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広帯域アンプの改良

2013-05-06      
 昨日作った広帯域アンプですが、やはりもう少しゲインが欲しいなぁ・・・と考えていたところ、体良く今日予定していた外出が頓挫したため、オシロやテスターであれこれ測り倒していました。ソースフォロワの抵抗値を多少いじったものの大きく変化するわけもなく、結局元に戻して暫し思案。そして、よく考えてみたらバイアス回路がこれじゃショボいじゃん・・・当初、2SK241で行こうと思っていたそのままだったことに気づき、早速、不敵にも抵抗を一本追加しました



 矢印の先がバイアス用に付加した抵抗です。結果的にこれである程度きちんとしたアンプになったようで、μPC1651Gのゲインは19.5dBほどですが、インピーダンス変換の損失分を補いつつ、全体で12dBほどのゲインが取れるようになりました。入力インピーダンスも10KΩ程度は行きそうですから十分、十分
 このアンプをつないで、例の「21MHzパイロット信号」(近場の安定したキャリアノイズ)を聞いてみると、S5⇒S8となりましたから、このことからも昨日試作したもののほぼ倍のゲインが取れたようです。また、54MHz辺りのゲインを測定しましたが、この辺りまでのゲイン変動は殆どありませんでした。

 一方、ここまでゲインが取れるようになると出力側のクリッピングが始まるはず。μPC1651Gの最大出力は+5dBmですがどんなものか・・・



 入力レベル-3dBm(@50Ω)でこの有様です。アッテネータで入力を絞っていくと、-6dBしたところ・・・即ち-9dBmの入力でクリップが見えなくなりました。+12dBほどのアンプゲインですから、このICの最大出力とほぼ合致・・・本物でしょう。

 このアンプをTS-590につないであれこれ遊んでいたら、中波帯からHFの下の方(4MHz辺り)までの帯域に発信音のような変調のかかった信号が強力に聞こえていることに気づきました。原因を辿っていくと、なんとこの実験を含めて5Vが必要な際に愛用している電源・・・これは昔使っていたモデム用のACアダプタなんですが、こいつが犯人であることが判明、広範囲にノイズをまき散らしていることが判りました。DC出力をオシロに入れて見てみると、綺麗なノコギリ波が現れました デジタル回路では気づかない、アナログ故の不具合ですね。これは早めに何とかしないと・・・。

 こんな感じで、GWは締め括れそう・・・メデタシ、メデタシです。

追記 2013/05/07>
 このアンプのゲイン、もう少しありました。17dB程度の模様です・・・詳細は今晩にでも書きます。

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アパマンというハンデにさらにQRPまで課し、失敗連続のヘッポコリグや周辺機器の製作・・・趣味というより「荒行」か!?

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