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釣り竿君の再検証

2013-10-06      
 先週後半からこの土日に掛けては既に「雨模様」が決まっていたことから、実は金曜の晩に「釣り竿君」の愛称で有名な(何処でだ)我が釣り竿アンテナの周波数特性をアンアナ54号で測り直してみました。これは、「我が設備で具備するアンテナカップラの『諸元』を決めるための基礎情報収集」が狙いです。

 金曜日の晩というと、当日の午前中から昼頃に掛けての天気がこれまた微妙で霧雨が降ったりもしていましたが、土日が雨模様となるとこのタイミングしかないぞ・・・ということで、まぁひとまず取ってみようと思った次第。前回の取得データとの比較で、雨模様や雨降り後にどの程度周波数が下方向に引っ張られるのかにも注目です。ちなみに、前回データは一週間ほど雨がなかった「パンパンの良馬場」()だったことを付け加えておきます。



 まずは40m。6.721MHz付近で共振、インピーダンスは約58Ωとなりました。上手く同調点を引き上げると「カップラ要らず」に持って来られそう・・・。ところが、前回データの同調点は6.826MHz付近でインピーダンスは59Ωくらいでしたから、若干の湿り気でも100KHzほど同調点が動くわけです 当日の天気に合わせたマッチングには、やはり「カップラ必須」となるわけですね。

 前回データは80mも取ってありますので、「謎のでっかいコイル」をつないで同様に測定。



 3.180MHzと結構低い方で共振、大凡31Ωくらいのインピーダンスでしょうか。前回データの共振周波数は3.320MHz、インピーダンスが32Ωくらいですので、こちらも「お湿りによる同調点下降」は見られるものの、同調時のインピーダンスは前回データとほぼ同じ・・・40mの挙動と一致します。

 もう一つは20m・・・そもそもこのバンドはかなり下方に同調点がずれていること(12.888MHz付近:このデータは、ピーカンが3日続いたときのもの)が既に解っているためデータの貼り付けは省略しますが、今回は同調点がさらに大幅下落・・・何と11.8MHz付近(結構ブロード)ということになりました そもそも電気的に長めに見えるエレメントについて、何らかの処置が必要なのは言うまでもありません。
 また、同調時のインピーダンスは70Ω台・・・前回72Ω、今回79Ωと、何れもカップラで無理なく落とせる範囲(SWR<2)ですから、この点での問題はありません。

 現状の釣り竿君において必要なカップラ諸元として整合インピーダンスだけををまとめると、「80m:31Ω、40m:58Ω、20m:79Ω」となり、何れも整合条件としてはきつくなく、この点ではそれほどカップラに負担を掛けないマッチング・・・というか、変換ロスが比較的少ない範囲での整合が可能ということになりそうです
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アパマンというハンデにさらにQRPまで課し、失敗連続のヘッポコリグや周辺機器の製作・・・趣味というより「荒行」か!?

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