4060の遅延特性を測ってみる

2014-06-27      
 あっけなくサッカー日本代表の歩みが閉ざされました コロンビア戦での一瞬の煌めきが唯一の救い・・・まぁ、W杯に出られるだけでも快挙ではありますし、確かにこの4年間でなかなか見応えのある試合ができるようになってきたわけですから、結果は甘んじて・・・妙な過剰期待はマスコミにだけ任せておきましょうか。個人的には、「コンディション作りの失敗」と「替えの利かないチーム作り」が敗因かと思いますが、それでも日本代表の選手、スタッフの皆さんには「お疲れ様」と言いたいと思います。

 さて、相変わらず作りものが全く捗らない我がヘッポコ工作ですが、今日は水晶発振と分周に手軽に使える「4060」・・・TC74HC4060についての実験まとめをしておきます。

 今いまの作りものの中では周波数カウンタの再作に軍配が上がりそうです。どんな方式・回路にするか思案の最中なんですが、ゲートタイムとして比較的長いものが必要になりそうであり、基準クロックの分周などでこのICが活躍する場面もあるわいな・・・と思い、発振の様子と「多分周」した時の遅延がどの程度なのか見てみました。特に遅延の測定・・・これは、PICのシステムクロックと同期した分周ゲートが欲しいときなど、あまり大きな遅延がない方が良かろうと考えた次第。



 このスナップの下段は水晶発振の出力(9ピン)です。使った水晶は4.194304MHzという半端モン・・・でもないんですが、要はこの後の工作に使うつもりの周波数です。波形としてはまぁ形は判りますからヨシとしましょうか。
 上段は分周比が最も大きい214分周の出力(3ピン)です。大凡65nsの遅延が見て取れます。カタログ値では1段あたり6ns程度ですので、それより少し良いかなぁ・・・といったところでしょう。

 この実験の謎は、工作が進むにつれて明らかになっていくことでしょう・・・って、勿体付けてもしょうがないか 平日のプチ実験としては、まぁこんなもんでしょう。

まずは「1PPS基準器」として仕立てよう

2014-06-23      
 今年のALL ASIAN は辞退しました。2日目の日中にはステルス君で、夜に釣り竿を担ぎ出してちょっとマジワッチしてみましたが、20/15m共そんなに開けている感じも無く、そそくさと民放ワッチ&サッカー観戦に切り替え・・・殆どの時間はGPS関連のあれこれを思案しつつ過ごすことになりました。

 昨日の日中は、ずっとGPS受信機とPCモニタを動かしながら、相変わらず天井部分のスラブを透過して基準信号には必要十分な数の衛星が見えてしまっていることを確認。こうなると、「2次基準」たる10MHzのOCXOは不要では・・・と思えてしまい、どうも当初の周波数基準作りの方法論である「ベランダ付近でGPSを使って10MHzのOCXOを調整⇒それを『納戸実験室』に持ち帰って周波数標準として使う」という考え自体を見直す必要があるかなぁと思えてきました
 ただ、何れにしても1PPSの取り回し部分・・・GPSを上手く受信して正確な1PPS刻みのパルスを発生させる部分は必要です。この部分のみの工作を次回作と位置づけました。ざっと、以下のような機能・・・。

 1) GGAレポート中の「GPS測位状態」と「使用衛星数」を使用して1PPSの確度を確認
 2) 1) の情報と共に「HDOP値」をLCD表示することで、確度を数値的に表現する
 3) 緯度・経度も表示できるように工夫
 4) ケース内温度を測定して表示
 5) 1PPSの信号はそのまま外部に出力
 6) レポートをそのまま外部に出力(232レベル)

 これだけの機能ですから、PICは14ピンの小さめなもので済みそうですし、TTL-232レベル変換ICを乗せてこぢんまりと作れると思います。ケースだけは金属製とはいかないため、少し厚めの透明なアクリル・トレーを上手く使い、LCD表示が透けて見えるような感じで考えようと思っています。

