WW DX CW 2019 参戦備忘録
2019-11-25
ここ数年はやはりSSNの低下でハイバンドは死んでることが多く、その上コンテスト直前から太陽風が若干強くなって地磁気の具合も少々荒れ模様(Kp Indexが2~3)・・・おまけに前日からかなりの雨量があり、果たしてまともに参戦できるのか不安でしたが、今年は40mオンリーで出場することにして、初日(土曜日)の夕刻から出竿しました。
例によって「逆L」をベランダから突き出す格好で、その他の工夫点は全くありません。さらに雨は結構な勢いで降り続いており、「どうせちょくちょくカップラの調整だろうな」と思ったら、いい加減2日間もバッチリ降っていたことと、延長コイルがないことから、微調整もなしで長時間オンエアすることができました。
まずは西海岸をS&Pしながら・・・なんですが、信号強度があまり強くなくてなかなか”One by One”とは行かず、さらに時間帯的にSAを拾いたいということもあって、あまりレートが上がらないまま時間が過ぎていきました。17:00J過ぎに出竿してからの2Hで、JT,UA9を含む13QSO・・・まぁ、いつも通りの展開となったんですがZONE4がなかなか見つからず。
19:00Jを回って漸くZONE4をGet、その後はKH6やKL7などとQSOしながら、やはり西海岸主体で局数稼ぎ。23:00Jを過ぎる頃までは、こんな感じで淡々と進んでいきました。

近場で相性の悪いBYを含め聞こえていた局と全てQSOできていたら・・・なんてタラレバを考えても仕方がないんですが、逆にこの程度のZONE数は毎回埋まるようになりました。
来年もまた代わり映えのしない設備@5Wで、眠さと戦いながら参戦したいと思います。
例によって「逆L」をベランダから突き出す格好で、その他の工夫点は全くありません。さらに雨は結構な勢いで降り続いており、「どうせちょくちょくカップラの調整だろうな」と思ったら、いい加減2日間もバッチリ降っていたことと、延長コイルがないことから、微調整もなしで長時間オンエアすることができました。
まずは西海岸をS&Pしながら・・・なんですが、信号強度があまり強くなくてなかなか”One by One”とは行かず、さらに時間帯的にSAを拾いたいということもあって、あまりレートが上がらないまま時間が過ぎていきました。17:00J過ぎに出竿してからの2Hで、JT,UA9を含む13QSO・・・まぁ、いつも通りの展開となったんですがZONE4がなかなか見つからず。
19:00Jを回って漸くZONE4をGet、その後はKH6やKL7などとQSOしながら、やはり西海岸主体で局数稼ぎ。23:00Jを過ぎる頃までは、こんな感じで淡々と進んでいきました。
途中、少し雨が弱くなったため、以前からやってみたかった簡単なアンテナのテストを実行。それは、現主力たる”逆L”と以前に使っていた”元祖釣り竿君”こと、ローディングコイルをセンターに入れた短縮ホイップとの比較です。短縮ホイップは凡そ5.5m長のため、勿論フルサイズに比してロスはあるわけですが、フルサイズとは言え”逆L”にしてしまうと打上角が高めになってしまうことから、どちらがDX向きなのかよく判らない・・・というわけで、40mの少し上で安定に入感しているCRI(中国国際放送局:7.260MHz)を聞き比べてみることにしました。
まずは、短縮ホイップで受信。すると、ATT入りで丁度S9+20dBに届くかどうか・・・時々、S9+20dBに達しているような有様。そこで”L型”に替えてみると、ほぼS9+20dBが継続し、フェーディング(QSBですね)で少し下がるときがあるといった感じで、恐らくほんの数dBの差ですが”L型”の方に軍配が上がりました
次は、信号強度をきちんと比較できるようにしたいと思います。
夜半前から少々仮眠
そして、01:30Jに覚醒しZONE16を何とか埋めたもののその後は全くパッとせず、05:00Jには納竿してしまいました。
翌日も17:00J過ぎに出竿。すると、前日には聞こえていなかったXE,TI,PJ2,PY,LU,CXと、中南米が結構入感。それも軒並みピークS9を振ってくるんで、どこか1つくらいは・・・と思いましたが、結局未QSO
PJ2は初めて聞く信号でちょっと粘って呼んでみましたが、やはり届かず終いでした
そうそう、今年もこの中南米祭りの時間帯に、OHを始めとするZONE15が数局聞こえていました。恐らくロングパスかと思うんですが、昨年はつながったものの今年はQSOならず
23:00過ぎには、前日同様に仮眠・・・と思ったら、01:30Jのアラームで覚醒したもののうつらうつらと時間を過ごしてしまい、もう一つのアラームの05:00J鳴動でやっとこさ起きました。すると、OKがやたらと強く入感
然したる苦労もなくQSO成立し、さらにスイープすると「長靴の国」(Iですよ)が強力に入感
多少難儀したもののこちらもQSO成立し、おまけにLZをGetしてZONE20を埋めることができました。
過去の記憶などを総合するとこのコンテストでは、05:00J前後にEUの奥の方が開けることは明らかで、当日のCONDXによって上手くQSOできるか否か・・・といった塩梅のようです。
05:30を回ると、急速に多数の局が出感していきました。さらに1QSO増量したところで納竿・・・すると、外には霧が立ちこめており、ちょっと幻想的なベランダで竿を畳みました。
得点は昨年を下回りましたが、交信できたZONEは以下の通りです。
まずは、短縮ホイップで受信。すると、ATT入りで丁度S9+20dBに届くかどうか・・・時々、S9+20dBに達しているような有様。そこで”L型”に替えてみると、ほぼS9+20dBが継続し、フェーディング(QSBですね)で少し下がるときがあるといった感じで、恐らくほんの数dBの差ですが”L型”の方に軍配が上がりました

