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広帯域アンプの最適化

2013-05-11      
 殆ど「悪乗り」の領域になってきてしまいましたが、またしても広帯域アンプ・・・ソースフォロワの部分をあれこれいじってみました。

 まず、前作はバイアス抵抗を付加することできちんと動くところまで持っていったんですが、このお陰(このせい)で無信号時の電流が11mA・・・これは、2SK161のIDSSランクの「GR」をも超える状態になっていることが判りました。まぁ、動作電圧は低いし(今回の回路は5V動作)、最大定格PDにはほど遠いから大丈夫なんですが、ちょっと気持ちが悪い感じ・・・。
 そこで、2SK192AのGRランクに変えてみたんですが、ゲインが11,2dBまで落ちてしまいました データシートをよく見てみると、偶然採用した2SK161Yの動作領域の方が低電圧で動かす場合は有利と判り、結局元に戻してしまいました。

 その上で、何となくソース抵抗の値が出力インピーダンスに近くなることは解っていても、最適値ってどのくらいだろう・・・と思い、原始的ですが「クラニシ君とローレベル・パワー計」のコンビを使い、ボリュームで最適な抵抗値探し。200Ω程度がグッドポイントのようでしたので、ソース抵抗は220Ωに決定しました。



 この状態で、無信号時の電流は凡そ9mA。Yランクではちょっと足りない感じですが、まぁ文句を言う感じもないんで()、Gigastで特性をチェック。



 ホンの1,2dBほどですが、HF帯全体にゲインが上昇したようです これで漸く、想定したゲインにほぼ達しました。

 やはりその回路の必要とされるコンセプトに合った(或いは近い)デバイスを「如何に活かせるか」ということが重要ですね。本当は、バイアス回路ももう少し見直せなくはないんですが、ちょっとお腹一杯・・・そろそろ、次にいこう、次に
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アパマンというハンデにさらにQRPまで課し、失敗連続のヘッポコリグや周辺機器の製作・・・趣味というより「荒行」か!?

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