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モビホ&QRPでDXコンテスト

2022-06-28      
 思いつきで購入したモビホで、SSNがイイ感じでのコンテストに参加しようと画策し、先週末のオールアジアンにほんのちょこっと参戦し、モビホ&QRPで何局くらい交信できるのか試してみました。

 購入したモビホは、ダイヤモンド社のHF15FX。ベランダに高さの制限があるため、本当はもう少し長いものの方が良かったんですが、まぁこればかりは仕方ない・・・。



 真ん中の如何にも”モビホ”な奴がHF15FXです。エンドローディングのため、しっかりはしていますが効率は余り良さそうではありません。適当にカウンターポイズ代わりのビニール線を曲げたり伸ばしたり・・・。その上、左に張ってあるロングワイヤーもアース側につないで、SWRを無理に落としての参戦・・・果たして

 プライベートでいろいろあり、本格参戦にはほど遠い状況でした。6QSO。



 ロシア、オーストラリア、ハワイまでは届いたようですね。ただまぁ、過去の経験的に、軒下DPに少し劣る感じかも知れません。しかし、全く飛ばなかったわけでもないので、もう少し使ってみたいと思います。

 因みに当日のCONDXは、SSNが100超、K-indexが3程度でした。

 今年は時々15mを中心にワッチしていますが、SSNが高めの割にあまりCONDXは良くないように思います。20mあたりは賑やかなこともありますが、ハイバンドの本格化はもう少し先でしょうか まぁ、「地上のコンディション」も宜しくないので、その影響でオンエアする局数が減っているのかも知れませんね。平和を祈るのみです・・・。

ミニパドルを常用機に仕立てる

2022-05-30      
 夏日がちらほらと顔を出し始めましたね。エアコンも掃除して、来る夏に備えました。

 前々から、小さいパドルを探していました。現用の”CT73MS”は、大変気に入っているんですが、いかんせん専有面積が大きく、小兵の”IC-705”とは釣り合いが取れません。手狭な机上の配置を考えると、もう少し小さいパドルが良いなぁ・・・と漠然と考え、Tweeterで独り言ちたりして過ごしていました.。そして、最近になって中〇製ではあるものの、比較的作りがしっかりとしたミニパドルを見つけました。価格は¥6,000程度。円安の影響で、”蟻”の値頃感はあまりなく、A〇AZONとどっこいどっこいの値段でしたが、やや安いモノを見つけてポチッとな・・・してしまいました

 恐ろしく高速で到着。ちょっとびっくりしました(注文から1週間)。RiGへの接続用ケーブルは付いていませんでしたが、特に損傷は見られませんでした。

 このパドルは、固定するためにネオジム磁石が下面に付いており、ご存じのようにこの磁石は強力ですから、鉄のしっかりした台座があれば、まぁパドルの横振れも生じないでしょう・・・というわけで、このパドルサイズに合う厚めの台座を用意することに。
 最近は、板材の切り売りが充実していますね。横幅と奥行きにあたる寸法を50mm×70mmと見積もり、厚さをひとまず10mmとして、鉄板の切り売りサービスを探し、モノ〇ロウから注文しました。

 ただ、これでは”ハードヒッター”たる自分には少々軽く、パドルが動いてしまいそうな・・・ということで、早速百均に行って、滑り止めを購入。これで概ねご機嫌な感じになりました



 裏面もお見せしましょう。



 ここで裁断して貰った鉄板をちょっとアップで。



 非常に綺麗に仕上がってます。ただ、長期間でどんな風に痛んでくるか(錆びてくるか)は経過を見る必要がありそうです。また、板厚はもう少しあっても良さそう・・・例えば12,3mmにすれば、ずっしりとして、もう少し安定するかも。
 今回は、結構百均の滑り止めがイイ感じです。この手の滑り止めは、ゴム足でもそうですが、細かいゴミを吸着してそれで滑ってしまうことが多く、置く場所と足をきちんと綺麗にしてやれば、かなりしっかりとしてイイ感じになります。足と置く場所が吸着するようになり、かなり安定します。

