新釣り竿君の状態
2013-04-30
ALL JAに備えて少しでもまともなローディングコイルを釣り竿君に
と、コンテスト直前に巻いたコイルを使っての参戦で結果もまずまず・・・それはそれで良かったんですが、MMANA頼りの急造コイルで実際どの程度の所まで同調点を持って行けたのか、コンテスト中に測定する余裕がありませんでした。
釣り竿君をあまり必要の無いときに突き出すのも気が引けるんで、「まぁ、次のコンテストまででいいや・・・」と単純に考えいたんですが、「鉄は熱いうちに打て」(といっても、銅線ですが・・・)というか、ひょっとしたら「WW WPX CW」への参戦もあり得る、いやいや「ALL Asian」だってうっかりすると迫ってくるぞ・・・ってな感じに思考が行き着き、何と今さっき、チョチョイと準備して数分で「出竿⇒測定⇒納竿」という早業を敢行、「新釣り竿君」を見参
自由時間の多い「GWの醍醐味」でもあります。
作り直す前のコイルによる事前測定では40mが7.4MHz付近で同調していたんで、新しいコイルはその分を考慮して、ローディングコイルのインダクタンス値を求めました。目論見では6.9MHz近辺でSWR最下となり、40m用としては若干長め・・・インダクティブなものにしてマッチングを楽にしようと考えました。
早速、実測値はこちら・・・。

ほぼ計算通りですが、最下点は6.826MHzとなりました。実際、コンテストでオンエアしていた辺りの7.018MHzにおける関連情報を表示させていますがSWR換算=3程度で、カップラに任せる範囲としてはギリギリかなぁといったところでしょうか。
ところが、虚数成分を打ち消すために必要な直列容量は360pF辺り・・・ということは、TYPE-Ⅲの構成上ちょっと大き過ぎる値(350pF以下が望ましい)であり、これが「30mのスイッチ位置でマッチング」といった形で現れたわけです。何れにせよ、新しく作ったコイルを一巻き解いて同調点を上げたいところです。
一方、80mについても測定してみました。これは、またしても色がどぎつい百均のアルミ線で作った急造コイル・・・これをカップラと釣り竿君のエンドの間に入れる形でMMANAで試算した結果より、58μH程度のものを作るつもりが若干インダクタンス足らずの55μH(LCRメータ実測)となったんですが、ひとまずこれで・・・というちょっと適当なものでした。ところが、測定結果はご覧の通り・・・。

実測では、共振点は3.3MHzでSWR換算=1.6と出ました。かなり低い周波数で共振しており、結果的には巻き過ぎと言えそうです。この時の純抵抗は31Ωですから、そんなに想定をかけ離れたような値ではないものと言えます。また、仮にこの共振点のSWRが1.0だったとすると、SWR<1.2の範囲は40KHz程度取れそうですから、必要な「CW帯」は一度のチューニングでカバーできそうです。
そして、実際の運用周波数辺りではSWR換算=15
この時の虚数成分の打ち消しに必要な直列容量は300pF程度ですから、TYPE-Ⅲの整合範囲には入っていますが、ちょっとカップラが可哀想な感じ・・・整合ロスが結構ありそうですね。
これを改善すべく、最終形となるコイルを上記40mのローディングコイルと同じような方法で巻けば、「10m巻き」の切り売り線材ギリギリで作れそう(47μH⇒45回巻き程度)。また、特にぶら下げませんから、作成時に使うボビン用のボトルに巻き付けたままで成形してしまう方が良さそうです。
これらのデータはあくまで「現状のヒョロいカウンターポイズ」が前提ですが、まぁこんな感じで追い込んでいけば良さそうであることは解りました。

釣り竿君をあまり必要の無いときに突き出すのも気が引けるんで、「まぁ、次のコンテストまででいいや・・・」と単純に考えいたんですが、「鉄は熱いうちに打て」(といっても、銅線ですが・・・)というか、ひょっとしたら「WW WPX CW」への参戦もあり得る、いやいや「ALL Asian」だってうっかりすると迫ってくるぞ・・・ってな感じに思考が行き着き、何と今さっき、チョチョイと準備して数分で「出竿⇒測定⇒納竿」という早業を敢行、「新釣り竿君」を見参

