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TS-590雑感シリーズ 6’:アップコンとダウンコンのプチ比べ

2012-07-29      
 詳しいデータを取るのは来週のフィールドデーに・・・と思っていたら、直線距離にして3.5Kmほど離れたコンテストステーションが頑張っていたため、こっそり()データを取らせて貰いました。
 この局は我が家の南側に位置するため、直接的にステルス君2号達(達て・・・)がその電波を受信するわけですが、こちらにバッチリビームが向いた時に出会っていないのか、真ん前にあるマンションの丁度陰になるのか、何れにせよS9+40dB程度の信号しか聴いたことがなかったと記憶しており、今日もS9+20dBで10mに出ているところを発見しました。

 10mはアップコンであり、まぁざっと先日の6mのデータと同程度であることを確認。何とか15mに下りてこないかなぁ・・・とお祈りをしていたところ(嘘つくな)、16時過ぎに15mで発見 それも、S9+35dBという強さです
 早速データ取りをした結果を、先日のデータと並べてみます。勿論、今日はBWを「500Hz」とし、ダウンコンの最高性能との比較になります。

Conv.信号強度
(S9+
BW
(Hz)
運用
周波数
影響がでなくなる周波数
(離調:KHz)
LOWHIGH
UP35dB100050.255.5251.2
(4.3)
258.0
(2.5)
DOWN35dB50021.006.9005.1
(1.8)
008.2
(1.3)
DOWN
(NB1-ON)
35dB50021.006.9004.0
(2.9)
010.5
(3.6)
 ※何れもプリアンプ=ON

 今回は、データ取りに対して他局がQRMで邪魔になるようなコンテストではなく、結構ピュアにデータ取りができたと思います。UP/DOWNで明らかに違う点を以下に挙げておきます。

 ・ 15mはノイジー(S=5程度)であり、カツカツ音がノイズを
   変調させるため、若干目立ち易い (6mはノイズでSは
   振らない)
 ・ UPとDOWNはそれぞれ別の局のため、そもそも信号の
   質が違う

 今回は結構長時間ワッチできたため「NBのON/OFFの影響」を調べてみましたが、NB1をONにするとかなり影響範囲が広がってしまいます。ちなみに、NB2とNR1,2は変化無く、やはりアナログ系のNBの欠点が如実に表れてしまった格好です。

 正確なデータ取りはしていませんが、先日40mでS9+20dBで±800Hz (0.8KHz)程度の影響は出るものと確認済みです。上記のデータと合わせて考えれば、余程強力な局が本当に数KHzしか離れていない周波数に出てこない限りは、結構いけるという手応えを感じました。

 ますます、1週後のコンテストでの「追試」が楽しみになりました
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どよよん無線技士

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アパマンというハンデにさらにQRPまで課し、失敗連続のヘッポコリグや周辺機器の製作・・・趣味というより「荒行」か!?

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