 さて、GPS受信機として使用するVK16U6及び出力レポートに関する備忘録を少しだけ・・・。

 ・ 立ち上がると直ぐに$GPTXT(GPSモジュール独自のレポート:5メッセージ)が送られてくるが、とりわけ有効な情報は無い。
 ・ $GPTXTの後、$GPRMCを先頭にレポートが毎秒送られてくる。
 ・ 測位すると、モード関連のパラメータは「単独測位」となり、緯度・経度が各レポートに反映される。
 ・ 使用可能衛星が3つになった時点で1PPS出力が始まる場合がある。
 ・ 使用衛星数が増えるとHDOP値が小さくなっていき測位位置の確度が上昇する。
   >使用衛星数とHDOP値は必ずしも比例関係ではない。
   >使用衛星数は1,2個はふらつくため、「4機受信」では心許ない。
 ・ 緯度・経度の「秒」の部分は1/100000の値であり角度(60進数)ではない。
   >「秒」の部分を60倍することで角度への変換可能。
   >実際の計算では、6倍で求められる(1桁ずれるだけ)。

 ハード的に難しい部分は殆どありませんから、次なる課題は、アセンブラでこしらえたURT(殆どの場合RS-232C)のロジックを汎用化⇒ライブラリ化する作業を経て、前述の機能を実現するプログラムの作成となります。またしても「超メンドクサイ病」に苛まれていますが、今週末までには少なくともライブラリだけでも作成してしまいたいと思っています

屋上スラブは大丈夫!?・・・GPSモジュールの実験

2014-06-21      
 我が日本代表、1分け1敗という惨憺たる有様です ギリシャ戦の1名退場が生んだ「本気の堅守」には、やはり個人で突破できるようなドリブラーが必要・・・って、この類の選手層は決して厚くありませんから、ドローという結果はある意味「実力を証明した形」なんでしょうね。コロンビア戦は通勤時間より前ですから、結果はともかく「2014年のW杯の思い出」としてしっかり観戦したいと思います。

 さて、既に「All Asian」が始まっています・・・っていうか、開始から12Hほど経過しています。夕刻から参戦・・・と思っていましたが、あまりCONDXは良くない様子(って、殆どワッチしていませんが、何となく・・・)と高を括り、「夏の夜のGUD CONDX」に期待しながら、手付かずだった実験の消化デーとしました。

 様々な無線系の工作に必要な測定器の中でも比較的重要である周波数カウンタの確度を上げるためには、基準となる「周波数源」が必要ですが、現時点ではGPSの「1秒周期の信号」を用いた校正によりある程度安定性の高い発振器を調整するのが「コスパ」「技術的なシンドさ」の面で良さ気です。勿論、漫然と準備すると折角の確度を脅かす要素が入り込みますが、まぁそこは「禿げない程度」()に考えて作ってしまおう・・・というのが、今いまの工作課題です。

 今回使うGPSモジュールは、実は既に予告編で登場していました。型名は「VK16U6」という代物で、中華サイトで送料込み14$程度で購入できます。勿論、1PPS出力を具備。シリアル出力としてTTLとRS-232Cのモノがありますが、今回はTTLバージョンを入手しました。予備的な実験では、窓際で単に電源をつないで暫く放っておくと、本体の1PPS刻みを示すLEDが点滅することを確認しましたが、実際に各種の情報が取得できるシリアル通信は後回しにしていました。今日は、この部分をブレッドボードで・・・なんですが、その前に。



 少し前に、GPSモジュールに接続するケーブルが付属の1本しかなかったため、予備用にもう1本作りました。aitendoさんに行って、ちょっと特殊な「1.25mmピッチ」の6Pコネクタを購入、各コードの色の並びが悪かったためこれを入れ替えて準備しましたが、こうしてケーブル周りの造作もどんどん小さくなっていくのが、「ドキンちゃん+シルバーアイ」(=ド近眼でおまけに老眼)の自分には辛い・・・まぁ、これも時流で仕方が無いところでしょう。

 このケーブルの反対側には、千石電商さんで購入した2.5mmピッチのコネクタを接続、取り回しが楽になるようにしました。



 かなりスッキリ 線材がバラけないように熱収縮チューブの細い奴を被せてあります。

 TTLレベルのシリアル入出力をいわゆる「RS-232C」の電圧レベルに持ち上げてやれば、PCに接続して出力データを取得することができます。ここは秋月の変換基板(昇圧基板)を使って簡便に済ませました。



