釣り竿君の再検証

2013-10-06      
 先週後半からこの土日に掛けては既に「雨模様」が決まっていたことから、実は金曜の晩に「釣り竿君」の愛称で有名な(何処でだ)我が釣り竿アンテナの周波数特性をアンアナ54号で測り直してみました。これは、「我が設備で具備するアンテナカップラの『諸元』を決めるための基礎情報収集」が狙いです。

 金曜日の晩というと、当日の午前中から昼頃に掛けての天気がこれまた微妙で霧雨が降ったりもしていましたが、土日が雨模様となるとこのタイミングしかないぞ・・・ということで、まぁひとまず取ってみようと思った次第。前回の取得データとの比較で、雨模様や雨降り後にどの程度周波数が下方向に引っ張られるのかにも注目です。ちなみに、前回データは一週間ほど雨がなかった「パンパンの良馬場」()だったことを付け加えておきます。



 まずは40m。6.721MHz付近で共振、インピーダンスは約58Ωとなりました。上手く同調点を引き上げると「カップラ要らず」に持って来られそう・・・。ところが、前回データの同調点は6.826MHz付近でインピーダンスは59Ωくらいでしたから、若干の湿り気でも100KHzほど同調点が動くわけです 当日の天気に合わせたマッチングには、やはり「カップラ必須」となるわけですね。

 前回データは80mも取ってありますので、「謎のでっかいコイル」をつないで同様に測定。



 3.180MHzと結構低い方で共振、大凡31Ωくらいのインピーダンスでしょうか。前回データの共振周波数は3.320MHz、インピーダンスが32Ωくらいですので、こちらも「お湿りによる同調点下降」は見られるものの、同調時のインピーダンスは前回データとほぼ同じ・・・40mの挙動と一致します。

 もう一つは20m・・・そもそもこのバンドはかなり下方に同調点がずれていること(12.888MHz付近:このデータは、ピーカンが3日続いたときのもの)が既に解っているためデータの貼り付けは省略しますが、今回は同調点がさらに大幅下落・・・何と11.8MHz付近(結構ブロード)ということになりました そもそも電気的に長めに見えるエレメントについて、何らかの処置が必要なのは言うまでもありません。
 また、同調時のインピーダンスは70Ω台・・・前回72Ω、今回79Ωと、何れもカップラで無理なく落とせる範囲(SWR<2)ですから、この点での問題はありません。

 現状の釣り竿君において必要なカップラ諸元として整合インピーダンスだけををまとめると、「80m:31Ω、40m:58Ω、20m:79Ω」となり、何れも整合条件としてはきつくなく、この点ではそれほどカップラに負担を掛けないマッチング・・・というか、変換ロスが比較的少ない範囲での整合が可能ということになりそうです

釣り竿君の打ち上げ角

2013-06-22      
 All Asianも終わり多忙な一週間も乗り越え、久々の「何にもない日」です。天気予報では気温が上がるということで、絶好調のエアコンを頼りにゴロゴロしています。

 ここ数回のDXコンテスト参戦で20mの飛びがイマイチのように思い、ゴロゴロしながらもMMANAでちょっとシミュレートしてみました。まずは、ベランダ部分を含めてモデルにしている釣り竿君の実態図から・・・。



 相変わらず7mほどのアルミ線を二本、ベランダに這わせているだけですが、これで80m-40m-20m-15mの順で輻射パターンを取ってみました。



 垂直成分は黒、水平が赤です。垂直成分の仰角として「この辺りがピークかな」という所に青い印を付けていますが、他のバンドはほぼ30度ちょいになっているのが、20m(薄黄色で着色したもの)だけ明らかに少し仰角が大きく、40度近いところのように見えます。ハイバンドはベランダ付近の鉄筋に見立てた横の棒・・・即ち、地面と水平になる部分が波長と近くなることから水平成分が多くなるんで、これで引っ張られるのかなぁ・・・と思うものの、それでは15mの説明が成り立ちません

