初めてのメーカー修理
2013-09-19
既に記事にしてありますが、IC-821をぶっ壊した顛末は「素人の浅はかさ」という言葉がピッタリの出来事です。その恥を更に詳細に晒そうって言うんですから、読者の方は儲けもん・・・でいいのかはともかく、IC-821が復活しました
粗方追っかけた送信系のサブ基板(メイン基板でないという意味)についての動作は理解でき、IF以下の受信系も生きている・・・ということで、メイン基板やPLLなんてそれこそ「トーシローの出番じゃない」ことぐらいは心得ています。そこで、ICOMのサポートにメールで連絡してみました。すると「見てみなきゃ解らんけど、修理が必要な場合は大阪リペアセンタに送ると早いよ・・・まぁ3週間くらい覚悟してね」と教えてくれました。結局、早めに「万策尽きたこと」にしてA4×2枚の「症状に至った経緯・・・私は何を悪戯したのか」というレポートを添付し、まだ修理を何とかして頂けそうなICOMリペアセンタに9月4日に送りました。
ヤマト便の追跡サービスで翌日到着を確認、その後メールや電話がひとまずあるのかなぁ・・・と思ったんですが、何の音沙汰もなく日が経っていきました。まぁ3週間は黙っていようと決めたのと、完成間近のエレキー製作で何となく気が紛れていたんですが、出し抜けに昨日の午前中に携帯が鳴りました。以下、やり取りの再現。
井:「ICOMでございます。IC-821ですが、修理完了しましたので・・・」
ど:「うわぁ・・・ありがとうございます」
井:「本日発送しますので、明日か明後日にはお手元に届きます。費用はカクカクシカシカ・・・」
ど:「解りました。お支払いは・・・」
井:「宅急便の着払いにしますので」
ど:「解りました」
井:「故障箇所のご説明なんですが、必要ですか
」
ど:「はい、是非お願いします
」
井:「まず、頂いたレポートにあった症状ですが、原因はJ3の細いフラットケーブルではなしに太い方のケーブルの接触不良・・・これが始まりです」
ど:「なるほど」
井:「その後、受信不能と出力低下が起きたのが、J3のケーブル部分でのショート・・・これで、RFCと各PAユニットに行くICが飛んでしまったようです」
ど:「・・・そうですか」
井:ケーブル部分の接触だけでは壊れない部分ですので、多分斜めに刺さったような状態で通電されたのかと・・・」
ど「(このおじさん、見てはったんやろか・・・)なるほど」
井:「それとは別に経年変化のハンダ不良がありましたので、そこも修正してあります」
ど:「ありがとうございます」
井:「修理完了後、送信出力は両バンドで20Wはきちんと出ていますし、受信感度についても一通り調整しましたので」
ど:「ありがとうございます」
井:「以上ですが、何かご質問はありますか
」
ど:「CWのフィルターを入れたいんですが、どんな注意をすればいいですか
まぁ、今回メインユニットは外してみたんで、どうやるかは解っているつもりなんですが・・・」
井:「基板を起こしてはんだ付けをする際に、筐体にぶつけたり引っかけたりして部品を剥がさないように。それから、フラットケーブルがきちんと真っ直ぐ刺さっているか確認してから通電してください」
ど:「解りました。ありがとうございます」
ということで、これで犯人もハッキリスッキリですね・・・って、結局自分ジャン
まぁ、解っていたことですけどね。
そして本日、入れ物が厳重な段ボールに変わって無事ご帰還されました。

なんか、新品みたいでワクワク
そして・・・

壊れちゃった部品たちの明細と修理状況です(この写真だけは、クリックすると大きいのが見られますよ)。部品番号も書いてありますから、後日回路図を追っかけてみようと思います。
それにしても、ちょっとしたオイタのつもりが万券一枚の損失・・・まぁちょっぴり高めの授業料ってところでしょうかね
段ボールから電源ケーブルを引っ張り出すと、きちんとエアキャップにくるまれた謎の小袋も発見
オマケかな

残念、ぶっ壊れた部品達でした
憎きフラットケーブルはともかく、ICは米粒の半分くらいの奴・・・こんなのやっぱり素人には修理は無茶ですね
さぁ、通電してみましょう。

両バンドとも、モビホであちこち聞こえてきました。これで暫くは安心して使えるぞ・・・まぁ古いリグですから、丁寧に扱ってあげないとね
ところで、調子に乗ってやった基板の掃除などは、今となっては正解だったかも知れません。クリーナーで思いっきりやりましたから、埃が付き易い部分もかなり綺麗な状態。その上で受信調整もして貰ったわけですから、ある意味「新同品」と言えるかな
まさに怪我の功名ですね。
このリグの良いところは、2mのSSB/CWが「シングルスーパー」だというところです。6m&DでTM-x55兄弟の相互変調特性を目の当たりにしましたが、このリグはどうでしょう・・・ACAGで活躍して貰おうと思っています。

