど空振り SSNが60程度とそれほど高くなかったことも関係あるのでしょう(っていうか、大いにあるなぁ・・・)が、DXコンテストへの参戦の仕方には一考が必要そうです(これは別記事にしよう・・・)。

 一方、40mについても発見あり。

 昨晩は40mのCONDXが良かったようで、W方面も少し奥の方まで聞こえている感じ。VEが聞こえていたため呼んだら、比較的簡単に拾って貰えたことからもまずまずだったかと思うのですが、夜も更けてきて20mにスイッチする際、試しにステルス君をLWとして40mでマッチングを取り(20mへの切替途中で、ステルス君の片側のローディングコイルはショート)ザッとワッチしてみると、バンド内全体のSが上昇 それも、結構な上昇っぷりで、IC-703のSメータをどの程度信用していいのかはともかく、平均的に10dB程度上がりました。最寄りのクラブ局のかぶりがかなりうるさくなったことからも明白。ただ、飛びが確認できるような相手がいなかったため、単に指向性がブロードになっただけという不安も
 その愛着から、何となくステルス君の短縮DPが(我が家のベランダ設置方法としては)最も良いだろう・・・と高を括っていましたが、ひょっとすると最適解ではないのでは カップラを完成させたら追試してみようと思います。

 ポイントをまとめておきます。

 ◆ 20m:釣り竿を使った1/4λGPもどきが良さそう
 ◆ 40m:ステルス君の片側ローディングコイルをショートしたLWの追試が必要

 それにしても、釣り竿突き出しでの効果、LW+カップラも捨てたもんじゃない・・・など、やはりアンテナの工夫についてはマダマダだなぁ・・・う~ん

フライング・・・コイル作っちゃった(^^;

2012-05-20      
 本当は、回路図書いて定数をまとめて・・・と思ったのですが、トロ活の受け売り回路なんで特に設計もヘッタクレもないなぁ・・・と思っているうちに、結局コイル作りを始めてしまいました。が、いきなり問題惹起
 ケースを購入済みのためある程度の制約は覚悟していたのですが、先の記事で紹介した「55mmのボトル」を使おうと思ったら、これで作るとスペース的に入らないコイルが出来上がってしまうことが判明。急遽40mmのボトルに変えて再計算し、ひとまず巻始めました。まずはボトルの準備です。



 ちょっと写真がでかい ボトルをボビンに見立て、まずはホットボンドが垂れて付かぬよう紙を巻き、90度の関係で例の「自在ブッシュ」を輪ゴムで止めておきます。



 スズッメッキ線の巻き始めの様子です。最初のホットボンドの流し込み(写真の矢印部分)は慎重に行い、1分ほど待って完全硬化を確認した方がよいでしょう。その後、ひとまず一周分・・・4カ所にホットボンドを流し込んで安定させます。



 後はしっかりきつめにスズメッキ線を撒いていき、最後のところをホットボンドで固定します。そして、逆側も一周分は固定してしまい、後は縦に順序よくホットボンドを流し込みます。



 ホットボンドは粘性が高いというのか、飴細工(って、若い人は解らんな・・・)のようにノズルを離すと糸を引いてくっついてきますが、気にせず作業を続けてください。これは、作業後に手、或いはニッパーで簡単に取り除けます。ボトルを抜いて完成です。



 ちょい歪んでいますが、ひとまず形にはなりました。案外あっという間にコイルは完成・・・と思ったら、ここでまた問題勃発
 最初に55mmのボトルではケースに入らないコイルが出来上がってしまうことが判り40mmで再計算したところでミスがあり、トップバンドには巻数が足りないことが判明 後の祭りです・・。さらに不味いことに、このスペース巻でトップバンドまでカバーしようとすると、コイルの長さが長くなり過ぎ、ケースに入れるのが難しいことが判りました

 結局、少しコイルを切って短くして80mに必要なインダクタンス値を確保、トップバンドはもう少し小さいコイルを巻くことで解決しようという方向です。自在ブッシュのギザギザの間隔が固定であるため、結構自由にはならないのが欠点かも知れませんが、空芯コイルの作り方の一つとしては、まずますの感じですね。

 ちなみに、ホットボンドはスズメッキ線には付きませんから、後々整形する作業は結構楽です。とにかく安上がりですからお試しあれ

コイル作りの準備

2012-05-20      
 折角のローバンド専用カップラですから、できるだけの努力はしておきたい・・・というか、後からあれこれ手を入れるのも億劫なんで、根幹となるコイルだけはしっかり作りたいと思います。

