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CPUをちょっぴりグレードアップ

2021-08-16      
 今年の夏季休暇は、会社業務の都合で今日から始まりました。一昨日、昨日を合わせて都合9日間ですが、まぁ特に用事もなく・・・というよりも出掛けるのが憚れる状況ですから、ゴロゴロユルユルと過ごそうと思います・・・って、コロナ禍じゃなくても同じじゃんね

 先日娘と無駄話をしていたら、ゲーム「Final Fantasy」の初期バージョンのドット絵がリメイクされる云々と聞きました。「どうせ、ゲーム機向けの新しいソフトでしょ」と尋ねてみると、「おや、御父上、”Steam”はご存じなくって」と質問返し。なんじゃそれ・・・とちょいと調べると、どうやらPCゲーム向けのプラットフォームで、何と”ウイイレ”も動かせるようではあ~りませんか 処理能力が陳腐な我がメインPCで動くんかいな・・・と半信半疑でしたが、以下のように段階的に試していこうと考えました。

 ① まずは”Stam”導入&”ウイイレ”購入して動かしてみる
 ② ダメならCPUを換装
 ③ それでもダメならスリムケースを止めてミドルタワー&グラボ換装

 ③まで行くとマザボも替えたくなるだろうなぁ・・・などなど、改良したい虫が動き出しましたが、今のPCのレイアウトではスリムケースの収まりが非常にいいため、ひとまず②までやってみようということで進めることにしました。

 その前に、我がメインPCのスペックを記しておきます。

 ・マザー:MSI B350M BAZOOKA
 ・CPU:A12-9800E
 ・SDD:SATA600 512GB
 ・メモリ:16GB
 ・グラボ:GeForce 1030
 ・ケース:Aopen製スリムタワー 300W電源

 A12を使っている辺りで処理能力が低そうなことはお解り頂けると思うんですが、主にネットサーフィンとヨウツベ視聴、軽い無線系ソフトを動作させるには必要十分で、ここ2年くらいは全く不自由を感じていませんでしたが、グラフィカルなゲームをやるためには些かパワー不足。ケースも既に販売されていない10年選手、電源は2014年に換装しましたが既にヤバめの経年・・・と、本当は見直すべき部分が満載なんですね
 その上、スリムケースは廃熱と電源容量不足が必ず問題になるため、TDPが35WのCPUと消費電力の少ないグラボという組み合わせにして凌いできたわけですよ・・・。

 さて、①の”Stam”導入&”ウイイレ”購入については先々週のウィークデーに行い、実際にゲームをやってみましたがやはりカクカク動作でゲンナリ そこで、五輪開催による今年限りの3連休に合わせて②のCPU換装・・・AMDのCPU”Ryzen5 3500”を準備しました。



 このCPUはTDPが65Wであり、発熱がどの程度かによってはケースの見直しなどを含めた③の施策に突き進むことになりますが、そもそもHeavy Dutyな使い方は滅多にしないであろうことと、この辺りのCPUを搭載したスリムPCは実売品もあるんで「まぁイケるっしょ」と高を括ることに。

 久し振りにPCケースを開けたんですが、埃だらけを想像していたケース内部は案外綺麗で、側面ファンのフィルタを掃除機で吸う程度で済みました。丁寧にCPUを換装し、純正のCPUファン”Wraith STEALTH”をセットして電源ON・・・ところが、起動しません BIOSの画面さえ表示されない始末です。CMOSのリセットなど思いつくことはやり尽くしましたが、どうしても動かず。
 仕方なくCPUを元のA12に戻しましたが、CPUファンは”Wraith STEALTH”のままとしてPC電源を入れると、まぁ普通に立ち上がりました。ここでCPU温度を測ってみると、平常時でも軒並み50℃を超えていたものが40℃台に止まっています。まぁ、かなり大きなファンに替わったわけですから当然のことなんでしょうが、このままでは万券2枚でCPUファンを買っただけということになり大損間違いなし

 この状態で、やや自棄的に”ウイイレ”をやってみました。すると、カクカクしていた画面がスムーズに動くじゃあ~りませんか 恐らく、CMOSリセットによってPCの内部的な再構築が行われ、どこかにストレスがあったものが解消されたんだと思います。
 ただ、このままでは折角購入したRyzen5は日の目を見ませんし、無駄な買い物になってしまいます。そこからあれこれ情報を集め始めると、どうやら今のマザボに載っているBIOSがRyzenの”第三世代”に対応できていないことを突き止めました。
 Ryzenの第三世代は2019年5月に発表された比較的新しいものであり、このときにMSIの発表済みマザーではBIOSのアップデートで第三世代に追随させた経緯があったようで、A12ユーザである自分には知るよしも無かったわけです。つまり、今回たまたまRyzen5の第三世代を動かすには、BIOSのアップデートが必須だったということですね。

 早速BIOSをアップしてRyzen5に換装し、再度CMOSリセットを行って試行錯誤を繰り返すと、何とか新しいCPUで立ち上げることができました。ただ、新しいBIOSはグラフィカルで扱い易かったものからテキストベースのものに。どうやら新たなCPUに追随させるためにBIOSの書き込み領域を圧縮する必要が生じ、結果的にテキストベースになったようです。少々扱いづらいですが、設定が必要な項目はほぼ網羅されているようです。

 このCPUの換装により”ウイイレ”は動くことは勿論、Excelを始めとする他のアプリが素早く立ち上がるようになりました。また、室温の高いこの時期にゲーム実行中は60℃を超えていたCPU温度は、ファンの大型化のお陰で50℃そこそこまでしか上がらなくなったのは嬉しい誤算です TDPがほぼ倍になったのにねぇ。

 さて、お待ちかね・・・PCMark10でベンチマーキング



 まぁざっと、ビジネスユースや軽いWeb・動画視聴では全く問題ない程度にはなったようで、今流行のゲーミングノートPCより若干劣る程度かと思われます。SDDがSATA600仕様で500MB/s程度の読み書き速度キャップ(シーケンシャルアクセスの場合)があるため、これをM.2にして速度を上げるともう少し改善しそう(少なくとも2000MB/sくらいになりそう)ですが、そこまで必要か悩んでいます。上の方に書きましたが電源がそろそろ8年目を迎え、予防保守的に交換しておくのが良さそうなんで、さらに手を入れるならまずは電源換装でしょうね。夏季休暇の間にやっつけちゃおうかな

2021.08.18> 換装したCPUの型番が間違っていました・・・”3500”が正解。
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アパマンというハンデにさらにQRPまで課し、失敗連続のヘッポコリグや周辺機器の製作・・・趣味というより「荒行」か!?

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