 真ん中に見えている緑のちっこいのが変換基板です。5V動作として電源をつなぎ、まずはPCにインストールしてある「Teraterm」で確認してみました。



 GPSモジュールからの情報は、「NMEA」と呼ばれる通信フォーマットと手順(いわゆるプロトコル)でやり取りされます。「$GP」から始まるキャラクタ列を「CR」(+LF)まで受信し切ればOK。チェックサムと呼ばれる通信データの正常性を確認するためのキャラクタも送られてきますが、10cm程度の通信ですから確認は要らないでしょう。
 個々のデータ列(以降、レポートと呼びます)にはそれぞれ意味があり、このレポートのフォームを意識して必要なデータのみを取り出すPIC用の解析プログラムをとっとと組んでしまえばいいんですが、折角PCでデータ取得ができたんで、NMEAを解析して見易い形で表示してくれるフリーソフトで見てみました。



 NMEAのフォームに合わせて出力される個々のレポートは、かなり情報要素が被っています。これは、必要最低限のレポートを上手くチョイスすればよいように考えられてのことなんでしょうが、今回の工作で必要な「きちんと1秒刻みのパルスを出力してるぜ」という確証データは、「GPGGA」で網羅できそうです。

 GPSモジュールの時刻補正は、4つ以上の衛星の電波を同時に受信することで行われます。このとき、幾つかのレポートにある「モード」(上のスナップショットでは緑の囲みの部分など)が「単体測位」となることで粗方確認できますが、一体何機の衛星の電波を受信しているかは「GPGGA」の「使用衛星数」での確認になります。「なんだ、2つのレポートを解析するのか・・・」と思ってさらに詳しく調べてみると、「GPGGA」の「測位状態」と「使用衛星数」(が4機以上であること)のAND条件で確認すれば事足りそうなことが判りました(青囲みの部分)。時刻や緯度・経度も取り出すことができますから、受信システムとして「見ていても面白いもの」ができそうです

 ちょっと横道に逸れますが、流石にGPSモジュールですから「移動方向」「速度」などの情報も取得できるんですが、これらの情報(赤囲みの情報)はGPSモジュールを固定しておいても「ゆらぎ」(個々の衛星は、猛烈なスピードで動いていますからねぇ・・・)で値がコロコロ変わります。特に海抜高度が面白く、時に地面に着地しそうになったり、20m近くまで上昇して「天空の城 ラ〇ュタ」の如くになったりして笑えます

 さぁ、ここでちょっと疑問が・・・。実はこのデータは、納戸の奥の作業机に置いた状態で観測しているものですが、どういうわけか使用衛星数が10機もあります。一応「鉄筋」の筈の住まい(築30年弱のマンション)ですから、まさか「頭上」にいそうな衛星からの電波は受からないと思っていたんですが、結構な数を受信しています。確かに最上階ではありますが、ベランダの方のごく低仰角のものしか受信しないだろうと思っていたら・・・果たしてこの建物、大丈夫なんでしょうか

 ただ、この「納戸実験室」に電波がきちんと届くなら、直接これを拾って正確な1PPSで測定できる「常に正確な周波数カウンタ」が簡単にできそう・・・ということは、OCXOは不要なのか また、思案すべき課題が増えてしまいました・・・。

OCXOの安定度など

2014-06-15      
 直前の記事で紹介したMV89Aの安定度などを測定してみよう・・・と思い立ち、そもそも基準クロックの安定度に問題含みの赤い周波数カウンタを2時間ほど「暖気」し、周波数測定を行いました。序でに消費電流の動きも測定しました。

 赤いカウンタ自身の安定度は、やはり初動の変動が顕著です。しかし、数時間通電しっぱなしにして筐体を含めた全体温度がほぼ一定になるのを待てば、まずまず使えるようになります。このカウンタでは絶対的な周波数変動を求めることはできないが、大凡の傾向は掴めるだろう・・・という言わば「予備実験」です。OCXOはひとまず大きめのタッパに入れ、直接風が当たらないようにはしました。室温は27.5℃くらいで安定していたと思われます(時々、温度計をチラ見していました)。

 早速結果を披露しましょう。



 通電直後はヒータを思いっ切り暖めるため6分程度は700mAくらいの電流が流れ、その間発振周波数はグングン上がっていきます。その後急に消費電流が減ってヒーティングが緩やかになると、安定点を目指して発振周波数が下がってきます。そして、通電から18分くらいで消費電流が安定すると、その後数分で発振周波数が安定点に到達・・・と、こんな感じでOCXOの内部の動きが類推できるようなデータが採れました。

