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我、SDRに填まる(かも?)

2019-07-15      
 6月後半の忙しい日々を通り抜けたと思ったら、この3連休の中日の昨日曜は”完全出勤”となってしまい、何だかすんげぃ損した気もしたんですが、前後1日ずつ休めただけ良かったのかも知れません。お陰で会社のマシン室が・・・って、これは伏せておきましょうかね

 過日、少し前に出た賞与でちょいと奮発してSDRを入手しました。本当は”ベ〇リ”のパドルを購入しようと思っていたんですが、まぁこっちの方が楽しからず也・・・と宗旨替え



 う~ん、こんなにアップにしても仕方が無いんですが、購入したのはSDRplay社の”RSPduo”です。この会社のSDRを購入した第一の理由は簡易スペアナソフトが準備されていることだったんですが、その中でも”RSPduo”にはデュアル受信が可能なように受信回路が2つ搭載されており、ノイズリダクションの実験などにも使えそうだったんで奮発しました。シングル受信バージョンの凡そ2倍の価格・・・”ベ〇リ”が遠のきました

 早速、あれこれ聴いてみました。単純に”広帯域受信機”ですから、我がベランダ・アンテナで許すところの周波数帯のものはしっかり受信できることが確認できました。とりわけエアバンドは絶好調・・・”Tokyo Control”は双方向で受信でき、もうBGM(Musicじゃないね)になりつつあります。HI-Zをうまく使えば中・短波帯も結構受信でき、今朝は2mで5エリアの移動局もRS41程度で聞こえていた(アンテナはベランダのモビホ@8mH)ことから、感度は申し分なし・・・なんですが、いわゆる2信号特性は、あまり良くなさそうだということも判ってきました。

 スペアナとしての部分での評価はあまりしていませんが、かなり入力を絞って測定しないと不味そうなことは判りました。この辺りはもう少し時間を掛けて調べてみようと思います。また、AD9850/1辺りを前提としたTGをつなげられそうで、こうなると簡単な周波数特性測定はできそう・・・実はこれに期待して購入したんで、後々いろいろと試してみようと思っています 何か新しいことが分かったら、またレポートしますね

忙しい合間の電圧計の処置

2017-12-07      
 師走を迎えて早一週間、めっきり寒くなりました。暑がりの自分はスーツの下にベストを着て凌いでいましたが、流石に今朝からコート着用。まだ、コートの裏に付ける着脱可能なモアモア(何ていう名前か知らん・・・)は外してありますが、快適に通勤できました。

 このところ仕事の方が結構忙しくて早く帰ってきてもグロッキーなことが多く、22時前後に寝てしまう始末・・・これでは、ヘッポコ工作が進みません。そこで、今年のGW明けに発覚した「秋月デジタル電圧計」の発振(多分、ダイナミック表示の電圧変動の漏れ)について処置し、我が主力電源の電圧監視を行えるよう試みました。

 この処置のヒントは、記事にも時々登場する「とおちゃん」の「電源三線化」でした。即ち、二線式電圧計で共用となっている電源と測定端子としての分離です。この改造方法はネットに記事が一杯転がっていますから割愛するとして、どんな風に処置したかを回路図で説明しましょう。



 要は、電圧計の電源はレギュレータのIN側・・・どでかい容量のコンデンサがある方に接続して800Hzのパルスを吸収させようという魂胆です。さらに、この電源の回路構成上ブリッジ出力電圧が結構高くなり、電圧計にとってはちょっと心配な電圧が掛かりますから、回路図上の赤線の先っちょに510Ωの抵抗を直列に入れました。

 では、この対策結果をご覧あそばせ



 やれやれ、これで800Hzご一行様がいなくなり一件落着。



 やはり、ロータリースイッチ周りの小さなレタリングより、電源電圧がハッキリとよく見えます。隣に鎮座まします旧型電圧計もスナップに。斯くして、ちょっと二枚目になった電源・・・平日のプチ修理はめでたく完了となりました。

発振源は後付けの電圧計だった・・・

2017-05-20      
 今週末の予定を上手く遣り繰りしたら今日一日は夕飯当番以外ノンビリできることになったんで、「絶賛発振中」の電源の原因調査・・・実は昨日帰宅してから片付けちゃいました ちょいと記事にしておきましょう。

