ちっこいフェライトビーズ

2017-08-06      
 少し思うところがあって、小さなフェライトビーズを入手しました。RSオンラインから少し前に到着していたんですが、未だ味見してなかったんでプチ実験を敢行。



 どのくらい小さいか、FB801-43との比較スナップを。大きさ的には、FB101-43と同等ですが、違うのが内径・・・つまり穴の直径が大きめであり、何巻かのトランスが作れそう・・・というわけで、位相反転トランスを組んで特性を採ってみました。位相反転トランスは入出力が直流的には分断されますから、このフェライトビーズの素性が判ると思います。

 そうそう、このちっこいFBはFair-Rite社の#43材のものです。1ターンで0.43μH程度のものですから、普通に「ちょっとノイズフィルタ」とか「かなり上の方の発振止め」くらいの用途でしょう。スナップで判る通り案外内径が大きいことから、ちょっとした伝送線路トランスも巻けそうですね。



 上記は、特に低い方(5MHz以下)のロスを測ったものを掲載。小さいフェライトビーズの可能性を探るのは、やはり低い方でしょう。グラフのコメントにも記しましたが、FB801-43はバイファイラの6回巻き、ちっこいFBは7回巻きにしています(線材は0.2ΦのUEW)。流石に親分は0.1-0.2dBの損失に収まっていますが、ちっこいFBも-0.3dB程度とそこそこイケていますね。
 ただ、ちっこいFBはAFまでは流石に無理なようで、1MHz辺りからロスが増えていることが判りますね。SSB変調用のDBMなどには少しキツそう。
 なお、何れもAPB-3の測定限界である40MHzまで同様の特性になっていましたから、HF帯についてはこのちっこいFBも結構使えそうです。

 実はこのちっこいFBは、製作中のクリスタルフィルタの入出力インピーダンスを整えるためのステップアップ/ダウントランスに使えないかと思って購入したんです。クリスタルフィルタ自体を小さく組もうと思うと、どうしてもFB801-43では大きくなってしまうからです。そういう意味では、ホンの0.1-2dBの損失を我慢すれば使えそうであることが判りました。

 まぁ、厳密に考えるとこのコアのIMDも検討しなければならないところではありますが、高い周波数のDBMへの適用など、応用は利きそうです。1個15円という値段にも魅力がありますから、今後のヘッポコ工作にも顔を出すことでしょう。
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