 勿論、打ち手の力に依存しますから、この点は各位の創意工夫の範囲。パドルの反発にマグネットを作っており、これが少し弱いかな・・・という感じ。接点がちょっとダサいところなど不満が無いわけではありませんが、しっかりとした作り、マグネットで固定できる所などは、移動用にはイイ感じでしょう。

 実はもう少し台座を厚くしてみようかなぁ・・・と検討中です。是非、お小遣いの有り余るOM諸氏の追試をお願いします。

久し振りのハンダ付け修行

2022-05-23      
 少し前のお話・・・GW前に仙台の友人から「クルマのランプ、直さんかね~」という依頼が入りました。なんぞ と思って詳細を聞いてみると、四角い形のクルマのハイマウントストップランプ(始めに言っておきますが、小生、クルマには全くの素人です)が歯抜けに光るようになっちゃったということのようで、「歯抜けなら大丈夫では」と思ったら、道交法的に・・・というか「車検が通りません」とのこと。なんでも、年式やその他の条件で違うらしいんですけど、まぁ兎に角、「直せ」って言うなら「直して進ぜよう」と、重い腰を上げた次第。防水の透明カバーは取ってから送ってね・・・とお願いをして到着。

 早速通電してみると、4,5個のLEDが点かず、「これを直せって言うのね」と合点。ところが、換装用に当たりを付け購入したLEDとの輝度が違いそうで、20本のLED全部取り替えってことで、シュッ太郎で丁寧により、薄型ニッパで足をざくざく切った方が、全然効率が良いだろうと踏んで、前から欲しかった薄型ニッパをAM〇ZONで購入し、暫し作業は延期。

 GWの後半になって漸くニッパが到着。



 結局、GW最終日に作業という運びになりました。

 実は、元のLEDは3本足・・・ネットで少し検索しましたが同じ用なものは無く、仕様的におなじようなLEDを秋月で探しましたが、4本足でした。足も曲げるほど長くは無く、すずメッキの細い奴を折り曲げ、上手く導通させる工作をしながら、結局半日くらいかかってしましました。

 それでも久々のハンダ付け作業・・・ド近眼に苦慮しつつ、眼鏡を付けたり外したりしながら、何とか完成させ、通電試験を。



 はい20個全部点灯です。

 聞くところによると、これを小銭稼ぎに利用している御仁が居るそうな。そして、おいらは、美味しい日本酒を2本、送って貰ってご満悦。ただ、痛烈に”作業机”が欲しくなりました。長時間の胡座かきは苦痛・・・在宅ワークでも苦痛ですが、本当に長時間地べた座りは堪えますね。ちょっと考えましょうかね。

 ちうわけで、錆び付いた我が”腕”がチョピリ昔を懐かしむ出来事となりました。

今年のALL JAで40m復活を見た!

2022-04-30      
 毎年、ほぼ参戦するALL JAに今年も参戦しました。今年は特にSSN上昇で夜間の40mが久々に「使い物になるのか」を確認するためと言っても良い参戦です。以前に考察した夜間のローバンド(国内)について、SSNが上がってくると夜遅くまで伝搬されるのではないか・・・というどよよん仮説が正しいのか否かを確かめたくての参戦です。
 コンテストの少し前から、時折40mをワッチしていましたが、夜遅くまでQSOしている感じ・・・果たして、夜半過ぎまで国内は開けているのかという部分は、流石にコンテストでないと判りません。例によって、釣竿を20時半過ぎにセットし、毎度のLWをセッティング。周波数確保の’VVV’を聞きながら、開始時間を待ちました。

 開始初っ端が8エリア。幸先いい感じだったんですが、その後が余り続かず、それでも22時までに1エリアを始め、3,0,5,2,4エリアとQSOでき、大方全国的につながりました。22時台は超混みの状態が少し落ち着いたのかQSO数が結構増え、この1時間で22QSOになり、Cycle24の太陽活動が活発になった時期の40mと同じ様な感じになりました。いよいよ、太陽活動は活況になってきたようです。