 格安入手した実験用電源「DK-911」はサンハヤトの「教材」という位置づけのものです(完成品はDK-910)。回路が非常にシンプルでコンパクト、また3.3V、5V、9V、12Vといった「よく使う電圧」にワンタッチでセットできるところが横着者の自分には打って付け。勿論、この程度なら自作も簡単ですが、「既製のケースで手作り」ではなかなか真似のできない大きさと「オーク価格」に惹かれて手に入れました。入手後は各ヘッポコ実験で活躍。切り替え電圧の読み取りが「ロータリーつまみの先の表示」であり、老眼以前に早とちりの多い自分にとっての「馬鹿避け」として、秋月の小型デジタル電圧計を前面パネルに両面テープで貼り付けました。
 一時、APB-3の測定時にノイズに悩まされましたが電源接続ケーブル対策を施したら大人しくなり、数日前に「低周波で発振していそう」と気付くまで実に快適に使用してきました。

 さて、実際に発振している様を「APB-3+オシロのプローブ」でキャプチャできてしまったことから、昨晩はひとまずこの電源の定電圧レギュレータ「LM-317」の異常発振を疑い、パスコンをあれこれ付け直してみました。しかし、全く改善しません 少し頭を冷やし、「まさかなぁ・・・」と思いつつも後付けのデジタル電圧計を取っ払ったら・・・



 発振の「はの字」も無くなりました。原因は明らかに電圧計だったというオチ



 今日は取り外した電圧計をターゲットに、800Hzの発振が電圧測定端子にリークしないよう、あちこちにパスコンを取り付けてはチェックしましたが、大きな改善が見られなかったため諦めました。電圧計から発せられる800Hzの信号とその高調波達の様子を採っておきました。



 70KHz付近りまで、規則正しく並んでいるのが判ります。低周波領域ではちょっと邪魔になりそうですね。ただ、この「800Hz発振」はこの個体の問題なのかも知れませんから、これ以上の言及は止めておきます。少なくとも、100KHz以上では影響は無さそうですしね。



 ちょっと寂しくなっちゃった電源・・・いやいや、性能が優先してこそなのが「源」たる装置の在り方ですね・・・ナンチャッテ

実験用電源が発振してやがる!

2017-05-18      
 今日は定時過ぎに退社して帰宅。夏至にかなり近い時期ですから、会社を出た時点ではまだ日没前で、天気が悪かった(所々で強い夕立があった)雲間に大きな夕日を拝みながらの帰路でした。

 今週は定時上がりの日と残業の日がマチマチ。週初めも早く帰れたため、実験中である「SSB復調アダプタ」の低周波部の動作を確認しました。まぁ、難しい回路ではないため確認自体はあっという間に終わったんですが、ヘッドホンを接続して入力をショートすると、何やら「普段聴いているCWトーンが鳴りっぱなし」のような発信音が極々小さな音で聞こえてきます。耳鳴りかしら・・・と思って電源を落とすと聞こえなくなることから、「実験中の回路が怪しい・・・」ということであれこれ当たってみても原因が分からず、「ひょっとして電源かなぁ・・・」と違う電源に変えると、何と発信音が消えてしまうという事実 詰まるところ、一昨年の正月過ぎに某オークションにて「ドクター野口×2枚」で手に入れた実験用電源が原因であることが判明。ただ、この日はその裏付けには至らず、今週末にでも確認しようと思って棚上げしたんですが、今日の「早め帰宅」で確認することにしました。

 普段使う程度の直流電圧(大凡15V以下)では、我が主力測定器にして"最高値”のAPB-3にオシロのプローブを接続することでノイズの状況の測定なんて”お茶の子さいさい”なんですが、一度修理に至ったこの装置には何となく「直流を重畳する」というのが嫌でやったことがなかったんです。しかし、今回の発信源の確認手段としては「これしかない」と奮起し、今日はこれを敢行した次第。



 APB-3の入力インピーダンスを1MΩに切り替え、オシロのプローブを接続。無論、プローブの倍率は「x10」に設定してあることを確認してデータを採ってみました。



 見事にキャプチャー成功・・・というか、本当に発振しているようです が、発振周波数が800Hz程であること・・・自分のCW運用の周波数である800Hzと符号したんでこれにはちょっと感心。かなりポンコツ耳になったなぁと思っていましたが、まだまだイケる・・・のかな

