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全市全郡2020参戦 with IC-705

2020-10-13      
 ここ数年全市全郡にはなかなか出場しませんでしたが、今夏手に入れたIC-705の”味見”ということで、今年はやや楽しみにしていました。ところが、このコンテストに合わせたように台風到来 それも進路がなかなか定まらず、雨が大敵の我がベランダがどんな風になるのか気を揉んでいました。半ば諦めていると、何と直前になって”南進”を始めそうな勢い・・・やる気がやや落ちかけた10日土曜の午後に、久方ぶりに70cm用5エレを始めとしてあれこれ準備しました。

 そうそう、6mから70cmの3バンドモビホを頑丈にセッティングする作業は、実はコンテスト日の一週前の土曜日に行いました。



 直前記事の如くゴキゲンにカッチリと組み上げたアンテナ基台と共に取り付けた挟み込み金具で、ご覧のように「もう、ちょっとやそっとでは取れん」といった塩梅で大成功・・・だったんですが、6mと2mはバッチリSWRが落ちたものの、70cmの同調点がリピータの周波数辺りまで上がってしまいました エレメント長をいろいろ調整してみましたがあまり改善せず、既に参戦を意識していた全市全郡には5エレ八木を引っ張り出したため、それ以上の調整は諦めてしまいました。

 さて、悪天候が予想されたコンテスト初日は台風の影響で案の定、時折小雨が降る空模様でしたが時間の経過と共に回復基調・・・曇天ではあるものの多くは降らないという方向に推移していきました。夕飯を早めに済ませて一息つくべく「ちょっと一杯」してスタンバイ。ところがここで実に酔狂にも()眠くなってしまい、念のため20時半にアラームをセットしてちょっと横になるとこのアラームをぶっ飛ばして爆睡してしまい、起きたら23時半を回っていました 暫し呆然となりましたが、そこから意を決して出場準備に取り掛かり、丁度0時を回っての参戦となりました。

 今回のIC-705味見参戦のテーマは2つ。一つはV/UHFの運用のし易さチェック、今一つは混雑しているHF帯(80m)における近接局の妨害(いわゆるカブり)の様子見です。

 最初はV/UHFの運用の様子見として70cmから。CWのフィルタ設定は、1.45KHz、500Hz、250Hzとして運用しました。特に一番広い帯域は、これまでのTS-590での運用で1.5KHzを使っているため、聞き味がどの程度違うのかという比較のための設定です。このくらいの広めの帯域幅にすると、フィルタでバックノイズに変調が掛かるようなこともなく、バンドスイープしていくのに(自分にとっては)丁度いいです。
 ところが、この帯域幅で強い局(概ねS9以上)を受信すると、丁度通り抜けの逆サイドのような信号が受信されることが判りました。ほんの小さい信号ですが、CWトーンとして復調できるためちょっと目立ちます。他の2つの狭帯域では、この通り抜けのような現象はありませんでしたから、まぁコンテスト運用上はあまり困ることはありませんでした。
 あまり強力な局の入感がなく近接局の妨害については具に確認できませんでしたが、S9+程度で500Hzの帯域幅にして概ね2KHz程度離れると、ほぼその信号からの影響を受けることはなくなります。また250Hzにすると、もっと近い信号の影響もうけなくなることから、ダイレクトサンプリングとは言えダブルコンバージョン的な動きをする2m,70cmでの活躍は期待できるようです。

 コンテストとしての出場ですから、どの程度の交信局数になるだろうと朝6時までの運用は殆ど70cmで過ごしましたが、深夜帯にも拘わらず38QSOまで局数が伸びました。その他、2mと6mを合わせると63QSO。まぁ初っ端のゴールデンタイムを大外したにも拘わらずまずまずの局数です。何より70cmと2mはIC-821では相互変調に悩まされましたが、IC-705では比べものにならないほど快適に運用できました。

 CWの運用ではもう一つ、受信コントロールのメニューで受信音の帯域を300Hzから1500Hzに設定しました。これは、設定前の状態ではヘッドホン装着時にTS-590の音色とかなり違い、聞きづらい感じだったために事前に調整したものですが、この設定でかなり違和感がなくなったことも快適運用に寄与したものと思います。

 3時間ほど仮眠を取り10時前から再開。70cmの好調に気をよくしてあれこれビームを振っていると、いきなりSWRが高騰 アンテナ周辺を確認すると、どうやら同軸ケーブルの位置でSWRが大きく変化することが判りました。同軸ケーブルに電波が乗っちゃっているわけですね。そのままあれこれ弄っていたら、マッチングのために取り付けてあるセラコンのハンダが取れてしまいました・・・。外でハンダ付けするほどのスタミナもなく、結局70cmは打ち止めとして2mと6mで少しQSO。まぁモビホですから知れたものでしたが、ややダラダラと40mの”昼枯れ明け”を待ちつつ流しました。

 15時を過ぎて40mに挑戦・・・というのも、40m用の昼間のアンテナは両側がベントした約10mの軒下ロングワイヤーと、同じ位の長さのワイヤーを適当に丸めたカウンターポイズ。このカウンターポイズの件は別記事に譲るとして、こんなPoorなシステムに5Wで華々しい成果を上げることは無理ですが、逆に一体どこまで飛んでいくのかが見物。あまり期待していなかったんですが、何と、北海道、京都、奈良、兵庫、熊本とQSO成立しました。陽が暮れゆくとCONDXが落ちていきましたが、それに連れてIC-705自慢のバンドスコープの”角”が徐々に低くなっていくのが印象的でした

 さぁ、残るは混雑バンドにおける近接妨害の様子見・・・18時半過ぎから、例によって釣竿2本使いの10mチョイの逆L型ロングワイヤーにローディングコイルの組み合わせ、カウンターポイズは丸めていた10m程のワイヤーをベランダの端から端に引っ張って80mへ。

 このバンドも2日目とあって”超混み”ではありませんでしたが、下からずっと聞こえる局を呼んで回れば、ほぼ一発で応答あり。毎度のIC-590での運用と同じフィルタ帯域である250Hzでほぼ遜色はありませんでした。特にPBチューンは結構使えることも判り、今後はTS-590と並んでIC-705もコンテストで活躍させられそうです。残念だったのは、近接の妨害についてはS9+10dB程度が最強局であり、カブって弱るシチュエーションには遭遇できませんでした。

 80mはコンテストの終了までの2.5Hで64QSOとまずまずの結果に・・・なおかつ20時15分からコンテスト終了まではCQ出しっぱなしで大量の21QSO 他のバンドでもかなりCQを出して運用しましたが、筐体の温度上昇も殆ど気にならず、CW&5Wなら長時間運用にも十分耐えられるようです。

 こんな感じで、国内コンテストはIC-705で十分に遊べることが判りました。出だしのズッコケを含めても、最終的なQSO数は160を超えました。

 今回はマジ参戦とはなりませんでしたが、記念のスナップを用意しました。



 翻弄された台風14号です。コンテスト真っ最中の2日目15時くらいの位置がここ。四国辺りを目指して北上してきた台風が東に進路変更し、さらに”南進”を始めた頃です。房総半島をかすめて通過する予報だったはずがこんなになってしまったわけで、結局雨にも風にも殆ど影響を受けませんでした。

 以上、IC-705のレビュー主体の全市全郡参戦記でした。来年はもう少し落ち着いて参戦したいなぁ
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どよよん無線技士

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アパマンというハンデにさらにQRPまで課し、失敗連続のヘッポコリグや周辺機器の製作・・・趣味というより「荒行」か!?

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