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信号強度によるQRP通信成立の可能性

2011-10-22      
 何となく国内・海外のDX通信(Esは除く)について、相手の信号強度で「いけそう」「無理そう」が判ってきましたので、ちょっとまとめようと思います。

 40mは、コンテストと移動局狙いでは様子が違います。コンテストでは「潰される」という部分と、そのコンテストに合わせて相手局が普段と違う準備をしている(移動している、アンテナを増強している等→普段より受信条件が良い)という部分で、信号強度が当てにならないことが多いようです。 殆ど、メーターもS9以上ですしね ただ、CWのフィルターONでは、S>7以上が目安・・・なんですが、「何キロワット」というような局も居らっしゃいますので、それこそS>9であっても繋がらないときは繋がらないし、確かにQRMが激しいですから時間帯を選んで・・・と、これはコンテスト出場時の話ですね。
 逆に、JCCサービス等の移動局は、自分しか呼び出していないような場合は「相手の受信能力次第」という他力本願ですが、とにかく一度電離層で反射されている電波では、我が愛機(IC-703:プリアンプ常時ON)でS>7が目安になります。勿論、もう少し弱くても拾ってくれる場合もありますし、相手局もQRP・・・だから弱いといったこともありますから、S<7の場合は深追いに意味がないという感じ。
 また、DXの場合は米国西海岸がギリギリですが、これもS>7が最低条件のようです。実は、ステルス君2号で受信感度がS1つほど上がっったのですが、残念ながらその後にQSOしていませんので何とも言えません。まぁそんなに変わらないと思うし、まさか40mメインでDXを なんていう無謀な計画はありませんから、ここは考察しても意味がありませんね

 一方、ハイバンドのDXについて国内と近隣諸国のEsを除くと、現時点ではビーム方向(っていうのか)に対してオープンな南~南西については、Sが振っていなくても交信できちゃったりする場合があります。それこそコンディション次第なんですが、最近漸く手がつき始めたEU方面についてはS>7はどうやら必須条件のようで、なかなかそこまで強く受信できる局も少ないことと、相手の強力な「パワーのみ」でメーターが振っているような場合は、S=9程度でも無視されます・・・。ですから、ひとまずはS>7を見つけては呼んでみる・・・といった風に収まるでしょう。
 なお、DXコンテストは、こんなにコンディションの上がってきている状態で参加したことがありませんので、また別の機会にまとめたいと思います。

 ・・・ということで、大凡のボーダーは諸OMが仰るところの「パワー差を信号強度で表現する」と言う意味でS>7は、ある意味での「閾値」になりそうです。

 ところで、10mの最近のコンディションで、東欧のあちこちの局がピークでS>7になる時間って案外短く、まごまごしていると次の地域に移っていってしまうことが結構あります。聞こえている局をパッパとメモリーして強い局から順に呼ぶ・・・といった芸当も考えられるのですが、そういう意味ではあまり使い易くない我が愛機・・・小型機の操作性の問題ですね。

 余談ですが、呼び出しの際のノウハウとして、相手側に少し高い音を聞かせるという芸当は小技として有効です。ハイバンドではせいぜい500Hzのクリスタルフィルタが多いでしょうから、敢えて少しずらすして呼ぶと振り向いてくれることが多いようです・・・って、敢えて書くほどのことでもないですね
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どよよん無線技士

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アパマンというハンデにさらにQRPまで課し、失敗連続のヘッポコリグや周辺機器の製作・・・趣味というより「荒行」か!?

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