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パッチンCMFの特性を測ってみよう

2012-10-23      
 昨日まで様々なコモンモード対策をして、室内ケーブルの所々にパッチンコアを入れて二次輻射を抑え込んだ感じですが、結果的に腑に落ちなかったのが「アンテナ直下のCMFの効き目」です。ベランダでエレメントと平行に走っている同軸部分が電波を拾っていると疑い、原因の切り分け作業を行ったわけですが、この予想は見事に外れ・・・。その時点で、アンテナ側からコモンモードが戻ってきているものと考えた挙げ句、作りっぱなしで直ぐに取り付けてしまったため、どんな案配なのか見当もつきません・・・と、ここで終わらないんですね 実は、このパッチンコア流用のCMFのコアは1個150円。高級なアイスクリームより安い代物ですから、もう1セット作れるようにコアを8個買ってきたんです。

 帰宅して夕飯を食べた後、クラニシ君とリグのSメータで測ろうか・・・などと思案していたら、目の前に・・・あるじゃないですか、恰好の測定器が 何で今まで気づかなかったんでしょう・・・そう、スペアナ・アダプタ。フィルタの特性を調べるべくキットを購入し、何年も放っておいて漸く真夏に誕生した頼もしい奴があるわけで、これでざっと特性が見られるわい・・・と準備開始です。

 まずは基準データのチェックです。3D2Vの5mほどの同軸を使って実験しようと、ひとまず何も付けない状態で網線をTGとスペアナ入力につなぎました。



 この時の波形がこれ。



 5MHzから55MHzを見ています。このスペアナのTG動作では、15MHz以下の感度がどんどん落ちていきます。TGとスペアナ入力を短距離でショートさせると、もっとダイナミックな感じになります。同軸が無駄に5mほどもありますから、各所の数値自体は参考程度としましょう。ひとまず-30dB辺りが真っ直ぐ伸びている・・・これを頭に入れてパッチンコア挿入時の減衰の様子を見てみましょう。



 まずは、コア1つ挿入。一昨日自作した「中身が見えるCMF」では、LF-130Bに同軸を3回巻きしていますので、同じように3回巻きとしました。また、コアの圧着のための洗濯バサミ・・・これも測定結果に如実に影響が出るために登場願った次第。結果は如何に



 全体に10dBダウンといったところでしょうか。なるほど、これ1つでも効果はあるわけだ・・・。それでは一気に、2~4連の結果を連続貼り付けでお送りします。







 なんと、減衰量の大きい帯域が、どんどん低い周波数にずれていきます・・・って、これは当たり前なんですが、どうもHFのハイバンド用というよりローバンド用といっても良さそうです。スペアナの特性上、下の方の周波数は低めに見えますが、明らかにフィットポイントが下の方に行ってしまうことが解ります。特に4連については丁度抑え込みたいハイバンドではあまり効果がないように見えますね。何か、1連の時が一番良さそう



 4連はまさに中身が見えるCMFの形になりましたが、何と効果が低いとは・・・ということで、今日の実験は終了。何れにせよ、アンテナ直下のCMFは見直し必至。安物買いの銭失いというか、最低の損失で済んだと見るべきか・・・。

QRPerにもDXシーズン到来!

2012-10-21      
 昨日辺りから、ハイバンドのCONDXがかなり良くなっていました(少なくとも、自分の運用環境では・・・ということですよ、念のため)。夏場8/8の9M4、秋口9/15のNH8など、太平洋のペディは殆どクリアしてきましたが、その他の地域・・・昨年感動したEU各国とQSOができるほどにはならぬまま秋がどんどん更けてきました。少し心配していたところに、昨日漸くウクライナとのニア・ミス(完全にサフィックスのミスコピー・・・)ですっかり期待をふくらませていたところ、今日は14時半頃から東欧諸国が聞こえ始めました。
 15時を回ったところで、10mでLZをGet まぁNewではありませんが、4月以来のEUはやはり格別です QSO成立時はS=5-7程度でしたが、その後S=9まで上がってきていました。
 その直後、Euro.Russiaと2局QSO。そのうち1局はどうしても「JM1⇒JG1」とプリフィックスのミスコピー・・・でも、キッチリ付き合ってくれて、何とかQSO成立です。559を貰いましたが、最初の数字はきっと5じゃないね
 PYが結構強力に入感していたんで呼んでいると、どういうわけかQRZを出したままいなくなってしまいました。まぁ、向こうは夜中っていうか早朝もいいところでしょうから、リグの前で なんて思いを馳せていました。

