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釣り竿君のコイル直し

2013-04-21      
 昨日は大変寒い一日・・・引き籠もりの本領を発揮して「ALL JAまでの宿題」の1つを片付けました。

 先日のJIDXの最中に釣り竿君の同調を確認したら、今のカウンターポイズの状態でも40/20mはそれなりに無理なくマッチングが取れる範囲であることは勿論、40mはローディングコイルのインダクタンスを少し増量してやれば、かなりきちんとマッチングが取れそうな雰囲気であることが判りました。
 実際、カウンターポイズ自体はまだまだ貧弱なようで、こちらの改善の方法論は「本数増やし」に行き着くと思いますが、ALL JAまでの期間を考えると、今のカウンターポイズは変にいじらずにローディングコイルの再作による「マッチング優先」で行った方が段取りとして確実だと結論しました。

 今回は、巻き足しによる単純なマッチングの調整ではなく、コイルのQを少し吟味して大きめのものに換装しようという魂胆です。また、このコイル着脱しなくてもバンド切替が簡単になるようなジャンパーを具備するという作業上の改善も視野に入れています。

 必要なインダクタンスは、MMANAで作成した「釣り竿君システム」で現状を再現(7.4MHz付近に同調)するモデルをこしらえた上で、MMANAの「最適化」で40mに同調させるのにどのくらいのインダクタンスが必要かを求めたところ「21μH」との答えが出ました。
 一方、現状のコイルは17.24μH(LCRメータ実測)ですが、このコイルの直径、巻数、巻幅から求められるインダクタンスは17μH。そして、この時の無負荷Qは約270となりましたので、少なくともこれ以上のQになるような設計方針・・・単純にはコイルの直径を大きくすれば、それに比例して大きな値になっていくだろうという安直な考えでボビン探し・・・。すると、以前に紫色のアルミ線を巻いていた太めのプラスチックボトルがあり、直径60mm程度のコイルが作れそうな雰囲気。ひとまずボビンはこれ・・・と思ったんですが、やはり受風面積が気になったため、以前に空芯コイルを作った時の方法でコイル巻きをしました。



 大きさは俄然大きくなりました。当初はスズメッキ線で考えましたが、雨降りの際の影響がモロに出てしまうため、0.8φのUEWを使用・・・っていうか、ステルス君のエレメント補修用の買い置き流用です
 ショートジャンパは出力が出力(どうせ5W)ですからワニ口としてあります。また、途中にタップを設けて30mにも同調できるようにしました。

 インダクタンスは実測で20.8μH。設計値は21μHちょいだったんですが、実際のコイルの直径が58mmくらいになったため、若干少なめになっています。それでも、MMANAの計算値では6.97Mhz付近が同調点・・・まぁ、合格でしょう。
 さぁ、気になるQですが、無負荷Qは605元のコイルより2倍ちょっと大きくなりました。MMANAでの試算ベースで大凡1dBの差があるようです。実感できるかどうかは微妙ですが、同調点の合わせ込みとの相乗効果は期待できそうです

 昨晩晴れていれば、ベランダ隠密実験をやっても良かったんですが、17時前から雨模様で結構本格的に降っていて無理、今日も悪天候らしいんで、このままいくと「ぶっつけ本番」になる公算が高くなってきましたが、本当に毎度コンテストの度に「実験込み」となっちゃうのは・・・まぁ、これも含めて「コンテストは楽しい」と言えるといえば言えるわけですね
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アパマンというハンデにさらにQRPまで課し、失敗連続のヘッポコリグや周辺機器の製作・・・趣味というより「荒行」か!?

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