WW WPX CW 2013 参戦記
2013-05-27
副題:謀ったような地気嵐・・・有給休暇を返せ
今回から、コンテスト参戦記には副題を付けようと思います。国内・DXを問わず、コンテストには毎度、「何某」かのイベントがあるんで
さて、事前準備も充実して迎えたこのコンテスト・・・最近はきちんと意識して「目一杯睡眠」を敢行し、開始直前の08時過ぎまで寝ています。ところが、今回は寝しなにちょっと工作なんぞに手を染めていたんで、結局5時間くらいしか寝ていませんでしたが、08時半過ぎにはリグの前へ。そして、定番の15mスタート狙いでワッチを開始するも、何だか怪しい気配。気づくと、A-Indexが高くなっています
「これは、やられたかなぁ・・・」と不安な気持ちのまま、スタート時間を迎えました。例によって、以下UTCで(何でだ
)。
この時期は既に春のDXシーズンが「夜間重視」の夏シーズンに変わりつつある時期ですから、スタートダッシュが掛かり難いことは意識していましたが、まぁ「太平洋艦隊」はいけるでしょう・・・と暢気に構えていたら、殆ど何も聞こえてきません。近場のBYは結構聞こえてくるんですが全く振り向いてくれず、定番のEs気味ロシアとグァムの都合3局で00時台は終わり。その後も状況は芳しくなく、02時台で都合5QSOという有様
磁気圏の暴れを示す各指標は軒並み数値が上昇し、既に「地気嵐」が発生しているようで、全く詰まらん状況になってしまいました
昼食を摂りながら、家族と「電波の状態が悪いんだよ・・・」「ふ~ん」という味気ない会話をしてリグの前に戻るも、そうそう簡単にCONDXは好転しません。そこで、夕刻からの復活を期待して作りかけの工作との「掛け持ち参戦モード」となりました。
机を「コンテスト仕様」にしてしまっているため、工作台としては邪魔な15インチディスプレイや、パドルのプラスチック部分に気をつけながら、正味30cm四方の空間での工作は難儀を極めましたが、その間にYB,YJ,ZLをWorked。さらに「改造ステルス君」で初となる20mでのHawaiiとのQSOで「まぁ飛んでるわい」とちょっとホッとし、今一度15mに戻ってVK,KL7と、何となく太平洋は一周した感じ。
ところが、08時を回るとQSO相手がいなくなるほどの状態になり、「こうなりゃ40mをターゲットにしよう」と思ったものの、陽が延びたために「出竿可能時間」までには相当の時間があり、結局「工作重視」となってそちらが完成してしまいました
10:00Uを回って、徐に出竿準備を開始。まだ薄明残る状態でしたが、直前にステルス君でざっと聞いた限り、毎度の西海岸は健在の模様・・・気が逸ります。そして、40mの下の方からスイープを開始すると、いきなり「LP5・・・もしやArgentina
」とプリフィックス表を見ると確かにその通り
Sも+20dBに届かんばかりに振っていて、「ひょっとしていけるかも・・・」とコールしたら、大した苦労もなくバンド・ニューをworked
へぇ~40m×5W×釣り竿君でもいけちゃうんですね・・・。その後は、西海岸とVE、そして今回解禁とした「JA」を片っ端から呼び、漸くコンテストらしくなってきました。
13:00Uには一旦20mを覗いて数局拾って戻ってくるとこれもバンド・ニューとなるVK。LUまで飛んだんですから当たり前・・・と言えど、やはりちょっと嬉しい感じ
さらにはYJもGet
ただ、この後がなかなか続かず、ハイバンドのCONDXは回復せず。40mもEUまでは流石に届かず、「初日はここまで・・・CONDXの回復を祈らん」と16時U過ぎには納竿して
翌日は丁度00時Uから参戦。しかし、CONDXは芳しくなくA-Indexが30超え
こうなると、QRPではなかなか手が付けられません。15mで数局拾った後は、無意味な時間が流れていきました。
05時を回って20mをワッチしていると、このバンドでもArgentinaを発見。改造ステルス君でいけるのかと呼んでみると応答有り・・・ってことで、軒下の短縮DPたるステルス君に20mの仲間入りを確信しました。
さぁ、2日目の夕刻。出納時間を待ちつつ夕飯を終え40mのセットアップをすると、前日より多少良くなったかな
といった案配。またしてもLUを見つけてこれをGetし、近場のくせにQSO実績がなかったBY,HLとQSO成立。何やら「40mのバンド・ニュー」が結構増えました。
その後も40mで結構粘り、14時U以降はEU方面がかなり強くなってきたものの精々「QRZ」程度の素振りが続き、18:06UのUAを最後に、早々と納竿しました。翌朝は、15mで9M6を拾ってタイムアウト・・・今年のコンテストが終了しました。
感想を述べよう・・・と思っても、殆ど地気嵐に翻弄されて終わったってな感じですが、いつでも20mに出られるようになったことや、40mのバンド・ニュー大量Get は特筆すべきかな
結果を以下に晒しておきましょう。
マルチは77になりましたが、交信局数は93局と振るわず、その内国内局が24局・・・まぁ、悔やんでも仕方ありませんが、何故こうもドンピシャに地磁気が乱れたのか・・・やはり、感想は一言・・・「有休返せ
」でしょうかね