 証拠は取れましたから、お出かけ予定がある今週末の空き時間を上手く使って”撃退”しようと思います。

全市全郡2013から見えてきた課題-周辺装置編

2013-10-16      
 コンテストの仮眠⇒寝坊防止対策として目覚ましもう一丁 というのは置いといて、2台のリグとアンテナの切り換え、パドルはどうする、PCとの接続は・・・と、この辺りの雑多な部分も、案外当日になって「こうしておけば良かった・・・」となります。これも覚書しておきましょう。

 ◆ PCとリグとの接続

 IC-821は旧式とは言え、ちゃんとPC用のインタフェースを具備しています。つまり、頑張れば()CTESTWINとの接続もできちゃうわけですね
 現状、PCはUSBでTS-590とだけ接続されており、キーイングはRS-232Cの信号線でフォトカプラを動かしているんですが、この辺りをきちんと整理すれば2台ともつなげられないこともありません。ただ、最低限の造作は必要なんで、これはまた別途考えますが、「決定版の自作エレキー」に全てのインタフェースを集約させてみるのも有りなような気がします。

 ◆ ヘッドホンはどうしよう・・・

 まぁ、抜き差しすれば現状でOKなんですが、夜中に誤って「大きなCW音、ノイズ、モガモガ」を流さないためには、これもスイッチボックスがあればよく、そう言う意味では「決定版のエレキー」に入れちゃおうかな

 ◆ SWR計がもう一つ欲しい

 SWR計についてはHF-70cmの奴(REVEX W500・・・ちょい古)が一つありますが、これはシングルメータのためちょっと扱いが面倒になってきた・・・というより、2台のリグにSWR計が1つでは不便。HF-6mくらいなら簡単に作れちゃいますんで、デュアルメーター(って、何だかカッチョイイでしょ)のものを1台作ってみようかと思っています。
 何と言ってもHF帯は「自作アンテナ群」がお相手ですから、常時監視しておかないとね・・・。今回も、何度か接続を間違えて「無限大Ωアンテナ」や「0Ωアンテナ」で数秒電波を出しちゃったんで、是非とも次のコンテストまでに・・・って、来月やんか

 ◆ 同軸を増やすか、切替器を具備するか・・・

 これを一番始めに何とかすべきかも知れないんですが、引き込んでいる同軸が1本のため、とにかくMコネをグルグル回して付け替える作業が結構面倒になりました。これは、ALL JAやDXコンテストはいいんですが、全市全郡と6m&ダウンでは問題になる部分だから、最悪来年の7月までに何とかすればいいジャン・・・ってことにして、優先順位は最低ということで。

 ◆ ちょっとだけ「決定版のエレキー」について

 今回のコンテストでは、ミニ・エレキーは大変重宝しました。いやぁ、作って良かったなぁ・・・と思うものがなかなかないんですが、これは成功作品の一つと言っていいと思います。24H運用でも電池は殆ど減らなかった(秋月テスタ表示で開始時は3.203Vで安定表示⇒終了時は3.203Vで時々3.202Vを表示:単4×2本使用)し、オートCQやコンテストNo送出など、最低限のことはできるようになりました。PIC焼いて売りに出そうかしらん
 まぁ自画自賛の褒めちぎりは置いて、上の方に書いた「決定版のエレキー」では、PC連動と2台のリグへのキーイングが可能なことを最低条件に、もう少し表示なんかも凝っちゃったり(といってもLCDでしょうなぁ・・・)しつつ、少なくとも電池数本でコンテスト1回くらいは乗り切れる程度の消費電力で動く(EVOLTAか何かにして充電できるようにするといいかも)、メモリ・スイッチが5,6個並んだような、スピードがエンコーダで変えられる、EEPROMがPCから書き換えられる・・・ってなものにしようと思っています。
 でもって、この中にヘッドホン切り換え機能とCW用のオーディオフィルタまで入れちゃえば、かなり扱い易いマニピュレータになるんじゃないかなぁ・・・と思っていますが、こんなに機能満載にすると時間が掛かるかもね

 まずはSWR計辺りから手を付けましょうかね・・・。

電源に温度計を付けて完了!?

