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小春日和

2012-12-06      
 自宅前の通りは椋鳥の住み処として名を馳せるケヤキ通り。例年なら彼らが「帰省した後」には束の間の化粧を見せてくれるそのケヤキ達が、今年は随分と乱雑に紅葉を迎えてバラバラに散っていってしまい、あまり綺麗とは言えなかった。「シュンカシュウトウ」ならぬ「シュンカカトウ」のような季節の移り変わりに、ケヤキもついて行かれなかったのかも知れない。

 11月の下旬から一気に気温が下がり、毎朝辛い思いで家を出ることが多くなったが、今日は正真正銘の「小春日和」だった。朝から向島の方に仕事で出向き、早昼を済ませようと浅草まで出てちょっと贅沢な昼食を摂り、午後から浅草橋での打ち合わせまでに少し時間の余裕ができたため、正味30分ほどの「徒歩」を決め込んだ。

 3年ほど前には、浅草界隈をよく歩いたものだ。仕事の合間を見つけては、浅草が根城の小粋な同僚とあれこれ飲み食いしていたから、方向音痴が自慢の自分でも信じられないほど、この界隈には聡くなっていた。
 「電気ブラン」の前を通り、駒形方面へ。「どぜう」と「むぎとろ」の看板に、拙速に決めてしまった昼食を少々恨みつつ、ポカポカ陽気に少し汗ばみながら、わざと歩みをゆったりとさせた。
 浅草からの道すがらの佇まいは、聳え立つ高層マンションの長い陰の中に、「よく持ち堪えたなぁ」と感心するような木造家屋の見本のような家や、以前自分が住んでいたような「THE モルタル」といった作りの家々が問屋さんと軒を並べている。昭和と平成をごちゃ混ぜにして無造作に投げ出したような、それでいて何かほっとする町並みでもある。

 路地を曲がると、ちょっと噎せ返るような異臭が鼻を突いた。足元を見ると・・・ギンナンが落ちて潰れている。随分季節外れのような気もするが、これも我が家の前のケヤキの如く季節感を失ったのであろうか。そして視線を頭上に移して驚いた。



 たまには、歩いてみるのも悪くないもんだ。
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アパマンというハンデにさらにQRPまで課し、失敗連続のヘッポコリグや周辺機器の製作・・・趣味というより「荒行」か!?

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