 ちょっと話が逸れますが、今年はEsがまだ活発ではないように思います。やはり、太陽活動とEsは直接的には関連性が無いですね。皆さん、如何ですか

 さて、夜半を過ぎてもあちこちつながるので、またしてもCQを出しましたが、自分の受信能力の劣化が進み、一発でコピーできないことが多々あり、呼んで頂いた局にお手間をお掛けしました・・・申し訳ない。それでも、結構多くの局に呼んで頂き、S&Pより効率よくQSOできた部分もあって、自分的にはかなり楽しめました。後で見るRBNが楽しみです

 家の事情もあって、03時前には納竿しましたが、翌日は軒下のLWに切り替えて10時過ぎから復帰。そこそこつながります。まぁ、1エリアがかなり多いものの、そこそこの局数稼ぎができました。

 19時過ぎてまた出竿すれば、やはり広範囲なエリアとのQSOができるようになり、性懲りも無く、またしてもCQ連呼で読んで頂き、今年のALL JAコンテストは終了になりました。

 さぁ、お待ちかねのRBNは・・・。



 これももう定番ですが、西海岸までは届いていますね。40mのDX CONDXとしても悪くない感じですね。今後のDX Contestもちょっとやる気が出る感じになってきているようです。さらにハイバンドはどうなっていくか・・・アンテナを何とかしないと、味見ができないですね。漸く長時間ベランダにいても大丈夫な気候になってきましたから、そろそろまた、電線アンテナで遊んでみようかな

 今年も入賞は難しそうな得点でしたが、期限までにはログ提出を済ませました。来年は趣向を凝らして参戦したいと思います。

5年に一度の"禊ぎ"・・・再免許受け取る

2022-03-26      
 3月は何かと忙しく過ごしていました。ちょっと体調不良・・・というか、人間ドックに行ったり、左足の不調で病院に行ったり、3回目のワクチンを打ったりする一方、仕事も休日出勤が多いなど、あっという間に月末を迎えます。

 ワクチン接種に関しては、発熱は37.3℃前後を行ったり来たりの1日を過ごし、今回は特に背中から下肢の裏側に渡る筋肉痛・関節痛と軽い頭痛があり、案外過ごし難い印象でしたが、特に高熱には到らず接種後48時間でほぼ元通りになりました。

 2月某日に「あっ再免許申請しないと不味いぞ・・・」と思い立ち、例によってWebページ”総務省 電波利用 電子申請・届出システム Lite”より再免許申請しました。コロナ禍で新スプへの過渡期となり、IC-703以外の旧スプ機は手放そうと思っていたんで少々迷ったんですが、まぁひとまず現状ままで申請を済ませてしまうこととして再免許申請・・・2/14申請⇒2/22審査終了となり、自分の”禊ぎ”と位置付けている「関東総合通信局での直接受け取り」に3/7に行ってきました。

 受け取った免許状を見ると備考欄になにやらゴチャラと書いてあり、帰りしなの電車内で読んでみると、旧スプ機の扱いの注意書きであることが判りました。帰宅してからよく読んでみると・・・って、ひとまず免許状のスナップをご覧に入れましょう。



 ※このスナップは、クリックすると大きなイメージを別窓で表示します。

 ご覧のように、どうやら今年の11月一杯までは旧スプ機はそのまま使っていて良く、その後「他の無線局の運用に妨害を与えない場合に限る」ということですから、旧スプ機は12月以降”スプリアス確認保証”を受けないと使えないということになるようですも経過措置が「当分の間」延長されるようです。

 ひとまず呼出符号は5年延命したことを、ここに記しておきます。

特小を買ってみたり

2022-02-20      
 先週は14日を”我が儘有休”とし、4連休を決め込みました。久々の長期休暇・・・前日の10日はちょっと深酒をしてしまい、「酔った勢いポチッとな」をしてしまい、期せずして特小を購入してしまいました。
 特小というと、何やら怪しげな中華機種がア●ゾンに並んでいます。中でも幾つかの機種はきちんと技適を受けており(これは総務省のHPで確認できます)、その中から機種を選んでも良かったんですが、味見買いとは言えやはり素性のしっかりしたモノをと考え、Standardの”FTH-314L”を選択しました。



