ノイズ撃退システムの実証実験
2012-06-18
All Asian のCONDXが良くなかった代わりに、つい先日入手したノイズ撃退グッズの効果についてかなり試すことができました。
今日は、悪CONDXで早めに寝て睡眠が足りたために午後予定の用事を午前中で片付け、午後から改めて「ノイズ撃退システム」の効果検証を行いました。
セットアップは以下のような接続になります。
ANT ⇒ MFJ-1025 ⇒ IC-703 ⇒ NES10-2 MK3 ⇒ AF-BPF ⇒ Headphone
MFJ-1025用のノイズアンテナは、ステルス君2号と平行に張った5mほどの0.3φのビニール線を1.5D2Vの芯線側に接続し、メインアンテナの同軸に沿わせて引き込んでいます(約15m)。ステルス君はベランダの外の方に張ってありますので、ノイズアンテナはベランダの内側の方・・・つまり、部屋の壁面から10cmくらいのところに同じ高さで張りました。
一方、NES10-2 についてはリダクションをかけ過ぎると原音からかけ離れてしまうため、バックノイズが抑えられる程度のレベル3(8段階の3番目)にしています。入手直後こそいろいろといじっていましたが、結果的にレベル3-5の間で大体落ち着いています。
さて、我が家の40mのノイズは雨の日は若干下がるものの、大凡S=7-8程度の「ザー」というノイズがバンド内に満遍なく聞こえます。これを前提に、今日の昼間のガラ空きの40mで実験してみました。
まずは、NES10-2のノイズ抑制がどのくらいか録音してみました。対象CW信号の強度が大凡S=9をピークに、若干QSBを伴っています。
録音開始から下の秒数経過した辺りでNES10-2をON/OFFし、最後にノイズマッチの取れたMFJ-1025をONにしています。
00秒:OFF ⇒ 10秒:ON ⇒ 18秒:OFF ⇒ 28秒:ON ⇒ 36秒:ON+MFJ
信号強度が平均的なノイズフロアを超えている場合、このDSPスピーカーのノイズ低減効果だけでも結構イケるのですが、36秒付近でMFJ-1025をONにした後はかなりクリアに聞こえるでしょう。
次に、MFJ-1025のノイズ低減効果がどの程度あるのか・・・。

まずはOFFの状態。ザーッというノイズが元気にメーターを8まで振らせています。

これがONの状態です。Sが3つほど落ちました。
上の録音はノイズフロアより若干強いCW信号の効果でしたが、逆にノイズフロアより若干弱い・・・この例ではS=5くらいのCW信号について、以下のように各装置を切り替えて録音してみました。
00秒:全てOFF ⇒ 09秒:MFJ-1025をON ⇒ 17秒:NES10-2をON ⇒ 27秒:AF-BPFをON
⇒ 42秒:AF-BPFをOFF ⇒ 49秒:NES10-2をOFF ⇒ 55秒:全てOFF
少しQRMがありますが、対象のCW信号の変化が判ると思います。ノイズに埋もれた弱い信号をMFJ-1025が確実にサルベージし、DSPと「謎の小箱」でノイズを削っていくような感じです。このAF-BPFはちょっと減衰が大きいためAFゲインで補う必要がありますが、何れにせよこの3つのアイテムによってかなり良い感じになりました。小遣いを叩いた効果はあったでしょう
コンテスト中は20/15mでも威力を発揮しましたが、これはMFJ-1025の調整を中心に別記事でまとめたいと思います。
今日は、悪CONDXで早めに寝て睡眠が足りたために午後予定の用事を午前中で片付け、午後から改めて「ノイズ撃退システム」の効果検証を行いました。
セットアップは以下のような接続になります。
ANT ⇒ MFJ-1025 ⇒ IC-703 ⇒ NES10-2 MK3 ⇒ AF-BPF ⇒ Headphone
MFJ-1025用のノイズアンテナは、ステルス君2号と平行に張った5mほどの0.3φのビニール線を1.5D2Vの芯線側に接続し、メインアンテナの同軸に沿わせて引き込んでいます(約15m)。ステルス君はベランダの外の方に張ってありますので、ノイズアンテナはベランダの内側の方・・・つまり、部屋の壁面から10cmくらいのところに同じ高さで張りました。
一方、NES10-2 についてはリダクションをかけ過ぎると原音からかけ離れてしまうため、バックノイズが抑えられる程度のレベル3(8段階の3番目)にしています。入手直後こそいろいろといじっていましたが、結果的にレベル3-5の間で大体落ち着いています。
さて、我が家の40mのノイズは雨の日は若干下がるものの、大凡S=7-8程度の「ザー」というノイズがバンド内に満遍なく聞こえます。これを前提に、今日の昼間のガラ空きの40mで実験してみました。
まずは、NES10-2のノイズ抑制がどのくらいか録音してみました。対象CW信号の強度が大凡S=9をピークに、若干QSBを伴っています。
録音開始から下の秒数経過した辺りでNES10-2をON/OFFし、最後にノイズマッチの取れたMFJ-1025をONにしています。
00秒:OFF ⇒ 10秒:ON ⇒ 18秒:OFF ⇒ 28秒:ON ⇒ 36秒:ON+MFJ
信号強度が平均的なノイズフロアを超えている場合、このDSPスピーカーのノイズ低減効果だけでも結構イケるのですが、36秒付近でMFJ-1025をONにした後はかなりクリアに聞こえるでしょう。
次に、MFJ-1025のノイズ低減効果がどの程度あるのか・・・。

まずはOFFの状態。ザーッというノイズが元気にメーターを8まで振らせています。

これがONの状態です。Sが3つほど落ちました。
上の録音はノイズフロアより若干強いCW信号の効果でしたが、逆にノイズフロアより若干弱い・・・この例ではS=5くらいのCW信号について、以下のように各装置を切り替えて録音してみました。
00秒:全てOFF ⇒ 09秒:MFJ-1025をON ⇒ 17秒:NES10-2をON ⇒ 27秒:AF-BPFをON
⇒ 42秒:AF-BPFをOFF ⇒ 49秒:NES10-2をOFF ⇒ 55秒:全てOFF
少しQRMがありますが、対象のCW信号の変化が判ると思います。ノイズに埋もれた弱い信号をMFJ-1025が確実にサルベージし、DSPと「謎の小箱」でノイズを削っていくような感じです。このAF-BPFはちょっと減衰が大きいためAFゲインで補う必要がありますが、何れにせよこの3つのアイテムによってかなり良い感じになりました。小遣いを叩いた効果はあったでしょう

コンテスト中は20/15mでも威力を発揮しましたが、これはMFJ-1025の調整を中心に別記事でまとめたいと思います。
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