2013-07-21      
 我が家のある千葉県北西部も6月末から先々週までの暑さがウソのように引っ込み、先週は一気に涼しくなり、週末に向かって漸く初夏らしいまともな暑さになりました。最高気温が30度程度では流石にダレているわけにいかないんですが、昨日はイベントがあって朝から晩まで飲んでいたため、今日は「へばりモード」。昼食前にノロノロと起き出しました。

 先週は、仕事の合間にサトー電気さん(川崎店)や秋葉のあちこちに寄って細々した買い物をしたんですが、秋月に寄った折りに店頭で安いデジタル温度計を発見・・・1つ買ってきました。この間処置を講じた電源の常温下げ対策の最中に「温度計入れちゃおうか」と、あれやこれやと重宝している手持ちのデジタル温度計の取り付けを考えたんですが、この温度計は今後も実験で使う気がしたため諦め、まぁ機会が有ればと思っていたところに安い温度計を発見した次第。
 この手の温度計の殆どはそのセンサー部分が「金属棒」のようになっていますので、これを電源内のヒートシンクにくっつければいいだけですから取り付け作業自体は至極簡単なんですが、このセンサー部が些か大きくそのままでは取付が難しいことからちょいと細工しました。



 まずは、温度計をばらしてセンサー部のケーブルの接続部を外し、ケーブルを一旦抜いてセンサーをその状態で取り付け、ケーブルを電源の裏パネルのスリットから表側に通して温度計に付け直す作業です。
 センサーのプラ部分を少しずつ輪切りにして外していき、うまく填る所まで短くして押し込みました。シリコングリスで埋めても良かったんですが、案外がっちり密着したんでひとまずこれで様子見。右に見えるパワトラの近くに配置できましたから、測定場所としてはかなりイイ感じでしょう。
 この作業はものの30分ほどで完了。序でに、さびが出ている電源の外ネジを一緒に買ってきた化粧ネジに替えてちょっと見栄え良くしました

 作業が終わって、早速温度測定開始です。



 時計の温度計が室温、その下が電源の筐体外の温度、一番下が今回取り付けた電源内ヒートシンク温度です。測定開始から40分くらいに撮影しています。



 ヒートシンクの温度は結構長時間安定せず、ズルズルと上昇していきますが、概ね2H程度で落ち着く感じのようです。筐体外の温度は前回測定時よりかなり低く、室温+1℃程度をキープ・・・取り付け位置が微妙に違うせいかとも思うんですが、ちょっと不思議な感じです。また、この間の室温変化は0.1℃(測定開始時点では27.3℃)ですから、データとしてはまずまず「本物」が取れたと言えるでしょう。
 この後、家人の部屋の出入りで室温が上昇してしまい(27.9℃)、それに連れてここの温度も上昇しました(筐体外が29.1℃、ヒートシンクが47.2℃)が、この条件でもほぼ安定していますので、「室温30度程度で概ね50℃以下」の温度管理ができそうです。

 何れにせよ、これで「中の温度はどうなっているか」という部分は常に確認できるようになりました。内部温度が分かるだけでも、かなり安心して運用できそうです。
 本当はシャント抵抗を入れて電流計も付けてしまおうかと思ったんですが、購入したセメント抵抗(0.01Ω2W)のラジアルが細くてちょっと気になったため、この取り付けは諦めました。何れ電流計は取り付けようかと思いますが、ちょっと飽きたんで暫くはこれでいこうかな

電源の「常温」を下げるプチ改造

2013-07-14      
 漸く手にした「QRPメインの50W機用電源」でコンテストにも参戦できてご満悦・・・だったんですが、昨日、先週の猛暑疲れを癒やそうと、ノイズが少なくなったTS-590で民放(AM)を聴きながら半分昼寝気味で涼んでいたとき、何となく気になって電源の横っ面を触ってみると、結構熱くなっていることに気づきました



 電源の収納はこんな感じでかなり窮屈、かつ周りは「木」ですから保温性は抜群 このラックのバックボードは、前にここに入れていたHDビデオの裏配線をし易くするべく適当に切って穴開けしてあるんで、まぁ空気を流通させようと思えばできるんですが、この電源のファンはある程度温度が上がらないと(中のヒートシンク温度が60℃以上にならないと)回らないため、ほぼ「どよよ~ん」と暖まった空気が電源を包んでいるような感じになってしまうわけです。