 一方、8mHのGP(周辺の建物なし前提)をサンプルとしてシミュレートしましたが、その打ち上げ角は上記4バンドとも大凡30度程度ですから、20mを除くバンドの垂直成分の出方としては「当たらずとも遠からず」で、やはり20mだけ解せない・・・。勿論、シミュレーションデータのベランダの作りなどは得意のナンチャッテですから、この結果をそのまま鵜呑みにはできませんが、今の釣り竿の長さとして比較的効率がよいはず(大凡1/4λ)のこのバンドの飛びが怪しいのは、この「打ち上げ角の差」が影響しているんじゃないかと邪推するに至りました。

 試しに、カウンターポイズたる二本のアルミ線・・・これを複数本増やしてシミュレートしましたが、そうそう劇的には変わらないようです。釣り竿君は「夜営専用」ですからあれこれ試すことができないんで、何とかもう少しシミュレーションで追っかけて、何らかの「奇策」を考え出したいと思います。

新釣り竿君の状態

2013-04-30      
 ALL JAに備えて少しでもまともなローディングコイルを釣り竿君に と、コンテスト直前に巻いたコイルを使っての参戦で結果もまずまず・・・それはそれで良かったんですが、MMANA頼りの急造コイルで実際どの程度の所まで同調点を持って行けたのか、コンテスト中に測定する余裕がありませんでした。
 釣り竿君をあまり必要の無いときに突き出すのも気が引けるんで、「まぁ、次のコンテストまででいいや・・・」と単純に考えいたんですが、「鉄は熱いうちに打て」(といっても、銅線ですが・・・)というか、ひょっとしたら「WW WPX CW」への参戦もあり得る、いやいや「ALL Asian」だってうっかりすると迫ってくるぞ・・・ってな感じに思考が行き着き、何と今さっき、チョチョイと準備して数分で「出竿⇒測定⇒納竿」という早業を敢行、「新釣り竿君」を見参 自由時間の多い「GWの醍醐味」でもあります。

 作り直す前のコイルによる事前測定では40mが7.4MHz付近で同調していたんで、新しいコイルはその分を考慮して、ローディングコイルのインダクタンス値を求めました。目論見では6.9MHz近辺でSWR最下となり、40m用としては若干長め・・・インダクティブなものにしてマッチングを楽にしようと考えました。

 早速、実測値はこちら・・・。



 ほぼ計算通りですが、最下点は6.826MHzとなりました。実際、コンテストでオンエアしていた辺りの7.018MHzにおける関連情報を表示させていますがSWR換算=3程度で、カップラに任せる範囲としてはギリギリかなぁといったところでしょうか。
 ところが、虚数成分を打ち消すために必要な直列容量は360pF辺り・・・ということは、TYPE-Ⅲの構成上ちょっと大き過ぎる値(350pF以下が望ましい)であり、これが「30mのスイッチ位置でマッチング」といった形で現れたわけです。何れにせよ、新しく作ったコイルを一巻き解いて同調点を上げたいところです。

 一方、80mについても測定してみました。これは、またしても色がどぎつい百均のアルミ線で作った急造コイル・・・これをカップラと釣り竿君のエンドの間に入れる形でMMANAで試算した結果より、58μH程度のものを作るつもりが若干インダクタンス足らずの55μH(LCRメータ実測)となったんですが、ひとまずこれで・・・というちょっと適当なものでした。ところが、測定結果はご覧の通り・・・。



 実測では、共振点は3.3MHzでSWR換算=1.6と出ました。かなり低い周波数で共振しており、結果的には巻き過ぎと言えそうです。この時の純抵抗は31Ωですから、そんなに想定をかけ離れたような値ではないものと言えます。また、仮にこの共振点のSWRが1.0だったとすると、SWR<1.2の範囲は40KHz程度取れそうですから、必要な「CW帯」は一度のチューニングでカバーできそうです。
 そして、実際の運用周波数辺りではSWR換算=15 この時の虚数成分の打ち消しに必要な直列容量は300pF程度ですから、TYPE-Ⅲの整合範囲には入っていますが、ちょっとカップラが可哀想な感じ・・・整合ロスが結構ありそうですね。
 これを改善すべく、最終形となるコイルを上記40mのローディングコイルと同じような方法で巻けば、「10m巻き」の切り売り線材ギリギリで作れそう(47μH⇒45回巻き程度)。また、特にぶら下げませんから、作成時に使うボビン用のボトルに巻き付けたままで成形してしまう方が良さそうです。

