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そしてまた追試・・・

2011-05-18      
 今日は午後から半休を取り、カップラの追試です

 まずは一通り「クラニシさん」をつないでSWR測定してまぁまぁの感じだったんで、Rigをつないで試してみると惨憺たる結果に 要は、極小電力(クラニシさん)と5Wの差が思いっきり出ていて、きちんと追い込まないとダメだということが解り、「百均シャック」毎ベランダの方に移動し、送信しながらSWRを測定。3.5MHz-28MHzを順に探っていきました。

BANDANT側VCRig側VCSWSWRLマッチ
3.5175pF700pF+610pF3.51.8
7210pF1.8
18-1228pF700pF141.2
18-2140pF700pF211.2
21203pF700pF211.2
24245pF210pF211.0
28350pF210pF281.0

 コンデンサの容量は平行する金属板の面積に比例することから、バリコンの回転角度から大凡求めています。う~ん、結局バリコンのローターを抜いて「Lマッチ」で折り合ったのが7MHzだけです 3.5MHzはセラコンで容量追加しての結果です。

 ところで、18MHzは2つの組み合わせで試しています。14MHzと21MHzの間ですから「どちらからでもいける」と踏んだのですが、やはりその通りになりました。試しませんでしたが、24MHzも同様に考えられそうです。

 細かい考察は後回しにして、どうも気になる3.5MHzと7MHz・・・。SWR=1.8では、きっとマッチングが取れたのではなく、見かけ上のSWRがそうなっただけでしょう。現に他の組み合わせは、SWRが気持ちよく「ストン」と落ちる点があるのですが、この2バンドはどうも同調点がはっきりしない、ブロードな感じの落ち具合

 というわけで、急遽7MHzでローディングコイルを使った実験。



BANDANT側VCRig側VCSWSWR
7350pF280pF211.3
3.5210pF350pF3.53.0

 3.5MHzは遊びとして()、7MHzはやはり上手くいきました

 さて、まとめてみます。

 ① 単純なLマッチだけでSWRを追い込めるかは甚だ疑問で、Rig側にも
   コンデンサを入れた「πマッチ」が良さそう。

 ② ただし、Rig側のコンデンサは細かい値を刻む必要はなく、今回の結果で
   考えれば、250pF、700pFの2種類・・・といった程度で良いと考えられる。

 ③ コイルのインダクタンスのバリエーションも、余り細かく準備する必要は
   (②を前提とすると)なさそう。

 ④ 7MHz以下は、やはりエレメント長不足は否めず、ローディングコイルは
   必要だろう(今回の急造コイルは直径40mm、15回巻で幅が65mm・・・
   約4.3μH也、まぁ、実際のLWを建てる際に、こんな位置には入らないね)。

 ひとまず、今日の追試は以上・・・カウンターポイズをどうするかはともかく、ちょっと見えてきたかな
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アパマンというハンデにさらにQRPまで課し、失敗連続のヘッポコリグや周辺機器の製作・・・趣味というより「荒行」か!?

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