 さて、ここでカタログスペックと比較してみましょう。



 まず、「ウォームアップ時間は15分以下」という仕様をグラフに当てはめて考えてみると、18分くらいに255mAに落ち着いた辺りを指しているものと思われます。今回の測定系では少し遅くなっているような・・・。

 次に「安定点の電流値は350mA以下」という仕様は、カタログスペックより低い値(概ね250mA)になっているようですが、これは問題ないでしょう。

 最後に「ウォームアップ時の最大電流は1.5A以下」という仕様・・・これは、今回の測定では700mA程度となっていますが、多分、今回使った電源の過電流検知が働いて電流制限されたものと思われ、ひょっとするとこれがウォームアップ時間を少し伸ばしてしまった原因かも・・・。
 ただ、これはある意味「朗報」で、1Aくらいで過電流検知が働くようなレギュレータを使って給電すれば、電源トランスは1A程度のもので事足りそう・・・それこそ、プロ仕様としては絶対に許されませんが、手狭なシャックでは少しでも「モノの大きさ」が小さい方が良く、コンパクトに作り込むという部分に寄与しそうです。

 実験の序でに周波数可変端子の周波数変位を調べてみると、0-5Vの変化で7Hzほど動くことが判りました。可変範囲としては十分そうです

 とりあえず、このOCXOの味見は済みました。これを周波数基準として校正するための仕掛け・・・次は、こちらの実験と製作を進めたいと思います。

「我が家基準」のOCXO実験

2014-06-15      
 嗚呼、無情 あろう事か、我が日本代表が初戦を落としてしまいました 初戦を落としてのグループリーグ突破は異例であり、「今回組み合わせの妙」を考えるとかなり厳しくなってしまいました。勿論、あと2戦を連取できればかなりの確率で上がれますが、一勝一分けでは自力突破が非常に困難・・・。ちょい自棄気味の を引っかけ、おまけにふて寝した挙げ句、ブログでも認めようと定位置に着きました。

 周波数カウンタの基準発振の確度をある程度キチンとしようと思い立ち、今のカウンタの水晶発振部分を外に引っ張り出して「ナンチャッテOCXO仕立て」にしようと考えていたんですが、そもそもこれを校正する方法を確立しないと余り意味が無いことは明白。そこで、GPSモジュールの1pps出力を使った校正用の周波数基準を作ろうと、多分PHSなどの周波数基準として出回ったと思しきダブルオーブンのOCXO「MV89A」を入手しました。
 このOCXO、eBayで2K-4K¥程度で売られていますが年式が古いものほど安く、手に入ったのは2002年製造・・・「12年もの」という芳醇な香りがしそうな代物です 2007-9年のものは大凡4K¥くらいでしょうか。



 早速、カタログ通りのピン配かどうかを確認してマジックで書き込んだ後、10MHzで1V出力のはずの正弦波を見てみました。



 比較的綺麗な正弦波ですね。そしてこれを、カウンタの基準クロックとして使い易いTTLレベルに引き上げなければなりません。今回の実験前まではエミフォロでHigh=5V程度まで振ってやろうかと思っていたんですが、あまり複雑な回路にしたくないため、アナログチックな動きをする「74HCU04」で実験してみました。



 結論から言うと、TYPE A/Bともまともに動きました。最初のインバータ出力では正弦波が少し角張った形になり、Outは以下のような波形に。



 負荷がオシロのみのため派手にオーバー・アンダーシュートしていますが、特に問題はなさそうです。ちなみに、前段のインバータはアンプの役割ですから、74HC04、74HC14では動作せず・・・って当たり前の確認をしました。さらに、後段のインバータ部を74HC14に替えたら少し急峻な波形にはなったもののそれほど変わらず・・・ということで、OCXOの出力波形整形は74HCU04を使用、TYPE A/Bの何れかで行おうかと思います。
 また、そもそもの出力が比較的綺麗な正弦波なんで、こちらも上手いこと直接的に取り出したいなぁ・・・とちょっと欲をかいていますが、これはケースインする頃に再考しようと思います。

 余談ですが、このOCXOの発熱は結構あり、ネットの情報では表面温度が70度くらいのようです。以下のような剥き出しの実験スタイルで暫く通電しましたが、ちょっと素手では持ちたくない程度の温度に