 いやぁ、正に”おもちゃ”です 操作に必要な最低限のつまみとボタン、防水性重視のヘッドセットジャックカバーなど、実用性を追求してはいますがまぁとにかく小さいです。特小は420MHz帯を使ってるので、ちょうどアマ無線の70cm帯のすぐ近く。アンテナはロングサイズを選んだので恐らく1/4λのホイップです。

 ベランダに出てワッチしてみましたが、なぁんにも聞こえません ネットの情報によれば、見通し距離であれば市街地でも1Kmくらいはカバーできるようですが、まぁ使っている人がいなけりゃ仕方がないですね。その後は各種機能を試して遊んでいましたが、”我が儘有休”の14日に漸く交信しているチャンネルを見つけました。どうやら、近くの工事現場に出入りするダンプを誘導している模様で、断続的にやり取りをしている様子が聞き取れました。受信が動いていることが確認できて一安心

 さて、この特小を入手して「アマ無線機もQRP廉価機を出してみたらいいのになぁ」と思った次第。特に70cm辺りなら、5エレ程度の八木をつないでちょっとした高台に行けば、案外面白いQSOができるんじゃないかと思ったんですね。この特小の周波数をちょっとだけ上にずらして売り出したら、案外皆興味を持ってくれるんじゃないかなぁ

 まぁとにかく、時々遊んでみることにします。

15番目のギリシャ文字

2022-01-24      
 とっくに新年が明けました。年末年始の暦の具合が悪かったことに加え、ZS(これ、プリフィックスね)で初めて見つかった”Ο”(これ、ギリシャ文字ね)が徐々に広まり始めたことで無駄な外出は控え、我が愚息と甥っ子に車を出させて伯父の家に年賀に行った程度であっという間に終わってしまいました。仕事が始まるとこれが結構忙しく、新たな経理システムの立ち上げや4月からの新人研修のセットアップなどバタバタしています。今日は、以前から決めていた”安息日”で、せめてブログで生存証明しようとキーボードを叩き始めました。

 さて、冒頭に記したいわゆるオミクロン株のお話・・・指数関数的に感染者が増えていますね 会社では、感染情報を共有すべく各部門長が発熱や咳などの症状が出た社員の情報をメールで速報してきます。オミクロン株登場前までは、これらの情報の続報で「PCR検査:陰性」と送られてくるばかりで余り切迫した感じはしなかったんですが、年明け以降は「同居者が感染」など、ちょっと迫り来る危機を感じるような情報が送られてくるようになりました。

 年明け早々に本社ビルの同じ階にある余所の会社でコロナ感染者が発生し、念のため唾液による簡易検査を受けるように言われました。あくまで簡易検査ですがまぁ安心のために受けておいた方が良かろうと、送られてきた検査キットの検体チューブに指定量の唾液を取り(結構、沢山取る必要があり苦労しました)これを返送すると、直ぐに指定したメアドに”陰性”と書かれたメールが飛んできました。何かあっけない感じで「ほんまかいな・・・」というのが正直なところでした。
 各自治体では無料のPCR検査が始まっており、心配なら受けてみることができます。有料の場合も数千円で済みますから、どうしても”精神的免罪符”が必要な方は、各自治体の案内をご覧下さい(って、誰なんだ、お前は)。

 オミクロンと言う呼称は、アマ無線家には馴染みのあるギリシャ文字の仲間。まぁ、フォネティックコードにも2つ、波長や直径、100万分の1、そして何と言っても抵抗値の単位が"トリ"を務める文字達の中で、余り耳馴染みのないものですよね。
 この命名についてはwikiに詳しく書かれていますが、「ギリシャ文字の15番目」⇒15番目の何か・・・という意味では無く、彼の「ウィスキー・ホテル・オスカー」が決めたもので、その発音が彼の国のポピュラーな名前と混同されないように配慮したらしいですね。ま、どうだっていいんですが、α,β,γ・・・の順番で付けていくルールが大本のような気がします。そう言えば、ユーミンのアルバムに「14番目の月」という名盤がありますが、これに"ξ"を当てると、何やら臭そうな月となってしまい・・・って考えすぎか

