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フェライトコアの密着度再び・・・

2012-10-19      
 昨日の実験の続く形になりますが、実は今日の仕事帰りに秋月で「LF-130B」を買ってきました。そろそろ本格的なコモンモードによる障害の抑え込みを目論み、コアの選定結果としてこれを選びました。
 形状は四角いタイプであり、昨日の実験で解っている「2つのコアの密着度の確保」は課題になるものの、どんな奴かを計測。昨日と全く同じ方法ですので結果だけ。値段通りの特性・・・とでも言うのか、まぁこんなものでしょう。

コア周波数(MHz)値段
10.121.028.050.0
LF-130B38Ω75Ω88Ω120Ω150円
LF-1302B68Ω100Ω120Ω140Ω200円

 さて、本題は分割コアの密着度です。

 3D2Wを2ターンにすると、同軸の「真っ直ぐに戻ろうとする力」でコアが離れる方向に動いてしまうため、これが原因で折角の多重巻きの意味が無くなってしまう・・・この問題、実際どの程度のものなのか、本番使用を前にLF-130Bで実験です。



 昨日と同様な感じですが、何れにせよ2回巻きで300Ω近くになるはずがこの有様。コアのケースを洗濯バサミで挟むとちょっとはマシになりますが、まだまだ全然足りません。そこで・・・



 コアを取り出して太めのタイラップでがっちり密着させればご覧の通りです そもそも、クランプ式のコアは簡単に「パッチン」するためのもので、規格にあった太さ、あるいは多少余裕のある太さのケーブルに「1ターン」で使うものだということは明白ですが、巷にある分割コアをきちんと密着させれば、それはそれで使えるというわけですね。

 さて、このコアに3D2Wを3回巻きにするわけですが、21MHzで75Ωの8倍程度・・・600Ω程度のCMFが出来上がりますので、ひとまずこれを3連、4連くらいで使ってみることにします。
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アパマンというハンデにさらにQRPまで課し、失敗連続のヘッポコリグや周辺機器の製作・・・趣味というより「荒行」か!?

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