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SWR検出部の実験結果

2012-02-12      
 会社の来年度予算とやらが決まるまでは結構忙しい様相で、昨日も終日資料作り。漸く、今日は開放された気分です。外は快晴&強風、引き籠もり日和到来・・・っておい

 昼前から、SWR検出部の実験を行いました。



 単に「つないで測る」という作業ですから、あっという間に終わりました。IC-703の出力をRIG側につないで手作りダミーで終端しています。赤いワニ口で挟んでいる方がFWD側の検出出力。

 まずは、手作りダミーで終端した状態で5Wを印加。これがゆくゆく「運用状態」の使い方になります。

BAND検出電圧SWR換算
FWDREF
3.51.7220.0001.0
141.7760.0071.008
281.9250.1131.125
501.9170.3301.416

 FWDの出力電圧は、この記事で試算した程度(上記の28/50MHzの結果では、ダイオードの順方向電圧降下が0.3V位)ですが、やはりローバンドで感度が若干落ちます。また、この手作りダミー自体のSWRが28MHzで1.05、50MHzでは1.1程度(クラニシ君での目測)ですので、周波数が高くなるほどSWRが悪くなる方向であることは頷けますが、ちょっと予想外な大きさです まぁ、50MHzは範疇外ですから参考程度として、28MHzの1.125・・・これをどう捉えるかですね。

 次に電力を絞っていった場合の測定限界ですが、やはり500mW程度が必要(覚書:IC-703の5W最大出力設定の状態で「レベル2」がほぼ500mW)。上記と同じ接続で、28MHzでREF側が0.002V(FWD側は0.489V)となっていましたので、「そろそろ反射波が検出できるレベル」と捉えれば、500mW以下の電力でのSWR測定はあまりよろしく無さそうです。

 一方の「SWRが大きい場合」ですが、ちょっぴりIC-703に我慢して貰い、ダミーを外した状態で500mW送信を敢行

BAND検出電圧SWR換算
FWDREF
3.50.4060.33510.437
280.5280.4077.727

 一応「SWRが高い」ということは見て取れますね。勿論「全反射」はあり得ないでしょうから、ひとまず良しとしますか・・・。

 以上、大凡の特性は理解できました。何れにせよ、後続のオペアンプの増幅率は「2.5倍」程度で行けそうです
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