夜半前から少々仮眠

翌日も17:00J過ぎに出竿。すると、前日には聞こえていなかったXE,TI,PJ2,PY,LU,CXと、中南米が結構入感。それも軒並みピークS9を振ってくるんで、どこか1つくらいは・・・と思いましたが、結局未QSO


そうそう、今年もこの中南米祭りの時間帯に、OHを始めとするZONE15が数局聞こえていました。恐らくロングパスかと思うんですが、昨年はつながったものの今年はQSOならず

23:00過ぎには、前日同様に仮眠・・・と思ったら、01:30Jのアラームで覚醒したもののうつらうつらと時間を過ごしてしまい、もう一つのアラームの05:00J鳴動でやっとこさ起きました。すると、OKがやたらと強く入感


過去の記憶などを総合するとこのコンテストでは、05:00J前後にEUの奥の方が開けることは明らかで、当日のCONDXによって上手くQSOできるか否か・・・といった塩梅のようです。
05:30を回ると、急速に多数の局が出感していきました。さらに1QSO増量したところで納竿・・・すると、外には霧が立ちこめており、ちょっと幻想的なベランダで竿を畳みました。
得点は昨年を下回りましたが、交信できたZONEは以下の通りです。

近場で相性の悪いBYを含め聞こえていた局と全てQSOできていたら・・・なんてタラレバを考えても仕方がないんですが、逆にこの程度のZONE数は毎回埋まるようになりました。
来年もまた代わり映えのしない設備@5Wで、眠さと戦いながら参戦したいと思います。
やはり〇〇クオリティ・・・でも改良したら使えそうな同軸切替器
2019-11-10
今年の夏にSDRを手に入れて暫く遊んでいましたが、我がシャックに引き込んだ同軸は2ポートの切替しかできず、このSDR用に3ポート化したくなりました。あれこれ調べてみると、メーカー製のちゃんとした奴・・・UHF帯までカバーできる3ポートの切替器はそこそこの値段であり、精々VHF帯までで良いどよよん局長にはそもそもオーバースペックです。
そこで、中華の同軸切替器なんてあるのかしらん・・・と調べてみるとあちこちに情報があって、それも1.5K前後で販売していることが判りました。ヤ〇オクやア〇ゾンでも手に入ることから中でも安そうな奴をポチって入手、SDR受信で活躍するようになりました。
このスイッチ、何と”1000 Watts”と銘打ったシールが貼られた金属製のケーシングで好感は持てるものの、どう考えても「安物のロータリースイッチを使用してる感」が否めませんでした。万一送信した場合の他ポートへのアイソレーション不足を憂慮し、50MHz@5W出力で他ポートへのリークを測定したら何と20mWも漏れ出していました
dB換算で-24dB・・・これじゃぁ、ちょっとした結合器ですやん
仮に20mWもリークしていると、例えば過大入力に弱いSDRなどの機器には結構なダメージになるでしょうし、そもそも減衰が大きいことの証左でもありますね。
・・・ということで、今日はこの切替器の中を覗いてみました。

