現アンテナシステムのまとめ
2012-05-02
ALL JAにフルバンドで参戦できるなんて、以前の状態から考えれば夢のようなわけですが、よく考えてみると何かしら大きな買い物をして部材を揃えたわけではなく、単に工夫が足りなかったわけです
が、何はともあれ、トップバンドを除くHF帯には全て出られたわけです。6mは言わずもがなですし、70cmも出ようと思えば出られるし・・・2mが何故か無いけど・・・。
さて、6mはここで紹介した伸縮式DPがひとまず動いたため(問題はあるんですが・・・これは別途まとめる予定)、現在のHF帯のアンテナシステムをまとめてみました。以下、モノの長さをメートル表示、バンドは周波数帯表示にします。
根幹を成すのが「ステルス君2号」で、これは7MHz/21MHzの2バンドDPとして作成してあります。
このアンテナの給電部には、ソーターバランとインピーダンス変換器をまとめたマッチングボックスがあり、21MHzは50Ω、7MHzは12.5Ωでマッチングが取れるよう、エレメント長を調整してあります。その上で、
・18MHzでは21MHzのヒゲの先に延長用のワニ口エレメント
(ワニ口クリップに細いアルミ線をつないだもの)を接続
・28MHzは給電部からワニ口の付いたビニール線でにわかDP
・24MHzは28MHzのビニール線の先にワニ口エレメントを接続
という構成であり、折々接続を変えては、インピーダンスの切替とエレメント長を「クラニシ君」(SWRアナライザ)を睨みながら調整するという芸当です。総じて、7MHz以外・・・つまりハイバンドはフルサイズのDP群であり、その気になれば(
)それなりに飛ぶようです。
一方、マッチングボックスにステルス君の左右のエレメント間をショートさせるスイッチを入れてあることから、7MHz用の短縮DPは、恰も「LW」として動かすことができます。ただ、マッチングボックスから同軸も引っこ抜いてしまわないと上手くないのですが・・・。
この方法で、3.5/10/14MHzはMIZUHOのカップラでチューニングを取っています。グランドは、ベランダの外寄りに10m、部屋寄りにも10mほど這わせた1φ程のアルミ線で、これで何とか調整できています(SWRが1.2以下には収束)。流石に7MHz用の1/2波長の短縮エレメントですから、14MHzには長過ぎ&3.5MHzには短か過ぎ・・・というわけで、片側のローディングコイルをショートしたり(14MHz)、コンテスト合わせに慌てて作ったコイルをつないだり(3.5MHz)、その上でクラニシ君を睨みながらカップラを調整するという、何だか大忙しな状態になるわけです
構成図めいた絵図を貼り付けておきます。クリックすると大きく表示されます。

つまり、今、あるバンドにチューニングを取っている状態から他のバンドにQSYするとなると、必ずベランダに出て何らかの調整をしなくてはならず、殆どの場合、チューニングの取れていない状態で各バンドをワッチし、何やら怪しげな、或いは呼びたい局が見つかれば、クラニシ君、ワニ口エレメント、或いはMIZUHOのカップラを抱えてベランダに飛んでいき、戻ってきたらもう聞こえない・・・ということがザラにあるんです・・・。これを少しでも改善しようと作りかけているのが「遠隔君」で、少なくともハイバンドの方は、ドタバタせずに過ごしたい・・・というささやかな願いにつながっているんですね

さて、6mはここで紹介した伸縮式DPがひとまず動いたため(問題はあるんですが・・・これは別途まとめる予定)、現在のHF帯のアンテナシステムをまとめてみました。以下、モノの長さをメートル表示、バンドは周波数帯表示にします。
BAND | 形 式 | ローディングコイル |
3.5MHz | LW | 両側使用 +急造コイル |
7MHz | 短縮DP | |
10MHz | LW | 両側使用 |
14MHz | LW | 片側ショート |
18MHz | 15mDP+ワニ口延長 | |
21MHz | フルサイズDP | |
24MHz | 10mDP+ワニ口延長 | |
28MHz | ワニ口DP |
根幹を成すのが「ステルス君2号」で、これは7MHz/21MHzの2バンドDPとして作成してあります。
このアンテナの給電部には、ソーターバランとインピーダンス変換器をまとめたマッチングボックスがあり、21MHzは50Ω、7MHzは12.5Ωでマッチングが取れるよう、エレメント長を調整してあります。その上で、
・18MHzでは21MHzのヒゲの先に延長用のワニ口エレメント
(ワニ口クリップに細いアルミ線をつないだもの)を接続
・28MHzは給電部からワニ口の付いたビニール線でにわかDP
・24MHzは28MHzのビニール線の先にワニ口エレメントを接続
という構成であり、折々接続を変えては、インピーダンスの切替とエレメント長を「クラニシ君」(SWRアナライザ)を睨みながら調整するという芸当です。総じて、7MHz以外・・・つまりハイバンドはフルサイズのDP群であり、その気になれば(

一方、マッチングボックスにステルス君の左右のエレメント間をショートさせるスイッチを入れてあることから、7MHz用の短縮DPは、恰も「LW」として動かすことができます。ただ、マッチングボックスから同軸も引っこ抜いてしまわないと上手くないのですが・・・。
この方法で、3.5/10/14MHzはMIZUHOのカップラでチューニングを取っています。グランドは、ベランダの外寄りに10m、部屋寄りにも10mほど這わせた1φ程のアルミ線で、これで何とか調整できています(SWRが1.2以下には収束)。流石に7MHz用の1/2波長の短縮エレメントですから、14MHzには長過ぎ&3.5MHzには短か過ぎ・・・というわけで、片側のローディングコイルをショートしたり(14MHz)、コンテスト合わせに慌てて作ったコイルをつないだり(3.5MHz)、その上でクラニシ君を睨みながらカップラを調整するという、何だか大忙しな状態になるわけです

構成図めいた絵図を貼り付けておきます。クリックすると大きく表示されます。

つまり、今、あるバンドにチューニングを取っている状態から他のバンドにQSYするとなると、必ずベランダに出て何らかの調整をしなくてはならず、殆どの場合、チューニングの取れていない状態で各バンドをワッチし、何やら怪しげな、或いは呼びたい局が見つかれば、クラニシ君、ワニ口エレメント、或いはMIZUHOのカップラを抱えてベランダに飛んでいき、戻ってきたらもう聞こえない・・・ということがザラにあるんです・・・。これを少しでも改善しようと作りかけているのが「遠隔君」で、少なくともハイバンドの方は、ドタバタせずに過ごしたい・・・というささやかな願いにつながっているんですね

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