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エレキーの「レ」に濁点

2013-09-05      
 IC-821をぶっ壊したりしたことから()ちょっと方針を変更しました。

 エレキー製作のきっかけは、6&Dにヘタクソ極まりない「縦ブレ参戦」してOM各局にお手間を取らせた反省を踏まえ、TM-x55兄弟に接続できるエレキーを作ろうと思い立ったというものです。どうせ作るならメッセージキーヤー機能付きのきちんとしたものにして、暫くはそれでいこうかという狙いでした。
 一方、IC-821の入手は、2mの受信性能を少しでも上げようという魂胆。TM-255はかぶりが酷く、かつCWのフィルタも入れられませんから、この辺りに少してこ入れしてみようと思い、少ない小遣いでできる範囲・・・というわけで入手したんですが、こいつはエレキー内蔵なんで、とりわけ急いで作る必要が無くなった・・・と思ったらどっかのどよよん無線技士さんが壊してしまい、今のところ回復の見込みのない様子 結局、元の木阿弥です

 こんな風に時間を過ごしていたら、9月になってしまいました。正味1ヶ月程度に迫ったACAGは、多分(このままで行くと)TM-x55兄弟のお世話になることになりますから、またしてもエレキーが欲しくなりましたが、あんまりゴージャスなものをこしらえるような時間は無いんで思い切って機能を端折った「ミニ・キーヤー」に宗旨替え。そして、「MPLAB X IDE上のシミュレータ」では何とか動くフェーズまで到達したような・・・と言うわけで、エレキーの「エ」から一歩前進も、当初の予定とは違ってしまったため「濁点」を付けましたってなんのこっちゃ

 このミニ・キーヤーのコンセプトは、元々作ろうとしていたメッセージキーヤー機能付きエレキーの「省エネ」の部分を踏襲し、後はスピード調整と2つのワンタッチメッセージ送出ができる程度までグレードダウン。さらに、8ピンPICの小さいメモリに「C言語」で押し込もうというちょっと無謀なコンセプトだったんですが、プログラムエリアの消費量が73%程度と何とか目処が立ちました。



 処理方式は、写真のPIC(PIC12F1822)の機能「Interrupt On Change」を前提にして、普段はSleep状態で待機させキー入力割り込みでWake Upするようにし、その後はキー割り込みを禁止してルックインタイマーで動かし、動き終わったらキー割り込みを許可してまたSleepへ・・・といった処理構成です。
 スピードは常に変化できるようアップ・ダウンのスイッチを設けると同時に、トグルスイッチを1つ使って「裏キー」を用意し、こちらで2つの固定メッセージが送信できるようにする予定です。

 また、キーイングのトランジスタに比較的hFEが大きなものを使うことで、エレキー側の消費電力が少なくなるようにします。部品箱にあった10本ほどの2SC1000BLを、以前に購入した激安hFEチェッカ(液晶表示のテスタ)で測ってみると大体450-500程度になっていますので、手持ちが結構ある2SC1815GRの半分くらいの消費電流で済みそうです。
 あとは、チャタ防止部分に必要最低限の電流で済むよう、抵抗大きめ・コンデンサ小さめの時定数を組んで様子見しようと思います。

 今週末には実験ボードに乗せて動かしてみようと思っていますが、その前にシミュレータでもう少し突っついてみた方が後戻りが無くていいかも・・・明日は仕事帰りに秋葉原で小さなケースとスイッチでも物色してこようかな
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アパマンというハンデにさらにQRPまで課し、失敗連続のヘッポコリグや周辺機器の製作・・・趣味というより「荒行」か!?

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