思ったより酷い有様でした
2回路4接点のロータリースイッチに、同軸の芯線と網線を別系統にして接続しています。それも、ちょっと太めの被覆線で無造作に接続しているだけのもの。ダミーロードをつないでSWRを測ってみると、15m以下では1.2以下ではあるものの、6mで2以上、2mでは4以上となっていました。詳細の確認をしても仕方が無いんでこれ以上は止めましたが、まぁHF帯用としてはイケてるとも言えますね・・・。
ここで、改良案を考えてみました。
① 黒い塗装がかなりしっかりしているため、ケースの地金を出す
(紙ヤスリ等で研磨)のは面倒、銅テープをケース内側に貼って
グランドにするのが良さそう。つまり、グランドをスイッチでは
切り替えないで共通にする。
② 芯線側は、スズメッキ線などを使って最短距離で接続する。
恐らく、上記の改良で満足いく程度の性能にはなりそう。手隙になったらやっつけようと思います。
そこで、中華の同軸切替器なんてあるのかしらん・・・と調べてみるとあちこちに情報があって、それも1.5K前後で販売していることが判りました。ヤ〇オクやア〇ゾンでも手に入ることから中でも安そうな奴をポチって入手、SDR受信で活躍するようになりました。
このスイッチ、何と”1000 Watts”と銘打ったシールが貼られた金属製のケーシングで好感は持てるものの、どう考えても「安物のロータリースイッチを使用してる感」が否めませんでした。万一送信した場合の他ポートへのアイソレーション不足を憂慮し、50MHz@5W出力で他ポートへのリークを測定したら何と20mWも漏れ出していました


仮に20mWもリークしていると、例えば過大入力に弱いSDRなどの機器には結構なダメージになるでしょうし、そもそも減衰が大きいことの証左でもありますね。
・・・ということで、今日はこの切替器の中を覗いてみました。

思ったより酷い有様でした

ここで、改良案を考えてみました。
① 黒い塗装がかなりしっかりしているため、ケースの地金を出す
(紙ヤスリ等で研磨)のは面倒、銅テープをケース内側に貼って
グランドにするのが良さそう。つまり、グランドをスイッチでは
切り替えないで共通にする。
② 芯線側は、スズメッキ線などを使って最短距離で接続する。
恐らく、上記の改良で満足いく程度の性能にはなりそう。手隙になったらやっつけようと思います。
40m用ロングワイヤーということで・・・
2019-11-09
先週末、適当に張ったロングワイヤーがどういう訳か40mのちょい下・・・6.6MHz辺りに同調点があることが判り、60cm余り切り詰めれば使えそうだと目論んで今週末を迎えました。その間、「雨降るな
」と祈ったのは勿論です。少しの雨降りで同調点をうんと下がってしまう我がベランダ環境では、雨の日の後数日は同調点が結構下の方にいたり(
)するんで毎日の雲行きが気になっていましたが、丁度直前ブログを書いた3日の晩に降った後はまるっと5日間雨降りはなし
今日は、午後から60cmのカッティングを行い、データ取りを敢行しました。

