20mオープンと夜中のローバンド@国内コンテスト

2014-04-29      
 今年のALL JA の結果分析の前に、好調だった20mの裏付けとローバンドの傾向について書き残しておきましょう。

 以下の図は、NICTの電離層概況から引っ張ってきています。



 ピンクの縦線で囲まれた部分がコンテスト時間帯を示しています。自分が「Cool,20m」と感じた時間帯はピンクの丸で囲った時間帯そのもの。F2伝搬の日変化ピークとEスポが丁度重なった感じで、「ふわふわと弱いなぁ・・・おや、急に強くなってきたぞぃ・・・」といったことを延々と繰り返していた様に記憶しています。また、主にQSOできたのが九州と四国ですが、最近距離は兵庫や和歌山辺りの直線距離500Km程度の局、時間帯が12-13時頃でした。
 自分のQTH(千葉県北西部)から500Km程度の距離の局とEスポでQSOできる条件を考えてみると・・・

 ・ 相手局までの距離を500Km、Eスポの高さを100Kmとした場合の電離層入射角:約22度
 ・ そのときのEスポの臨界周波数を8MHzとした場合のMUF:約21.3MHz
 ・ TOFを考慮した場合の最高通信周波数:約18.1MHz

 なるほど、20m(14MHz帯)は、結構イケイケな状態だったわけですね。さらに、15m(21MHz帯)となるとこの近距離は難しく、もう少し遠い距離(九州辺りの800Km程度)しかQSOは難しいことも解ります。同様に計算してみましょうかね。

 ・ 相手局までの距離を800Km、Eスポの高さを100Kmとした場合の電離層入射角:約14度
 ・ そのときのEスポの臨界周波数を8MHzとした場合のMUF:約33.1MHz
 ・ TOFを考慮した場合の最高通信周波数:約28.1MHz

 10mでもギリギリOK・・・我が軒下ステルス君ではちょっと厳しいかな・・・といった具合でしょうか。ただ、コンテスト当日は20mに張り付いていたため、結果的に15mの交信機会を逃していることは明白ですね。

 さて、図中のコンテスト前日の夜間帯に青い斜め矢印を引きましたが、これは何でしょう・・・って、クイズにしても仕方が無いんですが、これこそ「国内コンテストにおけるローバンドのスケジューリングのヒント」になります。

 国内メジャーコンテストの開始時刻である21時を起点に考えてみると、F層の臨界周波数は日の出に向かって下降していきます。そして、01時頃には40m(7MHz)辺りにまで落ちてきます。勿論、実際のQSOで真上に電波を打ち上げる・・・と考えるのはおかしいんですが、近距離(といっても、見通し距離ではあまり電離層は関係ありませんよ)では電離層への入射角が大きくなりますから、徐々に弱まってくると考えて良いでしょう。
 ところが、この傾向に余り左右されないのは80m。そもそも3.5MHz帯ですから、日の出が近づかない限りは大丈夫、比較的安定していると考えて良いでしょう。

 こんな風に考えると、40m/80mへのエントリー時間の組み合わせが見えてきます。果たして、今回のALL JA では・・・どうやら、良いチョイスはしていなかったようです

 さぁ、「ALL JA の大反省」へと続けましょうか・・・。
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アパマンというハンデにさらにQRPまで課し、失敗連続のヘッポコリグや周辺機器の製作・・・趣味というより「荒行」か!?

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