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フランクリン発振周辺あれこれ

2012-01-03      
 今日は一昨日の失敗LCメータを破壊しつつ、再度インバータ(47HC00のNAND入力をショートしたもの)を用いたフランクリン発振を中心に、あれこれ実験をしてみました。

 まず、銅テープでグランドを確保しながら、普通に組み立ててみたらどんな案配か・・・ということで、ざっと組んだのがこれです。



 流石に、同じような回路を数回組んでいるため、ちんまり収まっています。裏面のパターンも引き回しが少なくなり、まずまずな感じです。回路図は以下の通り。



 まずは、電流測定・・・再作にあたって一番気になるところですが、22mA程度になっていました。結構大食らい そこで、試しに抵抗値(R)をあれこれ振ってみましたが、1KΩ~10KΩで安定に発振するものの特に電流量の変化はなく、電圧と発振周波数が支配項のようです。これは、LCメータとして電池タイプにするにはちょっと難しいかも・・・。

 一方、発振周波数のドリフトは相変わらずかなりありますが、まぁ再現性は(ぶっ壊し中の失敗作から考えて)かなり高いです。普通に組めばOKそう。ということは、ぶっ壊し中の奴のこの後にくる回路(PICとのインタフェース)が問題だったんでしょう。

 そして、もう一つ気になる点だったダイオードスイッチについてですが、Ccalを使用しない場合は、上図の右の方の矢印部分できちんとグランドに落とさないと、周波数がかなり上がってしまうことに気づきました。LCメータとして組み上げると、その横のRFCの先がPICのポートとなり、Ccalを使わないときは自然にOFF・・・というかLOWに落ちるような設計ですが、これでは不十分。ということは、もう少し抵抗値を上げてしまいRFCを取っ払うのが良さそうです。スイッチダイオードが妙な挙動を起こさない程度の電流を流して、かつ十分にCcalが接地される・・・手持ちのPINダイオードに、2mA程度流せば十分接続抵抗が低くなる&内部容量1pFmaxのものがあるため、これに変えようかなぁ

 何れにせよインバータによる方法は、消費電流面でのマイナス側面が大きいかも知れません。これって、先に知っておけば、1台無駄に「作成→ぶっ壊し」が不要だったなぁ・・・と後の祭りですが、まぁ勉強になりました
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アパマンというハンデにさらにQRPまで課し、失敗連続のヘッポコリグや周辺機器の製作・・・趣味というより「荒行」か!?

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