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70cmの高SWRは某国品質が原因だった!

2020-12-13      
 今日は、ふたご座流星群の見頃日。極大は明日の午前10時頃なんで、日本は必ずしも良い条件とは言えませんが、流星観測のヒール役である”月”はほぼ新月に近いため邪魔にはならない好条件のようで、既にネットのライブ配信で幾つか拝むことができました。やはり”肉眼”で見たいところではありますが、我が家の立地ではそれこそ一晩中観察して数個・・・明日は出勤ですから、後でベランダから様子見して、結局見られなかったなぁ・・・と溜息をつくのが目に浮かびます

 今日は、午前中に我が納戸の実験シャックの電源を整理しようとあれこれ考える中で、まだまだ新人のIC-705の運用とヘッポコ実験を上手く両立させるには・・・とあれこれ思案している内に、IC-705の最大出力とその時の消費電流をきちんと確認しようと思い立ちました。
 実はこの検証は、既に某クラブのOMさんによって”ヨウツベ”にアップされており大凡は把握しているんですが、自分でも確認しておこうと、かれこれ7年前のハムフェアで入手した終端型電力計を引っ張りだして測定しました。

 IC-705は最大出力が10Wであり、QRP運用しかしない自分にとっては5Wに落として測定・・・とも思いましたが、ひとまず最大出力の確認とその時の電流を調べてみると70cmで8W、2mで9W、6m以下で10Wとなり、最大電流は70cm出力時の凡そ2.2Aという結果でした。これなら、13.8V-3Aの電源があれば10W運用ができるということが判りました。

 この検証を行っている際に、IC-705本体で測定される70cmのSWRがかなり高いことが判りました。終端型電力計を直結しても高いということは、その間のコネクタやらケーブルやらが悪さをしてるってことで、終端型電力計を接続した普段はIC-705からアンテナ切替器までのケーブルが被疑に。



 このケーブルは、”蟻エクスプレス"で購入した某国のものです。見た目は良くできているんですが、M型コネクタ側がどうもイケてないようです。



 このコネクタの仕上がりも見た目には判らないんですが、この先に終端型電力計をつないで少しケーブルにテンションを掛けると、70cmの測定ではかなりのSWR値になる時とスッとSWR=1.0に落ちる時があることが判りました。最早接触不良は明白

 この辺りは経験則ですが、こうした接触不良がHF/VHF程度の周波数では表面化せず、UHFでは”大問題”になることはよくあることで、今回の発見もある意味”予測範囲内”なんですが、今年の全市全郡コンテストで急に70cmのSWRが落ちなくなった原因だったということがちょいと悔やまれた次第・・・。

 この接触不良を同定するまでに、SWR計や変換コネクタの接触不良があちこちで見つかり、要はこの辺りの部材に暫く触っていなかったんだなぁ・・・とちょいと遠い目()になってしまいました。

 それにしても某国クオリティーには時に悩まされますが、日本が大戦後に輸出していた「格安な部材」もこんな感じだったんでしょうかねぇ
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アパマンというハンデにさらにQRPまで課し、失敗連続のヘッポコリグや周辺機器の製作・・・趣味というより「荒行」か!?

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