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パッチンCMFの特性を測ってみよう

2012-10-23      
 昨日まで様々なコモンモード対策をして、室内ケーブルの所々にパッチンコアを入れて二次輻射を抑え込んだ感じですが、結果的に腑に落ちなかったのが「アンテナ直下のCMFの効き目」です。ベランダでエレメントと平行に走っている同軸部分が電波を拾っていると疑い、原因の切り分け作業を行ったわけですが、この予想は見事に外れ・・・。その時点で、アンテナ側からコモンモードが戻ってきているものと考えた挙げ句、作りっぱなしで直ぐに取り付けてしまったため、どんな案配なのか見当もつきません・・・と、ここで終わらないんですね 実は、このパッチンコア流用のCMFのコアは1個150円。高級なアイスクリームより安い代物ですから、もう1セット作れるようにコアを8個買ってきたんです。

 帰宅して夕飯を食べた後、クラニシ君とリグのSメータで測ろうか・・・などと思案していたら、目の前に・・・あるじゃないですか、恰好の測定器が 何で今まで気づかなかったんでしょう・・・そう、スペアナ・アダプタ。フィルタの特性を調べるべくキットを購入し、何年も放っておいて漸く真夏に誕生した頼もしい奴があるわけで、これでざっと特性が見られるわい・・・と準備開始です。

 まずは基準データのチェックです。3D2Vの5mほどの同軸を使って実験しようと、ひとまず何も付けない状態で網線をTGとスペアナ入力につなぎました。



 この時の波形がこれ。



 5MHzから55MHzを見ています。このスペアナのTG動作では、15MHz以下の感度がどんどん落ちていきます。TGとスペアナ入力を短距離でショートさせると、もっとダイナミックな感じになります。同軸が無駄に5mほどもありますから、各所の数値自体は参考程度としましょう。ひとまず-30dB辺りが真っ直ぐ伸びている・・・これを頭に入れてパッチンコア挿入時の減衰の様子を見てみましょう。



 まずは、コア1つ挿入。一昨日自作した「中身が見えるCMF」では、LF-130Bに同軸を3回巻きしていますので、同じように3回巻きとしました。また、コアの圧着のための洗濯バサミ・・・これも測定結果に如実に影響が出るために登場願った次第。結果は如何に



 全体に10dBダウンといったところでしょうか。なるほど、これ1つでも効果はあるわけだ・・・。それでは一気に、2~4連の結果を連続貼り付けでお送りします。







 なんと、減衰量の大きい帯域が、どんどん低い周波数にずれていきます・・・って、これは当たり前なんですが、どうもHFのハイバンド用というよりローバンド用といっても良さそうです。スペアナの特性上、下の方の周波数は低めに見えますが、明らかにフィットポイントが下の方に行ってしまうことが解ります。特に4連については丁度抑え込みたいハイバンドではあまり効果がないように見えますね。何か、1連の時が一番良さそう



 4連はまさに中身が見えるCMFの形になりましたが、何と効果が低いとは・・・ということで、今日の実験は終了。何れにせよ、アンテナ直下のCMFは見直し必至。安物買いの銭失いというか、最低の損失で済んだと見るべきか・・・。
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