 電源の横っ面を手で触って少し熱く感じるということは多分40℃近くにはなっているだろうと思い、例によって先日もヒートシンク温度を測った温度計(これ、結構大活躍だなぁ・・・)のセンサー部を手で触った辺りにセロテープで貼り付けて様子見。すると、グングン表示値が上がってあっという間に39℃超・・・電源の筐体外部温度ですから、中のヒートシンクはさらに高温になっているのは確か ただ、電源に を近づけても内蔵ファンが回っているような音はしてきませんでしたから、「40℃以上60℃未満」で安定しているんでしょう。まぁこの程度なら気にせんでも良いんでしょうが、あまり気分は良くありません
 そこで、PCの「クロックアッパー」だった頃に筐体内温度を下げる工作を幾度もしてきた経験()で、小型の低速・静音ファンを取り付けてしまおうと思いつき、amazonでそれらしいファンを物色、プレミア会員特権の「翌日配送」を使って注文したら、何と今朝起き抜けの09時過ぎに到着しました。

 この手のファンは、チビっちゃいものの方が取付には有利なんですが、静音性については大きい方が有利。一方、電源の高さが10cmしかありませんから「口径8cm」と決めた上で、失敗しても痛い目に遭わない「安くて静かそう」なものを選びました。



 500円でお釣りがくるこのファン・・・自慢気に「Silent」と書いてあります 早速、安定化電源につないで回してみると、確かにかなり静かでイイ感じ ただ、今回の取付は内蔵ではなく「吸い出し」の形で筐体の裏面に付けるため、スリットとの関係で風切り音がどうなるかは付けてみないと判らないという「賭け」になりました。
 また、このくらいの口径のPC向けファンは12V仕様が殆どであり13.8Vではちょいと電圧が高めになるため、80mAで回るこのファンに対して22Ωの抵抗を直列に入れてみました。これで大体12Vになる勘定・・・電圧はテスターで当たって確認、若干回転数は落ちたものの正規の動作ですから、これで準備は完了です。



 取付はスリット部分を少しこじって3mmビスが通るようにし、下部の2穴分で固定しました。さらに、元々のACケーブル固定ブッシュが大変大きくそのままではファンの取付ができなかったためこれを外したところ、ちょうどACコードとファンのケーブルが引き込める程度の隙間ができたため、両方をここから引き込みました。このファンのケーブルはどういう訳かきちんと「保護ネット」を被っていて、何か「これ用」みたいな案配で直接引き込んでも安心、ACケーブルの方は熱圧縮チューブを三重に重ね、金属接触部分と擦れないよう保護しました。

 さて、この改造の結果ですが、昨日のように民放聴きっぱなしの状態で1時間半ほど放っておいたところ、同じ測定条件で「室温+3℃」程度で安定しました。例の横っ面を触ってみた感触も「ぬるい」といった程度・・・明らかに昨日とは違います
 また、ファンの回転音については入れてある場所が場所だけに殆ど聞こえず、電源前に を寄せて10cmくらいの距離で漸く「何か回っている音がする」といった程度ですから合格でしょう

 以前は灼熱の納戸たる我がシャックも、エアコンの掃除と途中の部屋のドアを取っ払ってエアフローを改善したため、滅多に30℃以上にならなくなりましたが、この改造自体も思いつきにしてはまずまずの成果と言えそうですね。

自分の運用スタイルに合う電源

2013-07-05      
 我が愛機TS-590Dは勿論「純正50W機」ですが、殆ど99%以上「QRP運用」しかしていないため、同時に買ったALINCOのスイッチング電源のフル稼働は事実上「無い」と言えます。
 一方、この電源は小型で非常によい代わりにスイッチングノイズが結構酷く、若干対策したこと(ラインフィルタを入れた)で80mでは何とか使えるものの、160mはいちいち、電源本体のノイズオフセットボリュームをいじる羽目になります。さらに中波帯は壊滅的で、まともに聞こえるのは文化放送とNHK第二くらい もう少し広いシャック、かつアンテナがリグから離れているならならいざ知らず、この「ノイズの猛者」には手を焼いていました。

