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やり尽くした感・・・2つのLCメータ

2012-01-29      
 こればかりやっていても仕方がないのですが、残るはセパレート・・・コンパレータ外出しでどうなるかという部分をどーしても知りたくて、マルツさんでLM311を見つけたので、もう1台作っちゃいました。



 右側が新作です。LCDは着脱できるようにコネクタでくっつけてあります

 さて、結果です。

 新作のセパレート形はパターンもそれなりに考えて作り、PIC16F1823を頭脳部分として使いました。流石に安定度は抜群・・・なんですが、結局1000pF±1%のコンデンサ測定で「1050pF程度」というオチ・・・ これなら、左側の方がまだマシですね(同じ測定で1018pFくらいです)。がっかりな反面、まぁこの程度の再現性だろうと妙に納得しました。

 大体見えてきたんですが、要は1000pFのキャリブレ用コンデンサは、素直に「リレー」でグランドに落とした方が楽なこと、逆に、校正用のコンデンサがあれば、キャリブレ時の周波数から回路として出来上がっている状態でキャリブレ用コンデンサ容量を逆算し、それをプログラム上の「係数」にしてしまえば、かなり再現性が上がります。右側の「1050pF表示」も、キャリブレ用コンデンサを「990pF」(-1%)として計算し直すと良い値になります。
 ノイズ系の話は、やはり「余裕のあるレイアウト」や「セパレート形」(フランクリン発振外出し)が解決の王道なのと、帰還用の抵抗に小容量のコンデンサ(5pF~10pF程度)を抱かせるのも効果が大きく、始めから入れておく手もありそうです。

 それから、このLCメータは流石にカバレッジを万全にするのは難しく、小容量帯の精度に照準を定めると、大きな容量では誤差が大きくなります(1000pF近辺で1%以下→0.1μF付近で3%くらい)。この辺り、用途に応じて主に「L」の大きさを工夫した方がよいようです。

 さぁ、この辺でLCメータはケースに入れてひとまず終わりにしたいと思います。
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アパマンというハンデにさらにQRPまで課し、失敗連続のヘッポコリグや周辺機器の製作・・・趣味というより「荒行」か!?

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