デジタルモード設定の覚書
2013-02-18
今日(またしても、厳密には昨日)は「宿題片付け日」の筈だったんですが、昨晩何となく手掛けて途中まで仕上げるつもりだったのが深夜2時半まで没頭。結局終わらせてしまい、その後
を1本空けて(結局飲むのね・・・)4時前に
10時半まで寝坊しましたが、この日曜一日は「ほぼ休息日」となりました。
折しもARRLのコンテストの最中で、10/15mで数局「W」を聞きましたが何だか弱い・・・と思ったら、ちょいとA-Index高め。SSNも大したことがないためかあまりパッとしない様子で、早昼を食べた後は例によって「ホリデー国内QSO」に興じました。
JCC/JCGで考えればまだまだおニューだらけの状態ですが、流石にここ5年余りの運用歴で「交信済み」の局も聞かれるようになってきていて、特に「いつも強い局」は本当に強いなぁ・・・何万KWだべか
などと邪推を楽しみつつ、暫し40mで遊んでいました。
一頻り呼んでは潰されたり、無応答の目に遭ったりして飽きてきたところで、そう言えば免許は下りているんだからデジタルモードに出てみてもいい訳やね・・・と思い立ち、7.030MHz付近を「HALPSK31」でワッチ。勿論、まだ作法が解っていないんでいきなりのQSOは無茶ですが、このソフトをもう少し遣い倒す必要もあろうかと思った次第です。
確かに画面を見るわけですから「Watch」そのものなんですが、今日に限ってどういう訳か普段よく聞こえている(見えている)各局がおらず、RTTYが幅を利かせています。さらに、夕刻近くになったらいきなり「CQ TEST DE・・・」。2日目夕刻の40m米国狙いの各局が、徐々に「デジタル通信域」にはみ出してきました。
ここでワッチは諦め、ちょっと送信してみようかなぁ・・・と考え、何気にぼんやりとPCのオーディオ設定とTS-590のメニュー設定を確認。まぁ、合ってなくても何か出るやろ・・・といじったんですが、変調が掛からないんです
この時点ではまだ被疑箇所が沢山あったんで、取説を読み返したり諸OMのHPをサーフィンしたりして情報を集めれば何とかなるわい・・・といった程度だったんですが、どうしても変調が掛からない・・・。
再度よく落ち着いて考えてみたら、USBに出力するルート・・・つまり、PCから送出されるオーディオ信号はUSB経由であり、こいつの出力設定は「USB Audio CODEC」の「音量」になりますから、これをいじらなきゃ出るものもでないわけです。TS-590の電源を落とす度にPC内蔵のオーディオデバイス(いわゆる「default」)に戻ってしまうため、結局これが上手く設定できていなかった・・・という顛末でした。
ここを適正な音量に設定してデータ送信状態にしてからHALPSK31を送信状態にしたら、見事に「変調された波」が送信されました
ところが、さらに難関が待っていました
デジタルモードの扱いについてはあまり評判の良くないKENWOODですが、TS-590ではUSBコネクタの具備やデジタル専用のプリセット可能な「DATA」スイッチまで付いており、設定が手軽でない云々を除けばそれなりなデジタルモード機能を持っていると思っています。そして、PSK31に代表されるオーディオ帯域のデジタル変調では、扱うものが「可聴周波数の音情報」ですから、いわゆる「VOX」が使えるわけです。
TS-590には、デジタル変調用のVOXがMICのものとは独立に付いており、この辺りの細かな設定メニューがあります。それぞれ意味を理解すれば別にどうってことはないんですが、取説に以下のような記述があるんです。
「データ通信用端子から入力される音声を送信する場合は、ACC2 コネクターのPKS 端子をアクティブにするか、DATA SEND 機能を設定した[PF] キーにより送信状態にしてください。PC コントロールコマンドによるDATA SEND 指示も可能です。」
これだけ読むと、折角の「DATA VOX機能」が使えないようにも読み取れますが、まぁそんな筈は無かろう・・・と思って関連メニュー設定。しかし、ちっともまともに動かないんです。
一方、ネットには「TS-590の設定で苦労したんだよね・・・」といった記事は、少なくとも探した範囲には見当たらず、我がTS-590 でも「データ送信状態にしてから」なら変調が掛かっているわけですから、機能的に動いていないのはやはり「DATA VOX関連」に絞られますが、関係しそうなメニューはさほど多くなく、とりわけ「入力レベル」(変調音の大きさ)と「VOX感度」(VOX GAINと呼んでいます)については事細かにいじってもダメだったたため、「これはサポートにメールだな・・・」と、起きている現象について問い合わせフォームに細かく書き込んでいったんです。
ほぼ書き終えて読み返していると、「そう言えば、MIC側のVOXは動くのかしらん」と思い立ち、購入以来SSBでは送信したことがなかったため、箱入りの新品マイクを出してきて「普通のVOXの動作確認」をしてみました。が、無論難なく動きます
もう、メールを送るしか無かろうと、問い合わせ内容を最終確認してポチッとなしようと思ったんですが、何となく「MIC側のVOXは動いたしなぁ」・・・と思い、「DATA」スイッチを押してHALPSK31から送信。すると、何とキッチリ動き出しました
今となっては何も証明できないわけですが、もしかすると「工場出荷後にCWしか使ってないと、初めてデジタルモードのVOX機能を使うと動かない
」という疑いがあります(ソフト的には「初期化漏れ」の類)。勿論、ちょっとオカルティーな話ですし再現も不可能でしょうから流布するつもりはありません。結果オーライということで良しとしましょう
備忘録として、ARUA-10とUSBオーディオ関連、及びTS-590のメニュー設定について貼り付けておきます。