 これらのデータはあくまで「現状のヒョロいカウンターポイズ」が前提ですが、まぁこんな感じで追い込んでいけば良さそうであることは解りました。

釣り竿君のコイル直し

2013-04-21      
 昨日は大変寒い一日・・・引き籠もりの本領を発揮して「ALL JAまでの宿題」の1つを片付けました。

 先日のJIDXの最中に釣り竿君の同調を確認したら、今のカウンターポイズの状態でも40/20mはそれなりに無理なくマッチングが取れる範囲であることは勿論、40mはローディングコイルのインダクタンスを少し増量してやれば、かなりきちんとマッチングが取れそうな雰囲気であることが判りました。
 実際、カウンターポイズ自体はまだまだ貧弱なようで、こちらの改善の方法論は「本数増やし」に行き着くと思いますが、ALL JAまでの期間を考えると、今のカウンターポイズは変にいじらずにローディングコイルの再作による「マッチング優先」で行った方が段取りとして確実だと結論しました。

 今回は、巻き足しによる単純なマッチングの調整ではなく、コイルのQを少し吟味して大きめのものに換装しようという魂胆です。また、このコイル着脱しなくてもバンド切替が簡単になるようなジャンパーを具備するという作業上の改善も視野に入れています。

 必要なインダクタンスは、MMANAで作成した「釣り竿君システム」で現状を再現(7.4MHz付近に同調)するモデルをこしらえた上で、MMANAの「最適化」で40mに同調させるのにどのくらいのインダクタンスが必要かを求めたところ「21μH」との答えが出ました。
 一方、現状のコイルは17.24μH(LCRメータ実測)ですが、このコイルの直径、巻数、巻幅から求められるインダクタンスは17μH。そして、この時の無負荷Qは約270となりましたので、少なくともこれ以上のQになるような設計方針・・・単純にはコイルの直径を大きくすれば、それに比例して大きな値になっていくだろうという安直な考えでボビン探し・・・。すると、以前に紫色のアルミ線を巻いていた太めのプラスチックボトルがあり、直径60mm程度のコイルが作れそうな雰囲気。ひとまずボビンはこれ・・・と思ったんですが、やはり受風面積が気になったため、以前に空芯コイルを作った時の方法でコイル巻きをしました。



 大きさは俄然大きくなりました。当初はスズメッキ線で考えましたが、雨降りの際の影響がモロに出てしまうため、0.8φのUEWを使用・・・っていうか、ステルス君のエレメント補修用の買い置き流用です
 ショートジャンパは出力が出力(どうせ5W)ですからワニ口としてあります。また、途中にタップを設けて30mにも同調できるようにしました。

 インダクタンスは実測で20.8μH。設計値は21μHちょいだったんですが、実際のコイルの直径が58mmくらいになったため、若干少なめになっています。それでも、MMANAの計算値では6.97Mhz付近が同調点・・・まぁ、合格でしょう。
 さぁ、気になるQですが、無負荷Qは605元のコイルより2倍ちょっと大きくなりました。MMANAでの試算ベースで大凡1dBの差があるようです。実感できるかどうかは微妙ですが、同調点の合わせ込みとの相乗効果は期待できそうです

 昨晩晴れていれば、ベランダ隠密実験をやっても良かったんですが、17時前から雨模様で結構本格的に降っていて無理、今日も悪天候らしいんで、このままいくと「ぶっつけ本番」になる公算が高くなってきましたが、本当に毎度コンテストの度に「実験込み」となっちゃうのは・・・まぁ、これも含めて「コンテストは楽しい」と言えるといえば言えるわけですね

釣り竿君のさらなる改良案

2013-04-17      
 今回のJIDXでは、釣り竿君がメインアンテナのような役割をしましたが、40mと20mの行き来の度にコイルの着脱作業が煩雑だったことや、15mでも案外活躍できそうなことも判ってきましたので、この点の改良を少し考えてみようと思います。

 まず、コイルの無い状態で使いたいのは20mです。この時は「5.2mのワイヤー」といった形態で使いたいわけです。一方、コイルが必要な40mについては、5.2mのワイヤーを二分できるようにギボシ端子を入れてあるため、ここにコイルを挿入するわけですが、コイル自体をぶら下げてしまうと結構大きくたるんでしまうのと、少しの風で結構揺れて気分が悪いため、下の図のように装着しています。



