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WW DX CW 2020 参戦記

2020-11-30      
  副題:久々のマジ参戦・・・準備不足は兎も角、例年通りの結果は出せたのか!?

 このコンテストへの参戦には毎年かなりの期待感を持っていますが、何と言っても「SSN冬の時代」には苦労しました。その間に何と40mが主戦場・・・アパマンハムとして最大級のロングワイヤーを繰り出し、やれZONE15がどうの、南米がどうのと、一端に語れるようになってから数年を過ごしてきました。
 Cycle24は去年の12月に終焉を迎えて漸くCycle25に推移したようでしたが、俄に黒点数の上昇が見られてきたのは今年の10月から。コロナ禍の在宅勤務で夕方早くから(ちょっぴり終業時間をフライングしながら・・・っておい)ハイバンドをワッチすると、17mには弱々のEUが入感していたりDXSCAPEにもハイバンドの情報が増えていたりして、何となく「SSN低迷の雪解け」()を感じていました。まぁ、SSN値自体は乱高下していて、ピークで40くらいの日と0の日を繰り返すような有様。
 ところがそれが丁度1週間くらい前から、このコンテストに合わせたように太陽活動が好転・安定して初日を迎えました。先に記しておくと、コンテストの期間中は昨今聞いたことのない”SSN=60台”をキープ・・・最盛期には至らずとも、この程度であれば「EUの片鱗がハイバンドに垣間見られる」と言った程度のお楽しみは待っているのでは

 ベランダ設置のアンテナは、相変わらず10m長の40m用ロングワイヤー(1/4λ)に妙なカウンターポイズという組み合わせ。これでも軒下のくせに40mではそこそこ動いていて、北は北海道から南は九州までのQSO実績があります。まぁ、QRPとは言えCWならこんなもんでしょう。
 ただ、流石にこれをハイバンドに転用しても飛ばないのは目に見えているんで、急造のダイポールを仕立てて15m/10mには参戦する算段として3.5mx2、2.5mx2のビニール線を準備してコンテスト参戦・・・それも、当日の早くからのやっつけ仕事で済まそうとしました。
 ところが、実際に15mのダイポールを仕立ててみると、同調は取れるもののその時の純抵抗は25Ω・・・そうでした、我が家のベランダで15mのダイポールを張って同調を取ると、エレメントは短め、かつ純抵抗が25Ωになってしまうことは”ステルス君”で検証済みでした 仕方なく、ステルス君の給電部をそのまま使って事なきを得ましたが、開始時間はとっくに超え、10mの確認を終えたら10:00Jを回っていました

 納戸シャックに戻って15mで10:20JのVKを皮切りに怒濤のQSOラッシュ・・・になる筈もありません。が、2ndQSOは例年全く以て無視されるBYとQSOして早くもZONE24を埋めました お決まりのWは残念ながら出感した後なのか聞こえてこない代わりに、こんな時間帯に聞いたことが無かったZONE18のロシア局とQSOできました。その後、昼の15mらしくLUが入感 暫しコールサインの訂正はあったものの何とかQSO成立 さらに引き続いてCX(Uruguay)をGetでき、「こりゃぁ、SSN上昇の恩恵か」と少々舞い上がり、夕刻のEUオープンに期待が膨らみました。
 15:00Jには、夕刻のEUオープンに備えて先に10mを味見。しかしこちらはパッとせず、DUとVKのみで終了。そして15mに下りてみると、ZONE15,16が確かに入感するもののQSOできるような信号強度にまで上がってきません。夕暮れまで粘りましたが40mに早めに出て南米方面を狙いたいと、17:00Jを少し回ったら出竿して”40mL型迎撃システム”をセットアップしました。

 40mの夕刻は、何と言っても米国西海岸の強く入感している局を片っ端から呼びながら、その隙間に南米やZONE15が潜んでいないか探していくのが楽しみです 出竿してから南米がクローズする20:00J過ぎくらいまでは、この至福の時間を堪能するわけですが、初日のこの時間はあまり南米が聞こえてこなかったようで、LUとPYを数局聞いた程度・・・結局つながりませんでしたが、TI(Costa Rica)には何とか拾って貰いました。20:00J少し前には毎度のOHにも拾って貰い、南米とZONE15の件は無事クリア。

