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広帯域アンプの試作

2013-05-05      
 長かったGWも明日一日を残すのみとなりました。昨晩から今朝に掛けては17mを中心に長時間ワッチし、フッと浮かび上がるSU(エジプト)の信号を聞いたり、ピークでS9近くまで振れてきたA6(アラブ首長国連邦)を釣り竿君でたまに呼んだり・・・結局、届きそうで届かず、ガッカリしていました・・・。とりわけ、ギリシャの局にはプリフィックスだけ、サフィックスだけのQRZを幾度か喰らって悔しい思いもしましたが、あちこち良く聞こえてそれなりに満足しました。

 ALL JAフル参戦からスタートしたGW、やりたかったことは結構あったんですが、それなりに消化できたようです。釣り竿君の改良、TS-590を中心とした運用環境の整備(変な棚と外付けスピーカー作り)・・・上出来の部類ですが、次なる製作ものの「お試し」だけは済ませておきたいと、今日は朝から広帯域アンプを試作しました。



 普通は50Ω入力にしたいことが多いんですが、今回はハイ・インピーダンスが必要なためにFETでソースフォロワを構成しました。その後は古い広帯域ICで受ける簡単なもの・・・前段のFETはインピーダンス変換であり少しロスってしまうわけですが、果たしてどこまでゲインを稼げるか・・・。



 まぁ、難しい回路ではないため小一時間で完成。電源の接続方向も考えずに作り始めてしまったため、RFCをジャンパ代わりにして、無理矢理広帯域ICに電源供給しています。FETには2mA程度流れていますので、大体狙った通りになっていそう。果たして動くか・・・。



 先日、校正から帰ってきたオシロの出番が漸く来ました クラニシ君をSG代わりとしてHFの真ん中辺りを見ていますが、電圧比で2.4倍ほど・・・+7dBちょいは取れていそうです。波形の歪みも確認できませんから、作りっぱなしにしてはまぁまぁでしょう。
 我が家の近くから出ているものと思われるんですが、21.05MHz付近に非常に安定したS=5ほどのキャリアがあります。これを使って、この試作アンプの有り無しで信号強度がどう変わるか確認。すると、S=7までは上がってくれましたから、ゲインも大体合っていそう(6dB以上はありそう)です。欲を言うともう少しゲインが欲しいんですが、ひとまず試作レベルでは十分でしょう。
 また、周波数特性についてはHFの下端から28MHzくらいまではほぼ同じゲイン(目視でホンの数mVの差⇒1dB未満のでこぼこ)でしたのでグラフ作りは止めてしまいましたが、さらに高い周波数に向かって若干ゲインが上がっていくようです。

 軽い試作ですが、何となく手応えは掴みました。この試作基板で「例の実験」(内緒かよ、おい)を進めたいと思います。
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アパマンというハンデにさらにQRPまで課し、失敗連続のヘッポコリグや周辺機器の製作・・・趣味というより「荒行」か!?

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