記念写真はこれ・・・悪CONDXのお陰で早々完成したトランス式の小型電源です。これはこれで、別の機会に紹介することになるでしょう。

今回から、コンテスト参戦記には副題を付けようと思います。国内・DXを問わず、コンテストには毎度、「何某」かのイベントがあるんで

さて、事前準備も充実して迎えたこのコンテスト・・・最近はきちんと意識して「目一杯睡眠」を敢行し、開始直前の08時過ぎまで寝ています。ところが、今回は寝しなにちょっと工作なんぞに手を染めていたんで、結局5時間くらいしか寝ていませんでしたが、08時半過ぎにはリグの前へ。そして、定番の15mスタート狙いでワッチを開始するも、何だか怪しい気配。気づくと、A-Indexが高くなっています


この時期は既に春のDXシーズンが「夜間重視」の夏シーズンに変わりつつある時期ですから、スタートダッシュが掛かり難いことは意識していましたが、まぁ「太平洋艦隊」はいけるでしょう・・・と暢気に構えていたら、殆ど何も聞こえてきません。近場のBYは結構聞こえてくるんですが全く振り向いてくれず、定番のEs気味ロシアとグァムの都合3局で00時台は終わり。その後も状況は芳しくなく、02時台で都合5QSOという有様


昼食を摂りながら、家族と「電波の状態が悪いんだよ・・・」「ふ~ん」という味気ない会話をしてリグの前に戻るも、そうそう簡単にCONDXは好転しません。そこで、夕刻からの復活を期待して作りかけの工作との「掛け持ち参戦モード」となりました。
机を「コンテスト仕様」にしてしまっているため、工作台としては邪魔な15インチディスプレイや、パドルのプラスチック部分に気をつけながら、正味30cm四方の空間での工作は難儀を極めましたが、その間にYB,YJ,ZLをWorked。さらに「改造ステルス君」で初となる20mでのHawaiiとのQSOで「まぁ飛んでるわい」とちょっとホッとし、今一度15mに戻ってVK,KL7と、何となく太平洋は一周した感じ。
ところが、08時を回るとQSO相手がいなくなるほどの状態になり、「こうなりゃ40mをターゲットにしよう」と思ったものの、陽が延びたために「出竿可能時間」までには相当の時間があり、結局「工作重視」となってそちらが完成してしまいました

10:00Uを回って、徐に出竿準備を開始。まだ薄明残る状態でしたが、直前にステルス君でざっと聞いた限り、毎度の西海岸は健在の模様・・・気が逸ります。そして、40mの下の方からスイープを開始すると、いきなり「LP5・・・もしやArgentina



13:00Uには一旦20mを覗いて数局拾って戻ってくるとこれもバンド・ニューとなるVK。LUまで飛んだんですから当たり前・・・と言えど、やはりちょっと嬉しい感じ


ただ、この後がなかなか続かず、ハイバンドのCONDXは回復せず。40mもEUまでは流石に届かず、「初日はここまで・・・CONDXの回復を祈らん」と16時U過ぎには納竿して

翌日は丁度00時Uから参戦。しかし、CONDXは芳しくなくA-Indexが30超え

05時を回って20mをワッチしていると、このバンドでもArgentinaを発見。改造ステルス君でいけるのかと呼んでみると応答有り・・・ってことで、軒下の短縮DPたるステルス君に20mの仲間入りを確信しました。
さぁ、2日目の夕刻。出納時間を待ちつつ夕飯を終え40mのセットアップをすると、前日より多少良くなったかな

その後も40mで結構粘り、14時U以降はEU方面がかなり強くなってきたものの精々「QRZ」程度の素振りが続き、18:06UのUAを最後に、早々と納竿しました。翌朝は、15mで9M6を拾ってタイムアウト・・・今年のコンテストが終了しました。
感想を述べよう・・・と思っても、殆ど地気嵐に翻弄されて終わったってな感じですが、いつでも20mに出られるようになったことや、40mのバンド・ニュー大量Get は特筆すべきかな

BAND | Point |
40m | 253 |
20m | 25 |
15m | 34 |
10m | 3 |
マルチは77になりましたが、交信局数は93局と振るわず、その内国内局が24局・・・まぁ、悔やんでも仕方ありませんが、何故こうもドンピシャに地磁気が乱れたのか・・・やはり、感想は一言・・・「有休返せ



記念写真はこれ・・・悪CONDXのお陰で早々完成したトランス式の小型電源です。これはこれで、別の機会に紹介することになるでしょう。
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