 そこから22:00Jまでは西海岸やVKと格闘し、一旦仮眠を取って01:30Jに再開・・・勿論、EU狙いです。今回のはIC-705で初めてのDXコンテスト参戦であり、拾ってくれる・くれないという信号強度の閾値を押さえていなかったため最初やや苦労しましたが、「プリアンプOFFでS9」が目安になることが判りました。TS-590ではATTをONでS5くらいが目安だったんですが、IC-705でATTをONにするとスペクトラムスコープに信号が殆ど表示されなくなるため、折角の恩恵が受けられなくなります。その代わり、ATTを入れないと耳障りなノイズのレベルが上がるためちょっと聞き疲れします。
 この場面では、EUのZONE16が比較的強かったものの、他のZONEが弱くてなかなか拾って貰えず、ZONE16が4局、ZONE18が1局という結果に・・・まぁ、毎度よく見る結果ですね。朝焼けが見える頃まで頑張ろうかとも思いましたが睡魔には勝てず、少し早めの04:30Jには納竿して

 翌朝は09:00J前には起き出して15mへ。丁度折り返し地点です。ここで西海岸がワンサと聞こえたりすると嬉しいんですが、そんなこともなく・・・。ただ、ZONE18は結構聞こえていて、夕刻までに6QSOとなりました。その他、お決まりのKH6やZLにも拾って貰い、昨日の実績も併せて比較的ワールドワイドにQSOできたようです。ただ、期待していた夕刻のEUは、相変わらずZONE15,16が弱く入感しているだけでQSOには至りませんでした。
 夕刻少し前には10mにQSYし近場のZONE27とQSO。ただ、それ以上のこともなくこのバンドは都合4QSOでした。

 さぁ、いよいよ2日目の40m。またしても17:00J過ぎには迎撃システムを出竿し()南米ウハウハを期待。ところが、PYを筆頭にLUやCEなど結構多くの南米ステーションが入感するも、結局は届かず終い・・・まぁ、甘くないですね。でもまぁ、40mでこれほどの数(といっても7,8局)の南米局同時入感の経験は初めてでした。やはり南米は、薄暮の夕刻に頑張るしかないようです。
 その後は前夜に取りこぼした西海岸を拾いつつも、あまり局数が伸びません。22:00Jから仮眠を取って02:00Jに再開。CONDXの良いときならZONE15の数局に拾われるんですが、今回は難しかったようです。どうしても埋めたかったZONE17を何とかGetし、納竿は05:00J・・・粘った割にダメだったようにも思いましたが40mはこれで終了として、何とここからちょいと実験開始

 今回使用している”40mL型迎撃システム”こと1/4λの逆Lアンテナは水平部分が長い(約5mある)ため、シミュレーション上は打上角がめっちゃ高く、逆に以前に使っていた”釣竿君”こと、センターローディング型のアンテナ(5m長)の方が打上角が低いため、この対決を行いました。
 まずは逆Lで安定して入感しているロシア局を暫くワッチして平均的なSを目視し、その後逆Lの水平エレメントを外して垂直部の真ん中にローディングコイルを挿入するという離れ業を数分で達成し、シャックに戻って再度ワッチしたところ、やはり逆Lの方がSで1,2は強く入感していました。1/4λと言ってもやはり”フルサイズ”の方が良いようで一安心

 実験終了後納竿し、2H程の仮眠で07:00Jに15mへ。朝飯を喰らいつつ最後の西海岸を・・・と聞いてみると、S9まで行くか行かないかの弱々しい信号がちらほら。それでも空いていたZONE4をGetすることができ、都合3局増量でタイムアップを迎えました。

 今回は、俄に上昇したSSNに期待しての参戦・・・過去の経験から決して絶好調ではなかったと思うものの、ハイバンドは明らかにCONDXが上昇してきたようです。かなりの長時間参戦でかなりくたびれた割に釣果は”並”と言ったところですが、久々に楽しむことができました。