 ここ1年ばかり、電子工作系はトンとやる気が起きずに放ってあります。今年こそ・・・とは思うものの食指が動かず まぁ、月一以上の記事執筆は続けていきたいと思うんで、今年も暇潰しにお越し下さい

遅ればせながら…WW DX CW 2021 プチ参戦記

2021-12-06      
  コンテスト直後に少々忙しくなってブログ書きが後回しになってしまい、ぼやぼやしている内に師走に突入してしまいました。その上、急激に気温が下がってきたのが障ったのか体調を崩していまい、今日は急遽休暇を取りました 午前中はウダウダしていましたが、漸く回復傾向となってこの記事を書いています。

 思い返すは先々週末・・・今年の締め括り参戦として予定していた"WW DX CW 2021"に無事参戦することができたんで、当日を思い出しながら備忘録にしてしまおうと。自分的には案外こうした備忘録が役に立つことがあるんで、書き留めておきたいと思います。

 実は、直前まで参戦するか否かかなり悩みました。無論、コンテスト用有給休暇をコンテスト終了日に合わせて申請してあり、準備自体は万端だったわけですが、太陽活動がやや読み辛いことより何より、ここ数年”毎度”といったある意味「我が設備の限界」をまたしても実感するだけでは・・・という憂慮(悪い予測)に苛まれ、一時は参戦を止めようかと思いました。ただ、SSNはそこそこ高めでキープされており、ハイバンドはまずまずのCONDXが期待できるだろうというところが決め手となり、またしても15m用即席DPを準備して、昼間:15M、夜:40mという定番中の定番で参戦することに。

 15mのDPの調整をしようと思ったら、「クラニシ君」(クラニシのアンアナ)の電池がへたってしまい、コンビニに買いに行ったりして遅刻 既に出感したのかWはこれっぽっちも聞こえず、ちょっとがっかりな開幕・・・結局、0112UのBY[が1stQSOとなりました。その後も、ここ数年のパターンであるBY/UAのこっち、VK/ZL位の範囲で戯れながら夕刻のEUオープンを待ちました。
 06:00Uあたりになると、案の定EU方面が聞こえてきます・・・が、あまり強くは入感しません。詰まるところ、QRP&軒下DPでは振り向かせることはできず日没を迎えました。

 40mは毎度おなじみの西海岸が強力に入感しており、08:49Uを皮切りに暫くは聞こえる局を呼び回りました。合間合間に中南米も入感していましたが、呼んでも取って貰えず さらに、恐らくロングパスであるEUも余り入感していない様子で、西海岸局の局数だけが増えていく展開でしたが、久々のアラスカに続けて東海岸側のメリーランド州まで5Wの電波は飛んでいきました CONDXが良いんだか悪いんだか判らぬまま時間が過ぎていき、16:12Uに漸くZONE16まで届き、17:00Uを回ったら眠くなってきました。「今日はCONDXはあんまり良くないということにして、明日に期待」と高を括って、釣り竿君を納竿して初日は早々と店じまいしました。

 翌日は22:00U(日本時間の朝7時)に覚醒して15mを暫しワッチしましたが、やはり残念ながら西海岸が非常に弱く、QSOは成立せぬまま9M2、WH2(Guam)などのQSOし易いところのみ。夕刻には昨日より強くEUが入感してきましたがQSOには到らず終い・・・それでも、ZONE15~20まで勢揃いした感じで、久し振りに嬉しくなりました 恐らく来年はもう少しSSNも上がってきて、もっと楽しくなるに違いないと思いを馳せいざ40mへ