 また、通電当初はヒータの加熱に結構電流を取られ、1.5A程度が必要とのことなんですが、手に入れた奴は8分くらいで定常状態に至り300mA以下で落ち着きます。この辺り、ケースに入れる際の電源周りの仕様をきちんと考え、安定した形に持っていくことが重要かと思います。

週末工作レシピのまとめ

2014-06-14      
 遂にワールドカップ開幕 一戦一戦、白熱したゲームが展開されています。そして、明日は我が日本代表の初戦。ブログなんて書いている場合じゃ無い・・・って気張るほどのお年頃でもないんで()これを書いています

 既に梅雨入りを迎え、「春の工作祭り」はそろそろお終い。結果的にはまずまずの仕上がりを見せたミニ・パワーメータのみという体たらくで幕・・・なんですが、作りたいモノはそれこそ山積しています。ところが、どうもノリが悪い状態 まずまず部品も揃っており、それこそ手を付けるだけのモノもあるんですが、あれこれ目移りして結局何も進まない状態に

 そんな時、我が師と仰ぐ「ぶんきゅうさん」のブログ(リンクを見てね)で、今の自分の状況を代弁して貰ったような記事を読みました。曰く、「折角時間があってもただただ無為に過ごしてしまうという罠」・・・そう、正しくこういう感じなんですね。そして、その記事では今後の工作モノのおさらいを書かれています。そうか、一旦立ち止まって整理してみるのも「アリ」だなぁ・・・というわけで、どよよん無線技士さんも()「当面の工作レシピ」としてまとめてみようと思います。

 ◆ 周波数カウンタを何とかしようの巻

 赤いトラクター~・・・もとい ちょっと派手なケースに入れた周波数カウンタ・・・



 昔の秋月キットを自分なりにアレンジしたものですが、肝心の基準発振があまり安定しているとは言えず、どうやら数十Hz程度の誤差含みです。さらに、心臓部の「ICM7216」は10MHz程度までが1Hz直読の範囲であり、もう少し上の周波数はプリスケーラのお世話にならざるを得ず、せめて6m(=50MHz)くらいまでは「1秒待てば、1Hz単位まで読める」という風にしたいところ。以前から気になっていたこの辺りのグレードアップを進めようと考えています。

 ◆ 周波数基準をもう少し堅実に・・・

 周波数カウンタの命題は、やはり「精度」です。GHz帯の周波数の確度を保証したり様々なFSKの類に応じたりするためには、それこそルビジウムを始めとする「超高確度の原発」が必要ですが、最終的な目標は「HF帯のナンチャッテ工作」というテーマになりますから、0.1Hz程度の確度(10MHzで±0.1ppm程度)があれば十分。しかし、これだって「言うは易し、行うは難し」なわけです。
 ところが、電波時計の源である標準電波やGPSの登場で、上手くすると簡単に「そこそこの基準」が得られそう・・・ということで、とりあえずGPSモジュールモジュールの1PPS出力を使って校正された「我が家の周波数基準」を画策しています。

 ◆ スペアナもどきをこしらえる

 上記の周波数確度までは必要ないまでも、スペアナもどき構想・・・デジタルオシロを疑似スペアナに仕立てるためのアダプタ製作はそもそもあった「レシピ」なんですが、電圧検出部のAD8310の準備工作までで棚上げしています。これも、「周波数をきちんと測れる設備が要る」ということで、前述の周波数測定関連の課題が片付かないと手が付かない状態になっています。

 ◆ CWフィルタもこしらえる

 これは、オペアンプで実用的なものを作ろうという目論見なんですが、シミュレーションは終わっているんで「組めば済む」みたいな状態。ところが、この「シミュレーションが終わっている」というのが曲者で、作る前からある種の達成感があったりして「推進力」が低下している次第・・・。

 ◆ ノイズリダクションの続き

 MFJ-1025を改造しつつ、ノイズ受信用のアクティブアンテナの改良を画策している内に頓挫してしまったものです。リダクションの仕組みが解ってしまったことから、180度の位相差をきちんとフォローする回路を作ってしまえば、案外簡単にアダプタが作れてしまう模様・・・。
 こうなると、どうせなら「我が家で困っているハイバンドのノイズ除去も無理なくできるアダプタ作成」を目指したくなってきました。さらに我が家の「死蔵デバイス」でできそう。おまけにケースも買ってしまってあるんで、予備実験を幾つか済ませば良い状態にまでなっているのに・・・こいつも棚上げ中