 ここでこのコイルをショートできるようにすれば、何もいちいちコイルを外す必要はない・・・という当たり前なことに、何度かコイルの着脱をして漸く思い立ちました丁度矢印の先の破線部分だけが着脱できれば、取り回しが非常に楽になります。この工夫は簡単にできますので、近いうちにやっつけようかと思います。

 また、15mに関しては5.2mのワイヤーではちょっと長すぎるため、コイルの下部からカップラに繋がるワイヤーとして全長が3.4m程度になるような短いものを用意し、竿を数段伸ばし切らずに頃合いで調整してやれば、15mの1/4λのアンテナを形成できます。これも実に簡単ですね。10mも欲張ればできますが、夜中に10mをバンバン使うとは思えないんでねぇ・・・。
 ただ、5.2mのままでもカップラでSWR自体は落っことせましたから、ちょっと長めのワイヤーでも問題ないような気がしています。

 いやぁ、単純な作りのアンテナですが、工夫するところは結構あるもんですね

釣り竿君の正体見たり!

2013-04-16      
 今年のJIDX-CWの合間を利用して、「釣り竿君」(もう、どうしてもこの名前のようです)を詳細測定してみました。最近手に入れた「あんあな54号君」(AA-54)による情報収集。そして、後はPCに取り込んで「どないだ」と見るだけです。

 釣り竿君のエレメント部分は約5.2mのビニール線であり、真ん中にギボシ端子が入れてあって、ここに40m用のローディングコイルが挿入できるような仕組みです。元々は20mの1/4λを意識した上で若干長めにすることでリアクティブにし、マッチングを取り易くしたつもりです。40m用のコイルはMMANAの計算値をひとまず信じて、直径40mmの空芯コイルになっています。
 釣り竿君の相手に当たるカウンターポイズは、アルミ線をベランダ床の「向こう側とこっち側」に這わせただけのもので、向こう側(ベランダの外に近い側)が5mほど、こっち側(ベランダの家に近い側)に10mほど、無造作に引き摺り回しているだけの粗末なものですが、まずまず動いてそうなんでこのところ特に工夫はしていません。

 こんな「作りっぱなし」のものですが、自作カップラの「TYPE-Ⅲ」で十分にSWRは下げることができますし、少なくとも5Wで東欧辺りまではQSOできちゃってます。つまり放っておいてもいいんですが、特性を知っておくこと自体は別に何の邪魔にもならないし、無理矢理カップラで落としているような状態は好ましくないなぁ・・・ってなことで測定することに。
 アンアナ54号君はMコネですから、仮設アンテナのSWR測定用に以前こしらえたMコネにワニ口クリップをくっつけた治具をエレメント側とカウンターポイズ側にそれぞれ接続して測定しました。



 さて、まずは40m。これはちょっとオドロキの結果です。



 なんと、7.408MHzでSWRが1.01 と、完全に同調しています。SWR<1.2の範囲が72KHzもあり、ローディングコイルをもう数回巻き数足せばバッチリ・・・カップラも要らないような世界です。

 それでは、本命の20mはどうかというと・・・。




 同調点は12.888MHz付近とかなり低めになっています。MMANAでカウンターポイズ部分を簡単に擬似ってみると、どうもカウンターポイズの長さに引き摺られているようです。即ち、カウンターポイズが良好な「接地」の役割をしておらず、「変形DPの片側のエレメント」のような有様。
 ちなみにインピーダンスを見てみると、14MHz付近が110.0+91.8jとなっています。MMANAでも50Ωより高めになるように計算されます(77.8+84.3j)から傾向は何となく正しそうですが、インピーダンス上昇分を「接地抵抗」と見立てると、あまり上手くないようですね・・・。

 考えられる対策は「エレメントを短くする」というのが最も楽な方法ですが、なるべく家屋から離れた部分を多く取りたいと思いますので、カウンターポイズをもう少し短くする(特に「向こう側」の奴は40m用としては短すぎますから、20m用のカウンターポイズと割り切って少しちょん切っちゃう)、少し長さの違うものを複数本用意して本数を増やしてしまい、「接地」としてより良好な方向に持っていく・・・といったところでしょうか。