 恒例のスナップは無し・・・ですが、記録残し用の画像を。



 コンテスト期間である28,29日はこんな塩梅のK-indexです。もう少し低かったら或いは・・・とは思うものの、まぁ平均して2程度と読み取れますから、そんなに悪かったわけでもないでしょう。

 というわけで、今年のコンテスト参戦はこれにて終了・・・コロナ禍云々もあってどえらい年でしたが、うん、結構楽しめました

全市全郡2020参戦 with IC-705

2020-10-13      
 ここ数年全市全郡にはなかなか出場しませんでしたが、今夏手に入れたIC-705の”味見”ということで、今年はやや楽しみにしていました。ところが、このコンテストに合わせたように台風到来 それも進路がなかなか定まらず、雨が大敵の我がベランダがどんな風になるのか気を揉んでいました。半ば諦めていると、何と直前になって”南進”を始めそうな勢い・・・やる気がやや落ちかけた10日土曜の午後に、久方ぶりに70cm用5エレを始めとしてあれこれ準備しました。

 そうそう、6mから70cmの3バンドモビホを頑丈にセッティングする作業は、実はコンテスト日の一週前の土曜日に行いました。



 直前記事の如くゴキゲンにカッチリと組み上げたアンテナ基台と共に取り付けた挟み込み金具で、ご覧のように「もう、ちょっとやそっとでは取れん」といった塩梅で大成功・・・だったんですが、6mと2mはバッチリSWRが落ちたものの、70cmの同調点がリピータの周波数辺りまで上がってしまいました エレメント長をいろいろ調整してみましたがあまり改善せず、既に参戦を意識していた全市全郡には5エレ八木を引っ張り出したため、それ以上の調整は諦めてしまいました。

 さて、悪天候が予想されたコンテスト初日は台風の影響で案の定、時折小雨が降る空模様でしたが時間の経過と共に回復基調・・・曇天ではあるものの多くは降らないという方向に推移していきました。夕飯を早めに済ませて一息つくべく「ちょっと一杯」してスタンバイ。ところがここで実に酔狂にも()眠くなってしまい、念のため20時半にアラームをセットしてちょっと横になるとこのアラームをぶっ飛ばして爆睡してしまい、起きたら23時半を回っていました 暫し呆然となりましたが、そこから意を決して出場準備に取り掛かり、丁度0時を回っての参戦となりました。

 今回のIC-705味見参戦のテーマは2つ。一つはV/UHFの運用のし易さチェック、今一つは混雑しているHF帯(80m)における近接局の妨害(いわゆるカブり)の様子見です。

 最初はV/UHFの運用の様子見として70cmから。CWのフィルタ設定は、1.45KHz、500Hz、250Hzとして運用しました。特に一番広い帯域は、これまでのTS-590での運用で1.5KHzを使っているため、聞き味がどの程度違うのかという比較のための設定です。このくらいの広めの帯域幅にすると、フィルタでバックノイズに変調が掛かるようなこともなく、バンドスイープしていくのに(自分にとっては)丁度いいです。
 ところが、この帯域幅で強い局(概ねS9以上)を受信すると、丁度通り抜けの逆サイドのような信号が受信されることが判りました。ほんの小さい信号ですが、CWトーンとして復調できるためちょっと目立ちます。他の2つの狭帯域では、この通り抜けのような現象はありませんでしたから、まぁコンテスト運用上はあまり困ることはありませんでした。
 あまり強力な局の入感がなく近接局の妨害については具に確認できませんでしたが、S9+程度で500Hzの帯域幅にして概ね2KHz程度離れると、ほぼその信号からの影響を受けることはなくなります。また250Hzにすると、もっと近い信号の影響もうけなくなることから、ダイレクトサンプリングとは言えダブルコンバージョン的な動きをする2m,70cmでの活躍は期待できるようです。