 まぁ、ざっとこんな感じでしょう。他にも「小物」で作りたいもの・・・夜営用アンアナ、ちゃんとしたメッセージ・キーヤー、電圧を正確に測定するためのアダプタ、より正確なLC値が測定できるアダプタ、コイルのQ測定治具・・・等々、それこそ枚挙に暇がありません。が、とりあえず「周波数測定周り」を片付けたいと思っています。

 あぁ、何かちょっとスッキリ でも、ワールドカップ月間突入に加え、来週末は「All Asian」が・・・週末工作職人には、前途多難だぁ

LCDライブラリを整える

2014-06-07      
 ワールドカップが近づいてきました。今朝は、本線前の最後のテストマッチとなるザンビア戦。1993年に不幸な事故に見舞われたザンビア代表がその後メキメキと頭角を現し、2年前のアフリカネーションズカップで優勝したのは記憶に新しいところ。本線前のマッチメークとしては、非常に恵まれたものとなりました。
 昨晩は飲み会で遅くに帰宅し、試合直前に目覚めたものの見事な宿酔い・・・それでもしっかり観戦しました。打ち合いとなった試合に本戦への一抹の不安を感じつつ4-3という辛勝を見届け、ツイッターをのぞき見し、そして早めの昼食。すると、体内残存のアルコールが再度回り始め、なんと ちょっとダラダラの週末になってしまいました

 さて、そろそろ梅雨を迎える時期となり、春の工作祭りは何処・・・ってな塩梅ですが、作りたいものがどんどんと移り変わってしまい、どういうわけか「LCD表示用のPIC用ライブラリをC言語で作らねば」というところに落ち着きました。LCD表示は、既にLCメータ製作の過程で制覇していますが、その後「生産性重視」を念頭に、アセンブラからC言語へメイン開発言語をスイッチしたため、C言語で組み直してライブラリ化しようと計画したわけです。
 まぁ、ライブラリと言っても本格的な「リンクするだけで使える」というようなものにはせず、必要に応じてヘッダファイルのみ書き換えてリコンパイルする・・・お得意の「ナンチャッテ・ライブラリ」です

 最近のLCD制御は、制御信号数が少なくて済む「I2C」にも及んでいますが、LCDの表示バリエーション・・・何文字何行という形での選択肢を考えると、ポピュラーなパラレル制御のものを準備しておくのも意味がありそう。しかし、技術的には何の面白みもないものを作ることになります。実はこれが「うわぁ・・・超億劫」という気持ちを誘い、なかなか着手しなかった原因。満を持して・・・というより、仕方なく・・・といったテンション低めのプログラミングでしたが漸く完了させました。

 今回のコンセプトは、ヘッダファイル定義の変更のみで(リコンパイルすれば)まずまず使える・・・ってなものです。結局、以下のようになりました。

 1) LCDとして「2行」のタイプを網羅、4行タイプは16,20文字に対応
   特にソフト処理部分での工夫はないが、表示文字のライン、カラムを関数パラメータにして対応。

 2) CD制御のインターバルにはタイマを用い、よく使うクロックに対応
   0.5,1,2,4,8,16,32MHzに対応。

 3) タイマ#2に加え、拡張ミッドレンジに具備されているタイマ#4,6にも対応
   タイマ#2を別用途で使う場合に対応。

 4) 使用する4ビットの制御ポートは上位/下位4ビットの何れにも対応
   4ビットが飛び飛びに設計されるということは考え難いため、上位4ビットか下位4ビットかを設定。

 2) から4) までの部分の変更は「lcd.h」というヘッダファイルで設定できるようにしました。



 特に工夫した点は、タイマ#2には「Fosc/4」が供給されることから、分周比を160としてPR2の設定値を選択的に設定することで、殆どのクロックに対応できるようにした点です。タイマ#4,#6も、この部分は同様になります。



 ソースファイルの「lcd.c」の先頭で「lcd.h」で設定した値を引き込み、プログラム・コード部分で使うラベルに変換しています。これらの値を使って、使用するタイマの設定を行います。



 プログラム部分では、上位/下位4ビットの選択によって必要なニーモニックを生成するようにしています。

 プログラムサイズは、上記の設定を適宜変更してリコンパイルしますので、タイマ#2使用時に212バイト、タイマ#4,#6で217バイトになりました。アセンブラで組むよりは大きくなりましたが、拡張ミッドレンジではメモリも比較的大きいため問題ないでしょう。

 さぁ、デバッグして早く使えるようにしないと・・・。

PHILIPSと言えば・・・ヘッドホン!?