 12mに下りていくとオランダが入感。結構強かったんですが「」が精一杯の様子。そして、17時を回ると両バンドとも落ちてしまったため夕飯の買い物に出かけましたが、もう少し粘れたのかも知れません・・・。

 それにしても、待ちに待ったQRP-DXが楽しめるシーズン到来です。VDSL-Iもさることながら、この時期を外すと来年の春まで待たされますし、太陽活動も不安定・・・今秋はできるだけオンエアできるようにしたいと思っています。

VDSL-I対策 その2

2012-10-21      
 今日の課題を解決すべく、午後からちょい本気で「モンスター退治」・・・ハイバンドのVDSL-I対策を行いました。午前中の予備実験である程度読めてきたため、「当てずっぽうではないそこそこの対策」です。

 まず室内の同軸・・・リグの直ぐ横の天井に向かっての立ち上げ部分と居間を走っている部分は結構な長さがあって、ここに処置をすることによって「二次輻射」を軽減するというのが今回の処置のポイントです。



 LF-190Bを居間に取り付けました。室内の同軸換装が面倒だったことと、これでモンスター退治が終わるかどうかよく判らなかったため、居間の同軸の引き回しを細工して(居間を斜めに横切らせる・・・絵図はこの後に貼ります)長さ的な余裕を作ってコア巻きしました。都合4回巻きですから、ざっとインピーダンスは15倍程度にはなるかな・・・という感じで、問題の28MHzで1KΩ程度のインピーダンスは稼げそうです。ひとまずこれを2個取り付けました。



 室内に2個取り付けて測定です。リグの直ぐ近くでは、取り付け前には1V前後の高周波電圧が測定されていましたが、この処置で0.15V・・・150mVまで低下。さらに、「コア圧着」(タイラップで強く締めつける)をケースの上から施したら50mVに
 これに気をよくして、CONDXが良かったことから15-10mのあちこちでQSOしたり、たまにミエちゃんで「ここは、どないだ」などと測定したりして、夕暮れ時に「さぁ、閉局」と思った矢先、娘が「また落ちたよ・・・」と言いに来ました

 ミエちゃんのあちこち測定では軒並み50mV以下となっており、いくら何でもなぁ・・・と思って、再度サッシ傍のCMFのアンテナ側で測ると1.4V・・・そうか、結局コモンモードのストレスが室外だけに追いやられたんだなぁ・・・と、例の「エレメントと平行」な同軸ケーブル部分にLF-190B×4回巻きを挿入したところ、この辺りの挙動が非常に大人しくなり、結果的にリグの袂で40mV程度となりました
 電波が窓から入ってくる・・・と考えるのはナンセンスかも知れませんが、サッシの開け閉めに必要な「可動できる余裕」を持たせた同軸ケーブルは、丁度サッシ左側のガラスの外にブランと1mほどぶら下がっています。遮蔽物はガラスのみ。この部分の高周波電圧がこの処置で1V程度⇒40mVという激減っぷりとなりましたので、とりあえず「対策その2」はここまでとしました。

 思えば、あちこちで検出された1V超の電圧が1/20程度(凡そ50mV以下)にはなったわけで、全体的な対策としては良い感じで進んでいます。15mに至っては、リグ近辺では検出できないほどにまで落ちましたので、何とかこの辺りで落ち着いてくれるとなぁ・・・。

予想、外れる・・・

2012-10-21      
 秋・冬の競馬シーズンになりました。就職して直ぐに先輩の誘いで買った初めての馬券が当たってから、若い内は結構競馬場や場外馬券場に通い、時に勝つことはあるもののやはり「カイバ代」を支払うばかり・・・。やがてネット購入できるようになると逆にあまり購入しなくなり、今では年に数回、いわゆる「GⅠレース」をちょこっと買いしてTV観戦しています。昨年の暮れには、まんまと有馬記念を取って「にわか金持ち」になりましたが、まぁ総じて予想は外れます

