ダイオードによる切替試験
2011-12-18
昨日の続き・・・今日は、ぐっすりと寝て午後からゆったり試験です
いわゆる普通のダイオードスイッチを作るわけですが、大きな端子間容量のものはNG。一方で「半死蔵」の部品をひっくり返せば、まぁまぁ使えそうなものは出てきそうです。まずは図面から・・・
1SS124は高周波ミキサ用のダイオードですが、端子間容量がTypicalで0.2pFと非常に小さいため採用しました。死蔵品2本中の1本ですが、まぁこの素子による影響は無視できそうですので奮発(
) ただ、昨日の実験でPIC側の影響が結構ありそうなことが判り、電圧供給ラインに大きめのRFCを使って影響をできるだけ少なくしようという魂胆ですが、効き目があるんだかないんだか
昨日の「空中配線」にダイオードと抵抗、RFCを取り付けて実験しました。結果的にどうなったかというと・・・
・Ccalを直接グランド : 489.86KHz
・ダイオードSW使用 : 488.96KHz
相変わらず容量が増える方向の挙動です。「Ccalを介して大きな負荷がLC発振部にぶら下がる」と考える方がストレートなんでしょう。でも、昨日の結果である16KHzの差に対して900Hzと大幅に改善
また、この偏差から容量を逆算すると凡そ5pFとなり、(CCalに対する容量比として)精度1%以内には収まりました。LCメータ自体はユニバーサル基板で組みますが、グランドを広めに取る工夫をすれば結構行ける感触・・・後は実基板で再試験です。大食らいのリレーが大体30mA弱の消費電流であることからすると、5mAは結構な省エネ・・・これで9V電池で動かせそうです
ちなみに、RFCについては幾つか値を変えてみましたが、インダクタンスが大きいほど「凄くいい
」というほどの効果は見られず、22mHより若干良いかな
という程度、100mHとの差はあまりありませんでしたので、上記回路図の値で行こうかと思います。
余談ですが、上記のダイオードのような「高周波向け素子」は、殆どがチップ化してしまい使い勝手が悪いんでちょっとネットでPINダイオードを探したのですが、ガラス紛入タイプはほぼ皆無・・・サトー電気さん頼みですかねぇ

いわゆる普通のダイオードスイッチを作るわけですが、大きな端子間容量のものはNG。一方で「半死蔵」の部品をひっくり返せば、まぁまぁ使えそうなものは出てきそうです。まずは図面から・・・

1SS124は高周波ミキサ用のダイオードですが、端子間容量がTypicalで0.2pFと非常に小さいため採用しました。死蔵品2本中の1本ですが、まぁこの素子による影響は無視できそうですので奮発(


昨日の「空中配線」にダイオードと抵抗、RFCを取り付けて実験しました。結果的にどうなったかというと・・・
・Ccalを直接グランド : 489.86KHz
・ダイオードSW使用 : 488.96KHz
相変わらず容量が増える方向の挙動です。「Ccalを介して大きな負荷がLC発振部にぶら下がる」と考える方がストレートなんでしょう。でも、昨日の結果である16KHzの差に対して900Hzと大幅に改善


ちなみに、RFCについては幾つか値を変えてみましたが、インダクタンスが大きいほど「凄くいい


余談ですが、上記のダイオードのような「高周波向け素子」は、殆どがチップ化してしまい使い勝手が悪いんでちょっとネットでPINダイオードを探したのですが、ガラス紛入タイプはほぼ皆無・・・サトー電気さん頼みですかねぇ

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