 コンテストとしての出場ですから、どの程度の交信局数になるだろうと朝6時までの運用は殆ど70cmで過ごしましたが、深夜帯にも拘わらず38QSOまで局数が伸びました。その他、2mと6mを合わせると63QSO。まぁ初っ端のゴールデンタイムを大外したにも拘わらずまずまずの局数です。何より70cmと2mはIC-821では相互変調に悩まされましたが、IC-705では比べものにならないほど快適に運用できました。

 CWの運用ではもう一つ、受信コントロールのメニューで受信音の帯域を300Hzから1500Hzに設定しました。これは、設定前の状態ではヘッドホン装着時にTS-590の音色とかなり違い、聞きづらい感じだったために事前に調整したものですが、この設定でかなり違和感がなくなったことも快適運用に寄与したものと思います。

 3時間ほど仮眠を取り10時前から再開。70cmの好調に気をよくしてあれこれビームを振っていると、いきなりSWRが高騰 アンテナ周辺を確認すると、どうやら同軸ケーブルの位置でSWRが大きく変化することが判りました。同軸ケーブルに電波が乗っちゃっているわけですね。そのままあれこれ弄っていたら、マッチングのために取り付けてあるセラコンのハンダが取れてしまいました・・・。外でハンダ付けするほどのスタミナもなく、結局70cmは打ち止めとして2mと6mで少しQSO。まぁモビホですから知れたものでしたが、ややダラダラと40mの”昼枯れ明け”を待ちつつ流しました。

 15時を過ぎて40mに挑戦・・・というのも、40m用の昼間のアンテナは両側がベントした約10mの軒下ロングワイヤーと、同じ位の長さのワイヤーを適当に丸めたカウンターポイズ。このカウンターポイズの件は別記事に譲るとして、こんなPoorなシステムに5Wで華々しい成果を上げることは無理ですが、逆に一体どこまで飛んでいくのかが見物。あまり期待していなかったんですが、何と、北海道、京都、奈良、兵庫、熊本とQSO成立しました。陽が暮れゆくとCONDXが落ちていきましたが、それに連れてIC-705自慢のバンドスコープの”角”が徐々に低くなっていくのが印象的でした

 さぁ、残るは混雑バンドにおける近接妨害の様子見・・・18時半過ぎから、例によって釣竿2本使いの10mチョイの逆L型ロングワイヤーにローディングコイルの組み合わせ、カウンターポイズは丸めていた10m程のワイヤーをベランダの端から端に引っ張って80mへ。

 このバンドも2日目とあって”超混み”ではありませんでしたが、下からずっと聞こえる局を呼んで回れば、ほぼ一発で応答あり。毎度のIC-590での運用と同じフィルタ帯域である250Hzでほぼ遜色はありませんでした。特にPBチューンは結構使えることも判り、今後はTS-590と並んでIC-705もコンテストで活躍させられそうです。残念だったのは、近接の妨害についてはS9+10dB程度が最強局であり、カブって弱るシチュエーションには遭遇できませんでした。

 80mはコンテストの終了までの2.5Hで64QSOとまずまずの結果に・・・なおかつ20時15分からコンテスト終了まではCQ出しっぱなしで大量の21QSO 他のバンドでもかなりCQを出して運用しましたが、筐体の温度上昇も殆ど気にならず、CW&5Wなら長時間運用にも十分耐えられるようです。

 こんな感じで、国内コンテストはIC-705で十分に遊べることが判りました。出だしのズッコケを含めても、最終的なQSO数は160を超えました。

 今回はマジ参戦とはなりませんでしたが、記念のスナップを用意しました。



 翻弄された台風14号です。コンテスト真っ最中の2日目15時くらいの位置がここ。四国辺りを目指して北上してきた台風が東に進路変更し、さらに”南進”を始めた頃です。房総半島をかすめて通過する予報だったはずがこんなになってしまったわけで、結局雨にも風にも殆ど影響を受けませんでした。

 以上、IC-705のレビュー主体の全市全郡参戦記でした。来年はもう少し落ち着いて参戦したいなぁ

我が家のベランダに合うモビホ基台入荷

2020-09-30      
 今日はバラバラ夏季休暇の最後のお休み・・・朝からまったりと過ごしていたら、注文してあったモビホの基台が届きました。今のベランダのモビホはやや無理矢理に取り付けてあるため、この際キチンと固定しようと思い立ち先週末に注文したものの一部が到着 ただ、注文している部材が全て揃うのが今週末のため、今日は届いた2つの金具を借り組みしてみました。