 競馬談義はさておき、朝起きた10mのインターフェア・・・昨日の処置をあざ笑うが如く10mに現れしこのモンスター退治が、とりあえず今日の課題になりました。仮に完全退治できずとも、その尻尾くらいはちょん切っておきたいなぁ・・・というわけで、アンテナエレメントとの物理的な位置関係から、ベランダからの引き込み部分の同軸の外被部分をピックアップ箇所と疑い、ミエちゃんを味方に試行錯誤大作戦也



 まずは①・・・の前に、サッシのところにあるCMF直前にミエちゃんを装着して実測。10mでも15mに近い1V超・・・1.4V程度という測定結果になりました。そこで、エレメントと平行の同軸部分にパッチンコアを適当に挿入して実測。これでは数十mV~百mV程度の変化しか起きないものの、まぁここに高周波が乗っていることは明らかです。そこで、一旦パッチンコアを外して②へ進みます。

 ②では、コンテスト参加時に使う5mほどの同軸を接続して「床迂回」・・・つまり、アンテナの方から横に伸びている同軸をベランダの床に垂らし、サッシのところで持ち上げてCMFに接続しました。こうすることにより「同じ高さで平行する部分」が殆ど無くなります。
 さぁ、この実験結果は予想からすれば「激減」のはず・・・ところが、ミエちゃんの表示は同じく1.4Vくらい まさに勝負レースで1番人気に大枚を掛けて外れたような有様です。これは困った・・・と暫し考えるに、アンテナ直下のCMFの効果についてはちょっと疑問が生じました。勿論、15mではきちんとした効果が見えたわけですから取っ払う必要はないのでしょうが、造作が大きい割に効果が少なかったのか

 ここで立ち止まっていても仕方がないと気を取り直し、次なる策を考えました。

 ベランダの同軸にはタップリと余計な高周波が乗っかっているわけですから、サッシの傍のCMFには頑張って貰わなければ困るわけですが、このCMFの前後で1.4V⇒0.7V程度と、まぁ半減するのが精一杯のようです。このCMFについては製作例も多いことから作りっぱなしだったのですが、そもそもどの程度の減衰を期待していいのかが解っていません。
 そこで、コア材としてチョイスしたFT114-43の買い置きを使って「ナンチャッテインピーダンス測定」をしたところ、1ターン@21MHzで22Ω程度と測定されました。今回問題発生した10m、28MHzでもさほど変わらず・・・。そこで、これを基準に12回巻き・・・144倍のインピーダンス(理論値)を導くと3KΩちょいとなります。8割くらいに落ちたとしても2KΩ以上にはなりますから、そこそこ期待して良いはず・・・。結局合点がいかないことから、急造でこのコアにW1JR巻き×12回したCMF(サッシの傍のCMFと同じ)を作りました(③)。



 これを、サッシ傍のCMFと換装したところ、ほぼ同じ効果・・・つまり、このCMF前後で1.4V⇒0.8V程度となりました。さらに10回巻きに解いて実験。若干効果が落ちるものの同じく0.8V台となったことから、このタイプのCMFの効き目としては別におかしくないのでしょうね・・・というわけで、続いて④へ。

 ④は、このCMFを取っ払ってしまうと、影響範囲がどの程度広がるんだろう・・・というちょっと後戻りの実験です。すると、リグ近くの検出電圧が1.4V程度まで上昇しましたから、やはりある程度の抑止能力はあることが証明されました。ここも15m・・・21MHzにとっては「砦」の一つですから、付けておくことにしました。

 ここまでくると、被疑箇所は室内に移ります。リグからサッシまでの間でストレスを生じたコモンモードが飛び出し、VDSLモデムに飛び込んでいる・・・と考えるのが良さそうです。そこで、居間の同軸を緩めて②で使った同軸をつなぎ、その同軸にパッチンコア「LF-190B×4回巻き」でCMFを構成してみました(⑤の位置辺りにCMFを構成)。すると、リグ近辺で1.2V程度あった高周波電圧が0.2V程度に激減 まぁ、考えてみれば室内にCMFが一つ増えたわけですから、その分の効果は期待できたわけですが、ここまで下がるとは

 何れにしろ、予想は大外れ・・・というか、エレメントとの平行部分が電波を拾っているばかりではなく、逆にあれこれ取り付けたCMF間でストレスとなったコモンモードが輻射された・・・まぁざっとこれが「モンスターの正体」のようですね。