いやぁ、それにしても随分遠回りした感が否めません・・・が、まずまず充実した「ポッカリ日曜日」ではありますね


折しもARRLのコンテストの最中で、10/15mで数局「W」を聞きましたが何だか弱い・・・と思ったら、ちょいとA-Index高め。SSNも大したことがないためかあまりパッとしない様子で、早昼を食べた後は例によって「ホリデー国内QSO」に興じました。
JCC/JCGで考えればまだまだおニューだらけの状態ですが、流石にここ5年余りの運用歴で「交信済み」の局も聞かれるようになってきていて、特に「いつも強い局」は本当に強いなぁ・・・何万KWだべか

一頻り呼んでは潰されたり、無応答の目に遭ったりして飽きてきたところで、そう言えば免許は下りているんだからデジタルモードに出てみてもいい訳やね・・・と思い立ち、7.030MHz付近を「HALPSK31」でワッチ。勿論、まだ作法が解っていないんでいきなりのQSOは無茶ですが、このソフトをもう少し遣い倒す必要もあろうかと思った次第です。
確かに画面を見るわけですから「Watch」そのものなんですが、今日に限ってどういう訳か普段よく聞こえている(見えている)各局がおらず、RTTYが幅を利かせています。さらに、夕刻近くになったらいきなり「CQ TEST DE・・・」。2日目夕刻の40m米国狙いの各局が、徐々に「デジタル通信域」にはみ出してきました。
ここでワッチは諦め、ちょっと送信してみようかなぁ・・・と考え、何気にぼんやりとPCのオーディオ設定とTS-590のメニュー設定を確認。まぁ、合ってなくても何か出るやろ・・・といじったんですが、変調が掛からないんです

再度よく落ち着いて考えてみたら、USBに出力するルート・・・つまり、PCから送出されるオーディオ信号はUSB経由であり、こいつの出力設定は「USB Audio CODEC」の「音量」になりますから、これをいじらなきゃ出るものもでないわけです。TS-590の電源を落とす度にPC内蔵のオーディオデバイス(いわゆる「default」)に戻ってしまうため、結局これが上手く設定できていなかった・・・という顛末でした。
ここを適正な音量に設定してデータ送信状態にしてからHALPSK31を送信状態にしたら、見事に「変調された波」が送信されました

ところが、さらに難関が待っていました

デジタルモードの扱いについてはあまり評判の良くないKENWOODですが、TS-590ではUSBコネクタの具備やデジタル専用のプリセット可能な「DATA」スイッチまで付いており、設定が手軽でない云々を除けばそれなりなデジタルモード機能を持っていると思っています。そして、PSK31に代表されるオーディオ帯域のデジタル変調では、扱うものが「可聴周波数の音情報」ですから、いわゆる「VOX」が使えるわけです。
TS-590には、デジタル変調用のVOXがMICのものとは独立に付いており、この辺りの細かな設定メニューがあります。それぞれ意味を理解すれば別にどうってことはないんですが、取説に以下のような記述があるんです。
「データ通信用端子から入力される音声を送信する場合は、ACC2 コネクターのPKS 端子をアクティブにするか、DATA SEND 機能を設定した[PF] キーにより送信状態にしてください。PC コントロールコマンドによるDATA SEND 指示も可能です。」
これだけ読むと、折角の「DATA VOX機能」が使えないようにも読み取れますが、まぁそんな筈は無かろう・・・と思って関連メニュー設定。しかし、ちっともまともに動かないんです。
一方、ネットには「TS-590の設定で苦労したんだよね・・・」といった記事は、少なくとも探した範囲には見当たらず、我がTS-590 でも「データ送信状態にしてから」なら変調が掛かっているわけですから、機能的に動いていないのはやはり「DATA VOX関連」に絞られますが、関係しそうなメニューはさほど多くなく、とりわけ「入力レベル」(変調音の大きさ)と「VOX感度」(VOX GAINと呼んでいます)については事細かにいじってもダメだったたため、「これはサポートにメールだな・・・」と、起きている現象について問い合わせフォームに細かく書き込んでいったんです。
ほぼ書き終えて読み返していると、「そう言えば、MIC側のVOXは動くのかしらん」と思い立ち、購入以来SSBでは送信したことがなかったため、箱入りの新品マイクを出してきて「普通のVOXの動作確認」をしてみました。が、無論難なく動きます


今となっては何も証明できないわけですが、もしかすると「工場出荷後にCWしか使ってないと、初めてデジタルモードのVOX機能を使うと動かない


備忘録として、ARUA-10とUSBオーディオ関連、及びTS-590のメニュー設定について貼り付けておきます。

いやぁ、それにしても随分遠回りした感が否めません・・・が、まずまず充実した「ポッカリ日曜日」ではありますね

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