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MFJ-1025の改造手始め

2013-05-19      
 ノイズ除去策の第一歩として、MFJ-1025のプチ改造をやってみました。一連の改造の進め方を昨日の記事でまとめていますが、先回りして知りたかったフェーズシフト回路の容量最適化・・・ハイバンドでも十分なノイズリダクションができるように適正な容量のコンデンサを選んで、MFJ-1025のHIGH/LOW切替スイッチのHIGH側のコンデンサと付け替える作業です。

 この装置はチップ部品が殆どですが、とにかく大きな基板に表面実装でゆったりと回路が組んであるんで、「ハンダごて二刀流」で簡単に部品外しができます。あっという間の作業結果はご覧の通り。



 C13を取り去って、プッシュスイッチの端子から「47pF」のセラコンを接続しました。この容量は、元々の回路定数における120pFが40m-30m付近の最適値になっているものと仮定した上で計算したインピーダンス・・・概ね150Ω程度に当該周波数でなるような値ということで、15mの最適値として選定しています。

 早速、アンテナ等々を接続して様子を見ると、15mでもきちんと明確なノイズヌル点(といっても、ノイズS=0にはなっていません)を見つけることができました S=5,6程度の恒例の()ノイズがS3程度にまで落ち、かつ安定しています。今日こそ証拠のビデオ撮影を敢行・・・今後、もう少し改良していったときの比較サンプルとして動画をアップしました。

 ★15mノイズ除去の最初のテスト

 このビデオの後半が解り易いと思いますが、MFJ-1025のON/OFFに合わせてノイズが弱くなったり強くなったりし、ONの状態では受信信号の明瞭度が上がっています。ノイズ自体はS=6⇒4といった感じです。この結構強い安定したノイズは朝夕に強くなる傾向があり、これまでは決定的なノイズ減少まで持ってこられませんでしたが、上記の改造により最低でもS2つ程度のノイズ低減、かつかなり長時間に渡って維持されるようになりました。
 このビデオを記録した際のリグのBWは1500Hzです。これを500Hzまで絞ると当たり前にその分ノイズが減るんですが、1500HzでS=3程度のノイズは500HzにするとS=1程度(ちょっとノイズが振っている程度)となり、さらに信号が浮いてきますから、かなりイイ感じになりました
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