コンパレータICの個体差
2012-09-13
酔いが醒めたので(
)LCメータの「ダメ押し実験」をしてみました。
PIC16F648Aのコンパレータについてマニュアルを見たら、LM311より若干ですが応答速度が遅いことが判りました。


Typicalの比較でほんの1~200nsですが、まぁ差があるわけですね。これが、「PIC内蔵コンパレータだとインダクタンス測定誤差が大きい」という解につながるとはちょっと思えない程度の差です・・・が差はあるわけです。ただ、既に「セパレート型が優位」とみており、LCメータの完成形は「コンパレータ外付け+PICで周波数カウントと計算」という格好に収まりそうですから、この比較は良しとしましょう。
一方、セパレート型にするにせよ、ただ単に買ってきたコンパレータを使うわけですから、この個体差が大きかったら不味いわけです。そこで、実験基板のLM311を引っこ抜いて8ピンのICソケットに換え、セカンドソースの「NJM311」(2つ)と差し替えながら比較してみました。

まぁ世界広しと言えど、こんなクダラン実験をしてる奴ぁいねぇなぁ・・・と自嘲気味なわけですが、酔っぱらいにはこの程度で十分
上の写真の通り、コイルはここ一連の実験で活躍中の「10μH君」と「手巻き君」(1mmスズメッキを適当に3ターン)です。この2つのコイルを測定して、その差をまとめるだけの簡単作業。早速、結果をご披露
如何ですか
個体差は確かにありそうですが、小数点第二位辺りでやり繰りすれば「差はない」と言えそうですね。逆にそれ以上の精度を求めようと思っても、こんな廉価な部品の組み合わせではやはり限界がある・・・ということでしょう。
・・・ということで、コンパレータについてはセパレート型の定番たるLM311(NJM311)の適当なチョイスで十分と言えそうですから、再現性の良さの秘密もこの辺りにあるのでしょう。
ちなみに、LM311はマルツパーツさん、NJM311は千石電商さんで購入。何れも「100円で釣り」が来ますよ

PIC16F648Aのコンパレータについてマニュアルを見たら、LM311より若干ですが応答速度が遅いことが判りました。


Typicalの比較でほんの1~200nsですが、まぁ差があるわけですね。これが、「PIC内蔵コンパレータだとインダクタンス測定誤差が大きい」という解につながるとはちょっと思えない程度の差です・・・が差はあるわけです。ただ、既に「セパレート型が優位」とみており、LCメータの完成形は「コンパレータ外付け+PICで周波数カウントと計算」という格好に収まりそうですから、この比較は良しとしましょう。
一方、セパレート型にするにせよ、ただ単に買ってきたコンパレータを使うわけですから、この個体差が大きかったら不味いわけです。そこで、実験基板のLM311を引っこ抜いて8ピンのICソケットに換え、セカンドソースの「NJM311」(2つ)と差し替えながら比較してみました。

まぁ世界広しと言えど、こんなクダラン実験をしてる奴ぁいねぇなぁ・・・と自嘲気味なわけですが、酔っぱらいにはこの程度で十分


LM311 | NJM311-1 | NJM311-2 | |
10μH君 | 9.998μH | 10.016μH | 9.983μH |
手巻き君 | 0.051μH | 0.056μH | 0.052μH |
如何ですか

・・・ということで、コンパレータについてはセパレート型の定番たるLM311(NJM311)の適当なチョイスで十分と言えそうですから、再現性の良さの秘密もこの辺りにあるのでしょう。
ちなみに、LM311はマルツパーツさん、NJM311は千石電商さんで購入。何れも「100円で釣り」が来ますよ

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