2014-06-03      
 PHILIPS・・・と言えば、やはりコーヒーメーカーやカミソリが有名でしょう。ご多分に漏れず、自分も長年愛用しています。



 結構ラフに使っていますが切れ味衰えず、朝、時間が無いときの必需品・・・と、無線ブログが無線に全く関係ないモノを取り上げるだけで済むはずも無く

 無線屋でも自作派を気取るなら、これかな



 フィリップスのトリマはちょっと値が張る印象で、学生時代はセラミック・トリマで我慢していましたが、「大人買い」ができるようになって使い始めました。やや入手難になっていますが、秋葉ラジデパ内の某ショップの方に流通具合を聞いたら、やはり大口の製造依頼が無いと作らないそうですが、それでも市場にはそこそこ流れており、「急に無くなっちゃうことはないでしょう・・・」とのことでした。

 さて、この記事は一体どこに着地するのかというと・・・ちょっと話が脱線するんです。

 CWを主に運用するに当たって「電子的発振断続音」を無造作にスピーカから垂れ流していると、やはり「一般ピーポー」たる家族には耳障り。さらにコンテスト参戦ともなれば、ヘッドホンが必需品・・・いや、ある意味「武器」になります。そして、長時間の受信に耐えるちょっと特異な音質特性(800Hz付近だけ再生できる、言わば「カマボコ的周波数特性」)を持ったヘッドホンが欲しくなるわけです。
 とは言え、通信用のちょいと値の張るヘッドホンがナンボのモノか計り知れず、かつ最近は良質なヘッドホンが馬鹿に安い価格で手に入るようになっていますから、この中から自分好みのモノをチョイスするのも一興・・・ってな感じで、使い慣れたものからの乗り換えを画策しました。

 そもそも「使い慣れたAudio Technicaモン」は、付け心地は絶妙だった半面、妙にダラ下がりの低音が「ボヘ~」っと鳴るタイプで、CW用のオーディオフィルタを入れないでの受信はちょっと難儀なほど。特に相手局探しにスイープするときは要注意で、強烈な重低音で驚いてしまうこともしばしば。フィルタありきでは不自由しないものの、時折気まぐれで聞く海外短波放送の聴取には全く不向きで、何れ買い換えようと思っていました。

 秋葉のヨドバシカメラのヘッドホン売り場では、自分が持って行った音ソースでヘッドホンの試聴ができるようになっており、ちょっと突っ込んであれこれ試してみると、ドライバ・ユニット(ってか、要はスピーカ)の直径が40mmを超えると、無用な低音が増えてくる傾向にあることが判明するも、これ以上小さいユニットを積んだ「密閉式」のものがなかなか少なく、何回か無駄足を踏みました。そして、つい一ヶ月ほど前に、漸く「これ、暫く使ってみようか・・・」というヘッドホンを見つけました。



 SHL3000という型番の何の変哲もないヘッドホンです。価格も¥2,000でお釣りが来ました。ユニット径が32mmで、普通に音楽を聴くと低音が足りない感じがしますが、逆にこれがCW受信にはGood 早速、先日のWW WPXコンテストで使用してみましたが、妙な低音や空砲のような音(密閉式ヘッドホンの中の空気が共鳴するような感じ)がしなくなり、「音的な疲れ」が無くなりました。
 ただ、新しいために若干きつくて付け心地はまだまだなのと、耳当てクッション部分が汗ばんでしまうというところに関しては、「使い慣れたAudio Technicaモン」に軍配が・・・。

 それにしても、家電メーカ故に不思議では無いんですが、まさかPHILIPSのヘッドホンに行き着くとは思ってもいませんでした。皆さん、どんなヘッドホンをお使いですか
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どよよん無線技士

Author :どよよん無線技士
こおるさいん:JM1DPL

アパマンというハンデにさらにQRPまで課し、失敗連続のヘッポコリグや周辺機器の製作・・・趣味というより「荒行」か!?

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