 多分、余程の生活の変化で引っ越すことにでもならない限り今の「アパマンハムライフ」は続くと思われ、移動局免許の範疇ではQROといっても「50W」でしょうから、少し前から電源のすげ替えを画策していました。本当にQRPに徹するなら、勿論4,5Aくらいの電源が有れば余裕。以前にIC-703とのコンビで使っていたDIAMONDの電源・・・これは定格5Aなんで行けなくはないんですが、やはり「いざとなったら50W」(いざってなんだ)ということもあり得るなぁと「20Aクラス」の電源を探していました。勿論、既製品には頃合いのものも存在するし、逆に30Aのトランス式の電源も万券1枚半くらいで入手可能・・・なんですが、今のシャックの構造から「高さが10cm程度のものでないと収納できない」という制限もあって、ずっと後手後手になっていました。

 先週、何気にネットをウロウロしていたら、一世代前のKENWOODのリグ用電源が目に留まりました。電源は結構長く使うものですから、しっかりとしたメーカーのものが安心・・・そう言う意味では合格であり、高さも11cm弱でこちらもクリア。しかし、少々古いなぁ・・・と思い暫し逡巡。ところが、「回路図さえ入手できれば多少古いものでもメンテしながら使えるんじゃね」という悪戯悪魔の囁きに導かれて回路図を探すと、何と見つかってしまうわけです 結局、手に入れてしまいました。内部の掃除をしつつケミコンの具合を見ましたが、特に目立った変形もなく、まだまだ使えそうな雰囲気です。
 早速リグにつないで、ローバンドや中波のノイズのチェック・・・当たり前ですが見事に解消 民放各局に混じって、久しぶりにお隣HLとBYの放送が聞こえてきてニンマリ これで電源ノイズとの戦いは終わり、また一歩「クリーンオペ環境」に近づきました。

 さて、この電源内部には、パワトラのヒートシンクに直付けのサーミスタで温度検知し、一定以上になると回り出すファンが付いています。こいつが煩かったら弱るなぁ・・・受信ノイズが減って室内ノイズが増えたんじゃぁ、あんまり面白くありません そこで昨晩帰宅後、SWR計にダミーを装着して様子を見ながら50W連続送信し、この機能がきちんと動くのか、さらにはファンの音はどうか確かめてみました。



 ケースの隙間からヒートシンクにセンサー棒の部分が当たるように温度計を差し込み、サーミスタの両端電圧を測りつつ長めに送信していると(途中、リグの負担も考えて少し間欠的にした)、7,8分を経過して丁度60度を少し超えた辺りでファンが回転し始めました。かなりの静音設計で、フタをしたら聞こえないかも知れないほどです。室内ノイズとの戦いは「不戦勝」と言ったところでしょうか この電源の定格は、6Aまでが定常状態でファンは駆動しない仕様を謳っており、そう言う意味では「QRPでまだまだ行くぜぃ」の自分としては、そもそもこのファンの騒音を気にする必要はなかったわけですが、それでも大いに安堵しました。
 この状態でさらに送信を続けると、流石にファンの風力だけでは温度上昇が鈍くなる程度ですが、送信を止めるとどんどんと温度が下がっていきます。そして、45度辺りまで下がるとファンが自動的にオフになりました。

 ちなみに、以前に測定したTS-590Dの50W出力時の電流量から、50W送信時の各バンドの平均電流量である凡そ15Aを消費している状態でどれだけ持つか・・・という部分は、「1分送信、1分受信」を保証していますから、まぁ普通の運用では困らないでしょう。因みに100W出力を仮定した場合の20A程度の電流量では、デューティー比25%を保証しているようで、まぁそこそこ余裕もありそうです。

 今年の夏ボーは「民族大移動」(家族揃っての旅行です)で殆どパーなんで、ひょっとしてこの買い物が唯一の「自分へのご褒美」になるかも知れませんが、まずまずの買い物ができたんじゃないかな
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どよよん無線技士

Author :どよよん無線技士
こおるさいん:JM1DPL

アパマンというハンデにさらにQRPまで課し、失敗連続のヘッポコリグや周辺機器の製作・・・趣味というより「荒行」か!?

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