VDSL-I対策 その3(未了)
2012-11-04
今日は午前中からベランダと自分の部屋を行ったり来たりの運動をしました。さっきお風呂に入る時、「背伸びの運動」が多かったからかふくらはぎがパンパン・・・運動不足が露呈しました
未了・・・というか、結果が見えていないんで暫く様子見の部分を含めていますが、昨日の予告通りVDSL-Iの対策を見直しました。外回りの中間CMFの見直しと、室内に入ってからシャックまでの同軸のどこにどの程度の対策をすればいいかを、ミエちゃん片手にあれこれ試行錯誤したわけです。
既に「対策その2」で15mはクリアしており(ってか、15mでは起きなくなったっぽい)、今日の対策は専ら12m/10mになるわけですが、全体構成が変わるため、15mを含めた3バンドについて要所要所の高周波電圧を測り記録することにしました。

結果的には外回りのコアの換装が主体であり、シャック手前にLF-130×2回巻きを追加した(赤の部分)のと、リグ直後のCMFコアを1つ換装しました。特に外回りについては、壁沿いにケーブルを固定しましたので、そう言う意味では随分様子が変わったかも知れません。
今後の目安とするべく、上記の番号に従って測った電圧を表にまとめておきます(単位はV)。
今日の目標値は、とりあえず「室内で0.2Vまでいっていないこと」を条件にしました。ただ、ミエちゃんの挿入部分はかなりクリティカルで、実際数cmの違いで検出電圧はかなり変わりますから、見逃し(室内で0.2Vを超えている箇所)があるかも知れませんが、何れにしろサッシ付近に設置したCMFは一定以上の効果があることは明らかであり、ここから外側(ベランダ側)の挙動と内側(室内)の挙動は別議論になりそうです。
特に作業中に感じたのは、CMF代わりに入れるコアの位置でストレスが掛かる部位が動き回る感じで、丁度空気が抜けかけた風船の一部を押すと余所が膨らむ・・・といった感じです。コアを数十cm間隔で入れるというのも、意味がある場合(ストレスが比較的分散する)とそうでない場合(あるポイントの高周波電圧が異常に上がってしまう)がありましたので、本当に闇雲に入れるのは意味がない、或いは逆効果だと言うことも改めて理解しました。
10mはやはり他のバンドと随分違うことは一目瞭然であり、⑥,⑦の輻射はアンテナ直下の1/5-1/7程度・・・これは少し大きい気がしますね。
さて、高周波電流・・・コモン電流という風に言い方を変えようかと思うのですが、プローブのコアの周波数特性があるためどうしようかと思案し、丁度クラニシ君のHFハイバンドの出力が比較的どのバンドも同じ(-3dBm≒0.5mW@50Ω)であることから、ワンターンのコイルでこれを測って換算しようと考えました。

結果は以下の通り。
☆ 15m:0.032V、12m:0.019V、10m:0.033V
12mの感度がガタッと落ちていますね。これを考慮に入れないと正確な値が出ませんが、よく考えてみると、検波ダイオードの小電力検波(非線形)の部分で換算してもあんまり意味が無く、やはりきちんと知りたいなら校正すべきですね・・・。
ただ、0.5mWが上の値だとしてもし線形で考えるなら、0.1Vも検出すればそれこそ「mW送信機」があるようなものですから、やはり室内の検出電圧値は高めだと認識するべきでしょうねぇ
出力電力に不似合いなコモン電流が発生しているのは何とも気持ちが悪いものです。「思いつきの箱」にも書きましたが、フロートバランの成せる技かも・・・この辺りも大いに疑ってみる必要がありそうですが、この秋のDXシーズンはこれで乗り切っちゃおうかと思います。

