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そろそろ始まる「実力試し」の前に・・・その2

2007-03-19      
 今思うに、動作原理も覚束ない「雑誌に載ってる回路」の組み合わせでは、当然個々のコンセプトが違う訳で、結局ミスマッチの塊となり「あちらを立てればこちらが立たず」のイタチごっこ。飽きて見放すまでにかなりの七転八倒があったのですが、正直、このときのことは、記憶が薄れてしまいました。

 それからまた幾年か経って、また自作ワールドに戻ってきたのですが、これも妙なきっかけ。
 当時、ある大きなメーカに出入りしていたのですが、ある日何気にゴミ収集所に積まれた大量のマニュアル(それも製本された奴)を発見!その中に「高周波デバイス」と銘打った分厚い分冊があり、まぁ「お勉強」と称して許可を貰い、廃棄物故に「いいよ」の一言で丸一冊コピーでGet
 その中で目を引いたのが、非常に特性の良いMOS-FET。直線性も良く、静特性やらウンチャラパラメータやらがきちんと記されていました。また、ご丁寧に付録の項には、それまで「何やら難解な単語」として敬遠してきた幾つかが、非常に解り易く解説してありました。

 結果的にこれが引き金となり、今度は50MHzのモノバンドSSBトランシーバに挑戦しました。先の自作活動期に、まぁそこそこ使えそうなポンコツ測定器は揃っていたことから、今度は参考文献漁り。まぁ、お勉強が必要だった訳ですね。
 それにしても「技術書」は高いだから、電子立国日本に新しい技術者が育たないんだ 国は、某大臣の水の話(※)ばっかしてないで、こういうところに金を使えよ・・・とブログで怒っても意味ないので止めます

 このトランシーバはきちんと図面も書き(まぁ、最終的にはその通りにはならなかったのですが)、着手までに十分な時間を掛けたことが幸いしたのか、見事、運用に耐えるモノが完成!丁度、Esのシーズンでもあり、500mw+2eleの短縮YAGI(借家住まいの悲しさ)で、コンテスト等々を混ぜると多分数百局とQSOすることができました。



 こいつはまだまだ動くと思いますが、もう数年間火は入れてません。兎に角、成功を収めると萎んでしまう自作熱・・・。そして、またもや数年振りに「やる気になった」というお粗末なお話でしたとさ。

                                      もう、続きませんよ。

 ※ 備忘録:松岡利勝農林水産大臣の「ナントカ還元」発言
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アパマンというハンデにさらにQRPまで課し、失敗連続のヘッポコリグや周辺機器の製作・・・趣味というより「荒行」か!?

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