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ACCソケットの確認

2011-10-31      
 カップラのBAND切り替えについてはこの記事でまとめたのですが、あくまで「ICOMさんからの回答」であり、無論「誤差含み」であるのも確実。やはり実測がいい・・・ということで、本物のIC-703()を使って測ってみました。

BANDIC-703
出力電圧
制御用電圧
出力電圧×0.4
CVRCON
CVR3-0VRef
1.97.573.0311102.917
3.56.192.4810112.292
75.152.0610011.836
100.0090.004
144.111.6401111.458
18/213.221.2901011.042
24/282.230.8901000.833
501.870.7500110.625

 出力電圧の測定は、内部抵抗が高い電圧計・・・といっても、秋月の安売りのもの。どの程度正確なのか謎ですが、まぁ信じることにしました。上の表の「IC-703出力電圧」が実測値です。

 制御用電圧は、PICでBAND検出する際の入力電圧であり、PICコンパレータの仕様より、IC-703からの出力電圧を抵抗等で分圧して0.4倍することにします。また、その際のPICの電圧リファレンスモジュールにおける制御値(CVRCONレジスタのCVR3-0ビット)と計算上のリファレンス電圧をVRefとして記してあります。VRefは、電圧リファレンスモジュールのVDD側トランジスタのVSAT分、凡そ0.1~0.2Vほど下がりますので、この辺りはPICを実際に使って試す・・・それこそ実験ネタ
 制御イメージは、「制御電圧>VRef」でBANDを確定するようにします。このため、初っ端に「どのBAND」を探しに行く論理が必要(ローバンドからハイバンドの方向)。一度捕まえたら、後はBAND切り替え毎に変化する電圧を頼りに切り替えていきます。

 いやぁ、BANDをローからハイへ切り替えていくと電圧が綺麗に下がっていく・・・と思いきや、10MHzが何でいきなり落ちるんでしょうねぇ このせいで、コンパレータの検出論理としては「50MHzのVRefより低ければ10MHzと思い込む」という論理になります。ピッタリ0Vでないところも何だかねぇ
 しかし、何と言っても収穫は「50MHzも判るじゃん」というところ。これは、「ICOMさんからの回答」には明記されていませんでした。50MHzでカップラは使うのか・・・はともかく、V/UHFのアップバーターへの応用などに使えますね

 ついでに、送受信切り替えを検出する端子の確認・・・これはマニュアルを読んでもちょっと解りにくいのですが、要は送信時にショートする(電流を流し込む)タイプであることが判明しました。
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アパマンというハンデにさらにQRPまで課し、失敗連続のヘッポコリグや周辺機器の製作・・・趣味というより「荒行」か!?

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