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かなり便利なLCRメータ

2013-04-20      
 秋月のLCRメータは発売以来結構好評なようですね。何と言っても値段が手頃ですからねぇ・・・。自分は、自作のLCメータも持っているし、周波数カウンタを使えば手頃な容量・インダクタンスなら結構正確に測れる治具もあるんで、ずっと遠巻きに眺めていたんですが、結局魔が差して()購入してしまいました。何と言っても、チップ部品の値が測れる治具が別売りされており、これが調子良さそうだったことも購入要因です。

 手にしたのは結構前なのに、JIDXなどに気を取られてこのブログに登場するタイミングがなかったんですが、釣り竿君の40m用のコイルのインダクタンスが少なめだということが判ったため、今日はこいつを被験部品として測定してみました。



 写真の通り、斜めに自立させるスタンドまで付いていて、狭い工作環境には好都合。昨年9月に新調したテスターもスラント式で、まずまず良い案配になりました。

 LCRメータの下に写っているバナナプラグ付きワニ口は自前です。本当は、別売りのワニ口端子があるんですが、ずっと売り切れ状態が続いているんで仕方なく作ってしまいました。

 さぁ、40m用コイルはどないだ



 17.24μHということのようです。この測定器は、スイッチ投入後のキャリブレが重要で、測定端子のオープン、ショートでそれぞれ30秒が必要ですが、その後は安定して動くようです。

 何かこんな形で置かれていたんで、コイルの中に指を突っ込んでみましたが、流石にインダクタンスは変化したようには見えません。そこで、「ヘッポコ実験」として金属っぽいものを挿入してみました。結果的には・・・



 流石に鉄のものを突っ込むと、大きな変化が現れます。その他、アルミや糸ハンダなどでは殆ど影響なし。さらに、このコイルの側面にアルミを近づけてみたんですが、接触するほど近づけないと影響なしでしたが、鉄は5mmくらいの距離から影響が出始めるようです。
 カップラ「TYPE-Ⅱ」を作っている際にコイルの磁束を云々しましたが、ケースがアルミということは結果的にあまり関係ないことが判明・・・濡れ衣だったようです。TYPE-Ⅲで見つけた回路間違いが真の原因だったようですから、もう少し大きなトロイドに巻いて少しでもロスを解消する改造も有りかなぁ・・・なんて、また課題が見つかっちゃいました

 まぁこれで、アンテナ自作に関する測定器類は全て揃ったことになります。ALL JAに間に合わせるべく、40mコイルの作り直しからスタートでしょうかね・・・って、1週間しかないぞ これはウカウカしていられませんね
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アパマンというハンデにさらにQRPまで課し、失敗連続のヘッポコリグや周辺機器の製作・・・趣味というより「荒行」か!?

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