高い授業料になってしまうのか・・・
2013-08-31
ハムフェアで手に入れ損ねたVUのオールモード機がどうしても欲しくなり、質の良さそうで比較的安いものを入手して済まそうと、15年ほど前のリグである「IC-821」を手に入れました。

このリグ自体の修理満了期間がそろそろ迫ってきていることから、実際調子が良さそうであればオーバーホールを頼み、次の免許更新辺りまで使えれば御の字という計算で入手したわけですが、送信出力は2m,70cm共に20Wちょい出ますからまずまず・・・と思っていたら、この機種を含めた前後のシリーズでよく聞かれる(っていうか、ネットに情報が上がっている)不具合が直ぐに発生。一晩様子を見たら何となく直ったんで、これぞ正にその不具合(間欠的に起きる特徴がある)と合点し、昨夕仕事の帰りしなにエアダスターとクリーナー類を買ってきました。
よく聞く不具合とは、2バンドの受信ランプが点滅を繰り返したり、送信してもいないのに送信表示に変わったり(といっても、実際には電波自体は出ていない状態)、スケルチが誤作動したり、メイン/サブのコントロールが変になったり・・・といった、まぁちょっと説明し辛いものなんですが、この原因はメインボードと前面ボードの間をつなぐFFC(フレキシブルフラットケーブル)の経年変化による接触不良が多いようで、これなら自分でも直せるわい・・・と思ったところが素人の浅はかさだったようです。コトの顛末を後学のために記しておきます。
昨晩、蓋を開けて掃除を開始・・・とその前に、DCケーブルのフューズを見たら、何と「30A」というとんでもないモノが刺さっておりビックリ

これ、中古リグにはよくある話で、大きめのヒューズが入っていることが多いんで要注意です・・・が、この辺りのチェックは定石。さぁ、蓋を開けて中を拝見。

うっすらと埃が積もっているのが判りますか
このくらいなら、小さいハケと綿棒で埃を取った後、部品に引っ掛かった綿埃をダスターで吹っ飛ばします。また、汚れの酷いところはクリーナーと無水アルコールで洗浄。基板用のクリーナーは、速乾性の結構良い奴が出回っていますよ
さて、お待ちかね(
)のFFCの掃除です。

このケーブルは圧着する方式ですから、窪みの部分が長期間経つと接触不良の原因になり易く、時にアルコールを染み込ませた綿棒などでしごいてやると元に戻ります。今回は、汚れの方はそんなに大したことがなく、怪しげなケミコンもありませんでしたので、正にこの処置さえきちんと行えば結構持ちそうな雰囲気でした。バラックの状態で確かめてみるとメインボードの「J3」が怪しいことが判り、ここは丹念に磨きました。

さて、大凡全てのFFCを掃除してバラックのまま電源ON/OFFを繰り返し、例の妙な現象が起きないことを確認して底蓋を閉めたところで電源ON・・・すると、例の現象が再現
そこで、再度蓋を外してこのJ3を抜き差しすると直った模様。そこで、再度底蓋を閉めるとやはりダメ
そして、これを何度か繰り返していると事態はどんどん悪化し、バラックでも不具合が再現したまま直らなくなってしまいました
現時点で以下のような有様。
・ランプ、スケルチの動きは正常
・2mの受信感度が著しく低下、クラニシ君@SG(-3dBm)でメーターは振り切れるものの、超ローカル局しか聞こえない。
・70cmは完全に受信不能
・2m,70cmとも、ほんの少ししかパワーが出なくなった
主要な場所の電圧は正常であることをサービスマニュアルに沿って確認していますが、ちょっと万策尽きてきました。現象からするとダイオードスイッチ等が被疑箇所になりそうです。
夕方からお出かけ・・・できるだけのことを今日、明日やってみて、ダメなら修理か・・・修理して貰えるのかなぁという不安を含めてとちょっとションボリ
やはり、自分の力を過信してはいけないようです・・・。

このリグ自体の修理満了期間がそろそろ迫ってきていることから、実際調子が良さそうであればオーバーホールを頼み、次の免許更新辺りまで使えれば御の字という計算で入手したわけですが、送信出力は2m,70cm共に20Wちょい出ますからまずまず・・・と思っていたら、この機種を含めた前後のシリーズでよく聞かれる(っていうか、ネットに情報が上がっている)不具合が直ぐに発生。一晩様子を見たら何となく直ったんで、これぞ正にその不具合(間欠的に起きる特徴がある)と合点し、昨夕仕事の帰りしなにエアダスターとクリーナー類を買ってきました。
よく聞く不具合とは、2バンドの受信ランプが点滅を繰り返したり、送信してもいないのに送信表示に変わったり(といっても、実際には電波自体は出ていない状態)、スケルチが誤作動したり、メイン/サブのコントロールが変になったり・・・といった、まぁちょっと説明し辛いものなんですが、この原因はメインボードと前面ボードの間をつなぐFFC(フレキシブルフラットケーブル)の経年変化による接触不良が多いようで、これなら自分でも直せるわい・・・と思ったところが素人の浅はかさだったようです。コトの顛末を後学のために記しておきます。
昨晩、蓋を開けて掃除を開始・・・とその前に、DCケーブルのフューズを見たら、何と「30A」というとんでもないモノが刺さっておりビックリ


これ、中古リグにはよくある話で、大きめのヒューズが入っていることが多いんで要注意です・・・が、この辺りのチェックは定石。さぁ、蓋を開けて中を拝見。

うっすらと埃が積もっているのが判りますか


さて、お待ちかね(


このケーブルは圧着する方式ですから、窪みの部分が長期間経つと接触不良の原因になり易く、時にアルコールを染み込ませた綿棒などでしごいてやると元に戻ります。今回は、汚れの方はそんなに大したことがなく、怪しげなケミコンもありませんでしたので、正にこの処置さえきちんと行えば結構持ちそうな雰囲気でした。バラックの状態で確かめてみるとメインボードの「J3」が怪しいことが判り、ここは丹念に磨きました。

さて、大凡全てのFFCを掃除してバラックのまま電源ON/OFFを繰り返し、例の妙な現象が起きないことを確認して底蓋を閉めたところで電源ON・・・すると、例の現象が再現



現時点で以下のような有様。
・ランプ、スケルチの動きは正常
・2mの受信感度が著しく低下、クラニシ君@SG(-3dBm)でメーターは振り切れるものの、超ローカル局しか聞こえない。
・70cmは完全に受信不能
・2m,70cmとも、ほんの少ししかパワーが出なくなった
主要な場所の電圧は正常であることをサービスマニュアルに沿って確認していますが、ちょっと万策尽きてきました。現象からするとダイオードスイッチ等が被疑箇所になりそうです。
夕方からお出かけ・・・できるだけのことを今日、明日やってみて、ダメなら修理か・・・修理して貰えるのかなぁという不安を含めてとちょっとションボリ

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