電源に温度計を付けて完了!?
2013-07-21
我が家のある千葉県北西部も6月末から先々週までの暑さがウソのように引っ込み、先週は一気に涼しくなり、週末に向かって漸く初夏らしいまともな暑さになりました。最高気温が30度程度では流石にダレているわけにいかないんですが、昨日はイベントがあって朝から晩まで飲んでいたため、今日は「へばりモード」。昼食前にノロノロと起き出しました。
先週は、仕事の合間にサトー電気さん(川崎店)や秋葉のあちこちに寄って細々した買い物をしたんですが、秋月に寄った折りに店頭で安いデジタル温度計を発見・・・1つ買ってきました。この間処置を講じた電源の常温下げ対策の最中に「温度計入れちゃおうか」と、あれやこれやと重宝している手持ちのデジタル温度計の取り付けを考えたんですが、この温度計は今後も実験で使う気がしたため諦め、まぁ機会が有ればと思っていたところに安い温度計を発見した次第。
この手の温度計の殆どはそのセンサー部分が「金属棒」のようになっていますので、これを電源内のヒートシンクにくっつければいいだけですから取り付け作業自体は至極簡単なんですが、このセンサー部が些か大きくそのままでは取付が難しいことからちょいと細工しました。

まずは、温度計をばらしてセンサー部のケーブルの接続部を外し、ケーブルを一旦抜いてセンサーをその状態で取り付け、ケーブルを電源の裏パネルのスリットから表側に通して温度計に付け直す作業です。
センサーのプラ部分を少しずつ輪切りにして外していき、うまく填る所まで短くして押し込みました。シリコングリスで埋めても良かったんですが、案外がっちり密着したんでひとまずこれで様子見。右に見えるパワトラの近くに配置できましたから、測定場所としてはかなりイイ感じでしょう。
この作業はものの30分ほどで完了。序でに、さびが出ている電源の外ネジを一緒に買ってきた化粧ネジに替えてちょっと見栄え良くしました
作業が終わって、早速温度測定開始です。

時計の温度計が室温、その下が電源の筐体外の温度、一番下が今回取り付けた電源内ヒートシンク温度です。測定開始から40分くらいに撮影しています。

ヒートシンクの温度は結構長時間安定せず、ズルズルと上昇していきますが、概ね2H程度で落ち着く感じのようです。筐体外の温度は前回測定時よりかなり低く、室温+1℃程度をキープ・・・取り付け位置が微妙に違うせいかとも思うんですが、ちょっと不思議な感じです。また、この間の室温変化は0.1℃(測定開始時点では27.3℃)ですから、データとしてはまずまず「本物」が取れたと言えるでしょう。
この後、家人の部屋の出入りで室温が上昇してしまい(27.9℃)、それに連れてここの温度も上昇しました(筐体外が29.1℃、ヒートシンクが47.2℃)が、この条件でもほぼ安定していますので、「室温30度程度で概ね50℃以下」の温度管理ができそうです。
何れにせよ、これで「中の温度はどうなっているか」という部分は常に確認できるようになりました。内部温度が分かるだけでも、かなり安心して運用できそうです。
本当はシャント抵抗を入れて電流計も付けてしまおうかと思ったんですが、購入したセメント抵抗(0.01Ω2W)のラジアルが細くてちょっと気になったため、この取り付けは諦めました。何れ電流計は取り付けようかと思いますが、ちょっと飽きたんで暫くはこれでいこうかな
先週は、仕事の合間にサトー電気さん(川崎店)や秋葉のあちこちに寄って細々した買い物をしたんですが、秋月に寄った折りに店頭で安いデジタル温度計を発見・・・1つ買ってきました。この間処置を講じた電源の常温下げ対策の最中に「温度計入れちゃおうか」と、あれやこれやと重宝している手持ちのデジタル温度計の取り付けを考えたんですが、この温度計は今後も実験で使う気がしたため諦め、まぁ機会が有ればと思っていたところに安い温度計を発見した次第。
この手の温度計の殆どはそのセンサー部分が「金属棒」のようになっていますので、これを電源内のヒートシンクにくっつければいいだけですから取り付け作業自体は至極簡単なんですが、このセンサー部が些か大きくそのままでは取付が難しいことからちょいと細工しました。

まずは、温度計をばらしてセンサー部のケーブルの接続部を外し、ケーブルを一旦抜いてセンサーをその状態で取り付け、ケーブルを電源の裏パネルのスリットから表側に通して温度計に付け直す作業です。
センサーのプラ部分を少しずつ輪切りにして外していき、うまく填る所まで短くして押し込みました。シリコングリスで埋めても良かったんですが、案外がっちり密着したんでひとまずこれで様子見。右に見えるパワトラの近くに配置できましたから、測定場所としてはかなりイイ感じでしょう。
この作業はものの30分ほどで完了。序でに、さびが出ている電源の外ネジを一緒に買ってきた化粧ネジに替えてちょっと見栄え良くしました

作業が終わって、早速温度測定開始です。

時計の温度計が室温、その下が電源の筐体外の温度、一番下が今回取り付けた電源内ヒートシンク温度です。測定開始から40分くらいに撮影しています。

ヒートシンクの温度は結構長時間安定せず、ズルズルと上昇していきますが、概ね2H程度で落ち着く感じのようです。筐体外の温度は前回測定時よりかなり低く、室温+1℃程度をキープ・・・取り付け位置が微妙に違うせいかとも思うんですが、ちょっと不思議な感じです。また、この間の室温変化は0.1℃(測定開始時点では27.3℃)ですから、データとしてはまずまず「本物」が取れたと言えるでしょう。
この後、家人の部屋の出入りで室温が上昇してしまい(27.9℃)、それに連れてここの温度も上昇しました(筐体外が29.1℃、ヒートシンクが47.2℃)が、この条件でもほぼ安定していますので、「室温30度程度で概ね50℃以下」の温度管理ができそうです。
何れにせよ、これで「中の温度はどうなっているか」という部分は常に確認できるようになりました。内部温度が分かるだけでも、かなり安心して運用できそうです。
本当はシャント抵抗を入れて電流計も付けてしまおうかと思ったんですが、購入したセメント抵抗(0.01Ω2W)のラジアルが細くてちょっと気になったため、この取り付けは諦めました。何れ電流計は取り付けようかと思いますが、ちょっと飽きたんで暫くはこれでいこうかな

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