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半熟エレキー誕生

2013-09-10      
 今日帰宅してから細かいデバッグをして、エレキーの主機能である「スクイーズ動作」(モードB)と速度調整の部分が完成しました。そもそもこのエレキーの製作目的は「TM-x55兄弟用」・・・というか、「ヘタクソッピーな縦振れで苦労せずに来るACAGでの局数稼ぎ」という目的のため、ひとまず上記の2機能が動けば最低限の準備ができたことになります。

 もう一つの機能であるメッセージキーヤー機能は、土曜日に怒濤の如く行ったプログラムの1/3ほどの改造で、主機能とのバランスが悪くなってしまい、それなりに手を入れないと上手く動かないことが解りました。どうせ2種類の固定パターンしか送出できませんから(勿論、あれば便利でしょうが・・・)、最悪は無くてもいいと決め、ちょっと飽きてきたデバッグを一休みすべく(これが本音だったりして)、ハードウェアとしての「完成形」に持っていきました・・・とその前に、このエレキーに求めた省エネ性は果たしてどうだったのか、証拠を残そうと思い立ちました。



 どういうわけか写真が若干暗くなってしまいましたが、単4×2本で待機電流が何と『22.1μA』 このエレキーの処理構成上、符号を打ち終わった時点で直ぐにSleep 状態に落っこちますから、かなり省電力になりました・・・ってわけで、「電源スイッチ不要でイケる」と読んで作った今回作、待機電流については百点満点 また、キーイング時の電流については、このテスターのピークホールドで監視して1.08mAが最大となりました。デジタル表示で流して見ていると、大凡0.6-0.7mAが支配的でしたので、平均的には1mAは行かないものと思われます。こちらも合格点ですね。
 まぁとにかく、PICの場合はSleep 状態を上手く使って「如何に寝かせておく時間を稼ぐか」ということ、クロックを無碍に上げないこと(このエレキーは500KHzで動作、特に低速切替等は行っていません)が勘所でしょうか。



 中身はご覧の通りです。かなり楽なレイアウトですが、タカチの「電池の蓋」が付いたプラケースのサイズに基板を合わせて切り、かつネジ止め用の穴を開けるのが少し厄介でした。単4の電池ボックスは、両面テープで貼り付けてあります。



 さぁ、出来上がりです。トグルスイッチは電源ON/OFFに非ず・・・モード切替のようなものです。このスイッチを向こうに倒した状態では、青と赤のボタンで速度調整ができます。手前に倒してボタンを押すと、2つのプリセットメッセージを送出・・・というのが完成形ですが、この機能が動かない状態で一旦ケースインしてみた・・・といった案配です。大きさはパドルよりちょい小さい程度で、特に思い切って小さくしなかった代わりに操作性は良さそうです。

 この状態でTM-255に接続してキーイング試し・・・問題なく動作しました。長短点メモリの禁止時間は、その時送出する短点ON時間の50%にしましたが、かなり良いフィーリングです。
 とりあえずこれで、ACAGには一足早く間に合いました あとは暇を見て、メッセージキーヤー機能を追々入れましょうかね。きちんとできたら「エレキーの『ー』」で回路図やプログラム構造と一緒にまとめたいと思います。
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アパマンというハンデにさらにQRPまで課し、失敗連続のヘッポコリグや周辺機器の製作・・・趣味というより「荒行」か!?

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