 早めに出竿できたことから中南米も結構聞こえていましたが、これまたQSOには到らず。しかし、11:00Uを回るとLP-EUが聞こえてきました。そして、ここからZONE15,16を大量に・・・といっても、11:55UのOHを皮切りに5Hで合計9局のEUとQSOできました。多分、これは40mで出場したDXコンテストの1日の自分新記録だと思います。ZONE14も聞こえていてQRZは返ってくるんですが、残念ながら一歩及ばず それでも、このくらいQSOできると飽きずに続けられます

 16:00Uを回ると、完全なショートパスのオープンを朝方まで待つ必要がありますが、上記5Hの固め打ちでちょっと満足してしまい、「もう、今年はこれでいいな」と納竿し、そのまま翌朝も寝過ごして終了時刻を迎えました。

 さて、今年のこのコンテスト時点のCONDXを振り返っておきましょう。

 まずはSSNから。11月27,28日の太陽黒点数はNICTの情報では38,45と、2日目の方がホンの少し増量しています。太陽面はこんな感じ。



 薄めの黒点が見られますね。Cycle25としてまだ太陽活動はそれほど活性化していませんが、少なくともこの程度出てきてくれれば頑張りようもあるってもんです

 一方、地磁気の方ですが、以下のような状態だったようです。



 これまでの記事で幾度も記してきましたが、我が家のロケーションとQRPの組み合わせでKp-Indexが"3"に到ると、QSOが成立しないことが多くなります。このグラフを見ると、初日(11/27)の方がCONDXは良かったようですが、2日目の12:00U~18:00Uはなかなかな感じ・・・丁度、40mでEUと比較的よくQSOができた時間と符合します。やはり、地磁気は大人しいに越したことはないということでしょうかねぇ

 これから数年はコンテストばかりでなく、ハイバンドのDXが狙えるようになってきますから、やはり日頃から15/10m辺りには出られるアンテナを張っておくべきでしょうね。最近はいろいろと面倒くさがってその場凌ぎの参戦が多くなったコンテストですが、ちょっと気合いを入れないと・・・と思った次第。まぁ来年まであれこれ知恵を絞って過ごそうと思います。

Cycle25がやや好調らしい・・・

2021-11-08      
 11月に入っても何やら暖かめの日が続いています。背広の上着を着て電車に乗ると汗ばむ始末で、帰宅時はまだ20℃近くあったりするんで上着を手に持って帰るようなことになっています。それでも、今朝ニュースを見たらラニーニャの影響が出始めるそうで、9日以降は全国的に一段気温が下がるようです。そろそろ秋の虫たちともおさらばですね・・・。

 今年の最後を締め括るコンテスト・・・といっても自分の年間計画の最後たる"WW DX CW"が近づいてきて、ちょっとだけお空の状態情報に聞き耳を立て始めたら、TVや新聞を賑わす程度のニュース・・・X1クラスのやや大きな規模の太陽フレアが10月29日に発生したと知りました。

 長く無線をやっていると、このクラスの太陽フレアに出くわすことはそれほど珍しいことでもなく、逆に黒点が増えてくると、あちこちで中・小規模のフレアが次々と起きたり、活発化した太陽活動でCME(コロナ質量放出)が度々発生したりするため、その都度地磁気が乱れて「おいおい、なんも聞こえんぞ・・・」とがっかりすることもしばしば 特に目指すコンテストの2,3日前に発生すると、そのコンテストが丸々オジャンになることもあって、こうした太陽イベント発生の情報に戦々恐々となります。
 逆に、あちこちに黒点が散りばめられてくると大抵の場合お空の状態が良くなり、特にハイバンドでは小電力であちこちとQSOできるようになりますから、「フレアを起こさない黒点」がよろしいわけです。が、まぁ、こんな我儘を太陽君は聞いてくれませんね・・・

 ネットを彷徨っていると、既に上昇期に転じた太陽活動・・・いわゆる"Cycle 25"の情報に目が止まります。「非常に弱い太陽活動」などと予想され、そちら方面を研究されている学者の方々の多くはこの見解を崩していないようですが、若干上向きに転じるような兆しが見えてきたようで、NASAも当初の見解である「Cycle 24より弱い」というところを「Cycle 24と同程度」というような表現で上方修正したようです。