 我が家のベランダの手摺りは、昔の団地風のコンクリのものになっており金属ではありません。金属の手摺りなら結構様々な取付金具が売られていますが、コンクリの手摺りでそこそこの厚みがあるためその手摺りを挟み込むようなタイプのものが必要なんですが、これがあまり売っていません ちょっと大きめなものはあるにはあるんですが、モビホを取り付けるだけのためには些か大袈裟になってしまいます。そこで、Ama〇onをウロウロしていたら、手頃な大きさの車庫用ミラーの取付金具を発見 これに丁度合うモービル用のアンテナ基台を併せて購入しました。





 狙い通り、上手く組むことができました このミラー取付金具自体は、70mmから180mmの挟み込みが可能です。今回はたまたまアンテナ基台も上手く収まりましたが、もう少し薄い手摺りのベランダではアンテナ基台の取付方法に一工夫いるかも知れません。

 実際のアンテナ設置の様子は、今週末の作業後に改めて記事にしようかと思います

ナロースペースの2m用3エレ設計メモ

2020-09-25      
 9月半ばを過ぎると一気に秋めいて、うるさかった蝉の声と秋の鳴き虫の声とがクロスオーバーしていきました。恐らく鳴き虫の類いで自分的に上位を争う”カネタタキ”の声を聞き、そう言えば今年は”ヒグラシ”は聞かなかったなぁ・・・なんて思い返したりして、いよいよ千葉県北西部も本格的な秋を迎えつつあるようです。我が納戸シャックもエアコン無しでも日中の最高で25,6度程度までしか上がらなくなり、あれこれとやる気の出るいい季節になってきました とはいえ、家事雑事もそこそこやることが多くなり、まだ無線関係やガラクタ工作関係になかなか時間が割けません。まぁ、本格的な夜長の秋はまだ先・・・ノンビリ行きまっしょい

 今日はずらして取得している夏季休暇の内の1日・・・生憎の冷たい雨降りでモビホ固定用の金具取り付けなどのアンテナ弄りは諦めましたが、その代わりにアンテナ設計の覚書をしておきたいと思います。

 IC-705を入手した8月中頃より、自宅からのコンテスト参戦向けに2mのビームアンテナが欲しくなりました。コンテスト向けに予てから狙っていたベランダ用V/UHF帯の自作アンテナとしては、最後の周波数帯用になります。
 6mは真っ先に作成したロッドアンテナを使ったダイポールです。これは、2015年のALL JA直前に完成形となり、その後も何度か使用しています。まぁ、既にベランダからの運用の限界は見えたものの、天井付きベランダではフルサイズのダイポールが最大級・・・ということで、これ以上のグレードアップはしていません。
 70cm用としては5エレ八木はひとまず完成したものの、その実力を確認できたのは2014年の全市全郡であり、その翌年はMコネのトラブルでNG その後はこのアンテナでオンエアしていませんが、まぁそこそこの健闘結果(2014年参戦で48局)を記録していますから、70cmのベランダ用アンテナとしては充分と思っています。

 さて、2mのビームとしてベランダに上げて少しは回せるものと考えると、エレメント数の少ない八木かHB9CVが選択し易く、自分のスキルで十分に(どう動いているのかが)理解できて再現性も良さそうなもの・・・となると、3エレ程度の八木に軍配が上がりました。

 八木アンテナを設計した経験がある方はご存じのように、このアンテナは個々のエレメント長やその間隔によって利得(フロントゲイン)、ビームパターン、(共振点の)インピーダンスなどの最適値が異なるため、重視したいパラメータをどれにするかを考えなければなりません。例えば移動用に作る場合、沢山の局が入感してくることを考慮すると”ビームパターン重視”(サイドやバックを切って混信に強くする)になりますが、遠距離通信に特化すれば”利得重視”になります。これは少ないエレメント数のものでより顕著な特性になりますから、設計時点で悩ましい部分です。

