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外付けスピーカーの歪み解決

2013-05-03      
 今日は先日作ったリグのフタの奥行きがやはりちょっと長過ぎるなぁ・・・と思い、天板1枚分を切り取ってしまいました。その後、懸案の「外付けスピーカの歪み」をやっつけるべく、HPF/LPFの値の見直しと2回路のロータリースイッチへ換装を実施しました。

 HPF/LPFは、できるだけQを低くすべく何度も計算しました。方針としては「L多め」ということでFT82-77の巻き数を見直しが主体。結果的に、以下のような定数になりました。



 組み上げる最中には「R」は無かったんですが、ちょっと試聴してみると低Q仕様とした設計通りに少しは大人しくなったもののやはり歪みが取れず、結局Qダンプして落ち着かせることに



 超空中配線でお恥ずかしい限り ですが、コイルに潜らせて接続されている抵抗が見えるでしょう。6.8Ω×2で3Ω台にしています。全てのコイルにこの処置を施すと、スイッチ位置に関係なく歪みは殆ど無くなりました。

 その上で、新たに購入してしまった「Vifa TC9FD-18-08」を取り付けてみました。



 換装前のスピーカーとの差ですが、流石に元のスピーカーと音圧レベルが4dBほど違うため、リグのボリューム位置が少し変わりました(小さくなる方向)。比較的低音が良く出ているようで、9cmフルレンジなら結構良い感じの部類かと思います。
 無線用のモニターは、あまり機敏に反応するスピーカーでは聞き疲れしますが、このスピーカーは樹脂コーティングコーンで「紙臭さ」もせず、金属キャップが無い分不要な高音もありませんから、案外良い感じかも知れません。まぁ正直、10-12cmクラスの方が無難な気はしますがね・・・。

 ひとまず、これで外付けスピーカーは落ち着いたことにしておきます

注:「Vifa TC9FD-18-08」をもしお買いになる場合、スポンジ有りと無しがありますが、上記の写真のように取り付ける場合は「スポンジ無し」を選んだ方が良さそうです。このスポンジは「フォームラバー」と呼ばれており、スピーカー前面の枠部分に貼り付けられていて、要はバッフルに裏から取り付ける場合のクッションです。そうとも知らずスポンジ有りを購入(こっちの方が少し安い・・・)したんですが、これを剥くのがとにかく大変・・・。
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アパマンというハンデにさらにQRPまで課し、失敗連続のヘッポコリグや周辺機器の製作・・・趣味というより「荒行」か!?

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