 コイルのQはできるだけ高い方が良いわけですが、ケースも買ってきたことから凡その大きさは決まります。ソレノイド空芯コイルのQは銅損のみを考慮すればよい(コア材は使わないため、鉄損は考えなくてよい)ため、これは太めのスズメッキ線で手を打つとして、問題は形状・・・例によって、百均の透明ボトルを頼りに撒きたいと思っており、手元に直径40mmと55mmのものがありますが、まぁ太い方が有利。また、できるだけ疎に撒く方が良く、こちらの方がQへの影響が大きいようです。以下にまとめてみると・・・

 ◆ 直径を大きくする
 ◆ 疎に撒く(コイルの長さを長くする)

 上記をちょびっと意識して作れば、まぁそんなに損失が大きい(Qが低い)モノにはならないと思います。

 さて、空芯の自立コイルとして二昔前くらいまでなら「トヨムラのエアダックスコイル」があり、これを買ってきて適当な長さに切って使えばOKだったわけですが、これに当たる代用品がありません そこで今回は、幾つかネットで自作例のある「自在ブッシュ」なるものをコイルのスペーサ兼支持棒として使い、ホットボンドで固定する方法で自作することにしました。



 ホットボンドはこれまた百均に売っています。グルーガンとスティックで400円+消費税 右上の透明の筒が化粧品用のボトルで直径55mm。そして、あまりに目立たぬ主役・・・写真中央に横たわりしが「自在ブッシュ」です。これは、薄いベニヤなどに通線する際、穴を開けた部分に装着するもの。通した線を痛めない、或いは作業上ベニヤのギザギザ部分でけがをしないように養生する部材で、こればかりは百均には売っておらずネット通販で購入しました。
 本当は、ステルス君のコイルの如く、コイルを巻き終わったらボトルを切ってそれを軸としてしまってもいいのですが、ボトルはあくまで「工作治具」としてエアダックスコイルもどきに挑戦 というわけです。

 材料は揃いましたので、設計まとめに移りたいと思います。

最近のQSOの様子など

2012-05-20      
 昨年12月始めの「Tuvalu」から、パッタリQSOしなくなってしまいました。冬到来でローバンドに好CONDXが移ってしまったことが原因ですが、漸く3/15からポツポツとQSO再開し、昨日までで(コンテストを除いて)35QSOです。

 春のDXについては、太陽の異様な動きでほぼ潰れてしまった感じです。まさにオンシーズンの3月が低迷・・・これが大きかったと思います。とは言え、太平洋のペディは一通りQSOできていたり、たまに開ける東欧についても時々QSOできたりと、数年前とはやはり違います
 一方、国内については40mのCONDXが掴み辛く、あまりQSOできていなかった(磁気嵐っぽい日が、比較的多かった)のですが、ALL-JA前後から夜間もQSOできるようになってきました。
 そして、4月後半からは何と言ってもEスポ・・・これから7月にかけてがまさにオンシーズンなんですが、例年はGWあたりから強く出始めるEスポがどういうわけかあまり芳しくなく、これも太陽活動の影響 などと邪推していたのですが、先週辺りから強めのEスポが出始めましたね。

 昨日は午前中が中心でしたがハイバンドはまずまずの状態で、15mでおふざけCQを出していたら福井の局に呼ばれ、ちょっと慌ててしまいました。結果的に、3,4,6,9エリアのJCC/Gを稼いだ格好で9QSO・・・固め打ちですね
 ただ、例によってバンド切替の度にアンテナ調整・・・やはりこれが一番厄介であり、作りかけの遠隔君やステルス君3号・・・この辺り、もう少し積極的に進めた方がよいなぁ・・・と思いました。にもかかわらず、この分だとローバンドのカップラ製作がきっと先になります

  近場のペディである「Macao」がなかなか取れず、ちょっと焦れてます・・・。今日も起きたらもEスポに期待して、国内で頑張ろう

TS-590試聴とYAESUの新機種登場!?

2012-05-20      
 3日前の木曜日、18時予定の客先の会議がドタキャンされ、結局16時過ぎに開放されてしまいました。その代わり、明日月曜の朝一から都内で会議・・・ちょい面倒くさいなぁ

 それはともかく、忙しさの中のオアシス・・・ぽっかり空いた時間は、秋葉にカップラの部品(ロータリースイッチやその他のコネクタ、ネジ類)を買いに行き、ついでに1時間ほどロケットに寄り、久々に「最近のRIG」をいじってきました。