一発!とはならず・・・

2012-10-21      
 昨日は障害が顕在化した15mを中心に評価し、室内のあちこちの高周波電圧が低いことにご満悦・・・だったのですが、今朝10mのパイルに参加してT30PYを連呼している最中にネットが切れました・・・。T30PYはGetしたものの、ちょっとゲンナリ

 そもそも10mは昨年の同軸引き回しの固定化以来最も顕著に障害が起こるバンドであり、ついつい15mの顕在化でそちらばかりを注目していましたが、漸く「大ボス登場」ってところでしょうか。
 同軸を固定した頃は「VDSLモデムのLANケーブルが『アンテナ化』している」など、空想の域を出ずモンモンとしていました。ところが、ミエちゃん登場のお陰でどこでどの程度コモンモードがストレスを起こしているかが判るようになったため、個別に処置をして効果を で確かめられますから心強い どこかのホームページに、「トロ活のクランプ式の高周波電流計は発明と呼んでも良い」と絶賛されていましたが、確かに大変便利な、しかも簡単に製作できる測定治具です。

 さて、この大ボスの正体ですが、やはりリグ周辺の高周波電圧が1V以上になるという代物で、12mの方が若干低い感じです。そういう意味では、当初の障害の傾向・・・つまり、高いバンドほど障害発生率が高いという傾向をそのまま引き摺っており、これはある程度予想の範囲。ただ、昨日入れた各所のCMFでは抑止できないわけです。もう一捻り必要・・・ということですね。
 ベランダに立ってあれこれ考えた挙げ句、やはり原因の根本は以下のような比較的単純なからくりなのではないか・・・というところに到達しました。



 ANTから室内への引き込みの過程で3m程度、アンテナのエレメントとほぼ同じ高さを同軸が「平行」に走っている部分があります。この平行部分、エレメントとの間隔(距離)が1m弱しかありませんから、まさに「同軸の外被が受信アンテナ」のような格好になっています。
 アンテナ直後のCMFは、この余計な受信部分には効果を発揮できませんので、頼みの綱は室内引き込み部分のCMFですが、この前後での高周波電圧の差はあまりありません(といっても、前後で1.9V⇒1V・・・半減はしています)。一概に言えませんが、少なくともハイバンドの抑止はあまり上手くいっていないと考えるべきでしょう。ハイバンドに特化して考えると、フェライトコアへの巻き数が上手くないのかも知れません。

 「同軸外被の受信アンテナ化」が真の原因だとすると、エレメントとの平行部分を極力少なくするように考える必要がありますが、引き込み口は1カ所しかありませんので、この部分の工夫にも限界があります。CMFの再確認や挿入位置、はたまたパッチンコアを上手く使って「受信アンテナ殺し」をするなど、ミエちゃんを頼りにちょっと試行錯誤が必要なようです。

 昨日の記事の題名に「その1」と書いておいて良かったかな

VDSL-I対策 その1

2012-10-20      
 「ミエちゃん」のおかげで、インターフェア処置の効果が数値で計れるのは非常に便利です。これまで当てずっぽうに入れていたフィルタの場所、必要な量を客観的に見られることは非常に大きな収穫です。
 一方で、たったの5Wでこの苦労・・・まぁ、インターフェアなんて所詮こんなもんなんでしょうが、そろそろ根治を目指したいとも思っています。

 今日完成したCMFの敷設を含め、まずは第一弾の処置を実施しました。大前提として、ノイズアンテナ用の1.5D2Vは一旦撤去しました。最近ノイズが減っていることからMFJ-1025の出番も減ってきており、ひとまず送受信のケーブル対策を優先しようという魂胆です。



 全体像は上記の通り。都合3カ所の処置を施しました。

 今日作ったCMFはアンテナ直下ですが、この処置でサッシの辺り・・・次のフィルタ直前の高周波電圧が330mV⇒120mVまで落ちました。
 さらにサッシのところに取り付けたCMF・・・「定番のW1JR巻きのCMF」ですが、これは非常に効果が高く、室内へのコモンモードの戻りがかなり軽減されます。アンテナ直下のCMFが無い状態で、室内の2.7mの同軸の窓側1m程度のところで400mV程度の高周波電圧が54mVまで軽減され、アンテナ直下のものとの併用で20mV程度となり、かなり小さな値になりました。
 一方、リグ周りも上記の対策で大きく様子が変わり、リグの横の垂直に立ち上がっているケーブルからは1.0V前後の高周波電圧が観測できていたのが、10mV程度まで激減・・・対策以前は、戻ってきたコモンモード電流が丁度この辺りで癇癪を起こしていたのかも知れません。これを踏まえて、一番最後にリグ周りの対策です。