粗方追っかけた送信系のサブ基板(メイン基板でないという意味)についての動作は理解でき、IF以下の受信系も生きている・・・ということで、メイン基板やPLLなんてそれこそ「トーシローの出番じゃない」ことぐらいは心得ています。そこで、ICOMのサポートにメールで連絡してみました。すると「見てみなきゃ解らんけど、修理が必要な場合は大阪リペアセンタに送ると早いよ・・・まぁ3週間くらい覚悟してね」と教えてくれました。結局、早めに「万策尽きたこと」にしてA4×2枚の「症状に至った経緯・・・私は何を悪戯したのか」というレポートを添付し、まだ修理を何とかして頂けそうなICOMリペアセンタに9月4日に送りました。
ヤマト便の追跡サービスで翌日到着を確認、その後メールや電話がひとまずあるのかなぁ・・・と思ったんですが、何の音沙汰もなく日が経っていきました。まぁ3週間は黙っていようと決めたのと、完成間近のエレキー製作で何となく気が紛れていたんですが、出し抜けに昨日の午前中に携帯が鳴りました。以下、やり取りの再現。
井:「ICOMでございます。IC-821ですが、修理完了しましたので・・・」
ど:「うわぁ・・・ありがとうございます」
井:「本日発送しますので、明日か明後日にはお手元に届きます。費用はカクカクシカシカ・・・」
ど:「解りました。お支払いは・・・」
井:「宅急便の着払いにしますので」
ど:「解りました」
井:「故障箇所のご説明なんですが、必要ですか

ど:「はい、是非お願いします

井:「まず、頂いたレポートにあった症状ですが、原因はJ3の細いフラットケーブルではなしに太い方のケーブルの接触不良・・・これが始まりです」
ど:「なるほど」
井:「その後、受信不能と出力低下が起きたのが、J3のケーブル部分でのショート・・・これで、RFCと各PAユニットに行くICが飛んでしまったようです」
ど:「・・・そうですか」
井:ケーブル部分の接触だけでは壊れない部分ですので、多分斜めに刺さったような状態で通電されたのかと・・・」
ど「(このおじさん、見てはったんやろか・・・)なるほど」
井:「それとは別に経年変化のハンダ不良がありましたので、そこも修正してあります」
ど:「ありがとうございます」
井:「修理完了後、送信出力は両バンドで20Wはきちんと出ていますし、受信感度についても一通り調整しましたので」
ど:「ありがとうございます」
井:「以上ですが、何かご質問はありますか

ど:「CWのフィルターを入れたいんですが、どんな注意をすればいいですか

井:「基板を起こしてはんだ付けをする際に、筐体にぶつけたり引っかけたりして部品を剥がさないように。それから、フラットケーブルがきちんと真っ直ぐ刺さっているか確認してから通電してください」
ど:「解りました。ありがとうございます」
ということで、これで犯人もハッキリスッキリですね・・・って、結局自分ジャン

そして本日、入れ物が厳重な段ボールに変わって無事ご帰還されました。

なんか、新品みたいでワクワク


壊れちゃった部品たちの明細と修理状況です(この写真だけは、クリックすると大きいのが見られますよ)。部品番号も書いてありますから、後日回路図を追っかけてみようと思います。
それにしても、ちょっとしたオイタのつもりが万券一枚の損失・・・まぁちょっぴり高めの授業料ってところでしょうかね

段ボールから電源ケーブルを引っ張り出すと、きちんとエアキャップにくるまれた謎の小袋も発見



残念、ぶっ壊れた部品達でした


さぁ、通電してみましょう。

両バンドとも、モビホであちこち聞こえてきました。これで暫くは安心して使えるぞ・・・まぁ古いリグですから、丁寧に扱ってあげないとね

ところで、調子に乗ってやった基板の掃除などは、今となっては正解だったかも知れません。クリーナーで思いっきりやりましたから、埃が付き易い部分もかなり綺麗な状態。その上で受信調整もして貰ったわけですから、ある意味「新同品」と言えるかな

このリグの良いところは、2mのSSB/CWが「シングルスーパー」だというところです。6m&DでTM-x55兄弟の相互変調特性を目の当たりにしましたが、このリグはどうでしょう・・・ACAGで活躍して貰おうと思っています。
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