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一発!とはならず・・・

2012-10-21      
 昨日は障害が顕在化した15mを中心に評価し、室内のあちこちの高周波電圧が低いことにご満悦・・・だったのですが、今朝10mのパイルに参加してT30PYを連呼している最中にネットが切れました・・・。T30PYはGetしたものの、ちょっとゲンナリ

 そもそも10mは昨年の同軸引き回しの固定化以来最も顕著に障害が起こるバンドであり、ついつい15mの顕在化でそちらばかりを注目していましたが、漸く「大ボス登場」ってところでしょうか。
 同軸を固定した頃は「VDSLモデムのLANケーブルが『アンテナ化』している」など、空想の域を出ずモンモンとしていました。ところが、ミエちゃん登場のお陰でどこでどの程度コモンモードがストレスを起こしているかが判るようになったため、個別に処置をして効果を で確かめられますから心強い どこかのホームページに、「トロ活のクランプ式の高周波電流計は発明と呼んでも良い」と絶賛されていましたが、確かに大変便利な、しかも簡単に製作できる測定治具です。

 さて、この大ボスの正体ですが、やはりリグ周辺の高周波電圧が1V以上になるという代物で、12mの方が若干低い感じです。そういう意味では、当初の障害の傾向・・・つまり、高いバンドほど障害発生率が高いという傾向をそのまま引き摺っており、これはある程度予想の範囲。ただ、昨日入れた各所のCMFでは抑止できないわけです。もう一捻り必要・・・ということですね。
 ベランダに立ってあれこれ考えた挙げ句、やはり原因の根本は以下のような比較的単純なからくりなのではないか・・・というところに到達しました。



 ANTから室内への引き込みの過程で3m程度、アンテナのエレメントとほぼ同じ高さを同軸が「平行」に走っている部分があります。この平行部分、エレメントとの間隔(距離)が1m弱しかありませんから、まさに「同軸の外被が受信アンテナ」のような格好になっています。
 アンテナ直後のCMFは、この余計な受信部分には効果を発揮できませんので、頼みの綱は室内引き込み部分のCMFですが、この前後での高周波電圧の差はあまりありません(といっても、前後で1.9V⇒1V・・・半減はしています)。一概に言えませんが、少なくともハイバンドの抑止はあまり上手くいっていないと考えるべきでしょう。ハイバンドに特化して考えると、フェライトコアへの巻き数が上手くないのかも知れません。

 「同軸外被の受信アンテナ化」が真の原因だとすると、エレメントとの平行部分を極力少なくするように考える必要がありますが、引き込み口は1カ所しかありませんので、この部分の工夫にも限界があります。CMFの再確認や挿入位置、はたまたパッチンコアを上手く使って「受信アンテナ殺し」をするなど、ミエちゃんを頼りにちょっと試行錯誤が必要なようです。

 昨日の記事の題名に「その1」と書いておいて良かったかな
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アパマンというハンデにさらにQRPまで課し、失敗連続のヘッポコリグや周辺機器の製作・・・趣味というより「荒行」か!?

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