最後の難関、共振周波数の変位が変・・・
2012-01-06
これは、ここ一連の実験中にずっと「謎」のまま放っておいた件です。
そもそも、LCメータの発振部分にフランクリン発振が選ばれているのは、他の要素に比較的邪魔されずに例の共振周波数の式・・・「f=1/2π√LC」とよくマッチするためです。ところが、実験当初から何となく「おかしいなぁ・・・」と思っていたのが、発振周波数自体がちょっと腑に落ちないんです・・・。
まず、LCメータの動作におけるCcalありとCcalなしの発振周波数実測値です。
Ccalあり : 448.20KHz
Ccalなし : 599.50KHz
一方、LはFT37-43×13Tということで、計算値は70.98μH。またCはセラミックコンデンサですが、これをこの容量計で測ると凡そ1240pFです。Ccalは一応1000pFとすると、Ccalあり/なしの場合の発振周波数は、それぞれ以下のように計算できます。
f=1/2π√70.98μH×2240pF → 399.10KHz
f=1/2π√70.98μH×1240pF → 530.10KHz
全然違いますね
そこで、CとCcalは、容量計及び精度「F」(±1%)を信じて「まぁ合っている」と仮定すると、どうもLの値が怪しい・・・ということで、これを発振周波数実測値から逆算すると、以下のようになります。
Ccalあり : 56.29μH
Ccalなし : 55.50μH
トロイダルコアの巻き数に関するバラツキについては、例のバイブルから「±数%程度」とされており、今回の巻き方で特異な部分は、基板への取り付けを配慮して巻き始めと巻き終わりが対称でないため、多分少しだけインダクタンスが減る方向に動いたのではないか・・・と思われるのですが、果たしてこれだけのことで約71μH→55~56μHまで落っこちるのでしょうか(μsが高いと、巻き数に対するバラツキは減る方向のはずなんですが・・・)。あるいは、13回ギリギリ巻ける太い線を使ったことで巻き始めと巻き終わりが密着しているため、この辺りが悪さをしているのか・・・解決要素が見つからないんで、ブッチギろうとは思っているのですが、どうも気持ちが悪いです
そもそも、LCメータの発振部分にフランクリン発振が選ばれているのは、他の要素に比較的邪魔されずに例の共振周波数の式・・・「f=1/2π√LC」とよくマッチするためです。ところが、実験当初から何となく「おかしいなぁ・・・」と思っていたのが、発振周波数自体がちょっと腑に落ちないんです・・・。
まず、LCメータの動作におけるCcalありとCcalなしの発振周波数実測値です。
Ccalあり : 448.20KHz
Ccalなし : 599.50KHz
一方、LはFT37-43×13Tということで、計算値は70.98μH。またCはセラミックコンデンサですが、これをこの容量計で測ると凡そ1240pFです。Ccalは一応1000pFとすると、Ccalあり/なしの場合の発振周波数は、それぞれ以下のように計算できます。
f=1/2π√70.98μH×2240pF → 399.10KHz
f=1/2π√70.98μH×1240pF → 530.10KHz
全然違いますね

Ccalあり : 56.29μH
Ccalなし : 55.50μH
トロイダルコアの巻き数に関するバラツキについては、例のバイブルから「±数%程度」とされており、今回の巻き方で特異な部分は、基板への取り付けを配慮して巻き始めと巻き終わりが対称でないため、多分少しだけインダクタンスが減る方向に動いたのではないか・・・と思われるのですが、果たしてこれだけのことで約71μH→55~56μHまで落っこちるのでしょうか(μsが高いと、巻き数に対するバラツキは減る方向のはずなんですが・・・)。あるいは、13回ギリギリ巻ける太い線を使ったことで巻き始めと巻き終わりが密着しているため、この辺りが悪さをしているのか・・・解決要素が見つからないんで、ブッチギろうとは思っているのですが、どうも気持ちが悪いです

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