 このところ、結構なノイズ(外来ノイズ)に悩まされることが多く、ノイズリダクション関連のDSP技術の進化(IC-703にもありますが、これはAFタイプが一つだけ・・・無いよりマシですが、ある程度ノイズに勝てる程度の信号でないと、結局解読できないことが多いです)を体感したかったことや、ネットの情報で「TS-590のコスパの良さ」を間々目にすることから、ひとまずこのRIGを試聴、さらに、QST誌の性能評価結果が比較的近くて価格も同程度のIC-7410との聞き比べをしてきました。

 まずはTS-590で40mの強めのCWを試聴。いやぁ、クリアな「抜ける音」で好感が持てます IC-703も悪くないと思うのですが、聞き取り易さがさらに一枚上手といった感じ。聞きようによっては、ちょっと人工的な音のようにも感じます。自分的には気に入った音響ですが、できればヘッドホンで聴きたかった・・・。
 次にCWフィルタの利き具合。DSPで絞っていくタイプで、IC-703内蔵の250Hzのフィルタより「優しい音」を期待しましたが、結局300Hz以下では同じような「土管の中の音」がします。これは仕方がないかも知れません・・・。が、連続可変であることや500Hz以上の場合は比較的聞きやすいことから、ひとまず納得です。
 そして、お待ちかねのノイズリダクション系へ。これは実に驚いたことに、S5くらいのノイズ(これは、バンド全体に広がっているものであり、いわゆる都市型ノイズです)に対してスレスレの信号が、見事に浮かび上がってきます これは効果が高そう。

 一通り試聴し、続いてIC-7410と交互に聞き比べ。幸い、RIGの直ぐ横にアンテナの切替スイッチがあって好都合。
 まずは強めの信号を普通に聞き比べたところでは、音そのものの違い(ケンウッドvsアイコム)がありますが、これは好みと慣れが支配項になるため除外。ただ、TS-590の方がやはり「抜ける」感じです。
 次にCWフィルタですが、これはIC-7410の方に軍配を上げたいと思います。調整の仕方が違うため「別物」とも言えますが、帯域を狭くした時の音について、IC-7410の方がリンギングが少ない印象でした。また、信号を中心に上下のどちらをカットするか選択できるため、混信の仕方によって上手く調整できるような気がします。が、TS-590の操作方法があまり解っていなかったため、同じような使い方ができなかっただけかも知れません。
 最後が決定的なんですが、ノイズリダクションについてはTS-590の勝ち・・・とみました。明らかにノイズが抑えられ、目的信号だけがフッと浮かんで聞こえるような印象です。残念ながらIC-7410では、かなりノイズは抑えられたものの「今一歩」の印象です。
 ただ、ノイズは千差万別ですから、得意なノイズ・不得意なノイズがきっとありますので、両方家に持って帰って試聴するしかないですね・・・誰か貸してくれないかしらん

 なお、もう一つ重要なファクターである「近接強力局の妨害除去」については、頃合いの信号がなかったため試せませんでしたが、ARRLの試験では、20KHz離調時はIC-7410(2dBほどよい)、2KHzではTS-590(10dBほどよい)という結果だそうです。コンテストの80/40mでは、TS-590が勝ちそうですね。
 ただ、TS-590は15m以下の主要バンドのみがダブルコンバージョンであり、他はトリプル。そういう意味では、「最近混みっぷりの激しい17m」や「本気の6m」では真価を発揮できないものと思いますので、この辺りが購入ユーザーの悩み処なのかも知れません。

 何れの機種も、ボーナスで手が出ない範囲ではないんで夏にでも・・・と考えています。無論、我が劣悪環境にひょろひょろDP、おまけに5W以上は出さないとなるとかなり贅沢な気もしますが、高級機は無用としても、もう少し運用し易い環境に持って行くのは有りかなぁ・・・と思っています。
 一方、今日「FTDX3000」が米国の「デイトンハムベンション 2012」で発表されると知りました。早速面構えを見たのですが結構カッコイイ感じで、パッと見が宜しくないTS-590は、お世辞にも対抗に置けない気がします。これで基本性能も上で価格が30万を切ってくる(実売価格で20万円台になる)と、ミドルレンジではTS-590を押さえ込むかも・・・結構売れそうな気がします。逆に、FT-2000や950はそろそろ・・・かも知れませんね

 ※ 2012/07/15 TS-590でも同じようにBW可変できます。訂正しておきます。

ローバンドのカップラ部品集め-2

2012-05-19      
 今のアンテナシステムを再考して何とか40m以上はDPで・・・としたところ、どうしても30mのマッチングが取れそうにないことから、「80m+30m用カップラ」という変則的なものをこしらえてもいいのですが、「途中の40mは入れておこうか・・・」「20mもあった方がいいかなぁ・・・」「どうせなら、使うかどうかはともかくトップバンドも・・・」(って、136KHzじゃないですよ、念のため)と欲が出るばかり。しかし、ロータリースイッチの回路数・接点数も考えると、あまりバカみたいに欲張って結局ウン千円もするスイッチを購入・・・となると、ちょっとドン引きですよね