 リグからSWRメータまでのジャンパには大昔に作ったナンチャッテCMF (FT140-43 に3D2Wを7回巻き)が入っていて、これはそのまま使っています。上記の測定時点でも、これはずっとくっついていたわけですが、これとは別に、SWRメータ手前にLF-190×4回巻き、LF-1302B×2回巻きを挿入しました。それほど大きな抑止インピーダンスにはならない(1.2KΩ程度)と思うのですが、室内に敷設済みのケーブル長さから、これ以上巻けない
 しかし、この処置でリグの横の垂直に立ち上がっているケーブルの高周波電圧は、10mV程度⇒4mVまで低減。やはり意味はありそうですね。

 要所要所の細かい確認は追々行うこととして、ひとまずこれで暫く運用してみようと思います。CONDXも随分上がってきていますから、これで解決だと嬉しい限りなんですが・・・。

CMFの製作

2012-10-20      
 自作といっても、くるくる・ぎゅうぎゅう・・・という作業が殆どですが、昨日買ってきた秋月の「LF-130B」でCMFを作りました。



 コア4連で2.4KΩ@21MHzを期待しています。ケースでパッチンするとコアが密着せず期待した特性になりませんので、コアを取り出してタイラップで密着させています。



 百均で買った液体タンク・・・これは、ローバンド用のコイルにも使っていますが、これを2本用意してぶった切り、ビニールテープで連結しただけです。このCMFは外用・・・アンテナ直下に設置予定です。雨っ晒しでも大丈夫なんでしょうが、何となく忍びないので一工夫です。
 コア4つで600円、液体タンク2つで200円、タイラップ少々ですから大体800円ですね。まずまずの安上がりでしょう。

 さて、このCMFはアンテナ直下から室内への引き込み(ここに中継点があります)に使う3mほどの同軸ケーブルの先に細工した格好です。この部分の同軸は全取っ替え。敷設作業の前にダミーを接続してクラニシ君でSWRを一頻り見てみましたが、170MHz付近まで1.05以下です。特に問題なし



 干し物の邪魔にならないところに宙づりにしていますが、まぁ大丈夫でしょう。さぁ、どのくらいの効果があるか・・・これは次の記事にまとめます。

フェライトコアの密着度再び・・・

2012-10-19      
 昨日の実験の続く形になりますが、実は今日の仕事帰りに秋月で「LF-130B」を買ってきました。そろそろ本格的なコモンモードによる障害の抑え込みを目論み、コアの選定結果としてこれを選びました。
 形状は四角いタイプであり、昨日の実験で解っている「2つのコアの密着度の確保」は課題になるものの、どんな奴かを計測。昨日と全く同じ方法ですので結果だけ。値段通りの特性・・・とでも言うのか、まぁこんなものでしょう。

コア周波数(MHz)値段
10.121.028.050.0
LF-130B38Ω75Ω88Ω120Ω150円
LF-1302B68Ω100Ω120Ω140Ω200円

 さて、本題は分割コアの密着度です。

 3D2Wを2ターンにすると、同軸の「真っ直ぐに戻ろうとする力」でコアが離れる方向に動いてしまうため、これが原因で折角の多重巻きの意味が無くなってしまう・・・この問題、実際どの程度のものなのか、本番使用を前にLF-130Bで実験です。



 昨日と同様な感じですが、何れにせよ2回巻きで300Ω近くになるはずがこの有様。コアのケースを洗濯バサミで挟むとちょっとはマシになりますが、まだまだ全然足りません。そこで・・・



 コアを取り出して太めのタイラップでがっちり密着させればご覧の通りです そもそも、クランプ式のコアは簡単に「パッチン」するためのもので、規格にあった太さ、あるいは多少余裕のある太さのケーブルに「1ターン」で使うものだということは明白ですが、巷にある分割コアをきちんと密着させれば、それはそれで使えるというわけですね。