 さらにある論文では、「これまでの観測史上で最高クラスの活動の可能性」などとも述べられています。まぁ期待し過ぎてコケても・・・とは思いますが、うれしい情報ではありますね この論文については、2020年11月19日付の"ARRL Letter"にも少し詳しく解説されています。

 さて、この若干の上向き傾向についてはNOAAの黒点推移で確認できます。検索エンジンで"noaa sunspot number"で検索すると最初に見つかるページにあります。


 黒点数の月平均値と予測値をプロットしたグラフです。これを見る限り、確かに2020年の途中から予測値である赤い曲線より上側で推移していることがハッキリわかります。また、表示されたグラフ上にマウスオーバーすると、実際の月平均値と元々の予測値ポップアップ表示され、結構差があることが分かります。
 日々の詳細は、拙ブログの右側にまとめている"Links"からリンクしている"SSN,Flux & A-Index"で見ることができます。



 今日までの画像を切り取って貼り付けました。9月9日辺りに100超、10月29日当たりに90超の日が既にあり、特に9月9日前後はCONDXは良かったと思われます。
 このグラフでは、地磁気の大まかな動きが分かる"A-Index"も併せて表示されます。好CONDXは「SSN=高,A-INDEX=低」となりますから、後から「先週末、CONDX悪かったのは何故だ」みたいな見直しができます。当日のCONDXは、これも拙ブログの右側に貼り付けてある"Solar Terrestial Data"で一目瞭然ですね。

 こんな風にお空の情報(太陽のかな)を確認していると、やはりコンテストへの参加意欲が湧いてくるものです。ここ数年は結構楽しめそうに思える、そんな皮切りのCONDXになってくれればいいなぁ

全市全郡はどう楽しめばいいの?

2021-10-12      
 10月に入ってからの方が暑いじゃん・・・と思わせる陽気なので、気象庁のデータベースから最寄りの観測地点(埼玉県の越谷)の最高気温を確認しました。
 9月は前半に雨模様が多くてあまり気温が上がっておらず、早くも「秋到来か」と思いましたが、そこから晴天が増えて30℃超えの"真夏日"もちらほら。25日を過ぎると一旦涼しげな日が続きましたが、10月は殆ど25℃超えの"夏日"が続き、日当たりだけは十二分な我が家はまだエアコンのお世話になっています
 ここ3日ほどはまたしても天気が悪いようで気温的にはマシになり、今週末にもう一度夏日になりそうな週間予報が出ているんで、我が家はもう少し辛抱が要るようです

 さぁ、先週末の全市全郡は直前まで逡巡したものの、結局不参加としました。毎度お馴染みの"コンテスト翌日休暇"まできっちり準備したんですが

 毎年思うんですが、全市全郡はQSO数とマルチ数がほぼ同じになるため、結果的に「QSO数が多い参加者の勝ち~」っぽくなってしまい、ベランダアンテナではほぼ太刀打ちができません。その上、ALL JAのようにマルチが埋まっていくというワクワク感もなく、ひたすらQSOを重ねるスタイルでの参戦となるため、開始から終了までのモチベーション維持が難しいです。ALL JAと違って、関東エリアでは比較的局数の多い2m/70cmに出られるというところが唯一の魅力でしょうか。

 これがJCC/Gを追っかけているとなると、少し様子が違ってくるのかも知れません。追いかけ始めでまだまだ空き市/群が多ければ、このコンテスト参戦にも意味が出てくると思いますが、今のところこれらを追っかけようとは考えていませんから、この部分でもモチベーションは上がりません・・・。

 残るは、他局が参加しないような部門に参戦・・・入賞狙い作戦としては有りですが、これだけで参加するモチベーションが上がるかというと、そんなことも無さそうです。

 どなたかユニークな「全市全郡の楽しみ方」を知りませんか?良かったら教えてください
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どよよん無線技士

Author :どよよん無線技士
こおるさいん:JM1DPL

アパマンというハンデにさらにQRPまで課し、失敗連続のヘッポコリグや周辺機器の製作・・・趣味というより「荒行」か!?

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