 一方、我が家のようにベランダ内に配置するようなものであると、ビームパターンに重きを置く必要はあまりなく専ら”利得重視”で設計して良くなりますが、利得を稼ぐために有効な「長いブーム長」(多エレメント八木だと”Long John”と呼ばれますね)にすると、簡単に回すことができなくなります。こうなると、先にブーム長を決めてベランダ内でも必要なだけ無理なく回せるようなブーム長を決め、その長さで設計していくのが現実的です。そこで、縦幅が90cmのベランダでも簡単に回転できるよう、ブーム長をとして50cmに収まるようにしました。

 もう一つのパラメータであるインピーダンスも、その設計値をどの辺りに置くかが重要です。利得の大きさを追求していくと、良好なインピーダンス値は簡単に10Ω以下となり、マッチング部分での損失面で不利になります。老舗C社のVHF帯の”Long John”では、給電エレメントにフォールデットダイポールを使ってこの問題を解決しており、おまけに上手くインピーダンス設計値を設定してその後にQマッチを用いて50Ω給電にしています。まぁ、ここまでやるかは製作者次第でしょうが、自分はそこまではやりませんよ・・・悪しからず
 普通のガンママッチを用いる場合、極端なショートバーの形態にならないようにインピーダンスを選んだ方が工作面で楽になります。そこで今回は10Ω以上・・・ひとまず、50Ωの1/4に当たる”12.5Ω”としました。

 上記の設計条件でMMANAで基礎設計したものが、以下のデータとパターンです。





 ナロースペースの3エレかつ垂直偏波ですから、いわゆる「サイドの切れ」は殆ど期待できません。逆に”利得重視”としたことから、ダイポール比で6dB近くありそうです

 この後は、上記のデータを基礎データとしてマッチングを考慮した設計に変えて行くことになります。恐らく、作り易さとSWR整合の取り易さからガンママッチに落ち着くと思いますが、トロイダルコアを使った1:4のバランで直接給電というのも面白いかも知れませんね。もう暫くは、MMANAと戯れてみましょうかね

グラボを替えた覚書

2020-09-14      
  今日は9月に鏤めた夏季休暇の内の1日分でした。昨日、今日が非常に涼しく、結局ノヘ~っと過ごしてしまったことは想像に難くないでしょう。今日は久し振りに夕飯を豪勢に・・・と考えて、純和食を仕込んでみました

 一昨日の土曜日から都合三連休になったため、ネットサーフィンやユウツベでノヘ~を満喫していたんですが、今朝方からPCのマウスの挙動不審が顕著になり、ネットサーフィンが難しくなってきました。マウスがカクカク動くため、思いもしないところをクリックしてしまうような有様・・・これではねぇ

 実は8月の真ん中の日曜、それこそ随分と前に買ってあったGeForce1030をPCに導入しました。これ、とあるゲームの動作がままならなかったために購入し、買ったことで満足してしまい随分経って導入したわけですが、9月の月例の”Windows Update”(Windows Updateの月例は毎月第二水曜日となっています)の後辺りからマウスの挙動がおかしくなり様子見していました。しかし、どうにも操作支障となったため、今日は定番のドライバのクリーン再インストールを行いました。

 元々、AMDのAPU(CPUとグラボが一体になった処理装置)を使っていたため、GeForce1030を導入する前にAMDのグラフィックドライバをキチンと削除しておくのがいいんですが、まぁ大丈夫と過信してNvidiaのグラフィックドライバを入れてしまったのが不味かったようです

 Windowsのこうしたトラブルの解消法はインターネットに数多の情報があり、特にグラフィックドライバに関するトラブルシューティングは数多くありますが、結局はインストールしたいドライバと同種のものは先に削除しておくことが定石 それでも、結構手間だったりするんでついついスキップしてしまうんです 特に何年も自作PCに手を染めた奴らは、この轍を踏み易いんですね

 今回は、比較的ポピュラーな”DDU”(ドライバ削除ソフト)を使って、AMDのグラフィックドライバ削除⇒Nvidiaのグラフィックドライバ削除の順で処理し、改めてNvidiaのグラフィックドライバをインストールしたらマウス動作が安定・・・元に戻りました。

