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LCメータにマッチしたコイルはこれだ!!

2012-09-12      
 このところ実験や工作のスピードが上がったのは、やはり「運用机兼工作机」を旧友に作って貰った効果が大きいと思います。ぶっちゃけ散らかしたまま寝てしまっても、「火の元」(って、はんだごて)だけ気をつければよく、帰ってきたら続きが直ぐ出来る・・・以前はPCのキーボードがのさばる方の机しかなく、出しては片付けという行為が億劫なために土日の「固め打ち」しかありませんでしたが、夕飯後落ち着いてからの数時間を紡いでいくと、結構いろいろなことが出来るわけですね。

 さて、今日は3日ほど前に手を染めてしまったLCメータの「コイルはどれがいいのか」という謎解きの続きに着手、何となく答えが見えてきたので、またしても書き留めておきます。

 FTシリーズに手巻きのコイルではあまり具合が宜しくないと悟り、入手容易な範囲のコイルで実験してみました。



 実験したコイルは、全て千石電商さんで手に入れたインダクタです。最初に33μHと100μHで実験したのですが、流石に100μHの方が発振周波数が低くなるため安定度が上・・・ということで、100μHの「巴戦」です。コンデンサ容量も測定できるように実験基板を改造して検証・・・結果をまとめてしまいましょう。

形、品番基準コンデンサ(誤差±1%品)10μH測定
1000pF0.01μF0.1μF
黒:太陽誘電
LHLC08NB 101K

緑:太陽誘電
LZLB06NB 101K
△(*1)
カラーコード:太陽誘電
LAL03NA 101K
△(*2)

 少し欠点が見えた2点について説明します。

 (*1) 10μHのインダクタで9.1μH付近と測定された。他の2つは10μHにほぼ近い値。
 (*2) 実験基板では問題ないが、現用LCメータでは容量増加で誤差が大きくなる。
    ちなみに、0.1μFのコンデンサ測定で0.15μFと表示された。

 実は、「ライフワーク」と思っていたLCメータのコイル換装もついでにやってしまおうと、固まったエポキシをカッターとニッパで丁寧に解体してこちらでも同様な実験をしました。*2についてはそれで気づいたものです。周辺の影響・・・というより、「実験基板=LM311 vs LCメータ=PIC内蔵コンパレータ」の差が出たのかも知れません。

 ・・・というわけで、結局黒いキャップを被ったインダクタが良さそうという結果に。おめでとう、黒ちゃん

 早速、LCメータのコイルを入れ替えました。



 これでバンバンザイ で終われば良かったのですが、実験基板で測った10μHのコイルを換装後のLCメータで測ってみると8.9μH まぁ、前のFT手巻きよりマシですが直りきらず・・・。ただ、上記の換装の恩恵として、発振周波数が下がった分安定したため、コンデンサ容量の測定がかなり楽になりました。

 詰まるところ、PICのコンパレータによるL測定はちょっと難しいのかも知れず、セパレートに組んだ方が良さそうな雰囲気です。上の写真の実験基板・・・Excelで計算するのが面倒ですが結構イケてますので、もう少し大きいケースにゆったりと入れ直し・・・二号くんを作った方が良さそうです。

 でも、結果が出たことでちょっと気が済みました
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アパマンというハンデにさらにQRPまで課し、失敗連続のヘッポコリグや周辺機器の製作・・・趣味というより「荒行」か!?

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