 さて、このコアに3D2Wを3回巻きにするわけですが、21MHzで75Ωの8倍程度・・・600Ω程度のCMFが出来上がりますので、ひとまずこれを3連、4連くらいで使ってみることにします。

CMFのインピーダンスを測ってみよう

2012-10-18      
 秋月の「LF-102B」は、カタログスペック上のインピーダンスを見ると25MHzで144Ω、100MHzで240Ω・・・値段の割には優秀なCMFになりそうだと思い、「無銭家代表」として以前から愛用していました。
 一方、コモンモードの抑止効果で考えた場合、ターゲットの周波数に対して数KΩのインピーダンスが必要となります。受け売りですが、ある程度改善が明確に期待できる減衰量の目安として「3KΩ」が使われているようです。無論、コモンモードの減衰だけに着目すれば、インピーダンスは高いほど良いわけです。

 我が家では今のところ、15mバンド・・・即ち21MHzのオンエアでVDSL-I(※)が顕在化しており、過去においてそれ以下の周波数では起きていた記憶がないため、この周波数帯を例に考えてみました。

 まず、LF-102Bの21MHzにおけるインピーダンスを仮に「100Ω」と見積もったら、3KΩを稼ぐためにはこのコアが何と30個も必要 当たり前の計算ですが、これではちょっと多すぎで不経済だし、ぶら下げておくにはちと重い・・・。そこで、「インピーダンスを簡単に増加させる方法」として、同一コアにケーブルを複数回巻き付けるという常套手段を考えました。
 秋月の一番デカいコア・・・LF-190Bには、3D2Wが4回は余裕で、頑張れば5回巻けます。即ち、このコアに4回巻きするだけで理論上は「16倍のインピーダンス」になります(5回巻きなら25倍)。25MHzのインピーダンスが公称90Ωと、LF-120Bにはちょい劣りますが、4回巻き効果で16倍・・・実際にはもう少し低い値になりそうですが、少なく見積もって10倍だったとしても900Ω程度になりますから、これを3つ用意すれば凡そ3KΩ近くにはなりそうですね。

 しかし、カタログ値はやはりカタログ値・・・何か簡単な方法で実測できないかなぁ・・・とクラニシ君と睨めっこして、簡易的な測定ならできそうだ・・・と以下のように接続してみました。



 フェライトコアを使った1ターンのコイルとバリコンを接続してクラニシ君で同調点を探し、その時のインピーダンスを調べようというインスタントな方法です。
 理屈が正しければ(って、理屈は正しいんでしょうが)同調回路が共振した時のインピーダンスは、その周波数における最大値を示すはずであり、これを読み取っちゃえば良いんじゃないかなぁ・・・ということにし、同じ測定方法での「コアの違いによる比較」程度の答えは出るだろうという感じの実験です。勿論、接続用のリード線が構成する部分も「コイルの一部」となることから誤差も生じるでしょうが、ひとまず「同じ条件」と高を括ってしまいましょう。

コア周波数(MHz)
10.121.028.050.0
LF102B26Ω62Ω80Ω120Ω
LF-1302B68Ω100Ω120Ω140Ω
LF-190B32Ω60Ω70Ω91Ω
RFC-630Ω60Ω80Ω120Ω

 430pF×2のエアバリコンでも7MHzまでは同調せず確認できませんでしたが、まぁ「推して知るべし」でしょう。
 上の3つは秋月シリーズですが、一番下の奴・・・これは最初にネットで手に入れた「ノイズ除去用コア」です。愛用中のLF-102Bとあんまり変わりませんね。
 実は、効果のほどをきちんと確かめる術が当時は思い浮かばなかったことと、その後の1年半ほどのブランクでしまい込んでいました。3D2Wがギリギリ入る程度の細い奴ですが、逆にリグ周りの細めの線には使えそうですね

 さて、上のような結果になりましたが、案の定「カタログ値はカタログ値」といった様子です。RFC-6(KGS:北川工業製)については、手持ちの古い特性表に近い値になっており、製造元がどこであれ日本製はやはり日本製・・・ってなところでしょうか。諸OMが素性の解ったTDK製をチョイスするのも何となく解ります。ただ、自分で少し掘り下げて素性を知ってしまえば、その用途に必要十分な「安いデバイス」という選択もできそうです。

 さぁ、ここからが本題ですが、LF-190Bに複数回巻きを実現することを前提に、2ターンにするとどうなるか・・・ということで「LF-190B@21.0MHz付近」で実験してみました。