 今回導入したグラボがこちら。



 これが新たにインストールしたグラボ・・・こいつを入れたせいで筐体内温度、特にチップセットの温度が動画再生時に60度台になってしまいましたが、3D表示を含め確かにストレスは少なくなりました。

 長年使ってきたミニタワーは廃熱設計がショボいため、これ以上の改善は見込めないと思いますが、今は室温が高い季節()ですからこの状態でもう暫く様子見したいと思います。

そろそろ電子工作エンジン始動!?

2020-09-12      
  今年、自分にとって最大級の会社イベントが終わりました。いわゆる監査的な奴で、初めての事務局担当は年甲斐もなく案外緊張したわけですよ でも「案ずるより産むが易し」といった塩梅で、ほぼ何事も無く過ぎていきました。とは言え残務も結構あったり、その間に止まっていた仕事をキックしたりと、昨日まで忙しく過ごしていました・・・お疲れ様、自分
 このイベントのお陰で夏季休暇予定を9月に延期しました。規定日程を彼方此方に鏤めたら、9月の休暇が一杯・・・21,22日には連休もありますし、残暑の季節はゆっくりと身体を休めることができそうです

 丁度忙しくしていた8月末に、7エリアの局長さんからコメントを頂きました。曰く、「CWオーディオフィルタ、作ってみたらいい感じ プリント基板化しては如何」という内容でした。そう、この記事で紹介したCWオーディオフィルタを追試して頂いた上、聞き心地を気に入って下さったようですね。いやぁ、お褒めを頂きありがとうございます。結構、舞い上がっちゃいました

 このところ、忙しさと暑さにメゲて電子工作系はお座なりとなってしまっていましたが、このようなコメントを頂くと非常にやる気が出ますね。作りたいもの、作りかけのものが山積していますから、そろそろ止めてしまっていたエンジンを始動しましょうかね・・・でも、今日は涼しいんでまずは休養優先、悪しからず

遂にトランシーバーになった新Rig

2020-08-19      
 直前のブログ記事でも吐露した通り、この暑さの中、毎日働いてますぜ・・・かなり真面目に 明日は束の間の休息よろしく”在宅勤務”なんですが、やることは決まっていてある意味”缶詰”の様相。まぁ、明日と明後日はかなり気温が上がりそうなんで、明日だけでも在宅で仕事できるのはラッキーかも

 面白くもなんともない仕事の話はさておき、今日は朗報が舞い込みましたんで証拠残し・・・ではなく思い出として()記しておきたいと思います。それは・・・



 やっと、新Rigの免許が下りました。審査終了は昨日だったようですが、今朝電車の中で気付いた次第。結局、いわゆる”お盆休み”等の影響があってか1ヶ月弱の期間を要しましたが、免許状記載事項は変更がないので取りに行く(或いは郵送して貰う)手間は掛かりません。

 これで漸く、新Rigが本当に”トランシーバー”として使えるようになりましたんで、近いうちにちょっくら”On the Air”してみようかしら・・・いえいえ、9月最初の週の会社的イベントが終わるまでは”高性能受信機”でいて貰いましょうかね

 ※特に注:電子申請画像の”ようこそ どよよん無線技士 さん”の部分は洒落です、洒落・・・

徐々に準備が整ってきた新Rig

2020-08-11      
 梅雨が明けたら灼熱地獄・・・てな塩梅で、急に暑くなってしまいました。今年は会社イベントの兼ね合いで自分の出番が夏から秋に集中してしまい、今のところは”暦通り”に働いています。恐らく夏季休暇は9月に取ることになるため、この暑さとも付き合っていかなければならないばかりか何やら”内部監査員”としても暗躍しなければならず、コロナ禍の”2nd season”の真っ只中、毎日通勤していたりして
 その上、先週始め(4日の火曜)には、またしても入院患者を身内から出してしまい(コロナじゃないですよ、念のため)、幸いにも軽い症状に収まって週末には帰還・・・本当にいろんなことが起きます。

