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VXO実験-6 「FCZ VXO」の予備実験

2012-09-03      
 同好の仲間がいるというのは大いに有り難いことです。今日、ここ一連のVXO実験に、元ローカルさんがコメントをくれました。

 「『FCZ VXO』って知ってるかい 小容量のコンデンサを付加すると、うんと可変範囲が広くなる奴」

 実は、この「小容量コンデンサの付加」という技自体は知っていたのですが、勝手に「水晶発振子に並列接続」だと思いこんでいて、今回の実験の最中にもやってみたのですがほとんど変化なく、きっと他にも条件があるんだろうなぁ・・・と投げてしまったんです。
 ところが、これが大間違い 水晶のコールエンド側に小容量のコンデンサを付けてグランドに落とすという方法でした。出典が「CirQ」とのことで早速チェックしてこの大間違いに気づきました。関連記事にざっと目を通し、それでも「本当かなぁ・・・」と半信半疑で実験開始です。



 本当かよ・・・といった簡単な変更ですね。このコンデンサの容量により、可変範囲が変化するということで、ひとまず「5pF」を取り付けて実験してみました。
 結果的には、上限が10.707MHz、下限が10.676MHz・・・ざっと31KHzということで、「水晶の組み合わせ実験」と同じような可変範囲だったのです ところが、エッジ部分のQRHはかなり改善され、1Hz単位のふらつきが見られる程度までになりました。



 コンデンサの付け方など痛いほどダメな感じですが、それでも高安定という不思議・・・。これは、大きな収穫と言えますね。

 ただ、これじゃぁちっとも「可変範囲が大きくなった」とは言えません。そこで、5pF⇒7pFに変更。すると、何と9.8MHz台まで可変範囲が一気に広がりました ただQRHが酷く、1KHz台がコロコロ変化する有様。TS-590でモニタすると、かなり濁ったキャリアが聞こえる・・・つまり、ちょっと引っ張り過ぎなのでしょう。
 さらにもう一つのパラメータであるコイル・・・小容量コンデンサを5pFに戻し2個直列(20μH)にしてみたところ、8.9MHzまで拡大 まぁ、安定度の欠片もない状態でしたが、上の「2pF増量」の際の下限周波数辺り(9.8MHz付近)では1KHz台が動く感じであり、この辺りの挙動は「元の周波数からの離れ具合」といった感じで整理できそうです。

 流石に平日で時間がないためあれこれできませんでしたが、この「FCZ VXO」の肝である小容量コンデンサの付加を前提に、かなりのバリエーションの実験ができますね。バリコンの可変容量もパラメータになりますから、3つの素子の様々な組み合わせで落としどころを見つける・・・難儀そうですが、興味深い課題です
 また、どうやら水晶発振子の周波数から下の方に大きく動くということになりますから、10.738635MHzの水晶を使って10.7MHz±30KHzの実現の可能性は見えてきました。さらに欲張れば、11MHzの水晶(これは数多くストックしてあります)を使って10.7MHz±300KHzも夢じゃないかな

 今日の所はこんな感じで・・・「FCZ VXO」の実験とまとめは次回(週末かな)に行いたいと思います。が、バラック具合が気になり始めたんで、ちょっと整理して作り直しましょうかね
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J9って知ってるかい?(謎

実験お疲れさまです(^-^)/興味深く拝見させていただいています。
このVXO回路あまり知られていないのか、追試記事ほとんど見つかりませんね。しかしなぜ水晶のコールド側に小容量付加すると良く動くのか不思議です。ネトアナで特性調べると何かわかるかもしれませんが。
あとQRHについては、ポリバリを使用していることやRFC内のフェライトコアに由るところも少なくないのではないかと思っています。

作りたいのはSGだということは忘れないようにしよう!

ぶんさんのお陰で、ダンジョン行きさ・・・(^^;
仰る通りで、「FCZ VXO」については、ネットをパッと見しても、あんまり追試記事がないですね。やっぱ、時代はDDSかしら??
周波数にもよりますが、半端物の水晶でモノバンドのQRPリグをこしらえてちょいと移動・・・なんてお洒落だと思います。実は、マイ低圧ブームも「ナンチャッテバッテリーでも動くぜ!」みたいな部分の予備実験的な要素が混ざっています。ジャンク水晶とPICの周波数カウンタ+エレキー内蔵のもの・・・こんなのが出来るといいなぁ・・・という夢想につながります。
バリコン部分は、小容量のエアバリ(FM用)もあるにはあるんですが、何とか最近流通量の多いポリバリを掌握できるといいなぁ・・・と。前回作のVXOにバリキャップを使ったんで、今回は敢えてこの部品に拘ってます。
コイルは本チャン用にはマキマキしようと思っているのと、千石で10Kボビンに巻いた10μHのコイルを手に入れたんで、この辺りの「再現性」も確認したいところ・・・こうして遠回りをする内に、作りたいモノが変わったりするのがタマニキズ・・・。
でも、本当に良いネタの提供、ありがとうございます。
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