 実は、当初は80,40,30,20m用を考案して「4接点」で行けると踏んだのですが、廉価なロータリースイッチでは「3回路4接点」となってしまい、想定しているカップラの切替に回路数が1つ足りず、整合範囲の広いカップラ故、30/20m兼用として3バンド分の「4回路3接点」で手を打とうと思っていたのですが、外出途中にスマホでネット検索すると、若松通商さんに「4回路5接点」があるのを発見 値段も500円でお釣りが来るという、まさに打って付けの代物がありました。が、よく読むと「若干サビがあります」との記述を発見。
 現物を見て酷い有様だったら買わなきゃいいや・・・と思ってお店に行き、「4回路5接点のロータリースイッチを・・・」と頼むと店員さんが品物を出してくれようとしたのですが、流石にお世辞にも「綺麗」とは言えず、押し並べて言えばスイッチが入っているビニール袋もヨレヨレで中身が「煤けて見える」っといった感じ。売る方の立場としても気が引けたらしく、あれこれ別なところも探してくれたのですが、結局在庫もなくそれを買うことにしました。店を出て直ぐにビニール袋から取り出すと、「我が輩が年代物のロータリースイッチである」ってな感じ でもまぁ、ダメ元で掃除してみようと思い、消毒用のエタノールを買ってきて分解掃除に挑戦しました。



 分解を始めたところです。流石に年代物 と言わんばかりの煤け方ですね。写真の矢印の先など、ほぼ真っ黒け アルコールで拭く程度で大丈夫かなぁ・・・と思いつつ、綿棒にしみこませて拭いてみると・・・



 どうですか、見事に復活 上の2つの接点部分は拭き取り前です。一通り掃除を完了し、サビ防止用にCRC 5-56を吹きかけて元に戻して完了です。昔のこうした部品は、自分で掃除したり補修したりしてずっと使えるようになっていますから、電気修理屋さんが活躍していたわけですね。今となっては、修理する方が高い・・・うーん、これでいいものか・・・。

 ちなみにCRC 5-56は簡易な接点復活剤としても使える上、元々防サビ効果もありますから、上手く使えばこうした掃除や補助的な接点保護にも活用できます。

 さぁ、これで主要部品は揃いました。



 実は、2連バリコンを2つ使うとロータリースイッチの回路数を1つ減らせるのですが、何だか贅沢な使い方だなぁ・・・と思い直し、最近出回っている「中華系」の単連のエアバリコンを買ってきました。約1.5Kの出費ですが、残った二連バリコンは別の工作に取っておくことにしました。ケースも若干奮発したため、出来上がりが楽しみです

ローバンドのカップラ部品集め-1

2012-05-19      
 ローバンド用(80mと30m)のカップラを「全市全郡まで」(5ヶ月くらいありますね・・・)に作るという緩やかな計画だったわけですが、エアバリコンは開かずのジャンク箱にあるはず・・・というおぼろな記憶が少々不安になり、先週末に思い切って掘り出しました。

 記憶では単連1つと二連が2つ眠っていると思っていたのですが、出してみたら二連が2つと三連が1つ 喜んでいいのかはともかく、まぁこれで安心、安心・・・とローターを手で捻ってみると、二連が2つとも「ガリコン」になっていてゲンナリ かなりやる気が削がれたのですが、その他の部分は何ともないためど~しても諦められず、ちょっと丁寧に補正すれば直るだろう、直らなかったら記念品にしよう()・・・と、ひとまず水洗いをして埃を取り、ドライヤーで乾かしました。

 最初に「ガリ具合」が軽い方を手に取り、一旦ローターを抜いてから緩やかに回しながら慎重に見ていくと、一番外側のローター側の羽根が当たっている様子。そこで、爪でちょいと広げてやったら、何とこれで万事OK ちょっと呆気に取られましたが、まぁ儲け儲け・・・とばかりにもう1つの方もチョチョイのチョイ・・・と思ったんですが、流石にそこまで甘くなかった 複数の羽根が当たっちゃっていて、あちらを立てればこちらが立たずといった「イタチごっこ」になってしまい、1時間ぐらい格闘してその晩はそこまでで
 翌日、帰宅後に早速続きを敢行。徐々に「コツ」を掴みつつ、結局2時間ほどの格闘の末にこちらもOKとなり、2つとも「バリコン」になりました。