大凡、6.9MHzまで同調点が引き上がりました。肝心の40m、特にCW帯もSWR=1.5程度ですが、やはりカップラ有りきでしょう。ひとまずこれで様子見・・・と思いつつ、今晩から明日の午後に掛けては晴れそうなんで、明日もう一度同調点を確認して変化が無いようならもう数cm切り詰めて、7.01MHz辺りに同調点を持って行きたいと思います。



今日は、午後から60cmのカッティングを行い、データ取りを敢行しました。

大凡、6.9MHzまで同調点が引き上がりました。肝心の40m、特にCW帯もSWR=1.5程度ですが、やはりカップラ有りきでしょう。ひとまずこれで様子見・・・と思いつつ、今晩から明日の午後に掛けては晴れそうなんで、明日もう一度同調点を確認して変化が無いようならもう数cm切り詰めて、7.01MHz辺りに同調点を持って行きたいと思います。
何故か40mに同調しそうなロングワイヤー
2019-11-03
何やらなかなか平年並みの気候にならないなぁと思って昨年の気象データを見ていたら、やはり昨年の10月末から11月初旬に掛けてはかなり気温が高かったようです。それでも漸く今日・明日は最高気温が20℃程度に収まるようで、本格的な秋の到来と言えそうです。まぁ、平年よりはずっと高めなんですが
今日の夕方に、ベランダに張ってあるステルス君を外し、単純な8m余り(8.4m)のロングワイヤーを仮設で張ってデータ取りをすることにしました。グランド側は、釣竿君で運用するときに使うカウンターポイズです。
予想では同調周波数が9MHz辺りになるだろうと踏んで、ベランダに目一杯(水平部分約7m)の形で張ったロングワイヤーとカウンターポイズの間・・・即ち給電点に、久々登場のアンアナ54号君(AA-54)を挿入してデータを取りました。

HFの下の方に同調点が2つ・・・その内の下の方は、6.6MHzに同調しているようで、これなら40m釣竿君運用時に使うカップラの調整範囲
このバンドだけなら簡単にオンエアできそうです。
もう一つの同調点は30mバンドの少し上・・・10.4MHz位の所にあります。Zoが150Ω程度なんで、ここもカップラの調整範囲かも・・・期せずして2バンドは高効率でいけるかも知れません。
それにしても、40mはちょっと驚きです。一体、我が家のカウンターポイズがどんな風に働いているのか解りませんが、ここ暫くはSSNが最低期を迎えているハイバンドは置いて、40mに出られるようにしておいた方が楽しめそうですからこの結果は大歓迎です
ひとまず、ここ当面はこの状態で運用してみようと思います。さて、お次は引き込み用の同軸の補修に取り掛かりましょうかね

今日の夕方に、ベランダに張ってあるステルス君を外し、単純な8m余り(8.4m)のロングワイヤーを仮設で張ってデータ取りをすることにしました。グランド側は、釣竿君で運用するときに使うカウンターポイズです。
予想では同調周波数が9MHz辺りになるだろうと踏んで、ベランダに目一杯(水平部分約7m)の形で張ったロングワイヤーとカウンターポイズの間・・・即ち給電点に、久々登場のアンアナ54号君(AA-54)を挿入してデータを取りました。

HFの下の方に同調点が2つ・・・その内の下の方は、6.6MHzに同調しているようで、これなら40m釣竿君運用時に使うカップラの調整範囲

もう一つの同調点は30mバンドの少し上・・・10.4MHz位の所にあります。Zoが150Ω程度なんで、ここもカップラの調整範囲かも・・・期せずして2バンドは高効率でいけるかも知れません。
それにしても、40mはちょっと驚きです。一体、我が家のカウンターポイズがどんな風に働いているのか解りませんが、ここ暫くはSSNが最低期を迎えているハイバンドは置いて、40mに出られるようにしておいた方が楽しめそうですからこの結果は大歓迎です

ひとまず、ここ当面はこの状態で運用してみようと思います。さて、お次は引き込み用の同軸の補修に取り掛かりましょうかね