 JIDXで見えた課題の1つは、実はこの「釣り竿君」に纏わるカウンターポイズの見直し・・・夜しかできないこの調整(釣り竿君は夜専用ですからね)は根気が要りそうですが、ひょっとすると数dBのロスが解消できるかも知れませんから、折々詰めていきたいと思っています。

釣り竿アンテナの「半固定」

2013-03-18      
 今日は私用で若干遅めの出社・・・昨日記事にしておこうと思ったら、夕飯後の睡魔に勝てず終いとなってしまった釣り竿アンテナの「半固定」についてまとめておきます。

 そもそものコンセプトは、以下の通りです。

 1) コンテスト当日や必要時にサクッと釣り竿を
   延ばせるような仕掛けであり、あくまでも
   「半固定」で着脱可能なこと
 2) これまでベランダ内でロスしていた「斜め
   立て掛け分」を考慮し、できるだけ
   ベランダ外の部分の長さを長くすること

 こうして、我が家のベランダにマッチする長さの塩ビ管など用意したのが先週の休日でした。

 仕組みとしては、釣り竿を外に向けて立て掛けていたために突き出し長として損していた分・・・ベランダの部屋側の壁床部分と手すりの間の斜め部分にあたる凡そ1.5mの無駄をできるだけ省くべく、釣り竿が挿せる太さの塩ビ管を購入、釣り竿の袂を挿してもぐらつかない程度の所にボルトを1本打ってやれば工作部分は終了ですから、今日は塩ビ管に穴を開けただけ。夕刻に家人が洗濯物を取り込むと同時に、ササッと取り付けてみました。

 まずは、塩ビ管と釣り竿の立て掛け風景。



 右下の隅に見えているのが洗濯機。この前面に沿う形で塩ビ管を立て掛け、手前にブロックを置けば足元は固まります。そこに釣り竿を挿せばOK。ボルトはひとまず、塩ビ管の先から40cmの所に打ってありますので、5.4m竿の殆どの部分がベランダ外に出ることになりました



 塩ビ管をクランプで固定しました。念のため、マジックテープを巻き付けてありますが、まぁオマジナイ的な意味しかありませんね。この構造では手前に倒れてくることはほぼありません(洗濯機とクランプが支えてくれています)が、塩ビ管の足下においたブロックがずれると向こう側には倒れる可能性がありますから、この写真の手前から向こうに吹く強風(我が家の条件で東から南東の強い風)には注意が必要です。
 竿を目一杯伸ばしてみましたが、特にグラグラした感じもなく当てずっぽうの「40cm」もまんざらではなかったのですが、竿の袂のブッシュが無理なく入る口径のため、開口部分に当たる竿の太さがかなり細めなことが気になってしまいました これは、竿の方に細工をして凌ぎたいと思います。

 もし、同様なものを追試される方は、竿抜け防止のブッシュ部分を工夫された上でもう少し細めの塩ビ管を用意した方が良いかも知れません。また、材料として用意した塩ビ管は「VP」・・・いわゆる肉厚タイプで少々重いのですが、今回のような用途には「VU」より安心して使用できます。

 さぁ、これで春のコンテストシーズンに向けた準備はひとまずOK。あとはステルス君の「伸び気味エレメント」と「くたびれかけのクレモナロープ」を取り替えれば、春のアンテナメンテは終わり・・・かな

煙霧の中で買い出し

2013-03-11      
 月日が巡るのは早いもので、自分の好きなコンテストのシーズンがそろそろ巡ってきます。開催は4月が皮切り(JIDX-CW)になりますが、絶対直前にドタバタするんで早めの準備を始めようと思い、先週辺りからあれこれ「物理的な準備」を始めています。そんな中で、結局「深夜の仕事人」たる釣り竿アンテナ・・・これが、最終的なコンテスト結果の「キャスティング・ボート」とも言えるような有様になってきたここ数年の傾向に、もう少しグラグラしない設置方法はないものか・・・と頭を悩ましていました。