 ご覧の通り、凡そ200Ω程度と測定できました(って、見えませんね・・・)。理論的には4倍になるはずですが、測定精度や誤差を考えればまずまずの感じでしょう。この調子で巻き数を増やしていくと、多分3回巻きで8倍(理論値では9倍)、4回巻きで11,2倍(理論値では16倍)、5回巻きで20倍(理論値では25倍)程度となるでしょう。

 このLF-190Bですが、実は作りの問題でコアが密着しないようです。ほんの少し・・・カッターの刃くらいの隙間が見られます。これ、結構な影響が実はあるんです。



 何とこの隙間を密着させないと、21.1MHz付近のインピーダンスが30Ω程度に下がってしまいます 左側がその状態です。仕方なく、LF-190Bについては大きな洗濯バサミで密着させて測定しました。少し上にリンクを張ったノイズ除去用コアの記事で関連するヘッポコ実験していますが、これは結構見落としてしまいがちで難儀です。安物のパッチンコアの「要注意事項」ですね。

 実際のCMFにする際、3D2W(或いは3D2V)を前提に思いっきりケチった方法としては以下の方法があります。上がLF-1302Bに3回巻き、下がLF-190Bに5回巻きした様子ですが、どちらも閉じこめるのにかなり窮屈でした。とりわけLF-1302Bの方は苦労しました・・・。ちなみに、3D2Vではどちらも余裕でした。



 これで、21.1MHzにおけるインピーダンスは、上が800Ωくらい、下が1.2KΩくらいとなるでしょう。コアの単価が上が200円、下が300円ですから・・・うーん、優劣がつかないね ただ、下の方は「密着方法を考える」という宿題付きでもありますので、上の方が良いかなぁ

 まぁ何れにせよ、秋月シリーズでコモンモードを抑え込む作戦で行こうと思います。

 ※ ひとまずこう呼んでいますが、VDSLの伝送路への飛び込みではなく、
   モデムへの直接飛び込みによるインターフェアと判断しています。

発端に戻ると・・・

2012-10-15      
 今日は仕事上の「山場」・・・まぁ、詳しく説明して頭を下げるというイベント(俗に「お詫び」)だったわけですが、これが予定時間より早く始まり、かつ早く終わるという快挙 同僚に「先、帰るね~」というかけ声をかけたら開放され、そのまま真っ直ぐ帰ってきました。

 まだ本腰は入らないのですが、帰ってきてからVDSL-Iについてあれこれ試行錯誤をしていたところで、「そう言えば、いつからこの障害が出たんだっけか」と思い立ってブログを逆サーチ。なるほど、「同軸を固定」したときからのようです。まぁ、その前はコンテストの日と自分の気が向いてオンエアしようと思ったときには、同軸が居間を這っていたわけで、それ以外の日は何もしていなかったわけですね・・・。最近の「顕著な不具合発生」のイメージは、この辺りに発端(っていうか、比較の根拠)がありそう・・・。

 さて、今日も懲りずにネットのリンクダウンの様子を見ながらパチパチ・・・と思ったのですが、ひとまず初心に帰るべく、同軸のパッチンコアを全部取っ払って調べてみたら、まぁ結構高い高周波電圧が「定点観測点」で検出できましたので、やはりパッチン処理の意味は理解。
 そして、何気なく同軸の引き回しなどを調べていたら、ノイズアンテナの引き込みに が行きました。「そうか、これなんて、コモンモードじゃなくノーマルモードじゃん」みたいな・・・。室内への高周波の誘導要素としては、大変大きな見落としをしていたなぁ・・・と、早めの を飲みながら思った次第です。もしかすると、最近の顕在化イメージ、このノイズアンテナの同軸が増長してるのかな

 ちなみに、電波が見える「ミエちゃん」(お、このブログ主、これまでと同じセンスでついに命名)で、リグの近くでこのノイズアンテナ用細い同軸の高周波電圧を測ったら、やはり1V以上になっていました・・・こりゃ、こっちも何とかしないとね
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どよよん無線技士

Author :どよよん無線技士
こおるさいん:JM1DPL

アパマンというハンデにさらにQRPまで課し、失敗連続のヘッポコリグや周辺機器の製作・・・趣味というより「荒行」か!?

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