未了・・・というか、結果が見えていないんで暫く様子見の部分を含めていますが、昨日の予告通りVDSL-Iの対策を見直しました。外回りの中間CMFの見直しと、室内に入ってからシャックまでの同軸のどこにどの程度の対策をすればいいかを、ミエちゃん片手にあれこれ試行錯誤したわけです。
既に「対策その2」で15mはクリアしており(ってか、15mでは起きなくなったっぽい)、今日の対策は専ら12m/10mになるわけですが、全体構成が変わるため、15mを含めた3バンドについて要所要所の高周波電圧を測り記録することにしました。

結果的には外回りのコアの換装が主体であり、シャック手前にLF-130×2回巻きを追加した(赤の部分)のと、リグ直後のCMFコアを1つ換装しました。特に外回りについては、壁沿いにケーブルを固定しましたので、そう言う意味では随分様子が変わったかも知れません。
今後の目安とするべく、上記の番号に従って測った電圧を表にまとめておきます(単位はV)。
バンド | ① | ② | ③ | ④ | ⑤ | ⑥ | ⑦ | ⑧ |
15m | 1.73 | 1.16 | 0.09 | 0.05 | 0.004 | 0.001 | 0.001 | 0.000 |
12m | 1.55 | 0.53 | 0.82 | 0.02 | 0.003 | 0.040 | 0.050 | 0.030 |
10m | 0.9 | 0.24 | 0.9 | 0.12 | 0.020 | 0.180 | 0.130 | 0.060 |
今日の目標値は、とりあえず「室内で0.2Vまでいっていないこと」を条件にしました。ただ、ミエちゃんの挿入部分はかなりクリティカルで、実際数cmの違いで検出電圧はかなり変わりますから、見逃し(室内で0.2Vを超えている箇所)があるかも知れませんが、何れにしろサッシ付近に設置したCMFは一定以上の効果があることは明らかであり、ここから外側(ベランダ側)の挙動と内側(室内)の挙動は別議論になりそうです。
特に作業中に感じたのは、CMF代わりに入れるコアの位置でストレスが掛かる部位が動き回る感じで、丁度空気が抜けかけた風船の一部を押すと余所が膨らむ・・・といった感じです。コアを数十cm間隔で入れるというのも、意味がある場合(ストレスが比較的分散する)とそうでない場合(あるポイントの高周波電圧が異常に上がってしまう)がありましたので、本当に闇雲に入れるのは意味がない、或いは逆効果だと言うことも改めて理解しました。
10mはやはり他のバンドと随分違うことは一目瞭然であり、⑥,⑦の輻射はアンテナ直下の1/5-1/7程度・・・これは少し大きい気がしますね。
さて、高周波電流・・・コモン電流という風に言い方を変えようかと思うのですが、プローブのコアの周波数特性があるためどうしようかと思案し、丁度クラニシ君のHFハイバンドの出力が比較的どのバンドも同じ(-3dBm≒0.5mW@50Ω)であることから、ワンターンのコイルでこれを測って換算しようと考えました。

結果は以下の通り。
☆ 15m:0.032V、12m:0.019V、10m:0.033V
12mの感度がガタッと落ちていますね。これを考慮に入れないと正確な値が出ませんが、よく考えてみると、検波ダイオードの小電力検波(非線形)の部分で換算してもあんまり意味が無く、やはりきちんと知りたいなら校正すべきですね・・・。
ただ、0.5mWが上の値だとしてもし線形で考えるなら、0.1Vも検出すればそれこそ「mW送信機」があるようなものですから、やはり室内の検出電圧値は高めだと認識するべきでしょうねぇ

出力電力に不似合いなコモン電流が発生しているのは何とも気持ちが悪いものです。「思いつきの箱」にも書きましたが、フロートバランの成せる技かも・・・この辺りも大いに疑ってみる必要がありそうですが、この秋のDXシーズンはこれで乗り切っちゃおうかと思います。
- 関連記事
-
- VDSL-I対策 その3(未了)
- VDSL-I対策 その3'
- シースルーCMFはイマイチ!?
- VDSL-I対策 その2
- 予想、外れる・・・