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案外便利かも・・・電流測定アダプタの製作

2015-10-31      
 既に非売となった秋月テスタ「P-16」の電圧測定精度が案外イイ感じであることが判り、当面はこのテスタを使っていくことにしましたが、電流測定についてはどんなもんじゃろう・・・とネットの情報を見ると、かなり微小な電流測定では苦労はあるものの総じてmAオーダーではそこそこの精度のようです。

 この電流測定精度云々は兎も角、実は普段のヘッポコ実験で困ってしまうシチュエーションがあるんです。それは、「P-16は1つしか無い」ということです。

 ヘッポコ実験をしていると、あちこちの電圧を測りながら「そういえば、消費電流はナンボやろ」ということが多く、その度に1つしかないテスタを接続すべく、折角ワニ口付きのコードを駆使して接続した「もう二度と同じ結線は不可能」的な配線を泣く泣く外さなければならない苦労が時に発生します。事前に電流測定を意識しているときは別のテスタを準備しますが、思いつきでやることが多いヘッポコ実験ではこの「事前の準備」がうまくいかないんだなぁ

 そこで、アイディアと言えるようなものではありませんが、プチ電子工作として「電流測定アダプタ」を作ってみました。



 何やら無口なロボットのような面構えですね。テスタ棒を差し込む端子が「目」・・・「赤い目」の右下に写っているのは、DCプラグを差し込むジャックです。ここにACアダプタや電源のプラグを接続し、ワニ口側を電源出力として使います。



 プラス側のラインに1Ωの抵抗を直列に入れ、この両端の電圧を測れるようにしています。抵抗は精度1%で2Wの金皮ですが、これは秋葉ラジデパの瀬田無線さんで購入。これでMax 2Aまでは問題なく使えますが、マイナス側には(手持ちの関係で)700mAのヒューズを入れてあります。

 ブレッドボードを使ったヘッポコ実験などで電源供給を行う際にこのアダプタを介しておくと、急な消費電流測定が必要になってもこの抵抗の両端電圧を測る・・・即ち、結線をそのままにテスタのテスト棒を赤と黒の端子に差し込むことで解決 無論、この抵抗とヒューズ(実測で0.35Ωくらい)で消費する分は誤差になりますが、接続をし直す手間は省けますので案外役に立つ気がします

 どうも小物作りに傾いていますが、こうしたお手軽工作が一番楽しかったりして
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どよよん無線技士

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アパマンというハンデにさらにQRPまで課し、失敗連続のヘッポコリグや周辺機器の製作・・・趣味というより「荒行」か!?

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