 これまでの釣り竿アンテナは、ベランダから外向けに斜めに突き出す(手すりに向かって立てかける)という形とし、結局約1.5mほどはベランダ内に(斜めに)あったわけで、その分「突き出しロス」がありました。5.4mの竿にして1.5mのロス・・・ということは、事実上4m弱しか使えていなかったわけです たまたま風の強い日に出会していなかったんで、「立てかけ」でも上手くいっていたんですが、今後はどうなるか判りませんよね・・・。
 これがもし、ベランダの手すり(我が家のベランダは、約14cmのコンクリの手すり・・・この写真が解り易いかな)にそれなりな強度でちょっこり設置できれば・・・仮に、ベランダ内の固定部分として40cmを消費したとしても、5mは丸々「ベランダの外」になるわけで、この差はひょっとしたら大きいかしらん・・・と考えていました。

 釣り竿アンテナは夜間にしか設置しません(できません)し、急に風が出てきた場合の撤去など「着脱の容易な形」を考案しようとすると、ベランダの手すりの縁に数十cmの「筒」を斜め(ベランダから上向き・・・天体望遠鏡で頭上の星を眺めるような感じ)に取り付け、そこに釣り竿をぶっ差してやれば良いような細工をしておくと好都合です。
 今使っている釣り竿の袂は、竿抜け防止と底部の保護のために立派なゴム製のブッシュが仕込まれており、これが竿よりかなり太いのですが、ひとまずこれがすっぽり入る筒を用意すれば事足ります。このブッシュの直径が36mmぐらいですから、内径が40mmの筒を探そう・・・これが、今回の部材集めのコンセプトです。

 昨日の日曜日は、何と東京で夏日を記録(これは観測史上、この時期としては初めての最高気温だったそうです)する一方で、午後から急に風が強くなって「煙霧」が広範囲に出現。この煙霧・・・気象現象としてはかなり広義な意味がありますが、今回のような「純粋な砂埃巻き上げによるもの」でこんなに広範囲のものは確かに珍しいことだと思います。が、とにかく早めに準備したかったこともあり、最寄り(といっても、車で15分くらい)のホームセンターに行きました。

 太めの筒は、水道用の2mもののPVCをカットして貰って1.5mの筒を準備、この筒の頃合いのところにボルトを打てば、念願の「竿差し」ができるわけです。未だ工作していませんがこんな感じ。



 随分余裕のある太さになってしまいましたが、まぁ良しとしました。実際には、これはPVCの切れっ端に竿を差した模型で、バックに写っている奴が1.5mの筒です。これの上方から40cmくらいの所にボルトを1本打っておけば、その先が「竿差し」になるという魂胆。

 さて、この塩ビの筒をどうやって「仮設」するか・・・です。

 まず、ベランダの手すりには簡易なクランプがあればいいなぁ・・・足下は洗濯機に密着させてブロックでずれないように押さえればいいか・・・と想像し、思いついたものを購入。



 写真中央のクランプですが、これは「見っけもの」かも・・・15cmまでのものなら、ひとまず簡単にクランプして(つまり挟んで)くれます。青矢印の所を押すとクランプ部分がスムーズに拡がり、あとは挟みたいものの幅まで縮め、レバーをキュッキュと押してやるとさらに狭まってがっちり固定されます。これ、フィールドでも結構使えそうですよ。オレンジの挟む部分が若干柔らかくなっており、挟んだ物を傷つけないように配慮されています。この大きさで680円でしたが、さらに大小サイズがありましたのでお好み次第
 我が家では、これをベランダの手すりに装着して上記のPVC筒をバインド(上の写真の青い丸めた奴・・・いわゆるマジックテープ)して足下にブロックを置けば、まぁ超強風でもない限りはいけそうです。

 言葉で散々書いても、きっと10%くらいしか伝わらないと思うんで、実際の装着風景はまた改めて記事にしようと思います。

釣り竿LWの改良

2012-11-23      
 これまでの釣り竿アンテナは、5.4mのグラスロッドに5.13mのビニール線を取り付け、陽がとっぷりと暮れて視認できない時間になると「音もなくベランダから顔を出す仕様」()で、マッチングは全てカップラ頼み。まぁ、20mはそもそもこのアンテナの「メインバンド」と考えビニール線長を「1/4λ」にしているんで、それほど整合にも不安はなかったのですが、40mには少し短すぎるなぁ・・・と思っていました。
 一方、この釣り竿アンテナの効果は、「軒下⇒軒先」という当たり前のメリットが大きいのですが、40mを含むローバンドでもイイ感じに動いていた上、どうやら打ち上げ角が低そうだ(一応「垂直系」ですからねぇ・・・)という読みもあって、折角のDXコンテスト参戦に向け、何とかもう少し上手い具合にならないかしらん・・・と思案。
 結局、20m用のLWの途中にコイルを入れて「センターローディング」にして、電気的に1/4λの「斜め偏波」のアンテナにできるよう、ギボシを使って着脱できるようなコイルを作成しました。例によって、百均のボトルをチョン切ったものと、0.7mmのウレタン線です。百均ボトルは初めて「ソフトタイプ」を買ってきましたが、カッターで切るのは楽な反面、コイル巻きにはちょっと心許ない(柔いんで変形してしまう・・・まぁ後から整形できます)といった案配でした。