作り直す前のコイルによる事前測定では40mが7.4MHz付近で同調していたんで、新しいコイルはその分を考慮して、ローディングコイルのインダクタンス値を求めました。目論見では6.9MHz近辺でSWR最下となり、40m用としては若干長め・・・インダクティブなものにしてマッチングを楽にしようと考えました。
早速、実測値はこちら・・・。

ほぼ計算通りですが、最下点は6.826MHzとなりました。実際、コンテストでオンエアしていた辺りの7.018MHzにおける関連情報を表示させていますがSWR換算=3程度で、カップラに任せる範囲としてはギリギリかなぁといったところでしょうか。
ところが、虚数成分を打ち消すために必要な直列容量は360pF辺り・・・ということは、TYPE-Ⅲの構成上ちょっと大き過ぎる値(350pF以下が望ましい)であり、これが「30mのスイッチ位置でマッチング」といった形で現れたわけです。何れにせよ、新しく作ったコイルを一巻き解いて同調点を上げたいところです。
一方、80mについても測定してみました。これは、またしても色がどぎつい百均のアルミ線で作った急造コイル・・・これをカップラと釣り竿君のエンドの間に入れる形でMMANAで試算した結果より、58μH程度のものを作るつもりが若干インダクタンス足らずの55μH(LCRメータ実測)となったんですが、ひとまずこれで・・・というちょっと適当なものでした。ところが、測定結果はご覧の通り・・・。

実測では、共振点は3.3MHzでSWR換算=1.6と出ました。かなり低い周波数で共振しており、結果的には巻き過ぎと言えそうです。この時の純抵抗は31Ωですから、そんなに想定をかけ離れたような値ではないものと言えます。また、仮にこの共振点のSWRが1.0だったとすると、SWR<1.2の範囲は40KHz程度取れそうですから、必要な「CW帯」は一度のチューニングでカバーできそうです。
そして、実際の運用周波数辺りではSWR換算=15

これを改善すべく、最終形となるコイルを上記40mのローディングコイルと同じような方法で巻けば、「10m巻き」の切り売り線材ギリギリで作れそう(47μH⇒45回巻き程度)。また、特にぶら下げませんから、作成時に使うボビン用のボトルに巻き付けたままで成形してしまう方が良さそうです。
これらのデータはあくまで「現状のヒョロいカウンターポイズ」が前提ですが、まぁこんな感じで追い込んでいけば良さそうであることは解りました。
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0.8UEW 1kg巻購入しましょう。オヤイデでw
ALL JAお疲れ様でした。
私は酷い胃腸炎のおかげでまるまる寝通しでしたorz
コンテストなどのときの迅速なバンドチェンジのために、ローディングコイルはバンドで共通化してタップで切り替えるようにするのはどうでしょうか?
私は酷い胃腸炎のおかげでまるまる寝通しでしたorz
コンテストなどのときの迅速なバンドチェンジのために、ローディングコイルはバンドで共通化してタップで切り替えるようにするのはどうでしょうか?
入門者として300gにしようかな!?
ぶんさん、こんにちは。
おやおや、調子悪でしたか・・・もう治ったのかな?お大事にしてください。
釣り竿の真ん中に大きな物体を付けると目立つんじゃないか・・・というのがちょっと怖かったんですが、今回改良した大きめコイルを実際に上げてみると、暗闇ですからあんまり目立たないことが解ったんで、「タップ方式」も有りですな。雨の日のことも考えて「手元にコイルがあると・・・」とも思ったんですが、天候合わせで別なものを用意しても良いんですね(^^;
今回のニューコイルも30mのタップは出してあるんですが、80/40/30m用のローディングコイル・・・これが正解かも知れませんね。
おやおや、調子悪でしたか・・・もう治ったのかな?お大事にしてください。
釣り竿の真ん中に大きな物体を付けると目立つんじゃないか・・・というのがちょっと怖かったんですが、今回改良した大きめコイルを実際に上げてみると、暗闇ですからあんまり目立たないことが解ったんで、「タップ方式」も有りですな。雨の日のことも考えて「手元にコイルがあると・・・」とも思ったんですが、天候合わせで別なものを用意しても良いんですね(^^;
今回のニューコイルも30mのタップは出してあるんですが、80/40/30m用のローディングコイル・・・これが正解かも知れませんね。