 ただ、とにかくウン十年も放っておいたわけで、ベアリング部分にも埃が満載。水洗いで大方は流し取った上でCRC 5-56でさらに洗浄。まぁこのままでも良いわけですが、ローター部分の接触を少しでも良好に保つために接点グリスを注文しました。そして、漸くグリスアップして完全復活



 接点グリスってどれがいいのかよく解らなかったんで、何やら「ヘッドライトバルブ用」になってしまいましたが、写真に示す矢印の先の部分にたっぷりめに塗布、ひとまずこれで復活・・・ということに

 さて、ここまで来るとカップラとして完成させたくなってきたため、他の部材も集め始めました。接点グリス注文と同時に「自在ブッシュ」というギザギザのプラスチック棒も購入。これは、後々の記事で登場しますよ

LW組の工夫

2012-05-06      
 もし、ステルス君3号が実現したとしても、80m/30mはLWという結果に・・・ 特に折角の30mは痛いところで、80m/40mをLWにする・・・とも考えましたが、ある程度飛んでいる40mの飛び具合がどうなるのか・・・端的に言えば、今の短縮DPより飛ぶとはちょっと思えないため、ひとまず80m/30mで検討することに。

 まず、この間のコンテストで使った「急造ローディングコイル」を・・・。



 紫色の変な奴・・・ご覧のように、例によって百均で買ってきた化粧品用の詰め替えボトルにアルミ線(それにしても、本当になんちゅう色じゃ)を19回ほど撒いています。回数は・・・適当です そして片側にはワニ口クリップが付けてあり(銀色のむき出しの奴)、ステルス君の接続点を挟みます。もう片側はちょっと見にくいのですが・・・下の方の黒いビニールテープの左側にちょいと覗いている銀色部分・・・ここは被覆を向いた状態になっていて、カップラからの接続コードにこれまたワニ口が付いているため、これで挟んで接続・・・といった感じで、カップラとステルス君のエレメントの中間にこのコイルが入るという使い方です。

 この急造コイルは本当に適当~に作ってたまたま上手く行ったという感じであり、要はカップラ様様だったわけですが、この程度のインダクタンス(40φのボトルに19回巻、コイル長が約55mm⇒約7.8μH)を付加することで80mに出られたわけですから、今後、もう少しマシな・・・直径を大きくしてQを稼ぐといった芸当で作り直しておけば良いかなぁ・・・と思っています。
 また、ステルス君の途中のローディングコイルも直列につながっていたわけですから、このコイル達の損失も考えると、次回はステルス君のコイルは2つともショートさせ(横に置いてある黄色いのがコイルショート用のジャンパ)、その分インダクタンスの大きなコイルを準備して、全体としての損失を最低限にすることも考えたいと思います。が、ベースローディングが本当に正しいのか(我が家の条件でベストなのか)といった部分は実験課題になりそうです。
 さらに、30mの方も同じ課題があるわけですが、よく考えてみると30mの1/4λのLWは短縮率を含めて7.1m・・・ということは、ステルス君の40m用のエレメント長で十分に足りるわけで、30mについてはコイルは「邪魔」になるということになるのでしょう。30mの1stQSOでは若干難儀しましたが、実はステルス君の両側のコイルをショートさせるというのが正解だったかも

 一方、損失の原因はカップラにもありそうです。そもそも、MIZUHOのカップラは非常に良くできていますが、使用コイルのQ・・・となると、ちょっと直径が細い気がします。また、LW系のマッチングでは比較的整合範囲が広い方が有利であり、例えば雨降りの時やちょっとしたグレードアップ実験の際に、もう少し調整範囲が広い方が有利なわけで、πマッチに拘る必要もないでしょう。
 このように、80m/30mに特化した・・・或いは40mも考慮した「ローバンド用でっかいコイル使用の整合範囲の広いカップラ」をこしらえても良さそうです。幸い、エアバリコンは死蔵品が2,3ありますので、こいつにパラにコンデンサを入れるなどしてやれば、低い方でも結構効率よく動くモノは作れそうです

 80mで出場する次のコンテストは、多分全市全郡でしょう。そういう意味では、多バンド対応のアンテナ製作より若干優先度を下げても良さそうですが、カップラ作り・・・これが結構費用が掛かりそう。中古の安いカップラをオークでゲットして改造・・・というのがきっと近道ですね
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どよよん無線技士

Author :どよよん無線技士
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アパマンというハンデにさらにQRPまで課し、失敗連続のヘッポコリグや周辺機器の製作・・・趣味というより「荒行」か!?

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