 LWは2.5m付近で2分割してそれぞれギボシ端子を付け、20mの場合は2つに分かれてしまったエレメント同士を接続、40mでは上の写真のコイルを間に挿入する・・・結局手動ではありますが、ひとまず形にはしました。

 今日は生憎日中ずっと雨が降っていて全然試すことができていませんから、明日夕方以降に「実験」が待っています。やれやれ、コンテストっていつもこうなるのね・・・

垂直系のアンテナなのね・・・

2012-10-08      
 よく考えたら、急に現れてあまり全貌が明らかにされていない「立役者」がいました。

 南向きの最上階の我が家から北方向に電波を飛ばそうという思いつきで、ヤフオクの「アマチュア無線」のカテゴから選んで買ったファイバー竿。長さは5.4mあります。
 実物を手にした途端「目立つなぁ・・・」という意識が芽生えて長いこと放ってあったのを、コンテストの最中の思いつきで20mの1/4λほどのビニール線を括り付けただけの代物です。これを、ベランダの西端・・・このブログによく出てくる洗濯機が置いてある方に「暗闇限定」で突き出して使います。普段は、リグの向こう側の「パイプスペース」(って、何だ)に慎ましく鎮座しています。



 今年のACAGでもこのアンテナが功を奏した格好で、最近は夜遅くにニョッキリしているコンテストが多くなりました。

 さて、今回は特にステルス君の代役として頑張ったわけです。2日目の夕方に80mへのオンエアを目論んで19時頃に竿出ししたのですが、それまでオンエアしていた40mを少し覗いてからにしようとそのままワッチすると、何となくバンド全体が静かになってしまいました。無論、SWRはほぼ1.0になっておりミスマッチによるロスとは考え難い・・・と思いつつスイープすると、それまで呼んでも取って貰えなかった北海道某局が、何とS9+20dBの強さで入感、一発Getとなりました。
 さらにQSO済みの4エリア某局・・・この局は、ステルス君でS9+20dBがS9+30dB、QSBピークで+40dB近くまで強く入感していました

 ステルス君は軒下、この釣り竿アンテナは「軒先」ですから周辺の建物の影響等が減るのは理解できるものの、バンド全体のSは大人しくなる方向・・・こうなると、打ち上げ角(というか、指向性というか)が明らかに違うことが解りました。
 逆に言うと、局数稼ぎで近場狙いをする場合に「軒先だから有利」と単純に考えても上手くなく、その時点でどちらが有利か・・・といった感じの考慮をしながら「使い分ける」というのが正解のようです。
 垂直系は打ち上げ角が低いということぐらいは、キャリアだけが自慢の自分でも理解していましたが、ここまであからさまに目の当たりにしたのは初めてでした。

 その後QSYした80m・・・ここでは、40mほどの差異は感じませんでした。タイミング的なものや波長に対する露出部分の長さなど、様々な要因が考えられますので何とも言えません。が、ローディングしまくりとは言え、これで80mの初北海道QSOも成立したんですから、まぁまぁのアンテナと言えるでしょう。またしても、名前を付けてやらんとなぁ(って、きっとこれまでと変わらぬセンスなんでしょ このブログ主の・・・)。

 今年最後のビッグコンテストは「CQ WW DX CW」になります。コンディションさえ良ければ、ハイバンドでの大活躍が期待できそうですが、どうなることやら・・・。
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どよよん無線技士

Author :どよよん無線技士
こおるさいん:JM1DPL

アパマンというハンデにさらにQRPまで課し、失敗連続のヘッポコリグや周辺機器の製作・・・趣味というより「荒行」か!?

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