 さて、7月23日に入手した”新Rig”ことIC-705の免許が下りないため、ワイドバンド受信機のまま味見をしていますが、まぁちょこっとずつ”実運用”に近づけるべく準備をしています。

 まずは液晶パネル。これは、百均の画面シートを必要な大きさに切って貼り付けることに。



 何と言っても安いんで貼り付けに失敗してもあまりめげずに再チャレンジできますし、このシートで3枚は取れますから安心です。まだ貼っていませんが今度の休みにでも

 既にIC-705を入手した局長さんはお判りかと思いますが、このRig、本当に小型であることと”足”が数ミリのゴムの滑り止めであることから、机の上に直置きだと少々使いづらい代物・・・ちょっとチルト(傾き)が欲しくなります。カメラの雲台や三脚のネジが、底面のねじ切り穴と合致しますんで、まずは大枚叩いて火傷せぬよう、ネジが合う吸盤式のドライブレコーダーの台座を手に入れて確かめてみました。



 自分の机はそこそこ平坦なんで、こんな吸盤でもイケるかしら・・・と思いましたが、装着するIC-705が結構な重量のため支え切れないことが解りました。千円足らずの火傷で済んで良かった

 本格的にあれこれ探してみると、ビデオの固定撮影で重宝しそうなちょっとしっかりとした台座を発見 早速手に入れました。



 この手の台座、アマ〇ンで”Z型台座”で検索すると山ほど見つかります。自分は”水平器”が付いたあまり高くないものを・・・って、結局は適当に選びました。ところが細工は上々で、Z型の継ぎ目を添付の小さな六角レンチで強めにかしめると、思った角度で固定できました。これなら、運用時に好きなように角度が変えられて超便利です
 また、買ってから気付いたんですが、台座の底面に滑り止めがちゃっかり付いており、Rig前面ボタンを押しても後退りすることはありません。これも気に入った点です

 こんな風にRig回りはFixしてきました。免許が下りたらアンテナを整備して、HF帯の実践に出向きたいと思います。

瓦煎餅から始まる新Rig

2020-07-24      
 梅雨が長引くやら新種のウイルスが長引くやらで、自分的なアクティビティはオチ気味・・・だったんですが、昨年のハムフェアで一目惚れした例の奴が入手できました。それも、ネット価格より幾分安く

 普通ならオープニングレビューをしでかすところですが、まぁそれは他局さんに任せてしまいましょう。どういうわけか「記念品」には言及が無そうなので、そっちを”1st Impression”としてどよよん的にIC-705をお披露目。



 ね、本当に買ったでしょ

 今日まで多忙と悪天候でアンテナ云々は弄っていなかったんですが、ひとまずVU帯のホイップは動かせるようにしました。Eスポが出ていて、50MHzやFM帯はそこそこ盛り上がっていましたが、やはりHFが聞きたいな・・・明日からの課題となりました。

エビが生まれたエビデンス

2020-07-05      
 丁度一週間前の週末、抱卵していたエビのお腹がスリムになっていたため小さなボトルの中を隈無く探したら、ホンの小さなエビ型をした何かがガラス面にへばりついていた。よく見てみると、確かにそれは生まれたばかりのエビ・・・ただ、たったの1尾はおかしいなぁとさらに眼を凝らしてもその1尾しか見つからん。それでも”初孫”のような嬉しさに包まれて、すっかり記念撮影を忘れていた。



 昨日、コンデジの1cmマクロで接写したんだが、どれもこれも綺麗には撮影できず・・・それでも3mmくらいまで少し成長した勇姿として、いや証拠として記事にしておいた。よく探してみたら10尾くらいはいるようだ。今後は”掃除”に気を配らんと・・・。

 何れにせよこのスナップがエビが生まれた証拠・・・エビデンスってオチで、如何かのぅ
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どよよん無線技士

Author :どよよん無線技士
こおるさいん:JM1DPL

アパマンというハンデにさらにQRPまで課し、失敗連続のヘッポコリグや周辺機器の製作・・・趣味というより「荒行」か!?

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